2017/11/18 - 2017/12/02
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スタリモストさん
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奇岩巨岩に覆われた異形の景色に、中世の栄華を物語るヴィジャヤナガル朝の廃墟が点在するハンピ。多くのインド旅行者が魅入られたハンピなので、ぜひ行ってみたいと思っていた。
ここに3日滞在し、バイクをレンタルしてアチコチ観光した。
【旅程】11/18デリー→19~21ハイデラバード→22~24ハンピ→25~30フォート・コチ→12/1~2帰路
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SANBARが手配してくれた列車は、ベンチシートクラス(AC2/2A)(1195Rs)。進行方向に足が向く上下2段だったので、とても快適だった。
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朝を迎えた。
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列車はグンタカルで長時間停車し、車内清掃が行われた。朝の賑わいを見せるプラットホームは旅情が溢れる。
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ひまわり畑が点在していた。
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ビジネスウーマンたちの席に招かれた。保険関係の仕事をしている人たちのようだった。「あなたのサリーいいですね」「妻の服とチェンジしましょうか?。」「そうだ、一層のこと妻をここに置いておくので、一緒に日本に帰りましょう。・・」などと冗談を言ったり、お互いに子どもたちの結婚写真を見せ合っていると、ホスペットが近づいた。
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ホスペットには1時間遅れの11時前に到着した。
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列車から降りた所からつきまとわれたオートリキシャワラーに従って、ハンピ村の宿に向かった(300Rsが200Rsにダウン)。
このあと、走行しながらカーキ色の上着を着込むドライバー・・腕を袖に通すのに後ろから手伝ってやったが、上着着用はハンピでは義務づけされているようだ。 -
ところがこのドライバー、予約したGHとは異なる日本人旅行者御用達のKalyan Guest House に私たちを降ろしてしまった。
迂闊にもそれに気づいたのはホテルオーナーから、「あなたたちの予約は入っていない。」と言われた時だった。
もうドライバーはいないし弱ったなあ・・と思ったものの、ハンピ村はとても小さいから、オーナーに教えてもらった通りに歩いたら数分後に予約したGHに到着した。
booking.comで予約したのはKiran Guest Houseで Kalyan Guest Houseと名前は似てなくもない。私たちが日本人だから・・ということでドライバーは勘違いしたのだろう。
※巨岩につながる家並み -
KiranGH(1泊800Rs 1400円)はフレンドリーな若い夫婦と夫の両親が経営していて、部屋は清潔で快適に過ごせそうだ。
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1階の角部屋(翌日は2階に移った)
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2階テラスからの眺望。トゥンガバドラー川が見えてなかなか良い。
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昼からは、今後の旅程を出口まで詰め、チケットを手配することに費やした。
GH近くの旅行社に行き、ある程度の情報をつかんだあと、KiranGHに全てを頼んだ。来年早々にも赤ちゃんが誕生する若い夫婦に少しでも貢献できればと思ったからだ。
※ハンピ村の細い道に牛が行き交う -
今後のコースとしては・・
ハンピ→バンガロール(ナイトバス1150Rs)。
バンガロール→ケララ州コチ(飛行機5300Rs)。
コチ→デリー(飛行機7566rs)。・・・に落ち着いた。
手持ちのルピーも底をついたので、3万円の両替も頼んだ(16200Rs /100円=54Rs )。
※ハンピ村の小学生たち -
日が暮れてから散歩と夕食に出かけた。
ヴィルパークシャ寺院に入ると・・・ -
象が舎にもどる寸前・・・
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レストランを物色。
「マンゴー・ツリー」が一人勝ちしてとても込んでいたが、他は閑散としていた。
外でドーサ(70Rs)を焼いている店の主人に声をかけられた流れで、店先の椅子に座った。 -
近所の住人たちが何故か集合。
真ん中の女性は年齢が同じ65歳であることが判明・・。
後ほど並んで記念撮影(^o^)。 -
■6日目(11/23)
今日はレンタバイクでハンピの見どころを巡った。
自転車は暑いので論外。オートリキシャは自由度がないので除外した。
簡単な申し込み書を書くことになるが・・免許証ナンバーの記入欄もあったものの覚えていないので、テキトーな数字を書き入れておいた。
1日レンタル代250Rs+ガソリン代2リットル分200Rs
妻を後ろに2ケツしたのはラオス、ミャンマーに続き3度目。スピードは出なかったが、風を切って走るのは楽しい。
65歳の脳裏に「自2」免許をとって走り始めた高校時代が蘇る。
日本人ツアーの同じ一団と何度か出会い・・真顔で「気イつけてくださいよ・・」と声をかけていただいた。 -
出発前、ガソリンを注入
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ハンピ・バザールの方向に走り、マータンガ丘の麓に「ヴィッタラ寺院→」と看板が出ていたので、その看板を少し左に入り、バイクを止めてトゥンガバドラー川沿いに歩くと・・何やら儀式めいたことが行われていた。
・・・このあたりは聖域なのだろうか。
3人の男が瞑想をし・・ -
船頭をやとい、1人がかご船に乗って川の中ほどに至るや、袋から壺を取り出して、中の粉を撒き始めた。
どうやら散骨のようだ・・。 -
コダンダラーマ寺院では、結婚式が行われていた。
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食べ物に困らないことを願ってか、互いに米を頭から掛け合うシーンを見ていて、ちょっと目頭が熱くなった。お幸せに・・・。
