鹿児島のたび2017年11月（２）鹿児島市内、指宿

2017/11/26 - 2017/11/28

２日目は、
鹿児島市の仙巌園の借景の雄大さに感激し、
白水館の薩摩伝承館で薩摩焼をゆったり鑑賞し、フェニーチェでカポナータを美味しく食しました。

エリア 指宿(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス JALグループ ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

２日目。

桜島を望んで。

仙巌園（せんがんえん）。

島津光久によって造園、
桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てた、素晴らしい景色と広大な庭園。

その雄大な借景に感心します。

集成館事業。

島津斉彬がこの敷地の一部を使って、ヨーロッパ式製鉄所やガラス工場の建設などの近代化事業を推進。

鉄製の１５０ポンド砲。

この鉄を作るために、新たに建設したのが・・・

反射炉。

ただし、実用されなかったみたい。

製鉄・造船に関わる機械工場、反射炉跡など3資産が「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産に登録。

軍艦島の世界文化遺産の登録といえば、皆さんすぐ気がつくが、集成館事業も同時に登録されていますよ、とはボランティアガイドさんの弁。

小みかん。

本当に小さいみかんだけれど、甘くて美味しい。

克灰袋（コクハイブクロ）。

桜島の灰を入れる袋。鹿児島市から配布され、後日回収される。

まけるな桜島の皆さん。

ちなみに、鹿児島では、灰（はい）をへと言うそうで。

園内の売店。

というよりも、おしゃれなショップ。

薩摩の郷土品を売っていました。

一撃必殺の示現流で用いる練習用の木刀。

なかなかに重い。



正門。

鶴御殿。

ここが居間。

その前には・・・

錦江湾と桜島。

雄大な借景。

後ろの山に滝のように見える、白い筋。

実は、白い岩に字が書いてあるのです。

千尋？

鶴灯篭。

獅子乗大石灯籠。

菊祭りがあったとのことで、まだ菊の花が残っていました。

松風軒。

園内の食事処です。

本日のお昼は鶏飯。

奄美大島の名物。
ほぐした鶏肉や錦糸卵、その他の野菜を、丼ご飯にのせて、だし汁をかけて食します。

尚古集成館（しょうこしゅうせいかん）。

島津家に関する史料や薩摩切子、薩摩焼などを展示しています。

唐突ながら、
長崎鼻にある竜宮神社。

長崎鼻とは、薩摩半島の最先端に突き出た岬のこと。

ここはなあに、といった観光地風な場所。

白水館。

指宿温泉の本日のお宿。

なかなか広大な敷地に、豪華な建物が立ち並びます。

薩摩伝承館。

白水館のオーナーが収集した薩摩や中国の美術品を中心に展示。

温泉旅館の私設美術館だが、侮れません。

広々とした施設内をゆったりと鑑賞します。

白薩摩の逸品。
　
巨大で精緻。

沈壽官窯。

１２代沈壽官の作品。
ウイーン万博に出品した大花瓶が受賞し、その名を知られています。

司馬遼太郎の小説、故郷忘じがたく候の主人公は、14代沈壽官。

明日は沈壽官窯を訪問します。

篤姫も乗ったであろう、豪華な女駕籠。

西郷さんの銅像。

鹿児島のいたるところに、西郷さんの銅像がありました。

おらが国さのヒーローです。

独特な美感にほれぼれします。

夜の白水館。

途中にあった、竜王戦の立て看。

将棋型でライトアップ。

12月４日の竜王戦で、渡辺明竜王に羽生善治棋聖が挑戦し、4勝1敗で竜王のタイトルを獲得。これにより、通算7期で永世竜王を獲得し、他の永世称号と合わせて永世七冠を達成した。

後のニュースで知りました。

夜の薩摩伝承館に併設された、イタリアレストランのフェニーチェ。

ここで夕食です。

アミューズ。

地元の貝を、エスカルゴ風ににんにく炒め。

野菜プレート一品。

トマトの酸味が軽やかで、白い野菜はタケノコ？

あまりの美味しさに、後の写真を撮るのを忘れてしまった。

おしい。

フェニーチェ。

給仕長に、ラタトゥイユがおいしいね、といったら、これはカポナータだと教えられ、そこから話が弾みました。

ちなみに、ラタトゥイユはフランスのトマトベースの夏野菜煮込み。カポナータはシチリアのトマトベースの野菜煮込み。一番の違いは、カポナータは、ナスが主役で素揚げしていること。

一品、一品が美味しくて、写真で残さなかったのが残念至極。


帰り際に、シェフが南麻布「アッピア」の料理長出身と聞いて、成る程と納得。

ここは大いにおすすめです。