コム・オンボ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
12月25日の朝は、エドフのホルス神殿を観光しました。<br />そして終了後は、クルーズ船にてナイル川を上流方向に向かいました。<br />ちょうど夕方コム・オンボに到着しました。<br /><br />「コム・オンボ」はアスワンから北に45キロ、そしてカイロから南に800キロメートルに位置しています。<br />遺跡自体は町の中心から4km離れた場所にあるのですが、クルーズ船で向かうと、ちょうど目の前にあります。<br /><br />そしてコム・オンボという地名はアラビア語で「オリンポスの丘」という意味だそうです。<br />厳密に言うと、「コム」はアラビア語で「小さい丘」という意味です。<br />「オンボ」はヒエログリフィック、古代エジプト語で「神」という意味です。<br />2つ合わせれば「神の小さい丘」・・・・つまりはギリシャ人から言わせれば「オリンポスの丘」なのでしょう。<br />そもそもグレコローマン時代の神殿です。<br /><br />【旅程】<br /><br />12月22日(金)成田発 17:30(EY871便)⇒アブダビ着 翌日0:35<br />12月23日(土)アブダビ発 3:20(EY651便)⇒カイロ着5:30<br />        カイロ発 10:35(MS361便)⇒ルクソール着11:45 <br />         クルーズ船へ<br />        カルナック神殿観光<br />        ルクソール神殿観光<br />12月24日(日)王家の谷観光<br />        ハトシェプスト女王葬祭殿観光<br />        メムノンの巨像観光<br />        西岸から東岸へファルーカ船にて移動<br />        午後は自由行動<br />        クルーズ船にてエドフへ移動<br />12月25日(月) ホルス神殿観光<br />        クルーズ船にてコムオンボへ移動<br />        コムオンボ神殿観光<br />        クルーズ船にてアスワン移動(予定)<br />12月26日(火) イシス神殿観光<br />        アスワンハイダム観光<br />        アブシンベル神殿観光 <br />12月27日(水) アスワン発(NP82便 9:30⇒ カイロ着 10:55<br />        考古学博物館入場<br />        ハンハリーリバザール<br />12月28日(木) ギザのピラミッド、スフィンクス観光<br />        カイロ発 15:00(EY648便)⇒アブダビ着 20:30<br />                      アブダビ発 22:00(EY878便)⇒<br />12月29日(金) 成田着 12:45<br /><br /><br />

Temple of Kom Ombo ⑨(コム・オンボ神殿 2017年12月25日)

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2017/12/22 - 2017/12/29

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noel

noelさん

12月25日の朝は、エドフのホルス神殿を観光しました。
そして終了後は、クルーズ船にてナイル川を上流方向に向かいました。
ちょうど夕方コム・オンボに到着しました。

「コム・オンボ」はアスワンから北に45キロ、そしてカイロから南に800キロメートルに位置しています。
遺跡自体は町の中心から4km離れた場所にあるのですが、クルーズ船で向かうと、ちょうど目の前にあります。

そしてコム・オンボという地名はアラビア語で「オリンポスの丘」という意味だそうです。
厳密に言うと、「コム」はアラビア語で「小さい丘」という意味です。
「オンボ」はヒエログリフィック、古代エジプト語で「神」という意味です。
2つ合わせれば「神の小さい丘」・・・・つまりはギリシャ人から言わせれば「オリンポスの丘」なのでしょう。
そもそもグレコローマン時代の神殿です。

【旅程】

12月22日(金)成田発 17:30(EY871便)⇒アブダビ着 翌日0:35
12月23日(土)アブダビ発 3:20(EY651便)⇒カイロ着5:30
        カイロ発 10:35(MS361便)⇒ルクソール着11:45
        クルーズ船へ
        カルナック神殿観光
        ルクソール神殿観光
12月24日(日)王家の谷観光
        ハトシェプスト女王葬祭殿観光
        メムノンの巨像観光
        西岸から東岸へファルーカ船にて移動
        午後は自由行動
        クルーズ船にてエドフへ移動
12月25日(月) ホルス神殿観光
        クルーズ船にてコムオンボへ移動
        コムオンボ神殿観光
        クルーズ船にてアスワン移動(予定)
12月26日(火) イシス神殿観光
        アスワンハイダム観光
        アブシンベル神殿観光
12月27日(水) アスワン発(NP82便 9:30⇒ カイロ着 10:55
        考古学博物館入場
        ハンハリーリバザール
12月28日(木) ギザのピラミッド、スフィンクス観光
        カイロ発 15:00(EY648便)⇒アブダビ着 20:30
アブダビ発 22:00(EY878便)⇒
12月29日(金) 成田着 12:45


旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段

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  • ナイル川です。<br />ナイル川はエジプト人にとっては、とても重要な川です。<br />漁業は勿論ですが、氾濫を利用した農業、また水路としてなど、生活と密接な関係がありました。<br />これからそのナイル川の神、ソベク(セベク)の神殿を訪れます。

    ナイル川です。
    ナイル川はエジプト人にとっては、とても重要な川です。
    漁業は勿論ですが、氾濫を利用した農業、また水路としてなど、生活と密接な関係がありました。
    これからそのナイル川の神、ソベク(セベク)の神殿を訪れます。

  • クルーズ船がたくさん停泊しています。

    クルーズ船がたくさん停泊しています。

  • クルーズ船は何重にもなって停泊しています。<br />やはり他の船の中を通って、上陸するようです。<br />つまり停泊する場所が悪いと、窓からナイル川が見えないこともあります。

    クルーズ船は何重にもなって停泊しています。
    やはり他の船の中を通って、上陸するようです。
    つまり停泊する場所が悪いと、窓からナイル川が見えないこともあります。

  • コム・オンボ到着時間に合わせて、クルーズ船のデッキでは、お茶とお菓子がふるまわれました。

    イチオシ

    コム・オンボ到着時間に合わせて、クルーズ船のデッキでは、お茶とお菓子がふるまわれました。

  • コム・オンボ神殿が見えてきました。

    コム・オンボ神殿が見えてきました。

  • もう到着です。本当に神殿の目の前に停泊しました。<br />ここはナイル川中流の東側になります。<br />コム・オンボは金山の途中にあったらしいです。

    もう到着です。本当に神殿の目の前に停泊しました。
    ここはナイル川中流の東側になります。
    コム・オンボは金山の途中にあったらしいです。

  • ファルーカ船<br />ナイル川とファルーカ船と傾きかけた太陽・・・。<br /><br />

    イチオシ

    ファルーカ船
    ナイル川とファルーカ船と傾きかけた太陽・・・。

  • 神殿までは近いです。<br />途中に土産物屋さんがあります。

    神殿までは近いです。
    途中に土産物屋さんがあります。

  • 蛇使い(コブラ使い)の人もいました。<br />

    蛇使い(コブラ使い)の人もいました。

  • コム・オンボ神殿とクロコダイル博物館への入場料は80エジプトポンドです。<br />クロコダイル博物館では、カメラチケットを買えば撮影は可能です。

    コム・オンボ神殿とクロコダイル博物館への入場料は80エジプトポンドです。
    クロコダイル博物館では、カメラチケットを買えば撮影は可能です。

  • さて、いよいよ神殿内に入ります。

    さて、いよいよ神殿内に入ります。

  • 珍しいことに、塔門の入口が2つあります。<br />二重構造になっているのです。<br />なぜなら、この神殿は2人(?)の神のための神殿だからです。<br /><br />左側がホルス神(ここではハロエリス神と呼びます。ホルス神のことです。)<br />右側がソベク神(セベク神)に捧げられました。<br />神様はそれぞれ違いますが、左右の均一が取れています。<br />つまり、至聖所もそれぞれあります。

    珍しいことに、塔門の入口が2つあります。
    二重構造になっているのです。
    なぜなら、この神殿は2人(?)の神のための神殿だからです。

    左側がホルス神(ここではハロエリス神と呼びます。ホルス神のことです。)
    右側がソベク神(セベク神)に捧げられました。
    神様はそれぞれ違いますが、左右の均一が取れています。
    つまり、至聖所もそれぞれあります。

  • ソベク神はワニです。<br />ナイル川のワニに捧げられてます。<br /><br />エジプトでは有名なオシリス神の神話があります。<br />その中でソベクは、オシリスがセトによってバラバラにされてナイル川に流された時に捜索に協力して体を発見しました。<br />また、ホルスがセトと水上の戦いの際には、ホルスのために戦いました。

    ソベク神はワニです。
    ナイル川のワニに捧げられてます。

    エジプトでは有名なオシリス神の神話があります。
    その中でソベクは、オシリスがセトによってバラバラにされてナイル川に流された時に捜索に協力して体を発見しました。
    また、ホルスがセトと水上の戦いの際には、ホルスのために戦いました。

