2017/09/18 - 2017/10/05
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Fuyuyamaさん
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スイス8日目。5時30分起床、天気予報をチェック。午前中は曇り、午後にわか雨の予報。やはり今日は、ルツェルンの街歩きになりそうだ。念のため、ベランダへ出て空をチェック。アレッ!アイガーの黒々としたシルエットの上空には、満天の星が輝いているではないか。ルツェルンへ行く気になっていたが、ハイキングへと気持ちが揺らぎ始めた。
午前中晴れているなら、朝一番のバスでグロッセ・シャイディックへ行き「アントゼーヴェン」に映る逆さアイガーを撮影。30分後のバスでグリンデルワルトへトンボ返りしてから、今度はフィルストまでロープウェイで上がり、バッハアルプゼーへのハイキングコースを歩くというプランを立てた。妻はそれならばと、お弁当のサンドウィッチを用意し準備を整えた。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
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夜明け前、アイガーの上にはオリオン星座が輝いていた。
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雨の予報とはほど遠い青空に、ルツェルンの街歩きからハイキングへと気持ちが傾き始めた。
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グロッセ・シャイディック行きのバスは、グリンデルワルト駅発8時44分だが、坂道を上るのはつらいのでいつものバス停から8時6分発のバスに乗って駅へ向かう。
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まだ30分以上時間があるのでCOOPで飲み物を買い、COOPの外にある両替機で1万円を小銭に両替する。しかし、駅前のベンチへ座りバスを待っている間にどんどん天気が悪くなってきた。
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先程まで見えていたアイガーを始めベッターホルンの山頂部分は雲に隠れ、対面するファウルホルン側も黒い雲に覆われてしまいそうだ。チュッゲンの麓に虹が出ているということは、その周辺では雨が降っているのだろう。
天気の急変に、やっぱりこれではハイキングは無理と、急遽その場でルツェルンの街歩きに計画を変更、インターラーケン・オスト行きのBOBに飛び乗る。 -
急な変更で電車の乗り継ぎは悪く、インターラーケン・オストで、ルツェルン行きの電車を40分待つ羽目になった。
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イチオシ
インターラーケンからルツェルンを結ぶこの路線は、「ゴールデンパスライン」と呼ばれる絶景路線。特に「ブリエンツ湖」、「ルンゲルン湖」、「ザルネン湖」と次々に現れる湖の景観には目を奪われる。本来ならば、湖が良く見える進行方向右側の席を確保しなければならなかったが、何を勘違いしたか左側に席を確保するという失敗を犯す。どうも今日は、やることなすこと全て裏目裏目に出ているようだ。
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ルツェルン到着は12時5分前。ここの天気予報は晴れのち曇りであったが、来てみると小雨がパラついている。天気までも裏目だ。
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スイスへ来て初めての大都会での街歩き。ハイキングへ出かける格好では、正直周りから浮いている。コインロッカーにリュックサックを入れて身軽になる。
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妻も人の多さに戸惑い、まるでパリみたいだと言っている。ツーリストインフォメーションでシティーマップを貰い、街歩きをスタート。帰りの電車は15時5分発なので、約3時間の街歩きだ。
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ルツェルンの象徴のひとつ「カペル橋」。青空の下で見てみたいものだ。
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イチオシ
橋の向こうは旧市街地。夏に来たときよりも観光客は少ない。
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ルツェルンの歴史が描かれた絵が、屋根の梁に掛けられている。
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この街には2015年に来ているので、だいたいの土地勘はある。
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街並みも秋色だ。
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フレスコ画の描かれた建物が目を引く。
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もうひとつの屋根付きの橋「シュプロイヤー橋」から、深緑色の二つの塔が印象的な「イエズス教会」方向を眺める。
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シュプロイヤー橋の屋根の梁には、当時猛威を振るったペストの流行を描いた「死の舞踊」と呼ばれる絵が掛かっている。
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高台から街を見渡す。
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ムーゼック城壁まで上ってきた。
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時計塔の入り口を入ったところに、かつて市庁舎で使われていた大きな時計が飾られていた。
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時計塔から「メンリ塔」を眺める。
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イチオシ
ムーゼック城壁には9本の塔が建っているそうだ。
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塔の上からは街が一望できる。
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ベンチに座って持参した昼食を食べていたところ、城壁の上を見学していた地元小学生の一団から「コンニチワ!」と挨拶された。中国人や韓国人が多い中で、なぜ我々が日本人だと分かったのだろう。
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ルツェルンのもうひとつのシンボル「瀕死のライオン像」。
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フランス革命で、ルイ16世とマリーアントワネットを最後まで守って戦死した、スイス傭兵786人の慰霊碑だ。ライオン像の脇に、その時の様子を描いたパネルが設置されていた。
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2本の鋭い尖塔が印象的な「ホーフ教会」。
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教会入り口の上部。バラ窓下の像は、十字架の槍を持った天使が悪魔を退治している。
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教会の内部。厳かな雰囲気だ。
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カペル橋、フレスコ画の美しい旧市街地、シュプロイヤー橋、ムーゼック城壁、ライオン記念碑、ホープ教会の順に見て歩いたが、正直に言うと街歩きは苦手だ。あまり興味が沸かないのだ。ハイキングなら3~4時間歩き続けても平気なのに、街歩きでは2時間も歩けばうんざりしてしまう。結局3時間も歩かず14時40分に駅へ戻ってくる。往路は座席選びを失敗しているので、今度は湖がよく見える進行方向左側に座席を確保するが、すぐに眠気に襲われる。特に美しいルンゲルン湖畔は夢の中であった。
インターラーケン・オストで乗り換えたBOBの車内で、通路を挟んで隣に座っていた女性から突然声を掛けられる。この女性はフェロートラベルのFさんという方で、日本から出張で来られたそうだ。私たちのリュックサックに付けてある「アルプスウェイ」のタグを見て声を掛けたとのこと。偶然とは本当に面白いものだ。グリンデルワルトのCOOPでは、もう一つの偶然に遭遇。ツェルマットのグリンジーゼーで、シャッターを押して差し上げた八王子在住の姉妹にバッタリ再会したのだ。この姉妹は明日帰国するとのことで、お互いの無事を祈ってお別れする。 -
本日の夕食はスイスの郷土料理「ラクレット」。シャレーにはラクレットグリルが備わっており、これを使って見よう見まねで作ってみたのだ。レストランで食べるとかなりのお値段がするらしいが、COOPで食材を買えばリーズナブルに本場の味が楽しめる。トランクに余裕があれば、ラクレットグリルを買って帰りたいものだ。
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明日はフェロートラベルKさんのガイドで行く「メンリッヘン」ハイキング。当初グリンデルワルト駅に8時30分集合だったが、シャレーからはグルントのメンリッヘンバーンへ直接行った方が早そうなので、8時50分にメンリッヘンバーンで待っている旨の連絡を入れておいた。
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