2017/12/02 - 2017/12/02
678位(同エリア1546件中)
ちゃんさん
久留米から阿蘇、大分、下関を巡り、久留米へとぐるり一周して帰って来る旅に出てみました。
https://4travel.jp/travelogue/11310032
↑内牧温泉の「ひきこもり系温泉宿」をチェックアウト。内牧温泉入りして18時間目にして、はじめて温泉街へと足を踏み入れました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
-
内牧のなんでもない通りを歩いていたら、電柱に「九州北部豪雨」と書かれたステッカーが。朝倉に大きな被害をもたらした今年ではなく、5年前の九州北部豪雨の時の浸水高さです。
幼い頃から阿蘇は何度も水害に見舞われてきたイメージがあり、火山の噴火でもたびたびニュースになってきました。まして地震にまで見舞われるとは。温泉、水、山々などの自然の恵みは、災害と隣り合わせでもあります。 -
内牧の温泉街。古い家屋を利用したカフェや飲食店、大きくはないけど雰囲気のある旅館など、きちんと今の時代に合った温泉街に変化している印象です。交差点の巨大な学校椅子も、なかなかフォトジェニック。
今風にGoogleでバス停の場所を調べてみれば、この近くのはずなのに、どう探しても見当たりません。本屋のおばちゃんに聞けば、まったく別の場所でした。頼りになるのはデジタルより、人のぬくもりです。バス停の位置にはご注意を by ちゃんさん内牧温泉 温泉
-
内牧のバス乗り場は、内牧城址に立つ阿蘇市立体育館前。今は仮設住宅も立っています。
ところが体育館でのイベント時はさらに移動し、東側の道向かいの公民館前がバス停になります。だいぶ時間に余裕を持って出てきたはずなのに、ギリギリ。間に合ってよかった。 -
10時発の宮地経由、阿蘇駅行きのバスは、かわいいマイクロ型のバスでした。他に乗客はおらず、運転士さんから
「ご夫婦で旅行ですか、いいですね」
と話しかけられ、さっそくローカルバスの旅らしい展開に。ストレートに宮地駅へ行かず、山へりの集落を結ぶこの路線は、運転士さんとしてもオススメの路線だとか。 -
集落と集落の間に、森の中を抜ける区間があります。
「トトロのバス停でもありそうでしょ?この辺に作ったらって思うんですよね。そのまま作ったら怒られるだろうから、ちょっと変えて(笑)」 -
田んぼの一本道の正面には、阿蘇五岳。涅槃像の「鼻」にあたる部分は地震で崩れてしまい、だいぶ形が変わってしまったんだそうです。でもそれが自然というものではないか、と。
若い頃は、熊本市内を飛ばしていたという運転士さん。故郷の阿蘇へ戻れた喜びと、阿蘇への愛が伝わって来るようでした。 -
田んぼの真ん中に自噴井。ずごい勢いです。
-
のどかなローカルバスの旅を終え、宮地中央で下車。旧一の宮町の中心部だったことが分かるバス停名です。
-
門前町から北に3分、旧女学校跡にやって来ました。木造校舎を生かし、今はアンティークショップや喫茶店になっています。古い建築物だけど、地震の被害はなかったようでなにより。
-
同じ区画にある、かんざらしの店「結」も無事。外に大きく開かれた建物はいかにも揺れに弱そうで、阿蘇神社倒壊のニュースを聞いた時、心配になっていたのでした。
-
店内にまで導かれた水に、サイダーが冷やされ、流しそうめんも楽しめる、夏にはうってつけの店です。零下のこの日も、こたつが入れられていたので寒さに震えることはありませんでした。
地震にも負けず清らかな水湧き続ける甘味処 by ちゃんさん結 グルメ・レストラン
-
おかげで、銘水仕立ての「かんざらし」も、おいしく食べられました。
-
門前町商店街へ。郊外型店舗の攻勢にさらされ、さびれていたという商店街も、近年は元気な商店街の一つに数えられるまでになりました。
地震で修理中の店舗もありましたが、真横で神社が倒壊したとは信じられないほど、表向きは平穏な風景です。店もほとんどが開いています。水基めぐりも楽しい by ちゃんさん阿蘇神社門前町 市場・商店街
-
商店街で楽しめる、水基巡り。あちこちで沸く湧き水のことを、ご当地では「水基」と呼びます。間近な水源のはずなのに、水基によって水の味が違うのが不思議。
-
湯巡追荘のバーの兄ちゃんおすすめのイタリア食堂「ラ ルーチェ」で、おすすめの「リモナータ」とホットワインをテイクアウトしました。どちらもレモンの味がよく出てて、さっぱりうまかったです。
カウンターオンリーの店は、ラーメン屋の居抜きなんだとか。バーテンさんも、休みの日は昼から飲んでいるんだそうです。今度は、ゆっくり食べに来よう。ラ ルーチェ グルメ・レストラン
-
肝心の阿蘇神社は修復中。それでも観光客の姿は多いのには、ほっとさせられます。
建物は再建中でも、ここにある神社 by ちゃんさん阿蘇神社 寺・神社・教会
-
零下の冷え込みはどこへやら、ホットワインで体も温まった上に日差しも出て来て、暑苦しさを感じるほどになってきました。汗をふきふき15分歩き、宮地駅に到着。
古くから観光地の玄関として君臨してきた、立派な駅舎です。宮地駅 駅
-