  • こちらはホルス神側です。<br /><br />ファラオ(プトレマイオス?)にホルス神とトト神が、生命を与えている場面でしょうか・・・。<br />アンクのシャワーを浴びています。<br /><br />微かですが、若干色も残っています。

    こちらはホルス神側です。

    ファラオ(プトレマイオス?)にホルス神とトト神が、生命を与えている場面でしょうか・・・。
    アンクのシャワーを浴びています。

    微かですが、若干色も残っています。

  • 列柱の上に有翼日輪(ウエラウスが横についた)がそれぞれ別々にあります。

    列柱の上に有翼日輪(ウエラウスが横についた)がそれぞれ別々にあります。

  • この神殿はプトレマイオス6世の時代に築かれ始めて、プトレマイオス13世の時代に増築されました。<br />外側はローマ時代になって築かれました。<br /><br />それにしても、かなりの大きさであることがわかります。

    この神殿はプトレマイオス6世の時代に築かれ始めて、プトレマイオス13世の時代に増築されました。
    外側はローマ時代になって築かれました。

    それにしても、かなりの大きさであることがわかります。

  • 神殿に向かって左側部分です。<br />左の奥のあたりはソベクの礼拝所でしょうか。<br />また生贄室などもあります。

    神殿に向かって左側部分です。
    左の奥のあたりはソベクの礼拝所でしょうか。
    また生贄室などもあります。

  • 頭にパピルスのような物をのせています。<br />何かを捧げているようですが・・・。

    頭にパピルスのような物をのせています。
    何かを捧げているようですが・・・。

  • 前にも同様のレリーフがあったかと思います。<br />トト神とホルス神も描かれています。<br />そして水のように見えるのは、アンクです。<br />

    前にも同様のレリーフがあったかと思います。
    トト神とホルス神も描かれています。
    そして水のように見えるのは、アンクです。

  • 双頭の蛇の神?<br />ウラエウス?<br />ウアジェト?<br />メルセゲル?

    双頭の蛇の神?
    ウラエウス?
    ウアジェト?
    メルセゲル?

  • 1番右側がホルス神(ハロエリス神)<br />続いて右から順にプトレマイオス8世とクレオパトラ2世と3世<br /><br />クレオパトラと言っても、かつて絶世の美女と言われたクレオパトラ7世ではありません。(エジプト王朝最後の女王ではありません。)<br /><br />このプトレマイオス8世エウエルゲテス2世は、肥満のためにフュスコン(太鼓腹)と言われていました。<br />このレリーフではスリムですが。<br /><br />彼はクレオパトラ2世と結婚しましたが、その後その娘のクレオパトラ3世と結婚しました。<br />もともとクレオパトラ2世もプトレマイオス6世と結婚していましたが、亡くなったため弟であるプトレマイオス8世と結婚したわけです。<br />ちょっとややこしいです。

    1番右側がホルス神(ハロエリス神)
    続いて右から順にプトレマイオス8世とクレオパトラ2世と3世

    クレオパトラと言っても、かつて絶世の美女と言われたクレオパトラ7世ではありません。(エジプト王朝最後の女王ではありません。)

    このプトレマイオス8世エウエルゲテス2世は、肥満のためにフュスコン(太鼓腹)と言われていました。
    このレリーフではスリムですが。

    彼はクレオパトラ2世と結婚しましたが、その後その娘のクレオパトラ3世と結婚しました。
    もともとクレオパトラ2世もプトレマイオス6世と結婚していましたが、亡くなったため弟であるプトレマイオス8世と結婚したわけです。
    ちょっとややこしいです。

  • これは神輿をおくための物です。<br />

    これは神輿をおくための物です。

  • ちょっと拡大します。<br />エドフのホルス神殿にもありましたが、ここにもありました。<br />左右にウラエウス(コブラ)がついた太陽円盤(有翼日輪)です。<br /><br /><br />

    ちょっと拡大します。
    エドフのホルス神殿にもありましたが、ここにもありました。
    左右にウラエウス(コブラ)がついた太陽円盤(有翼日輪)です。


  • 右側のホルス神の手の側にあるのは、ウアジェトの目(ホルスがセトと戦った時に奪われてしまった左目)のようですが・・・。<br /><br />そして下には囚人、捕虜、奴隷・・・でしょうか?<br />同様の縛られ方をした像をルクソール博物館で見ました。

