2018/02/08 - 2018/02/14
137位(同エリア426件中)
菊花さん
ANAのマイルが少し貯まっているので、これをSkyコインにして航空券代の一部にして何処かに行こうと思った。仏像を見る旅がいいかなと思った瞬間、1年ほど前に東博の企画展で見たスコータイの遊行仏が鮮やかに思い浮かんだ。
と、いうわけで、スコータイに行くことにした。
1日目:18時半成田発(ANA)24時頃バンコク着。空港泊。
2日目:07時バンコク発(バンコクエアウェイズ)8時半頃スコータイ着。スコータイ城壁内部と西側観光。スコータイ旧市街地泊。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- ANA バンコクエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
★1日目
仕事を午前で上がり、そのまま成田空港へ。空港に到着したのは15時前。
バンコクまでの飛行機は既にオンラインチェック済みで、手元のスマホには搭乗券のQRコードも届いている。
キャリーも町歩き用のリュックも機内持ち込み範囲内。
ってことで、成田空港でやるべきことは特に無い。
搭乗ゲート前のベンチを陣取り、時間まで仮眠。 -
18時半頃に機内に案内され、定刻より若干遅れて成田を離陸。
離陸から1時間半位経過した20時頃、飲み物とスナックのサービスがあり、続いて機内食。
タイの方だと思われるCAさんが「和食がお勧めです」と言うので、大人しくそれに従ってみた。洋食の気分でもなかったしね。
お味は無難。エコノミーだし文句はない。
淡々と完食して、機内の照明が落ちるのを待たずに寝入る。 -
★2日目
現地時間の0時頃、バンコク・スワンナプーム空港着。
ここで国内線に乗り換えてスコータイに行くわけだが、行き先がスコータイの場合は乗り継ぎ専用入国審査の対象外の為、バンコクに着いたらそこで入国審査を受けなければならない。
乗り継ぎの時間自体は余裕があって、と言うかむしろ時間はありすぎる。何しろバンコク発が07時。
自分の荷物は全て手元に有る(=ターンテーブルで荷物をピックアップする必要がない)ので、その気になれば国際線到着フロアで4時間は仮眠が取れるけど、さて、どうしたものか。
・・・と、いうわけで、事前にQandAで回答を募ったところ、到着フロアにもベンチはあるが食事等の場所がないのが不便かも、あっさり入国して(=制限エリアから出て)ベンチを探すのがお勧め、との意見が大勢。
で、実際に到着フロアから入国審査への通路を歩いてみると、ベンチはあるけれど空港野宿の雰囲気ではなかった。
【QandA】スワンナプーム国際空港、早朝の入国と国内線チェックイン
http://4travel.jp/overseas/area/asia/thailand/bangkok/transport/10319563/qa/62354/ -
やはり、ここは入国しときましょうかね、ってことで入国審査の列に並ぶ。
そこそこ列は出来ていたけれど、端の方の窓口に並んでいたら優先審査の窓口も解放してくれて、するすると入国完了。
野宿のベンチを探してウロウロするついでに、レートが良いと評判の地下にある両替屋も見に行ったけれど、流石に01時前とあっては閉店していた。
写真は入国審査の手前にあった外貨両替。 -
結局、到着フロアの端の方にあったベンチで休むことに。
足をしっかり伸ばせるだけのベンチを確保できてそれなりに快適。
但し、2時間ほど寝ていたら冷房で思いっきり冷えてきて、日本から持ち込んでいた冬支度のダウンをぎゅっと着なおすことに。 -
4時半頃起きて身だしなみを多少なりとも整え、出発フロアへ。
まず自動チェックイン機でスコータイ行きのバンコクエアウェイズ搭乗券を発券し、その後カウンターでキャリーを預ける。 -
あ~、これが出発フロアの有名なヤツか~。
と、しばし感慨にふけるも、この場にはもう用はないので -