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川沿いに少し行くと・・アチュタラーヤ寺院に続く「スーレ・バザール」に至った。
(スーレ=売春婦??) -
巨大な奇岩と遺跡のコントラストはここにしかないものだ。
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1500年初頭に建てられた「アチュタラーヤ寺院」
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石組は精巧で見事
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見学者はとても少なく、静謐な中で廃墟感が独特の雰囲気を醸し、なかなか良い。
「ヴィッタラ寺院」へはここから歩いて20分ほどかかるようだ。
遠回りになるがバイクで行く方が楽なので戻ることにした。 -
「ヘーマ・クータの丘」
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アチュタラーヤ寺院の塔門やハンピの村が鳥瞰できる。
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巨岩の間に寺院の跡が見える。
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Kadalekalu Ganesha
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高さ6mの巨大なガネーシャが中に鎮座している。
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ランチタイム
バスターミナル付近。ハンピバザールに並行する道沿いの屋台食堂で、反対側は土産物屋が建ち並ぶ一画。
2皿で1人前55Rs・・若い2人がてきぱきと仕事をしていて、気持ちよかった。 -
GHにもどり昼休みをたっぷりとって、再びバイクで観光。
ヘーマ・クータの丘を過ぎて左折する直前で、後ろから日本語で「こんにちは」と話しかけられた。バイクに乗っていた日本人女性で、ハンピに嫁いだという。
「気をつけて、ハンピ楽しんで下さい。」「ありがとう」
※遺跡が牧場になっていた。 -
ヴィッタラ寺院にバイクを横付けすることはかなわず、1㎞ほど手前で止めて、電動カート(往復20Rs)で寺院に至る。
※カートの1番後ろの席に座り撮る。手を振るとみんな応えてくれる。 -
入場料は、王宮地区のザナーナー・エンクロジャー等と共通で500Rs。
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院内に敷き詰められた石畳
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ヴィッタラ寺院は16世紀に建造され、ヴィジャヤナガル様式の最高傑作と言われているヒンドゥー寺院。
拝殿の一部は崩落が危ぶまれ入れなかった。 -
音楽堂
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南インドに見られるドラヴィダ様式のガルーダをまつる「ラタ」。車輪を刻んだこのような建造物は見たことがなく、小振りだったが異彩を放ち存在感があった。
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16世紀の寺の繁栄を知っていそうな堂々たるプリメリアの老木
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2家族の子どもたち・・行儀良く座っていたのでパチリ。
お母さんが、「みんな、カメラを見て・・笑いなさい・・」と言ってくれた(ようだ)。 -
ヴィジャヤナガル王朝(14C~17C)の栄華を物語る「王宮地区」に移動。
王妃の浴場の芝生公園 -
王妃の浴場・・静謐な佇まいで居心地が良かった。
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イスラム諸国の侵略により多くの遺跡が破壊された。
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レリーフの頭部はほとんど欠落していた。
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階段井戸、陰影が際立ち現代アートのようだ。人が立たないと巨大にも見えてくる。
※前回のインド旅行ではたくさんの階段井戸を巡った。以下にまとめていますから、参照してください。https://4travel.jp/travelogue/10866824 -
エレファント・ステイプル(象舎)
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なかなか堂々たる建物
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Guard's Quarter
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ロータス・マハル
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皇后が避暑のため過ごした。イスラム様式のアーチが散見される。
インド人観光客が夕日を浴びて記念撮影中・・ -
ナラシンハ像。高さ6.7m、ヴィシュヌ神の化身で、ライオンの顔を持つ。
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まことに奇妙な神像
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今日も昨晩と同じ所でドーサを食べる。
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外で調理。
左下の年季の入った布巾で手を拭いたり、鉄板を拭いたり・・ちょっと気になったが・・まあいいか。 -
バナナドーサを注文した。
シロップをかけて食べる。中にバナナ2本分が入っている。もう満腹。 -
洗い場に牛の親子・・なにやらごそごそしている。
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立ち去ったあとで様子をうかがうと・・
見事に残飯整理・・。これで食器洗い完了かな(^^;)。
充実のハンピ観光だった。バイクで廻るのもなかなか楽しいものだ。
明日はトゥンガバドラー川の対岸を観光する。
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