晴れおじさん「クラゲと鯉」の癒し旅

2018/03/11 - 2018/03/11

ここ１か月ほど仕事が立て込んで、休日はもっぱら静養して体力を温存していた晴れおじさん。どこかに出掛けたい衝動に駆られて、３.１１のお昼近くに、ついにハンドルを握りました。
東日本大震災の犠牲者の皆様の御冥福を祈りつつ、自らの心の疲れを癒しに出かけたドライブの備忘録です。

エリア 鶴岡(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

月山花笠ライン（国道１１２号線）を走って、鶴岡市に入りました。
北の方角には「鳥海山」、

東の方角には「月山」が、冠雪した美しい姿を見せています。

さらに暫く走ると、日本海が見えてきます。

加茂水族館に到着。

シーズンオフなのだろうけど、隣接する駐車場は、ほとんど空きがない。
さすが、夏場は少し離れた第二駐車場まで満車になっていた人気スポットだけのことはある。

入館料は千円。年間パスポートなら２千５百円とのこと。

初めの方は、庄内に生息する魚類が展示されています。

烏賊は、こうして見ると、なかなか美しい。

蛸だって、ゆっくりとした動きが優雅で、なかなかのもの。

イソギンチャクは、色合いが実に美しい。

蟹と海老には、食欲をそそられてしまいます。

ウミガメは、なぜかロマンを感じさせます。

同上。

そして、後半はクラゲの展示。

クラゲは、漢字で「海月」と書きますが、なるほど、海の中の「おぼろ月」といった風情です。

遠い海に生息するクラゲも集められているようです。

まるで、水中ショー。

神秘的な美を漂わせています。

これは、何というクラゲかな？

なるほど。

これは？

ふーん、こういう名前なのかい。

こんな表示もありました。

「おそらく日本初展示」と書いてある。

面白い。

この水族館で育てているという「ミズクラゲ」。

ライトアップされています。

そして、クラゲドリームシアター。
プラネタリウムをもじって「クラネタリウム」とのこと。

冬季間限定のカラフルなライトアップがされています。

ズームアップするとこんな感じ。

一昨年の夏場に妻と来た時に比べてクラゲの数が少ないような気がします。

居合わせたススタッフの話では、今が一番クラゲの数が少ない時季だとのこと。

クラゲの寿命は１年から１年半なので、前回見たクラゲは全部死んでいるだろうとのこと。

なんとも儚い命……。

ドームを出たところに、入館者２００万人達成のお祝いのメッセージパネル。

さかなクンのものでした。

通路の床には、クラゲの動画が投影されていて、

神秘的な雰囲気を増幅させています。

前回赤ちゃんだったアシカの美海。
「お隣が気になってよく覗いています」とのこと。

大きくなったなぁ。

女の子なのに覗きが趣味？

こっちは、覗かれたオスのアシカ。

コア君、６歳。

プールには、ゴマアザラシ。

中年のメタボおっさんといった風貌です。

食堂でクラゲアイスを１個購入。ラズベリー味にしました。
手前のコーンの近くにある白い粒がクラゲの身。
ラズベリーの風味が強くて、クラゲの味は判りませんでした。

食堂の窓から、春浅い日本海の景色が見渡せます。
だいぶ心の疲れが取れてきました。

水族館を出て、湯野浜温泉方面に向かいます。

海の色は、青でなく澄んだ緑色。

善宝寺に到着。

海の神様「龍神」を祀る古刹。
１月にも参拝しているので、本堂への参拝は簡単に済ませて、前回雪で行けなかった「貝喰の池」に向かうことにします。

途中のビューポイントで１枚パチリ。

貝喰の池には、人面魚がいるはず。

木立の間を歩いていくと、

緑色の水を湛えた貝喰の池が見えてきました。

いかにも龍神様が棲んでいそうな雰囲気が漂っていますが、

鯉の姿はほとんど見られない。

奥の院まで進んだら、池から水が溢れていて、ここにだけ沢山の鯉の姿がありました。

きっと、水深が浅い分だけ水温が高くて、居心地が良いのでしょう。

さて、人面魚はいるか？

これは、違う。

これも違う。
一昨年に来た時は、金色の人面魚と銀色の人面魚が１匹ずついたんだが………。

しばらく粘っていたら、銀色っぽい鯉が…。「来たあー！」

ズームアップ。
これだったかな？、違ったかな？
まあ、補欠くらいは務まりそうな顔をしているので、良しとしよう。
龍神様の使者の尊顔を拝して、心がすっきりした。

帰り道、人気のある産直の店に立ち寄りました。

干し柿とキウイフルーツを購入。
レジで支払いをする時に、ホワイトチョコレートでつくった可愛い子豚が目に入って、衝動買い。
「ああ、早く孫がほしいなあ。」とつぶやく、「ジイちゃん」になりかけの晴れおじさんでありました。

完