2017/09/18 - 2017/10/05
27位(同エリア93件中)
Fuyuyamaさん
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スイス7日目。朝5時起床、天気予報は快晴だ。今日はグリンデルワルトでのハイライトの一つ、シルトホルン展望台だ。シルトホルン展望台は映画007シリーズの「女王陛下の007」のロケ地になったことで有名だが、この展望台から眺めるベルナー3山もこの地域で1、2を争うものだそうだ。しかし、展望台へ向かうロープウェイ料金もそれなりのお値段で、ユングフラウヨッホほどではないが、ハーフフェアカードを持っていてもミューレンからの往復で1人38.5CHFもかかる。したがって、投資に見合う対価を得るためには晴天は絶対条件なのだ。本日は、ガイドが付かない本来の自由行動。おにぎりとサンドウィッチのお弁当を持って出かける。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
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さて、アイガーのモルゲンロートについて話をしよう。6時30分頃からカメラを三脚にセットし準備万端でスタンバイをしていたが、天気が良すぎたのかほとんど焼けずに終わってしまった。
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この先の滞在中にお目に掛かることはできるだろうか。
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朝食後慌ただしく支度し、8時6分発のバスに乗って駅へ。やはり駅へ向かう上り坂がキツいので、ついついバスに頼ってしまう。8時19分発のBOB(ベルナーオーバーランド鉄道)でツバイリュッチネンで乗り換えをし、ラウターブルンネンには8時55分に到着。
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この時間、まだラウターブルンネンの谷には陽が差し込んでこない。
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ヨーロッパ第2位の落差を誇る「シュタウフバッハの滝」。
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2年前の夏に来たときには、この時間には谷の半分まで陽が差し込んでいたので、やはり秋であることを実感する。
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メインストリートを教会の方へ曲がり、リュッチネン川沿いの道をトリュンメルバッハへ向かって歩いて行く。
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2年前も同じ道を歩いたが、屋根付きの橋がある辺りから谷の奥に雪を被ったラウターブルンネン・ブライトホルンが見えてきて、ぐっと景色は良くなる。
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道はフラットで勾配もなく歩きやすいはずだが、妻の足取りは重い。昨夜はよく眠れなかったことの加え、バスでトリュンメルバッハの滝まで行けるのに、わざわざ歩いて行くことに納得ができないらしい。
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イチオシ
谷のほとんどは牧草地となっており、点在する農家や納屋、家畜小屋と雪を抱いた山々とのコントラストが大変美しく、ついつい立ち止まってカメラを構えてしまう。
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トリュンメルバッハの滝まであと少し。
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約1時間20分歩いてトリュンメルバッハの滝へ到着。
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この滝は、アイガー・メンヒ・ユングフラウの氷河群からとけだす毎秒約2万トンの水が、険しい岩の洞窟内を10層の滝となり流れ落ちるという壮大なものだ。
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しかし、シーズンオフで、なおかつウィークデーとあってか観光客は少ない。斜めに上昇するエレベーターは6階まで。そこからは徒歩で最上階の10階まで上がり、下りながら10段の滝を見て歩く。
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夏に来たときは水量がもっと多く、場所によっては水しぶきが洞窟内に充満してかなり濡れた記憶があるが、今日は大丈夫。カメラのレインコートも用意してきたのに拍子抜けだ。
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それでも、耳をつんざく様な轟音は健在。妻と会話するのも一苦労だ。
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写真だと迫力が伝わらない。
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滝の中腹に開いたテラスからラウターブルンネンの谷を眺める。
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しかし、どの様なメカニズムで山の中にこの様な滝ができたのだろう?
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たしかこの滝には「コークスクリュー」と名が付いていた。
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約1時間で滝見学を終え、次はシルトホルン展望台へ向かう。
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葉の透過光が美しく、思わずカメラを向ける。
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イチオシ
シルトホルンへは、シュテッヘルベルクからギンメルワルド、ミューレンとロープウェイを乗り継いで行くが、トリュンメルバッハからシュテッヘルベルクに向かうバスをタッチの差で逃し、結局また歩いて行くことになった。
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途中で見かけた民家の壁。大きな角は「シュタインボック」か?
