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三星堆遺跡に大満足し広漢から成都に戻る。<br />成都最大の道観である青羊宮を見学。<br />夕食は四川名物の「冒采」を食べる。

2017.11重慶・峨眉山・楽山・成都の旅~(18)成都「青羊宮」

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2017/11/18 - 2017/11/30

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HOUKOU

HOUKOUさん

三星堆遺跡に大満足し広漢から成都に戻る。
成都最大の道観である青羊宮を見学。
夕食は四川名物の「冒采」を食べる。

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  • 三星堆博物館の出口にはちゃんとバス停があった。<br />不思議なことに,ここでもバスを利用する人はほとんどいない。<br />乗客は途中まで二人だけだった。

    三星堆博物館の出口にはちゃんとバス停があった。
    不思議なことに,ここでもバスを利用する人はほとんどいない。
    乗客は途中まで二人だけだった。

  • 広漢バスターミナルから昭覚寺へ戻る。<br />そこからまだ慣れていない成都の市内バスを乗り継ぎ,今日のもう一つの見学先とした「青羊宮」についたときは既に日が傾いていた。<br />成都の街は,地図で見ると八角形の環状道路が幾重にも重なったシンメトリックな整然とした形をしているが,市内バスのルートはジグザグしていて進路を読みにくい。<br />

    広漢バスターミナルから昭覚寺へ戻る。
    そこからまだ慣れていない成都の市内バスを乗り継ぎ,今日のもう一つの見学先とした「青羊宮」についたときは既に日が傾いていた。
    成都の街は,地図で見ると八角形の環状道路が幾重にも重なったシンメトリックな整然とした形をしているが,市内バスのルートはジグザグしていて進路を読みにくい。

  • 「青羊宮」は成都の最も大きな道教寺院である。<br />「青羊宮」にまつわる様々な言い伝えの中で有名なのが,老子にまつわるものであろう。<br />

    「青羊宮」は成都の最も大きな道教寺院である。
    「青羊宮」にまつわる様々な言い伝えの中で有名なのが,老子にまつわるものであろう。

  • 老子がとある関所で役人の尹喜に教えを垂れた。<br />これを書き記したものが「老子(道徳経)」である。<br />その際老子は尹喜に,成都の「青羊宮」を尋ねるように言い残したというものだ。<br />またその名前は老子が青い羊に乗って現れたことに由来するとも言われている。<br />老子を祭った「八卦亭」。<br />

    老子がとある関所で役人の尹喜に教えを垂れた。
    これを書き記したものが「老子(道徳経)」である。
    その際老子は尹喜に,成都の「青羊宮」を尋ねるように言い残したというものだ。
    またその名前は老子が青い羊に乗って現れたことに由来するとも言われている。
    老子を祭った「八卦亭」。

  • そういえば成都の道路網も八角形。<br />これはもしかしたら八卦を象ったものではないのか?<br />

    そういえば成都の道路網も八角形。
    これはもしかしたら八卦を象ったものではないのか?

  • 「唐王殿」とういう祠もあり,李淵・李世民親子が祭られている。<br />唐王朝を建てた李淵・李世民親子は,同じ李姓の老子を開祖とする道教を手厚く保護し,その関係なのか,いずれも長安を逃れ成都に逃げ延びた「安史の乱」の際の玄宗,「黄巣の乱」の際の僖宗(きそう)は,この「青羊宮」に滞在している。<br />

    「唐王殿」とういう祠もあり,李淵・李世民親子が祭られている。
    唐王朝を建てた李淵・李世民親子は,同じ李姓の老子を開祖とする道教を手厚く保護し,その関係なのか,いずれも長安を逃れ成都に逃げ延びた「安史の乱」の際の玄宗,「黄巣の乱」の際の僖宗(きそう)は,この「青羊宮」に滞在している。

  • 正殿である「三清殿」。

    正殿である「三清殿」。

  • 「三清殿」前の羊。<br />無病息災を祈って多くの人に撫でられたのであろう。<br />

    「三清殿」前の羊。
    無病息災を祈って多くの人に撫でられたのであろう。

  • 四川省も含む中国西方が発祥だとされる「西王母」も篤く祭られている。

    四川省も含む中国西方が発祥だとされる「西王母」も篤く祭られている。

  • 「青羊宮」からバスで成都一の繁華街と言われる春熙路へ行く。<br />

    「青羊宮」からバスで成都一の繁華街と言われる春熙路へ行く。

  • スーパーの一角に四川ではよく食べられているといわれるウサギ(兎)肉を売っている。<br />ヨーロッパなどでも食されているので「ゲテモノ」の部類には入らないであろう。<br />ただ何となく食べるのに抵抗がありながらも,一度食べてみようと思っていたものだ。<br />言ってみれば「怖いもの食べたさ」である。

    スーパーの一角に四川ではよく食べられているといわれるウサギ(兎)肉を売っている。
    ヨーロッパなどでも食されているので「ゲテモノ」の部類には入らないであろう。
    ただ何となく食べるのに抵抗がありながらも,一度食べてみようと思っていたものだ。
    言ってみれば「怖いもの食べたさ」である。

