東海道にお茶とみかんの静岡市周辺旅(四日目・完)~好天の久能山東照宮を登った後は、清水区の名刹やユニークな博物館へ。久能山のいちごジュースに甘酸っぱいみかんもほおばりながら。関ヶ原の戦いと樽廻船の歴史を知れば清水のアウトラインが見えてきます~
2017/12/03 - 2017/12/03
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たびたびさん
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今日は静岡市周辺旅の最終日。久能山から清水区を回るコースです。一・二日コースとダブるようなところもありますが、まあ、周辺旅はこうしたぐるぐる回りの感じになりがちです。初めてのエリアではないし、新味はないのですが、それでも細かく回ると今まで気が付かなかったことに気が付いたりするのも、よくあるパターン。龍華寺やフェルケール博物館など、今回も、そのパターンにハマったような気がします。
さて、久能山東照宮は、晩年を駿府で過ごした徳川家康が死去した後に、遺命により埋葬された場所。日光東照宮は、その後、3代将軍家光によって、ここから御霊の一部を移したものです。
今回は二回目。前回同様、麓から石段を歩いて登りました。九十九折の石段は高く登るごとに、駿河湾の海が開けてきて独特の雰囲気。前回は春でしたが、今回は紅葉で色づいた木々に青い空が加わって、これもなかなかよい眺め。二回目だと、どの辺りが見どころか分かっている分、気持ちに余裕があってゆとりのある楽しみ方ができますね。
グルメの方だと河岸の市。この手の施設は日本全国あちこちにあるのですが、マグロの実力は確かに高い。たまたまだったのか。そして、他の店はどうなのか。やや不明な点はありますが、この日私がいただいたみやもとのマグロ丼は本当に衝撃的でした。そういう意味では、静岡駅そばに大人気のお店があって気になっているんですが、また後日の楽しみができたようにも思います。
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例によって、この日も早朝の静岡市内散策。久能山行きのマイクロバスまでしばらく時間があるんです。
両替商通りを西に進んで、 -
出たところに建つのは、静岡銀行本店。
繁華街からは離れますが、向かいに日本銀行もあって、やっぱりここも静岡市内の一等地でしょう。 -
戦前の1931年の建築。石造りに見えますが、コンクリート造りとの混合です。中村與資平の設計。パルテノン神殿と同じドーリア式のオーダーを意匠としています。
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両替商通りを少し戻って、これは十返舎一九生家跡です。
高札を小さくしたようなデザインの説明板が立っていました。十返舎一九は、駿府町奉行同心の家に生まれたんですね。しかし、浄瑠璃作家や多彩な才能を考えると武士のイメージはほとんどないですが、太平の世の中で武士の気風を持つ町人も、町人の気風を持つ武士もどっちもある時代になってきたという理解でいいのかなと思います。 -
ところで、駿府は、家康が隠居した駿府城があった地だし、宿場町というイメージは薄いのですが、東海道が通っているし、ここにも当然宿場町はありました。それが府中宿。ただ、その名残りは伝馬町通りの方が多いでしょう。中心市街から遠ざかっていくように歩くといくつかのモニュメントや標識を見かけます。
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伝馬町通りのカフェで気になっていたのがジェミニーズ。
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開店と同時に入店して、ちょっと一息。
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イチオシ
さて、お目当てのレタスを大量にぎっしり詰めたサンドイッチは確かにインパクト大。アメリカンっぽいコーヒーと一緒にいただくと、朝からぐっとお腹に力が注入されたような気分。元気よく一日が始まる気がします。
なお、朝7時45分から開いているという情報だったのですが、そこは8時からの開店に変更されていました。 -
久能山行きのマイクロバスは静岡駅の南側から出ます。その案内が出ていたのが、この東照宮三百年祭記念塔。
正面には大正4年4月17日と書かれていて、大正時代、久能山東照宮の300年祭を祝った際に建てられたもの。ちょっとモダンなデザインもそんな感じでしょうか。今は待ち合わせ場所として利用されることが多いようです。 -
時間になって、いよいよ出発です。
久能山は10年ぶり以上かな。。 -
久能山に向かう途中、バスは大江戸温泉物語すんぷ夢ひろばを経由します。
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なかなか規模もあるしけっこう本格的な施設ですね。
中心は日帰り温泉施設ですが、赤い欄干の橋を越えた先に建物があって、なんかいい感じ。ショップとかも、道の駅のような感覚で利用できると思います。 -
そして、ほどなく久能山下に到着。
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これこれ。
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ここからつづら折りの石段を登って行くんですよね。
天気もいいし、これなら何の問題もありません。 -
登り始める入口付近にある小さなお寺は、徳音院。
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こちらも徳川家康ゆかりの寺。徳川家康から3代の将軍に仕えた慈限大師により開かれ、本尊は薬師如来。本堂の壁に詳しく説明書がありましたが、まあ、ちょこっと拝見するでいいかなと思います。
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その先が久能梅林。まだまだここも、久能山への登り口です。
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左手の方に入って行く入口。古びた石碑があったりして、歴史的な梅林である雰囲気はありましたが、山の斜面に整備されたそれなりの規模。
しかし、特にすごいということではないかなと思います。 -
さて、ここから登り始めますよ~
日本平の方からのロープーウェイは止まっているので、どっちにしても今は久能山に行くのはこのルートしかないんです。 -
久能山東照宮は、この表参道の石段を登って行くのも名物の一つ。
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鳥居をくぐって、正面に立ちはだかるようにそびえる久能山を九十九折の石段でゆっくりゆっくり登って行く。