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悪いことに道は工事中で片側通行。どこを歩けば良いやら迷いながらの道程となったが、周りの景色は始まり掛けた黄葉が緑のアルプに映えて大変美しい。
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シュテッヘルベルクのロープウェイ乗り場には12時5分前に到着。ロープウェイ乗り場は高校生の遠足なのか、大勢のティーンエイジャーで大混雑。乗るまでかなりの時間待たされる。
我々が持っているリージョナルパスはミューレンまでは大丈夫だが、ミューレン~シルトホルン間は1/2しかカーバーしていないので、ミューレンで往復の切符を購入し、シルトホルン展望台へは13時少し前に到着した。 -
シルトホルン展望台は、まるで「007」のテーマパークの様。BGMや施設内の展示、照明、映像、そしてレストランメニューまで007にこだわって作られている。
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これも映画でお馴染み。標的はアイガーだ。
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もちろん快晴にも恵まれ、展望台からの眺めは360度の大パノラマだ。本日この展望台へ上がった人たちは、運賃分の元は取ったのではないだろうか。
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ラウターブルンネン・ブライトホルン(左)とチンゲルンホルン(右)。
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ブリュームリスアルプホルン。
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360°の回転レストラン「ピッツ・グロリア」。
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気が付けば時刻はもう13時30分過ぎ。お腹は空いたが持参したおにぎりやサンドウィッチを、この展望台で食べる勇気がないのでミューレンに下りることにする。ミューレンへ下り、ロープウェイ駅のそばにあるベンチでお弁当を広げる。
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昼食後はハイキングをする予定だが、既に14時を回っているので、長距離のハイキングは難しい。ヴィンターエッグまでの線路脇を歩くハイキングコースにしようとも思ったが、2011年にも訪れたアルメントフーベルから「ブルメンタールパノラマ・トレール」を歩くことにする。
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アルメントフーベルへ行くケーブルカー乗り場。
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アルメントフーベルから眺めるベルナー3山。ミューレンからだとユングフラウ手前の岩山が目障りだが、ここまで上がると気にならない。
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メンリッヘン方面の眺め。真ん中の山がチュッゲンだ。
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ブルメンタールとは「花の谷」という意味だそうで、6月中旬~7月下旬には花で埋め尽くされるらしいが、この時期は望むべくもない。
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それでも青空の下、緑のアルプに草を食む牛とベルナー3山、そして眼下にミューレンの村を眺めるコースはお手軽で楽しい。
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お天気に恵まれアルプが輝いている。
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急な斜面で草を食む牛。よく転げ落ちないものだ。
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青空が美しい。
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空気が澄んでいるので、ベルナー3山が近い。
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ハイキングコースは、ほとんどが牧場の中。所々に木戸があり、これを開けて通る。もちろん閉めることも忘れずに!
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コース脇に牛が寝そべっていることも多々ある。
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イチオシ
ミューレンの村はずれまで降りてきた。
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イチオシ
木々が色づき美しい。
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アイガーとアイガー氷河をバックに。
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こちらのお宅も可愛らしい。
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ミューレンの駅へ到着。
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ほぼ1時間のハイキングを終え、ミューレンから電車でグリュッチアルプを経由してラウターブルンネンへ向かう。
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グリュッチュアルプからのロープウェイ。
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クライネシャイディックで乗り換え、グリンデルワルトへは18時42分に戻ってきた。
今日も朝から夕方まで良く歩いた。スイス入りした9月19日が曇りだった以外は、これまで晴天に恵まれている。しかし、天気予報では明日は雨が降るとのこと。天気が悪いのなら、ルツェルンの街歩きをしようと思っている。
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