  • これがその買ってきたウサギのもも肉である。<br />私の齧歯類(げっしるい)デビューである。<br />「鶏肉みたいなものだろう」と自分に言い聞かせながら,恐る恐るかじる。<br />少し硬い。<br />それに筋肉の筋が細かく密度が高い感じがする。<br />味は味付けがそうなのかウサギ肉の特質なのか,わずかであるが変わった味がする。<br />それは心配していた「動物園の臭い」ともちょっと違う。<br />しかし食べ進めるうちにそれはあまり気にならなくなった。<br />噛みごたえがある肉は白酒のつまみに丁度いいとも思えるようになった。<br /><br />食べながら,「♪ウサギ美味し かの山」と本気で誤解していた或る女性のことを思い出す。<br /><br />白酒もすすみ,「♪タラッタラッタラッタ ウサギのダンス」と歌ってみる。<br />孤独な一人旅も九日目だ。<br />こんなことでもして孤独感をまぎらわせる。<br /><br />

    これがその買ってきたウサギのもも肉である。
    私の齧歯類(げっしるい)デビューである。
    「鶏肉みたいなものだろう」と自分に言い聞かせながら,恐る恐るかじる。
    少し硬い。
    それに筋肉の筋が細かく密度が高い感じがする。
    味は味付けがそうなのかウサギ肉の特質なのか,わずかであるが変わった味がする。
    それは心配していた「動物園の臭い」ともちょっと違う。
    しかし食べ進めるうちにそれはあまり気にならなくなった。
    噛みごたえがある肉は白酒のつまみに丁度いいとも思えるようになった。

    食べながら,「♪ウサギ美味し かの山」と本気で誤解していた或る女性のことを思い出す。

    白酒もすすみ,「♪タラッタラッタラッタ ウサギのダンス」と歌ってみる。
    孤独な一人旅も九日目だ。
    こんなことでもして孤独感をまぎらわせる。

  • 白酒は「濾州貢」。<br />中国全土でみられる非常にポピュラーな銘柄だ。<br />「濾州」といえば四川省。<br />丁度重慶と峨眉山の間に位置し,旅の計画段階ではこの街へ立ち寄って酒蔵見学でもしようかとも考えたことがあったが,交通手段などが不分明だったので断念した。

    白酒は「濾州貢」。
    中国全土でみられる非常にポピュラーな銘柄だ。
    「濾州」といえば四川省。
    丁度重慶と峨眉山の間に位置し,旅の計画段階ではこの街へ立ち寄って酒蔵見学でもしようかとも考えたことがあったが,交通手段などが不分明だったので断念した。

  • ホテル南向いのブロックから見るドーセットグランドホテル。<br /><br />さて今日はちょっと本格的な食事をとろうと思う。<br />(といってもラーメンや丼ものではないという程度の意味であるが)<br />宿泊しているドーセットグランドホテルは,地下鉄1号線と4号線が交わる「騾馬市」駅そばという交通の要所に位置しているが,ホテルのあるブロックは繁華街という雰囲気ではなく,スーパーや手ごろなレストランがない。<br />道を隔てたこの南のブロックには火鍋屋が2軒,それに有名な「陳家麻婆豆腐」などレストランが幾つかある。<br />火鍋屋に行きたかったのだが,外から伺ってみて一人で入れる雰囲気でもなく躊躇した。<br />

    ホテル南向いのブロックから見るドーセットグランドホテル。

    さて今日はちょっと本格的な食事をとろうと思う。
    (といってもラーメンや丼ものではないという程度の意味であるが)
    宿泊しているドーセットグランドホテルは,地下鉄1号線と4号線が交わる「騾馬市」駅そばという交通の要所に位置しているが,ホテルのあるブロックは繁華街という雰囲気ではなく,スーパーや手ごろなレストランがない。
    道を隔てたこの南のブロックには火鍋屋が2軒,それに有名な「陳家麻婆豆腐」などレストランが幾つかある。
    火鍋屋に行きたかったのだが,外から伺ってみて一人で入れる雰囲気でもなく躊躇した。

  • そのかわり,これも一種の鍋料理ともいえる四川名物の「冒菜」専門店を見つけた。<br />これもぜひ食べたいと思っていた料理だ。

    そのかわり,これも一種の鍋料理ともいえる四川名物の「冒菜」専門店を見つけた。
    これもぜひ食べたいと思っていた料理だ。

  • 店に入るとプラスチック容器を渡された。<br />事前情報ではセットになったものが調理されて出てくるということだったが,この店はどうやら自分で具材を選択するようだ。<br />

    店に入るとプラスチック容器を渡された。
    事前情報ではセットになったものが調理されて出てくるということだったが,この店はどうやら自分で具材を選択するようだ。

  • そして調理してもらって出てきたのがこれ。<br />あらかじめ「不辛(ブーラー)」と言っていないので,私にとっては適度な辛さになっている。<br />ゴマしょうゆベースのスープに具材が絡まり,これはうまい。<br />お代わり自由のご飯が進む。<br />

    そして調理してもらって出てきたのがこれ。
    あらかじめ「不辛(ブーラー)」と言っていないので,私にとっては適度な辛さになっている。
    ゴマしょうゆベースのスープに具材が絡まり,これはうまい。
    お代わり自由のご飯が進む。

  • ホテルに戻り風呂に入る。

    ホテルに戻り風呂に入る。

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