2017/11/18 - 2017/11/30
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HOUKOUさん
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成都から高速鉄道で都江堰へ。
スケジュールの関係であわただしい観光になってしまった。
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(2017/11/28 旅行11日目)
今日のメインの観光は,成都観光では外せない都江堰である。
観光に残された日数はわずか2日間。
最終日の明日はゆっくりと過ごしたいので,今日可能な限り残りの見学予定地を回りたい。
そういうあせりから,この都江堰見学は極めて中途半端なものに終わってしまった。
早朝地下鉄乗り換えで,都江堰まで高速列車が出ている「犀川」へ移動。
金沙遺跡でみた犀や像がのし歩いていた古代四川の復元図を思い出す。 -
都江堰駅を出ると公安のパトカーが密集して停まっていると思ったら,それは全部パンダデザインのタクシーであった。
駅からバスで都江堰入場口へ移動。 -
例によって広大な景区。
私が回れたのは,この地図の左側のほんの一部である。
丹念に回れば丸1日かかってしまいそうだ。 -
入場口から伏龍観という建物までまっすぐな気持ち良い歩道が続く。
丸太みたいなものが噴水の真ん中に並べられている。
これは「臥鉄」といって,浚渫(しゅんせつ)の深度を測るために用いられたものだ。 -
伏龍観に展示されている「李冰(りひょう)」の石像。
古代蜀の国は,戦国期に秦に滅ぼされた。
秦支配下,蜀群の太守だったのが李冰である。
古代の水利施設として世界的にも類がないと言われる。
この都江堰開発を進めたのが,ほかならぬこの李冰である。
この石像が作られたのは,時代が下った後漢時代。
さらに発見されたのは,ほんの最近である1974年ということだ。
「これは亡くなった蜀郡守の李冰である。・・万世にわたって水を加護してくれる」という文字が刻まれていているそうだ。 -
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都江堰の仕組みは,いろいろな解説を読んだがなかなか理解しがたい部分もある。
要するに,本流と支流へそれぞれに最適な水量をオートマティカルに分配し,洪水や干ばつを防ぎ,なおかつ水路に土砂が溜まるのを最小限にしメインテナンスコストを最小限にする非常に巧妙なシステムというものだ・・という理解はできた。
まず岷江本流は上流側で「魚嘴」という堤の先端で外江(本流)と内江に分けられる。
「魚嘴」は絶妙な造りになっており,豊?期には?然に外江に6割内江に4割が流れ,渇?期には外江に4割内江に6割が流れるという。
内江の水は「宝瓶口」という頑丈に作られた取水口を通り,成都を潤す用水として流れていく。
更に「宝瓶口」の横には「?沙堰」という分水設備が設けられており,「宝瓶口」があぶれそうになった場合,この「?沙堰」が機能して余分な水を本流に戻す役割を担っている。
「?沙堰」は同時に「宝瓶口」から流れ込む用水路に石や土砂が堆積しないようにする役槍も果たしているという。 -
吊り橋を渡って「人字堤」に渡る。
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ここが「人字堤」の先端部。
今は水嵩が高くはないためほとんどの水は右側の「宝瓶口」へ流れている。
これが増水期に入ると一部が左側に流れ,洪水を防ぐ機能を発揮するようになっている。(と思う) -
人字堤から見る「宝瓶口」。
二股に分かれているが「宝瓶口」は左側の方である。
おそらくは,以上に記した私が理解する「都江堰」の仕掛けは,全体の機能のほんの一部であり,またそこに凝らされた精妙な造りは私の想像をはるかに超えるものであろう。
2000年以上も前に,この巨大な河の流れを制御しようと思った男がいたこと,そしてそれを見事に成し遂げた人々がいること・・唯々驚嘆するばかりである。
本当はここから「金剛堤」の先端にある「魚嘴」を見学するのが定番であるようだ。
しかしそこは徒歩では余りにも遠そうだ。(電動カートはあるようだが)
既に都江堰の精妙さは十分感じ取ることができたような気がしたので,ここで引き返すことにした。 -
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「宝瓶口」から引き込まれた用水路に「南橋」という,こった作りの橋が架かっていたので渡ってみる。
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この膨大な流量の水が成都を潤しているのだ。
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橋を渡った向こう側は老街になっていた。
都江堰の複雑な水系は魚の絶好の生息域になっているのだろう。
実に魚種が多彩だ。 -
都江堰站から犀川行きの12:54発の列車に乗りこむ。
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