    右側のホルス神の手の側にあるのは、ウアジェトの目(ホルスがセトと戦った時に奪われてしまった左目)のようですが・・・。

    そして下には囚人、捕虜、奴隷・・・でしょうか?
    同様の縛られ方をした像をルクソール博物館で見ました。

  • ネクベト神かと思います。<br />下には耳のレリーフもあります。裁きのためでしょうか・・。

    ネクベト神かと思います。
    下には耳のレリーフもあります。裁きのためでしょうか・・。

  • ねこでしょうか・・・。<br />それにしても彫りが深いです。

    ねこでしょうか・・・。
    それにしても彫りが深いです。

  • この動物は何でしょう?<br />犬(アドビス)?うさぎ?<br />ちょっとわかりません。<br />

    この動物は何でしょう?
    犬(アドビス)?うさぎ?
    ちょっとわかりません。

  • スフィンクスが向かい合っています。

    スフィンクスが向かい合っています。

  • 天井部分です。

    天井部分です。

  • 色彩も豊かです。<br />ネクベト神のようです。

    色彩も豊かです。
    ネクベト神のようです。

  • プトレマイオス8世でしょうか<br />そして左はクレオパトラでしょうか。もしくはハトホル女神でしょうか。<br />持っているのはパピルスのようですが。<br />無造作に撮った一枚なので、よくわかりません。

    プトレマイオス8世でしょうか
    そして左はクレオパトラでしょうか。もしくはハトホル女神でしょうか。
    持っているのはパピルスのようですが。
    無造作に撮った一枚なので、よくわかりません。

  • 医療機器がたくさん並んでいます。(古代ローマの器具)<br />手術用具のようです。<br />そして妊婦さんもいます。(出産の場面)<br />古代エジプトの出産方法は、座った状態のようです。<br /><br />右端はイムホテプのようです。手だけしか写ってませんが。<br /><br />かなりの医療器具が揃っています。<br />鉗子、はさみ、処方箋などなど・・・。<br /><br />古代エジプトはミイラを作るために、医療技術はそれなりにあったのではないでしょうか。<br /><br />ところでイムホテプ(Imhotep)ってどんな人かと言うと・・・<br />実は凄い人でした。<br />医者であり宰相であり建築家でもありました。<br />古代エジプト第3王朝の2代目の王ジョセルの宰相だったのです。<br />そしてサッカラの階段ピラミッドの設計をしました。<br /><br />それからお産に関しては、ディル・エル・メディナで見つかったオストラコンによると、わざわざ建てた産屋に入ったらしいです。(一般の人)<br />お産の時はひざまずくか、低めに2枚重ねた煉瓦に乗ってしゃがむか、分娩スツール(大きな穴があいた椅子)に座り、助産婦さんもしゃがんで手を貸したようです。<br /><br />それからへその緒はとても大切な物として、「ホルスの神話」でも紹介されています。<br />昔からエジプトでは胎盤の運命は生まれた子の命にじかに関わると思われていました。<br />そんなわけで、家の門口に埋められたり、ナイル川に流されたり(子どもが長生きするように)しました。<br />そして胎盤は鉄分があるため、母親が少し食べることもありました。<br />また、母親だけでなく生まれたばかりの赤ちゃんにも少しだけ、差し出されることがありました。<br />でも、それを拒んだりすると、悪い前触れとして、その子は遠からず亡くなる、と言われていたそうです。<br /><br />Daughter of Isis (Women of Ancient Egypt)<br />Joyce Tyldesley(ジョイス ティルディスレイ)より

    医療機器がたくさん並んでいます。(古代ローマの器具)
    手術用具のようです。
    そして妊婦さんもいます。(出産の場面)
    古代エジプトの出産方法は、座った状態のようです。

    右端はイムホテプのようです。手だけしか写ってませんが。

    かなりの医療器具が揃っています。
    鉗子、はさみ、処方箋などなど・・・。

    古代エジプトはミイラを作るために、医療技術はそれなりにあったのではないでしょうか。

    ところでイムホテプ(Imhotep)ってどんな人かと言うと・・・
    実は凄い人でした。
    医者であり宰相であり建築家でもありました。
    古代エジプト第3王朝の2代目の王ジョセルの宰相だったのです。
    そしてサッカラの階段ピラミッドの設計をしました。