そんな駅にも、民間企業JR九州が取り組む合理化の波は押し寄せます。これまで4:45~22:00まで営業していた駅業務は、7月から8:00~16:30に短縮されてしまいました。
-
駅内の豊肥本線災害復旧資料館を見る時間はなく、なくなくパスしました。
「復旧」とは、前回の九州北部豪雨からのもの。トンネル内を鉄砲水が流れ、線路が出口に押し出されるという、想像を絶する被害でした。地震によるがけ崩れで、阿蘇大橋ともども豊肥本線が流されるなんて事態も、やはり想像していませんでしたが… -
宮地駅からは、臨時特急「あそぼーい!」で大分を目指します。
地震前は熊本~宮地を結んだ、JR九州自慢の観光特急の一つ。阿蘇の復興支援のため区間を変えて、ひとまず来年の1月8日まで走ることになっています。 -
大雨の影響(?)とかで、1号車、3号車、2号車、4号車という順番になっており、ちょっと戸惑いながら指定した席へ。1号車1番A、B席は暖簾の向こう側にある…
-
パノラマシート!700円(株優割引で350円)の追加で手にできる、運転士の気分が味わえる席です。
小田急沿線に住んでいたヨメさんならロマンスカーで体験済みと思ってたら、こんな席は初めてとのこと。 -
今の営業区間では、宮地を出るとさっそく車窓のハイライト、外輪山越えにかかります。
エンジン音をうならせ急こう配を登れば、あっという間に阿蘇の街が眼下へと遠ざかって行きました。本来の営業区間では楽しめない景色です。 -
勾配を登った先は、旧波野村。波野駅は標高754mと、九州ではもっとも高い場所にある駅です。さすが、お昼だというのに枕木の霜が消えません。
-
紅葉もきれい。
-
パノラマシートは、前面展望だけではなく、側面や、斜め前方の展望が大きく広がるのも魅力です。
-
土曜日の逆方向の列車とあって、乗車率が1割にも満たないのは寂しいところ。今朝の阿蘇方面の列車は、賑わっていたと信じたいです。
あそぼーい!のウリの一つ、子ども向けの遊び場には、主役の子どもたちが乗っていてほっとします。本来は保護者同伴のスペースなのですが、乗務員さんたちも余裕があるのか、遊び相手になっていました。 -
親子シートも、本来の使われ方をしていて安心。
-
子ども向けばかりではなく、カフェには大人向けメニューも。
大人プリンはシェリー酒がきいていて、苦みのきいた味わいがナイスでした。 -
コース後半は、大野川が車窓の友です。
沈下橋、大野川にもあったことに初めて気づきました。 -
紅葉と大野川。
-
右側に並走するのは、学生時代、よく一人で原付で駆けていた旧国道10号線。パノラマシートに座ってほぼ同じ風景を、ヨメさんと眺めました。
-
高架の大分駅も、パノラマシートから見れば大都会の風景です。15年前の自分がこの写真を見せられても、まず大分とは信じないと思います。
-
ホームでは、数少ない乗客を駅員さんたちが迎えてくれました。宮地から約1時間40分、思いがけずいろんな車窓を楽しめた旅路でした。
1日もはやく本来のコースに戻ってはほしいけど、現在のコースも、乗るなら今のうちです。 -
まずありえなかったはずの、大分駅に止まるあそぼーい!の図。改造前の「ゆふDX」だった頃には定期的に大分に乗り入れていたけど、車両の色も駅も全然違うものでした。
思えばこの車両、新造時は「オランダ村特急」でした。その後改造とともに、「ゆふいんの森Ⅱ世」「シーボルト」「ゆふDX」と名を変え、あそぼーい!は第5形態。その熊本~宮地間ですら安住の地でなかったわけで、早く戻してやりたいものです。 -
大分駅の発着案内。日豊本線の南部の不通も続き、現在の九州の路線網はズタズタ状態です。再来週には日豊本線が全線復旧の予定。ななつ星も、大分に帰ってきます。
大分駅 駅
-
1時間半ばかり、大分の街をぶらぶら歩き。パルコに続き、フォーラスも解体が始まり風景が変わっていきます。
フォーラスはOPAとして再建予定とのことで、大分の市街地はまだまだ元気です。 -
府内城址に行くと足場が組んであったので、何を作っているのかと思えば、この足場自体が府内城を復元したものとのこと。
大分城址公園 府内城跡 名所・史跡
-
なるほど離れてみれば、城のスケール感がよく分かります。来年1月のイベントに合わせたものだそうですが、復元に向けた議論の呼び水になるかも。
-
建築学科の学生時代、よく通ったアートプラザへひさびさの再訪。
アートプラザ 美術館・博物館
-
磯崎新氏設計の旧県立図書館を、市が譲り受け、文化・芸術施設の拠点として再生したものです。
-
建物そのものも…
-
アートなわけで。
-
現在の県立図書館と共通する設計思想も見られ、興味深いです。
-
3階には、磯崎新建築展示室を常設。入場無料なので、学生でも気軽に足を運べた施設でした。
-
大分駅からは「青いソニック」に乗り、次なる目的地を目指します。
続く⇒https://4travel.jp/travelogue/11310324
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
阿蘇(熊本) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 阿蘇・大分・下関の旅
0
46