2017/09/18 - 2017/10/05
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Fuyuyamaさん
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スイス2日目。夜中3時に目が覚める。やはり時差ぼけの影響か?カーテンを開け夜空に目を凝らすと星空が見える。その一画に闇に溶け込んだマッターホルンが居る気配がする。
さて本日は、フェロートラベルのHさんとの昨日の打ち合わせどおり、シュバルツゼーからシュタッフェル、ツムットを経由してツェルマットまで歩くハイキングをする予定だ。ガイドブックによると、コースはシュバルツゼー⇒礼拝堂⇒シュタッフェルへの分岐⇒シュタッフェルアルプ⇒ツムットバッハダム⇒ツムット村⇒ツェルマットという行程らしい。コースタイムは3時間30分、約10kmを歩くコースだ。もちろん初めて歩くコースなので楽しみだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
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6時30分過ぎ、空が白み始めてきた。ベランダに出ると真正面に雪を抱いた真っ白なマッターホルンの姿が浮かんでいた。
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前回2011年の時は、マッターホルンのモルゲンロートを撮影するためにマッターフィスパ川に掛かる通称「日本人橋」まで行ったが、今回は全くその必要は無し。ここは日本人橋以上のローケーションだ。
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カメラを三脚にセットしスタンバイOK 。その時を待つ。
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エーデルワイスヒュッテに面する谷の奥に見えた山。名前は分からなかった。
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7時14分、この日最初の太陽がマッターホルンの山頂にオレンジ色の光を灯した。その光は時間の経過とともに裾野へ向かい7時20分頃にはピークを迎えた。
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モルゲンロートの色は、その日の気象条件などによって変わるようだ。2011年はもっと赤が強かった。このホテル滞在中は、毎朝モルゲンロートを撮影しようと思う。
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7時30分を待って朝食。朝食はスイス定番のメニューだ。
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Hさんとの待ち合わせは8時30分、待ち合わせ場所のトンネル入口には2分前に到着。早速、ロープウェイ乗り場までマッターフィスパ川沿いに歩いて行く。
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イチオシ
朝食時はクッキリと見えていたマッターホルンにはガスが掛かり、薄いベール越しに見ているようだ。やはり山の天気は変わりやすい。
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街はずれのクラインマッターホルンへ行くロープウェイ乗り場から、6人乗りのロープウェイに乗り込む。眼下には「ゴルナー渓谷」も見える。フーリーでロープウェイを乗り換え、雲の中をシュバルツゼーへ向かって上っていく。
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するとどうだろう、ロープウェイは雲を突き抜け青空の下に飛び出したのだ。窓の外は360度の大パノラマ。息をするのをしばし忘れる。真正面は、岩壁に雪を纏った孤高の巨人マッターホルン(4,478m)。
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その右手にはダン・ブランシュ(4,357m)。
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そしてオーバーガーベルホルン(4,063m)とヴェレンクッペ(3,903m)、チナールロートホルン(4,221m)。
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ヴァイスホルン(4,505m)が続く。右手後方の窓からは、ツェルマットの谷を挟んでドム(4,545m)とテーシュホルン(4,490m)、アルプフーベル(4,206m)、リンピッシュホルン(4,199m)、シュトラールホルン(4,190m)、アドラーホルン(3,988m)が見える。
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左の窓からはクラインマッターホルン(3,890m)とブライトホルン(4,165m)だ。今日の最低気温はマイナス1℃と冷え込んだため空気が澄んでおり、山がとても近くに見える。
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大興奮のままロープウェイを降り、しばし撮影タイム。ツェルマットの谷を埋めた雲海の上に浮かぶドムとテーシュホルンが見事だ。
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ここまで上がってくると、先程まで見えなかったリスカム(4,527m)とモンテローザ(4,634m)が左側に聳えている。
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特にリスカムは、太陽の日差しを反射して山頂付近の氷がピカピカ光っている。
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ふと下へ目を向けると、これから向かう黒い湖面のシュバルツゼーがひっそりと佇んでいた。現在、無風状態なのでシュバルツゼーに映る逆さオーバーガーベルホルンに期待が掛かる。案の定、湖に向かって下りていくとクッキリとオーバーガーベルホルンとヴェレンクッペが湖面に映し出されている。
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イチオシ
湖畔に建つ小さな礼拝堂が良いアクセントだ。
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シュバルツゼー湖畔からブライトホルンを望む。
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湖畔をぐるっと回って礼拝堂の所までやってきた。
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礼拝堂をアップで。
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シュバルツゼーを過ぎると、コースは車も通れる様な広い道を緩やかに下っていく。
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視界には、絶えず左側にマッターホルンの北壁が迫る贅沢な景色だ。
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森林限界を超えているため、周りは茶色に変わった草原とゴロゴロとした岩の斜面が続き、荒涼とした風景だ。
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ゴロゴロとした岩の斜面でも、足下には花が咲いている。写真は「リナリア・アルピナ」。
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「コケモモ」も真っ赤な実をたわわに実らせている。
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マッターホルン山麓は「ツララ」ができる寒さ。
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イチオシ
シュタッフェルアルプの少し手前からまた木が現れ、今度は森の中を歩いて下って行く。
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「シュタッフェルアルプ」のレストラン。
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カラマツが陽を浴びて光っている。
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森の中は木漏れ日が美しい。
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ツムットバッハダム。水の色が独特だ。
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森の上にマッターホルンが頭を覗かせる。
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ツムット村が眼下に見えてきた。
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この村のレストランで昼食だ。
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ツムット村は伝統的な黒い木壁の集落で、たくさんの花々で飾られている。
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「レストラン・ツムット」でのオーダーは、ガイドのHさんがいるので安心。私は「ブラートヴルストとロシュティ」にコーラ、妻は「トマトとモッツァレラのペンネ」にリンゴソーダを頼む。とても美味しくいただいた。
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イチオシ
ツムット村からツェルマットまでは約1時間の距離だ。
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顔の黒い羊「シュバルツナーゼ」が可愛い。
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「ドム(左)」と「テーシュホルン(右)」を望む。
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ツェルマットの街並みが眼下に見えてくるとゴールは間もなく。約10kmのコースを歩き13時30分に到着した。駅前でHさんと明日の打ち合わせを行った後解散。
私たちはその後、駅前の「モンベル」へ向かう。実はハイキングの途中で、右足のトレッキングシューズのかかと部分が壊れたので、新しいトレッキングシューズを買う羽目になったのだ。モンベルは日本人の店長さんが居るので安心。丁寧に説明してもらい、履き比べて新しいトレッキングシューズを購入した。次は薬局。妻の膝サポーターを買うためだ。昨日のハイキングの下りで膝を痛めたものが、更に今日のハイキングで悪化したらしい。まだ旅行は始まったばかり。歩けなくなると大変なので、少し高いがサポーターを2つ買いホテルへは15時に戻ってくる。さすがに疲れ、ベッドに横になると知らぬ間に寝てしまった。 -
ホテルでの夕食。前菜は松の実がのったルッコラのサラダ。ドレッシングはバルサミコ。
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本日のスープは「ポテトクリームスープ」。
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メインはジビエ料理「シカ肉のクリーム煮」。
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デザートは「ヨーグルトアイスクリーム」。夕食後は風呂に入り、23時30分就寝。
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