    それからお産に関しては、ディル・エル・メディナで見つかったオストラコンによると、わざわざ建てた産屋に入ったらしいです。(一般の人)
    お産の時はひざまずくか、低めに2枚重ねた煉瓦に乗ってしゃがむか、分娩スツール(大きな穴があいた椅子)に座り、助産婦さんもしゃがんで手を貸したようです。

    それからへその緒はとても大切な物として、「ホルスの神話」でも紹介されています。
    昔からエジプトでは胎盤の運命は生まれた子の命にじかに関わると思われていました。
    そんなわけで、家の門口に埋められたり、ナイル川に流されたり(子どもが長生きするように)しました。
    そして胎盤は鉄分があるため、母親が少し食べることもありました。
    また、母親だけでなく生まれたばかりの赤ちゃんにも少しだけ、差し出されることがありました。
    でも、それを拒んだりすると、悪い前触れとして、その子は遠からず亡くなる、と言われていたそうです。

    Daughter of Isis (Women of Ancient Egypt)
    Joyce Tyldesley(ジョイス ティルディスレイ)より

  • ソベク神に捧げ物を差し出しているようすかと思います。

    ソベク神に捧げ物を差し出しているようすかと思います。

  • 石を繋ぎ合わせています。<br />これは壁面ではありません。台になっています。<br />上から撮っています。

    石を繋ぎ合わせています。
    これは壁面ではありません。台になっています。
    上から撮っています。

  • ホルス神殿にもありましたが、こちらの神殿にも空白のカルトゥーシュがありました。

    ホルス神殿にもありましたが、こちらの神殿にも空白のカルトゥーシュがありました。

  • 地下は病院として使われていたようです。<br />鳥の剥製を入れて守ったとのことです。

    地下は病院として使われていたようです。
    鳥の剥製を入れて守ったとのことです。

  • ちょっとミステリアスです。<br />地下への階段があります。

    ちょっとミステリアスです。
    地下への階段があります。

  • 井戸があります。<br />ナイルメーター(ナイロメーター)です。<br />ナイル川にまで行かずとも、川の水位がわかります。<br />また水の透明さなども確認できたようです。<br />このナイルメーターはとても良くできていて、円筒の形になっています。<br />しかもかなりの深さです。30mぐらいだそうです。<br /><br />やはりナイルの水を管理するのはとても重要な任務です。<br />時の支配者や聖職にあたる神官などが管理したのでしょう。<br />

    井戸があります。
    ナイルメーター(ナイロメーター)です。
    ナイル川にまで行かずとも、川の水位がわかります。
    また水の透明さなども確認できたようです。
    このナイルメーターはとても良くできていて、円筒の形になっています。
    しかもかなりの深さです。30mぐらいだそうです。

    やはりナイルの水を管理するのはとても重要な任務です。
    時の支配者や聖職にあたる神官などが管理したのでしょう。

  • 右側のレリーフは、おそらくプトレマイオス8世と2人の女神 ウアジェトとネクベトかと思います。<br />ネクベト神は上エジプトの守護女神(月の象徴)<br />ウアジェト神は下エジプトの守護女神(太陽の象徴)でファラオを守ります。<br /><br />確か同じモチーフがエドフにもあったと思います。

    右側のレリーフは、おそらくプトレマイオス8世と2人の女神 ウアジェトとネクベトかと思います。
    ネクベト神は上エジプトの守護女神(月の象徴)
    ウアジェト神は下エジプトの守護女神(太陽の象徴)でファラオを守ります。

    確か同じモチーフがエドフにもあったと思います。

  • プトレマイオス6世の治世(紀元前170年頃)のコム・オンボ神殿の祭礼暦

    プトレマイオス6世の治世(紀元前170年頃)のコム・オンボ神殿の祭礼暦

  • ライオンの頭を持っているので、セクメト神でしょうか。<br /><br />ここでは母なる女神としてのセクメトを描いているのでしょうか?<br />もともとは死の神ですので。<br />