さっさと国内線の保安検査を通過します。
-
目指すはこちら、バンコクエアウェイズのラウンジ。
こちらのラウンジ、バンコクエアウェイズ利用者なら予約クラス関係なく利用できちゃう。なんて太っ腹なんだ!ありがたい。
電源、無料Wifi、勿論あります。 -
飲み物と簡単なお菓子が食べられるよ。
左の柿の葉寿しみたいなのは、Khao Tom Mad。黒豆とバナナを餅米で包んだもの。もっちゃりと甘くて美味しい。幸せ。
ラウンジでぐだぐだと時間を過ごしたのち、搭乗ゲートへ。 -
6時半頃に搭乗開始の案内があり、パスポートと搭乗券のチェックを受けて建物外に待機しているバスに乗り込み、沖止されたスコータイ行きのプロペラ機に乗り込んだのが6:45頃。
乗客は30人いたかどうか、って感じ。 -
バンコクからスコータイまでは80分程度のフライトなのだけれど、機内食が出るよ。
しかもこの海老のお粥、海老はプリプリだし、味もしっかりついてるしで、めちゃくちゃ美味しかった! -
8:15頃スコータイ空港着。トロッコのような吹きっさらしのバス?に乗って空港建物へ。
地方の町の簡素な空港だし、そもそもの利用客も少なめなので、ターンテーブルは無い。預けた荷物はトラックからそのまま返却台的なところに置かれて行く。でも、それで十分。 -
空港からスコータイの町までは距離があるので、シャトルバス(というかバン)が出てる。
EDDYという会社がカウンターを出しているので、そこで宿泊先を言い、料金を払えばOK。私は確実を期すために宿の住所が書かれたバウチャーを見せて、自分の宿泊先を伝えた。
で、この時、復路(町から空港へ)のシャトルバスも予約しておけば安心だし往復割引になる。空港~旧市街地=300バーツ、新市街地~空港=180バーツ。往復480バーツのところ、10%割引で往復が432バーツという計算。
私を含め同じシャトルに乗った3人とも旧市街地の宿だったわけだけれど、シャトルはそれぞれの宿の玄関口まで行ってくれた。
写真はシャトルバス(というかバン)の内装。あまりにキラキラと凝っているので思わず激写。 -
そんなこんなで、9時過ぎにスコータイ旧市街地の宿(スコータイガーデン)に到着。
受付には英語を話すオーナーの女性がいて、サクサクとチェックイン完了。
「朝食はもう食べた?まだ用意があるからお腹が空いていたらどうぞ。朝食は毎朝7時~10時。今はまだ部屋の準備ができていないから、14時過ぎに来て。自転車はそこにあるのを自由に使ってOK」とのこと。
折角なので、休憩を兼ねて朝食。9時過ぎていたので料理は残り少なくなっていたけれどそもそもの種類が多く、どれもが美味しい家庭料理。ホテル予約サイトのクチコミに「朝食が美味しい」と書かれていたのはヨイショじゃなかった。 -
10時頃、宿(スコータイガーデン)の自転車を借りていよいよスコータイ歴史公園へ。
リュックには宿の朝食として提供されていた小さなバナナを2本忍ばせ、メインの通りにあったセブンイレブンでミネラルウォーター(500ml=7バーツ)を購入。これで暑い中の遺跡見物の準備はOK。
ちなみにこの自転車、大阪府堺市で防犯登録されてた(笑 -
宿(スコータイガーデン)から歴史公園まではチャリで5分程度の距離。あっという間に正面入り口に到着。
入り口左手にあるチケット売り場で入場券を買い(入場料=100バーツ、自転車乗り入れ料=10バーツ)地図をもらって、あとはサイクリングしながら遺跡を見て行く。 -
Wat Mahathat
林立する高い柱にまずは圧倒される。 -
Wat Mahathat
地元の小学生?も引率の先生に連れられて見に来ていた。 -
Wat Mahathat
いとうせいこう・みうらじゅん「見仏記3海外篇」曰く、「サンダーバード基地みたいなもん」で、スコータイのこの囲まれた空間に収まった仏像は「シャワールーム仏」なのだそう。
いやまったく、そんな、感じ。参ったね。楽しい。 -
Wat Mahathat
