2011 イタリア,フランス10日間　５．映画「天使と悪魔」、始まりはバチカン

2011/07/21 - 2011/07/30

23日夜にローマ到着。
24日の朝から、先ずはバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂へ向かう。
此処が舞台となる映画「天使と悪魔」を観て驚愕した。
私の中で、今迄の教会の概念が大きく覆された。
簡素で地味で薄暗くて…そんなイメージを抱いていたのに、この煌びやかさと芸術品の宝庫は何！？
カルチャーショックの嵐に翻弄される私だった。
なんて世界知らずな自分…。


【イタリア,フランス10日間の旅日程】
(2011年7月現在；１ユーロ＝110円)

7月21日；関西空港から出国し、イタリアのヴェネツィアに到着。
　 22日；ヴェネツィア観光、午後からフィレンツェ移動。
　 23日；フィレンツェ観光、午後からピサ広場を観光しローマへ向かう。
　 24日；バチカンとローマを観光、午後からフリータイム。
　 25日；朝からフランスへ飛び、モンサンミッシェルへ向かう。
　 26日；モンサンミッシェル観光、午後からパリ移動。
　 27日；パリ観光、午後はヴェルサイユ。
　 28日；一日中フリータイム。
　 29日；帰国の途に就く
　 30日；関西空港到着後、福岡空港乗継し自宅到着。

エリア バチカン(バチカン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

【7／24】
今朝のモーニングコールは、ゆとりの7:00。
宿泊は【シェラトン・ローマホテル】に２連泊。

Roma Hotel & Conference Center ホテル

今までのホテルよりワンランクアップのクラスという事で、部屋もベッドも少し広い。

昨夜は、親友にエアメールを送るべく、ピサで買った絵葉書にペンを走らせた。
切手はフィレンツェで揃えたし…後はポストを探さなきゃ！

朝から流暢なイタリア語を話す「セーラームーン」（笑）

朝食に向かう。

席に着くと、ティーポットを持ってきてくれる。

パンやハムの種類も豊富で美味しい。

フロントで郵便ポストの事を尋ねたら、出してくれるというので絵葉書を預けた。
ツアーメンバーのＭさんも同様にお願いしたと聞く。
唯一独りで参加してる彼女は、海外から日本に葉書を出すのが此の旅の目的の一つだそう。
私も、日本では手に入らない現地の絵葉書を送ってみたかった。

さて、
8:30、先ずはバスでバチカン市国へ出発。

車窓から【サンタンジェロ城】

サンタンジェロ城 城・宮殿

【エマヌエーレ２世橋】

車は相変わらず密着した縦列駐車。

前方に見えてきたアレですね！
バチカン市国は、ローマ、テヴェレ川の西にある世界最小の独立国で、全世界に10億人近い信者を持つカトリックの総本山。

到着すると、他にも観光バスが停車していた。
此処からは歩き。
ローマ観光の現地ガイドさんと合流し、イヤホンガイドを耳に装着して歩く。
欧州では、観光ガイドは必ず現地の方を頼まないといけないらしい。

近くに見えて、かなり歩く。

この道路を渡ったらバチカン市国。
面積は、東京ディズニーシーとほぼ同じ広さらしい。

【サン・ピエトロ大聖堂】

何の審査もなく、入国！

聖人『ヨハネ・パウロ２世』の大きな肖像が…。

サン ピエトロ広場 広場・公園

人間の小ささを見て、建物の巨大さを知る。

建物の装飾が凄い。
彫刻のひとつひとつが大きいんだろうなぁ。

列柱の右側には既に行列が…。

先ずは、厳重なセキュリティ・チェック。

ぞくぞくと、観光客がやってきて並ぶ。

スイス衛兵が守備しているのは、コンスタンティヌス帝の通路。

その通路は、ベルニーニが設置したブロンズの大扉の奥にある。

身動ぎもせず立っている姿が凛々しい。

作者は分からないけど、とにかく写真に収めておこう。

屋上の聖人像たち。

キリストと洗礼者ヨハネとペトロ。

ファサードのバチカンの紋章。

剣を持つ、聖パウロ像

【サン・ピエトロ大聖堂】
使徒ペトロの墓所に建立されたというキリスト教会の総本山で、世界最大級の大きさを誇る。
ファサードは２階構造で、屋上には5.7m高の聖人像13体が飾られている。