    ライオンの頭を持っているので、セクメト神でしょうか。

    ここでは母なる女神としてのセクメトを描いているのでしょうか?
    もともとは死の神ですので。

  • 陽が沈みかけようとしています。

    陽が沈みかけようとしています。

  • 旅はロマンです。<br />日常生活の中で、夕陽をしみじみ眺める余裕はないのですが・・・。

    旅はロマンです。
    日常生活の中で、夕陽をしみじみ眺める余裕はないのですが・・・。

  • この夕陽を見ながら・・・・。<br /><br />プトレマイオスは紅海のあたりに多くの軍事基地を建設しました。<br />そしてナイル川流域の拠点とを結びました。<br />特にこのコム・オンボはそのトランジットとしての役割を果たしていたようです。しかもナイル川の目と鼻の先ですから貿易なども盛んにおこなわれたことでしょう。<br />エチオピアからエジプト軍隊のために象の市場の中心にもなったようです。<br /><br />さらにこのコム・オンボの周辺の地域では先王朝時代の居住此と、コプト教教会があったようです。<br />

    この夕陽を見ながら・・・・。

    プトレマイオスは紅海のあたりに多くの軍事基地を建設しました。
    そしてナイル川流域の拠点とを結びました。
    特にこのコム・オンボはそのトランジットとしての役割を果たしていたようです。しかもナイル川の目と鼻の先ですから貿易なども盛んにおこなわれたことでしょう。
    エチオピアからエジプト軍隊のために象の市場の中心にもなったようです。

    さらにこのコム・オンボの周辺の地域では先王朝時代の居住此と、コプト教教会があったようです。

  • 一応この日はクリスマスです。<br />去年のクリスマスには、まさかクリスマスをエジプトで過ごすとは、全然思ってもみませんでした。<br />そしてコム・オンボの存在すら知りませんでした。<br />エジプトについては、知っているようで実はそれほど知らない自分に気づかされた旅でもあります。

    イチオシ

    一応この日はクリスマスです。
    去年のクリスマスには、まさかクリスマスをエジプトで過ごすとは、全然思ってもみませんでした。
    そしてコム・オンボの存在すら知りませんでした。
    エジプトについては、知っているようで実はそれほど知らない自分に気づかされた旅でもあります。

  • 神殿と夕陽<br />いつまでも観ていたい景色です。

    神殿と夕陽
    いつまでも観ていたい景色です。

  • パノラマ撮影してみました。

    パノラマ撮影してみました。

  • 丘の上には見張り所があります。<br />ここだけでなく、だいたい見下ろせる場所にあります。

    丘の上には見張り所があります。
    ここだけでなく、だいたい見下ろせる場所にあります。

  • クロコダイル博物館です。<br />こちらにはワニのミイラが展示されています。<br />撮影したい人はカメラ券を買えば撮影できます。<br />

    クロコダイル博物館です。
    こちらにはワニのミイラが展示されています。
    撮影したい人はカメラ券を買えば撮影できます。

  • こじんまりしてますので、あっという間に見終わりました。<br />そんなわけで、カメラ券は買いませんでした。

    こじんまりしてますので、あっという間に見終わりました。
    そんなわけで、カメラ券は買いませんでした。

  • 船に戻ってきました。<br />さて、ここで重大ニュースが!<br />予定では、夜の間にコム・オンボからアスワンに向かうはずでした。<br />ただ、この先のナイル川の水位が低く、座礁の恐れがあるために、このままこのコム・オンボに停泊することになりました。<br />ちなみに、強行突破でアスワンに向かった船は、案の定、座礁してしまいました。<br />旅では何が起きるかわかりません。<br />私が乗った船は「M.S Concerto 」コンチェルト号です。<br />そんなわけで、明朝はアスワンまで陸路で向かいますので、約1時間早く起きなければなりません。<br />

    船に戻ってきました。
    さて、ここで重大ニュースが!
    予定では、夜の間にコム・オンボからアスワンに向かうはずでした。
    ただ、この先のナイル川の水位が低く、座礁の恐れがあるために、このままこのコム・オンボに停泊することになりました。
    ちなみに、強行突破でアスワンに向かった船は、案の定、座礁してしまいました。
    旅では何が起きるかわかりません。
    私が乗った船は「M.S Concerto 」コンチェルト号です。
    そんなわけで、明朝はアスワンまで陸路で向かいますので、約1時間早く起きなければなりません。