仏像、塔、柱、台座。壊され・焼け落ち・崩れたものも多いけれどそれでもこれだけある。当時は相当に巨大で立派な施設だったのだろうことが良くわかる。 -
Wat Mahathat
台を積み上げたような塔?の足元を支える色々な動物の中に、はっきりそれと分かる象さんがいたゾウ。 -
Wat Mahathat
仏像の台座にはヒンドゥー教を思わせる彫刻や象の列。このイロイロ揃ってる具合がまた楽しい。 -
イチオシ
Wat Mahathat
螺髪上部の火炎、左肩から下がる布の先のヒラヒラ、逆三角形の上半身、長く全てを掬い救えそうな指。
これがきっとスコータイ美なのだと思う。 -
Wat Mahathat
睡蓮の池に映り込む遺跡の建物群が美しい。 -
Wat Sri Savaya
主要遺跡の手前には遺跡の説明文(タイ語と英語)の他に、予想復元図があるので、心の眼で在りし日の姿をイメージ。 -
Wat Sri Savaya
地元の中学生くらいの学生さんたちも見学に来ていて、居合わせた欧米人男性観光客と一緒に写真に写ってキャッキャしてた。 -
Wat Sri Savaya
クメールっぽい造形。 -
Wat Sri Savaya
いろんな要素が混じり合って、でもなんだかそれで綺麗に収まっている面白さ。 -
Wat Traphang Ngoen
遊行仏。この歩いている仏を見るために、私はスコータイに来たのだよ。
会えて、感激。
暑さ(昼間の気温は30度超)さえなければ、何時間でも見ていられる。 -
Wat Traphang Ngoen
下膨れなお顔の仏像。
そして後ろの塔の上部には遊行仏。 -
Wat Chana Songkhram
仏像を見てうっとりして頭が「ぼぅ・・・」っとなっているのか、それとも暑さで「ぼぅ・・・」となっているのか判然としないが、多分両方が原因だろう。
ってわけで、遺跡を1つ見たら自転車に乗る前にペットボトルの水を飲む、というマイルールで見学続行。 -
Wat Chana Songkhram
写真に撮ると仏像の色落ちがどうしても目についてしまうのだが、実際に仏像に対峙すると汚れが全く気にならないのは何故だろう。
良いところ、気に入った部分しか目に入らなくなるから、かな? -
時には植物にも目をやる。
ねじれた状態から花びらが開いてゆくのが良くわかるね。 -
Monument of King Ramkhamhaeng the Great
地元の小学生?も来ていて、熱心にお祈りをしていた。
スコータイの人々に人気のある王様なんだなぁってことを実感。 -
Monument of King Ramkhamhaeng the Great
お供え物の様式が日本のそれと異なっているので興味深く見る。
タイの人はペットボトルもストローで飲むので、お供えの水やココナッツにもストローがさしてある。 -
この時、12時過ぎ。スコータイ遺跡の城壁内部を観光し始めて約2時間。
手持ちのミネラルウォーターが少し心もとなくなってきたので、ここで1本購入、10バーツ。 -
スコータイ滞在中はずっと鳥の声と虫の声を聞いていた。
そんな中で最もよく姿を見たのがこの鳥。かなりの大股でスタスターッと歩く。 -
Ta Pha Daeng Shrine
ここで城壁内の有料区間を北側に出て、道路脇の遺跡をちらっと右目に見つつ西側区域へ。 -
実は西側区域も有料で、城壁内の西側出入り口にあるチケット売り場でチケットを購入する必要がある。
-
この祠、家の敷地内だけではなくて、遺跡巡りの道の脇でも時々見かけた。
土地の神様を祀ってる、ん、だよね? -
Wat Sri Thon
-
Wat Sri Thon
牛に見つめられながら、遺跡見物。
それにしても、耳が大きい牛だな。 -
Wat Tuk
きっとあの中に昔は仏像があったんだ。 -
Wat Tuk
今はもう、焼けただれたような胴体しか無いけれど。 -
トゥクトゥクとすれ違う。
スコータイで見かけるトゥクトゥクの多くは、運転手が後ろで乗客が前。面白いスタイルだけど、何故こうなったんだろう?
