時々シリーズ　神社仏閣・御朱印の旅⑦　ー亀戸近辺初午祭・梅まつり限定御朱印事情 と 亀戸梅開花情報編

2018/02/20 - 2018/02/20

昨今の御朱印ブームの中、行事毎の「限定御朱印」も
かなりの寺社で出していて、やはり人気の様です。
私自身、限定御朱印にはそれほど熱心ではないのですが
「初午祭」の限定御朱印に関して情報の少ない神社があるので
「じゃあ直接自分で行ってみるか」と、行ってみた次第です。


ーーーというのが昨年（2017年）の話で、当時
「来年（2018）行く人の参考になればなぁ」位の気持ちでいたのですが
気付けば今年（2018）の初午も二の午も終わってしまったので
更に来年（2019）行く人用になりました。
ちなみに来年（2019）の初午は２月２日、二の午は２月14日です。

それだけでは情報が古過ぎて申し訳ないので
見頃近い今年（2018）の亀戸の梅の開花情報と亀戸グルメを少々。

エリア 亀戸(東京)

まず「初午祭（はつうままつり）」とは、ですが
二月の最初の午の日で主に稲荷神社で行われる例祭です。
神社によっては二の午に行われる事もあります。

都内で限定御朱印を集め出すと、まず限定で有名な寺社、
節分や七夕などの行事、と来て、あらかた集めてしまうと
初午祭りの様なマイナー行事、しかもHPも無い様な小さな神社、
に辿り着くでしょう。そう、そんな人の為の情報です。

初午祭りの御朱印から。

三輪里稲荷神社　東京都墨田区八広
通称こんにゃくいなり

以前から「初午祭りの限定の御朱印があるらしいぞ」
という話は巷にもうっすら流れていたのですが
2017年よりホームページ開設、オリジナル御朱印帳も出来ました。
また、この年から御朱印にオリジナルのおきつねさんの
スタンプが捺される様になりました。

初午祭りではこんにゃくおでんも振る舞われます。祭りの後。

続きまして、梅屋敷伏見稲荷　東京都江東区亀戸。

「初午祭り 東京」なんて検索すると出て来ちゃうんですが
御朱印の情報はインスタにもツイッターにも
有るとも無いとも、ウンともスンとも。で、行ってみました。

普段は無人で、初午祭り当日は議員さんもやって来て
お祭りっぽかったのですが御朱印は扱っていませんでした。

「有る」という情報は上がり易いけど「無い」はなかなか出ないので
無かったよ、と言っておきます。

千束稲荷神社　東京都台東区竜泉

千束稲荷神社 寺・神社・教会

こちらの初午祭は毎年二月の二の午に行われます。

以前は多くの神社でも飾られていた「地口行燈」の残る神社だそうです。
限定御朱印は2017年は「なるべく書き置きを持って行って」だったのですが
今年はお正月の御朱印が金字入り￥500にパワーアップしていたので
初午祭りでも凄い事になっていたかもしれない（未確認）

鳥居にも行燈。

本殿前の梅が満開でした。（2017年2月24日）

行燈に灯りが付くまで少し時間があるので、

近くの吉原神社や

（こちらも最近高級な御朱印が受けられる様になっています）

飛不動さんにもお参り。

樋口一葉ゆかりの地だけに、このマンション名。

暗くなるのを見計らって、千束稲荷神社に戻って来ました。

灯りの付いた行燈。

境内にもたくさん有ります。

ここまで↑初午祭の御朱印情報でした。

初午にも梅まつりにも関係ない神社を一つ挟みます。
寺社巡りで東京東部に来た方、こちらはいかがでしょうか。

柳森神社　東京都千代田区神田須田町

秋葉原駅の近くで、立身出世のご利益が有る
おたぬき様がいる神社です。

柳森神社 寺・神社・教会

行くと大体にゃんこがいます（が、だいたい先客に取られています）

御朱印はセルフ。

左の彼の足下に、

ずーっと居てこの日は近寄れなかった。
（ベンチの下の白黒がにゃんこです）

ここから↓梅まつりの御朱印情報です。

亀戸天神社　東京都江東区亀戸　の梅まつりは
２月４日～３月４日（2018年）
この期間中は「梅まつり」の印の入った限定御朱印が頂けます。

亀戸天神社 寺・神社・教会

2018年2月20日現在の梅の開花状況。

早いものは見頃を迎えている品種も有りますが
今年の寒波の影響で開花は遅れ気味、

全体に五分咲きくらいの印象です。

境内東側は咲いているものも多め。
今週末（2月24日）あたりから見頃でしょうか。

ちなみに、1月24日・25日に行われる
うそ替え神事にも限定御朱印が有ります。

木彫りのうそ鳥はこの日のみの授与ですが、

土鈴の鷽鈴（右）は通年授与です。

知名度が高くないのですが、せっかく亀戸天神まで来たのなら
この時期（2月）は特に一足伸ばして”小村井”の香取神社へも
是非行って頂きたい！
（「小村井」とは地名で、東武亀戸線の駅名にもなっています）