  • 今日はコシャリがあります。<br />エジプトに来て初めてのコシャリです。<br />

    今日はコシャリがあります。
    エジプトに来て初めてのコシャリです。

  • コシャリにはこのソースをかけていただきます。<br />他にもいつものように、色々ありましたが省略します。

    コシャリにはこのソースをかけていただきます。
    他にもいつものように、色々ありましたが省略します。

  • 今夜はガラベイヤ・パーティ!!!<br />この男の子、結構似合ってます!<br />他の皆さんもドレスアップしていました。<br />中にはクレオパトラのようなコスチュームの人もいました。(日本人ではありません)<br />これを楽しみにいらしてる方も多かったかと思います。<br /><br />でも私は薬を飲んだら眠くて zzzzz・・・・。<br />しかも明日は早起きしなければなりませんし。<br />そんなわけでお休みなさい。

    今夜はガラベイヤ・パーティ!!!
    この男の子、結構似合ってます!
    他の皆さんもドレスアップしていました。
    中にはクレオパトラのようなコスチュームの人もいました。(日本人ではありません)
    これを楽しみにいらしてる方も多かったかと思います。

    でも私は薬を飲んだら眠くて zzzzz・・・・。
    しかも明日は早起きしなければなりませんし。
    そんなわけでお休みなさい。

  • 【おまけ】<br /><br />この写真は2018 年10月になって追記したものです。<br />Treasure of Egyptさんの画像です。<br /><br />実は2018年9月17日のニュースで、ここコムオンボから、スフィンクスが発見されたというのです。<br />神殿に入ってすぐ左側の場所で、地下水が溜まっていたため、ポンプを使って出すために、地面に穴を掘っていたところ、発見されたようです。<br /><br />この神殿はプトレマイオス朝時代のものですから、このスフィンクスはそれ以前のものかと思われます。<br />神殿内にはスフィンクスのレリーフもありましたが、これと関係があつかどうかもわかりません。<br />また新たな謎です。<br />まだまだわからない事だらけです。

    【おまけ】

    この写真は2018 年10月になって追記したものです。
    Treasure of Egyptさんの画像です。

    実は2018年9月17日のニュースで、ここコムオンボから、スフィンクスが発見されたというのです。
    神殿に入ってすぐ左側の場所で、地下水が溜まっていたため、ポンプを使って出すために、地面に穴を掘っていたところ、発見されたようです。

    この神殿はプトレマイオス朝時代のものですから、このスフィンクスはそれ以前のものかと思われます。
    神殿内にはスフィンクスのレリーフもありましたが、これと関係があつかどうかもわかりません。
    また新たな謎です。
    まだまだわからない事だらけです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • kiyoさん 2018/04/14 13:03:53
    コム・オンボとエドフ
    noelさん、こんにちは。

    私もエジプトは大好きで、
    コム・オンボもエドフも何度か足を運んだので、
    noelさんが写された写真を懐かしい思いで拝見しました。

    コム・オンボの
    「この夕陽を見ながら・・・・。」と書かれたお写真。
    すごく綺麗ですね!
    こんな素晴らしい景色を生で見られて、羨ましいです。

    そして、丁寧な説明とレリーフの数々。
    ツアーだとあまりじっくり見れない気がしていましたが、
    たくさんの写真を撮影されているので驚きました。

    それにしても、クルーズ船。
    私は一度も利用したことがないのですが、
    水位が低くて座礁することもあるとは知りませんでした。
    kiyo

    noel

    noelさん からの返信 2018/04/14 14:57:36
    ありがとうございます。
    kiyoさん、こんにちは。

    旅行記にもご投票をしていただいて、ありがとうございます。
    エジプトには何度も行ってらしていいですね。

    > コム・オンボの
    > 「この夕陽を見ながら・・・・。」と書かれたお写真。
    > すごく綺麗ですね!

    ありがとうございます。
    たまたま夕方行くことができてラッキーでした。

    > それにしても、クルーズ船。
    > 私は一度も利用したことがないのですが、
    > 水位が低くて座礁することもあるとは知りませんでした。

    私も吃驚しました。

    kiyoさんのロンダの旅行記も素敵でしたね。
    ヌエボ橋を下から見上げたのが巨大戦闘ロボットと言われると、そんな風に見えてきました(笑)
    そしてアーチから差してきた夕日、見事です!!!
    ホテルのお部屋から見るヌエボ橋も綺麗でしたね。

    それからカンクンの予定を大型ハリケーンと新型インフルで行けなくなったのは、残念でしたね。
    とても他人ごととは思えません。
    実は私も2年前の3月にカンクン旅行を予定していたのですが、旅行1週間前に義母が危篤になって断念しました。

    またリベンジしたいですね。

    今後ともよろしくお願いします。


    noel

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