聖ペトロ像

キリストに授けられた、天国の鍵を持っている。

近付いてみると、驚異的な大きさに圧倒される！
この巨大さと美しさは、どんな技術で成し得たのか？

どんだけ~~~！
神の成せる…いえいえ、信仰の成せる技でしょう。

既に入場前から圧巻の装飾！

これまで無関心だった教会などのイメージが大きく変化した。

大聖堂の正面の広場には、約30万人を収容できるとか…。

雲の合い間から射す太陽の光がオベリスクを照らし、何とも神々しい。

『中央の扉』此処から入場。

中央扉の上のレリーフ。
ベルニーニら作の『私の羊を飼え』

ポルティコ（玄関廊）から聖堂内に入る扉は５つ。
『聖なる扉』『秘蹟の扉』『中央の扉』『善と悪の扉』『死の扉』

『カール大帝騎馬像』コルナッキーニ作

いざ入場！
思わず息をのむ。

入って直ぐの右奥に、防弾ガラスで囲まれた『ピエタ像』がある。

『ピエタ像』
ミケランジェロが25歳の時に制作したというのが凄い。

此処で憧れの作品に出会えたのは鳥肌もの！！

今迄見た事がない煌びやかさに、終始口は開いたままで…。
「凄~い！」「凄~い！」の連発。
カルチャーショックの嵐。

身廊の奥行きは215ｍ、豪華な装飾や彫刻や絵画で彩られている。

白と金色を基調とした内装は、豪華で圧巻！

見た事もない世界を目の当たりにして、一気に人生観が変わった気がした。

ブロンズの大天蓋（ベルニーニ作）
聖ペテロの墓の上に据えられている。

映画「天使と悪魔」で、此処を降りていくシーンが印象的だった。

ベルニーニ作『聖ペテロの司教座』
精霊の象徴、鳩のステンドグラスの周りには大勢の天使たち。
教皇だけが腰掛ける木製の司教座。

人の小ささで巨大さが分かる。

大天蓋の上のクーポラは、ミケランジェロの設計。
高さは132.5m、直径42ｍ。

聖ペテロ像

射し込む光が神々しい。

ピオ10世像

ベネディクトゥス15世の墓石

『キリストの変容』（ラファエロ作）

教皇ピウス10世の亡骸を安置した祭壇。

教皇ピウス10世

床の紋章

惜しみつつ大聖堂を出る。

さっき見た『カール大帝騎馬像』

出口にもスイス衛兵。

建物の巨大さを思い知る。
感動冷めやらぬまま、大聖堂を離れる…。

サンピエトロ広場は、ベルニーニのデザインで、1667年に完成。
柱廊の上には140体の聖人像。
約30万人を収容できる広さ…って、映画「天使と悪魔」の群衆を思い出した。

聖人、ヨハネ・パウロ２世

エジプトから運ばれた、高さ25.5ｍの巨大なオベリスク。

世界遺産；【バチカン市国】
ローマ市内にある世界最小の独立国家で、ローマ教皇が統治する国自体が世界遺産に登録されている。

バスが来るまで、出口の店で10分ほどショッピング。
私は、高さ10㎝程の小さなピエタ像のレプリカを購入！
コレは渡航前から決めていた（笑）

10:00、約１時間のバチカン市国滞在…。
時間があれば、システィーナ礼拝堂やバチカン美術館も行ってみたかった。

【サンタンジェロ城】にも行ってみたいけど…欲は募るばかり（笑）

さて、次はローマ市内観光。
益々楽しみ~~！

車窓から【ヴィットリオ・エマヌエーレ２世記念堂】

ヴィットーリオ エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ) 建造物

この旅行記へのコメント （2）

• いちごいちえさん 2018/03/09 16:28:54

  はじめまして♪

  Akemiさんへ
  
  はじめまして、いちごいちえです。
  バチカンの旅行記、楽しませていただきました♪
  ちょうど1カ月前にスペイン＆イタリアを旅しており、懐かしいな～なんて感じていましたよ！
  
  サン・ピエトロ大聖堂のファサード中央にあるキリスト様、同じ写真を撮っていてなんだか嬉しくなりました♪
  それも同じ角度からの3人での写真♪♪
  
  Akemiさんが訪れたのが2011年7月ですので、すでに6年半もの月日が流れているのですね。
  ローマは変わることなく、先月訪れた大聖堂も、6年前と同じような景色だった
  ことと思います。
  
  今度は個人手配で訪れて、じっくりと観光がしたいと思い帰国しました！
  フォロー頂き、ありがとうございました。
  今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  
  　　　いちごいちえ

  Akemi さん からの返信 2018/03/10 09:28:18

  RE: はじめまして♪

  いちごいちえ様
  
  初めまして。
  嬉しいコメントありがとうございます。
  素敵なお写真をたくさん拝見し、懐かしさで一杯になりました。
  私も又行きたいなぁ…と強く思います。
  
  帰国して暫くは、
  「又すぐ行くよ！」
  と自分に言い聞かせながら、いつの間にか６年半が経ってしまいました。
  
  今は、皆さんの旅行記を拝見し、次回の参考にさせていただきますね。
  これからも宜しくお願い致します。
  
  　　　　 　Akemi