”小村井”の香取神社へは、亀戸天神の東門を出ます。

ちなみにややこしい事に、亀戸にはもう一社
”亀戸”の香取神社（こちらは大きい）が有るので間違えないでね。

（JR亀戸駅から亀戸天神へ向かう途中に
”亀戸”香取神社の参道があります。）

この亀戸の香取神社はスポーツの神様で
有名なアスリートが勝利祈願に訪れ
境内に色紙なども飾られているのでお好きな方はどうぞ。

亀戸 香取神社 寺・神社・教会

話を戻しまして、2月に行って欲しい
小村井の方の香取神社は亀戸天神の東門を出て
左に曲がって道なりに進みます。

ちょっと距離はあるけど（徒歩10分少々）
道すがら面白いものが見られたり、

スカイツリーもドドーンと迫って来たりするので
（この写真よりずっと大きく見えます）歩こう！

亀戸天神から道なりにまっすぐ歩いてくると
左手にオリンピック（大型スーパー）、
右手には花王の研究所・工場が見えます。
この間を更に進むと、

花王の敷地内に梅が多数植えられています。（見頃前）
観賞用にしっかり手入れをしている訳ではないので
亀戸天神の梅を見た後だと「野良梅」みたいで
これはこれで風情が有る。

花王の野良梅の道が終わると、小村井の香取神社に到着。
東京都墨田区文花（ぶんか）

小さな神社であまり有名ではないのですが、ここの梅が凄いのです。

香取神社 寺・神社・教会

2018年2月20日の開花状況。

一部は見頃で梅の良い香りもしますが、

大多数は見頃前で、今週末から見頃を迎えそうです。

神社の敷地内に「香梅園」という梅でいっぱいの庭園も有り
太っ腹な事に入場無料です。

小さな境内に数多くの良質な梅の木がギュッと詰まってて
満開の時は本当に圧巻です。

で、こちらも梅まつりに限定御朱印が有ります。

梅まつり開園式は2月の第三日曜日。
これは2017年の梅まつり開園式。

開園式当日は境内でイベントも有り、

社殿天井絵も無料拝観。

昨年は限定御朱印が梅まつり開園式当日のみでしたが
今年（2018年）は３月４日まで土日の午前午後
先着10名ずつ授与して頂ける様です。

また、梅まつりの期間（３月４日まで）以外は
御朱印は受け付けていません。

昨年の開園式の日は梅の開花がちょうど良く、

メジロも飛んで来ていました。

今年はこれから見頃ですので、是非お越し下さい。

そして、亀戸と言えば、「亀戸ホルモン」が有名で
駅周辺にもお店がたくさん有ります。
全体にレベルが高く、どのお店に入っても
ハズレはあまり無いので是非食べて欲しいけど、
「ガッツリ肉って気分じゃないんだよな」という方は、

亀戸餃子へ！

亀戸餃子 本店 グルメ・レストラン

いつも混んでいますが、回転が速いのですぐ入れます。

お店に入る瞬間、サッと撮ったらブレたけども。

ここの餃子はわんこ方式。

一人二皿は必ず食べなきゃいけなくて
皿が空く前に次の餃子が用意されます。

一皿５個でまだ2個しか食べてないのに
「次ぎ行く？」と聞かれ、頷くと新しい皿に
今まで食べていた皿の餃子が足されます。

ですが、二皿のノルマさえクリアできれば
「いらん」というのはもちろん自由、
焦って食べる必要も有りません。

お酒の種類はいっぱいあるけど食べ物は餃子だけという
シンプルというか、ストイックというか、
おっさん達のパラダイスというか。

お店のオーナーさん？社長さん？かな
普通にお皿洗いとかしてるんですが、とても気さくな方で
お店の難易度は見た目よりかなり低いです。

そして、亀戸のおやつは船橋屋。葛餅のお店。

中で食べても雰囲気あって美味しくて良いんだけど
大体いつも行列なので、それなら並ばずに
店舗の左側でお土産を買おう。
イートインで並ぶのは右側で、テイクアウトだけなら左側で並ばず買えます。

船橋屋 亀戸天神前本店 専門店

もしくは、亀戸天神の鳥居の下や、
JRの亀戸や銀糸町の駅構内でも売ってます。

あんみつにも小さな葛餅が入っているのでおススメだし、

食べ易くカップに入った葛餅も有ります。

お店の前で１時間並ぶのも良いけど
暖かくなってきているので、これをテイクアウトして
亀戸中央公園を散策しながら食べるのも良いかと思います。

こちら↑は昨年の３月12日のもの。

拝殿むかって右の遅咲きの紅梅以外はほぼ終わっています。
ソメイヨシノ程ではないけど、のんびりしていると
梅もあっという間に見頃を終えてしまうので、

見頃のうちに是非お越し下さい。