運転手が前で乗客の乗る座席を引っ張る方が運転手にとっても視界が開けるし良さそうに思うんだが。 -
Thewalai Mahakaset
柱に開けられた穴というか窪みを見る感じ、梁のようなものが走っていたんだと思う。 -
Wat Phra Yuen
頭が・・・頭が足元に・・・ -
Wat Mangkom
-
自転車を走らせている西側区域はこんな感じの道。
道はもらった地図通りで、迷子になる程多くの道があるわけでは無いし(というかほぼ1本道)、道の向こうに(あるいは向こうから)自転車に乗った他の観光客が時折姿を見せるので、寂しさとか不安はない。
所々にポリスボックスがあったので(まぁ警備員らしき人は寝てたり何か他の作業をしてたりだったけど)イザって時に助けてくれそうな人はいる。 -
Wat Tham heep
自転車を降りてちょっとだけ頑張って石の階段を上ると -
Wat Tham heep
寂しい感じの遺跡があった。 -
Wat Chemie Ngam
こちらも頑張って上ると、綺麗な釣鐘型の仏塔 -
Wat Chang Rop
崩れてしまって分かりにくいというか、知らないと分からないけど、釣鐘型の仏塔の台座を支えているのは象さんだゾウ -
Wat Samphan Hin
頑張って登った頂上からの眺め。 -
Wat Samphan Hin
やはり肩幅が広くて逆三角形な上半身の仏像。そしてやたらとお臍がくっきり。 -
Wat Samphan Hin
地元の女子中学生?の団体も登ってきた。
髪は後ろで結んで白いリボンという規則なのかな? -
これで西側区域を一通り見終わったのが14時過ぎ。
流石にお腹が空いたので旧市街地に戻るよ。 -
城壁内の正面入り口付近で焼き鳥が私を誘惑したので、こちらで昼食。
身がしっかりとした焼き鳥で美味しい。 -
宿(スコータイガーデン)に戻ってきたのが15時前。
「部屋の準備はできてますよ」とのことで、預けていたキャリーを引き取って自室へ。 -
室内はこんな感じ。
ダブルベッドのシングル利用で広々。
冷蔵庫、スリッパ、ドライヤー、シャンプーにバスジェル等もあり、1泊約1000バーツと奮発しただけのことはある。 -
シャワーと便座を仕切るカーテンがないのは気になるっちゃあ気になるが、そこはおおらかに行こう。
-
10時から14時過ぎまでがっつり4時間遺跡見物をして汗をかいたので、シャワーを浴びて遅めの昼寝。
18時半頃起きて、夕食をとりに町に出る。多くの店は観光客用に写真入りの英語メニューをおいているので、それを見ながらなんとなくで店を決める。
ちょっともっちゃりした麺に野菜と豚のスライス、バナナシェイクをつけて80バーツ位。
机の上の調味料を自分で好きに混ぜて味付けするのが楽しい。 -
Wat Traphang Thong
旧市街地にある現役(って言うのか?)のお寺。 -
Wat Traphang Thong
ここにも遊行仏。 -
Wat Traphang Thong
どういうふうに利用されるのか分からなかった仏具(だよね?) -
セブンイレブンで
-
おやつを物色。
花見??? -
宿(スコータイガーデン)への道は電飾がされていたけれど、何かイベントが予定されていたんだろうか?
確かに宿の近くの小さな空き地には電飾のなされた舞台が設置されていて、近所の人が大音量で音楽をかけつつ踊ってたけど。
そんなこんなで宿に戻ったのは20時前。
宿のWifiで快適にネット検索もしつつ、明日の計画を練って就寝。
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