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それを体感しないとやっぱり久能山に来た甲斐はないというものでしょう。
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イチオシ
途中、弱くなっている柵の部分もなくはないですが、基本的には頑丈な石造り。
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木々が覆いかぶさるように生えて、
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適当に木陰を作っているのもいい感じです。
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この時期は紅葉の季節なんですが、
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この辺りは温暖なので、
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これくらいがせいぜいのところ。
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淡い色つきですが、
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それでも、まあまあ気分は出なくもない。
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石段にうっすら紅葉の木々。
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空の青も加わって、気分よく頂上を目指します。
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下を見ると、これは、いちご狩り海岸通り。静岡市街から久能山に向かう通りです。
ちなみに、イチゴ狩りの解禁は正月。その時期はここは車で大渋滞になるんだそうです。道沿いにはイチゴのハウスがいくつも見えて、霜なんか見たことがないという地元の人の言う通り、静岡でも特に温暖な気候に恵まれたエリアです。 -
そうこうするうちに、久能山東照宮の一ノ門。城郭風の門ですが、ここはそもそも久能城の大手門の跡地なんですね。
最後切り立った地形をしている場所で、ここを閉められたら手も足も出ないといったところ。今でも石段をここまで登るとやれやれと言った感じです。 -
東照宮の境内に向かいますが、途中から見る久能海岸です。
久能山の南側に防波堤に守られた穏やかな海岸線がかなり遠くの方まではるかに眺められます。ここに城を設ければ平野から攻めてくる敵はかなり早い段階から手に取るように確認できたでしょう。とても雄大な気持ちになれる眺めです。 -
つまり、久能山東照宮のあるエリアはかつて武田氏が駿河進出の際に築き、その後、徳川家康が奪った久能山城があった場所。ただ、今では城を想起させるものはほとんどない状況。博物館を見上げる参道の脇、山々を遠望できる辺りですが、「史跡久能山」と書かれた説明板がありました。これを読んで城の記憶をたどるくらいです。
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ここから拝観料を払って、東照宮の境内に入ります。
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久能山東照宮の楼門は、有料ゾーンに入って最初に目にする建物です。さほど急でもないのですが、その石段を上って行く先に立ちふさがるように建つ門。
二階部分には、後水尾天皇の宸筆である「東照大権現」の額。赤を基調とした極彩色の配色ですが、そこまで派手派手ではありません。
ちなみに、後水尾天皇は家康の孫娘、和子が入内した天皇。そういう意味では家康の身内ではあるのですが、その実態は徳川の影響力に抗う後水尾天皇とは紫衣事件なども含めて確執の連続。複雑な関係があります。一方で、その憤懣を文化事業に注いだことから、修学院離宮とか洛北には後水尾天皇ゆかりの名所がいくつもあって、遺産は豊富。京都に大きな貢献をしているのは皮肉なところです。 -
久能山東照宮の楼門を入ってすぐには家康公御手形。楼門の軒下みたいな場所にあります。身長155センチ、体重60キロ。神格化された家康は何でもが信仰の対象。この手形の色紙も神社の方で販売していて、これはその宣伝の意味もあるのではないかと思います。
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楼門を入って右手に建つ小さな神社は久能稲荷神社。千本鳥居のミニチュア版の赤い鳥居が目印といえば目印。ただ、小さな神社なので、気が付く人はほとんどいないかもしれません。
久能山の山上の愛宕神社にあったものをここに移したということです。 -
これは、久能山東照宮の神厩。元々は家康の愛馬を飼育していたようですが、今は白い木像の神馬が納められています。ただ、この木像は左甚五郎作とも伝えられるもの。金網の奥の薄暗い場所に立っていて、細かいところまでは見えませんが、そう思ってみるとその雰囲気があるような気はします。
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辺りは建物がギュッと詰まったエリア。
久能山東照宮の鼓楼は、元々は鐘楼だったもの。明治になってから、江戸城にあった太鼓を奉納して鼓楼になりました。
日光東照宮だと鼓楼も鐘楼もありますが、結局、二つはほとんど同じ建物。ここも鐘楼から鼓楼に変わって何の問題もなかったでしょう。鼓楼を乗せた石垣の土台がけっこう高いので、建物が上にあり過ぎて眺めにくいのがちょっと残念です。 -
さらに奥に進んで。
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これは五重塔跡。神楽殿まで向かう途中の鼓楼の向かい側。左手に空いたスペースがあるなと思ったら、それが五重塔跡でした。
ただ、すぐには分からなくて、神楽殿のところまで登って、振り返ったら、確かに礎石がそれらしくきれいに並んでいて、塔跡と分かりました。塔は寛永年間に家光の命で建てられたということです。 -
神楽殿は、御社殿に登る最後の平地。本来は、開けっぴろげにして、その開放感も楽しむ建物なんでしょうが、ほこりも入るしサッシがはめ込んであって、ちょっと残念。赤を基調とした極彩色の整った建物です。
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そこから上の方に見上げるような場所に建つ神庫。御本社と同じ高さの場所にあるのですが、少し離れた山際にあって近づけない。これは眺めるだけの建物です。校倉造りの整った建物。名前の通り、博物館ができるまでは宝物類を納めていた建物です。
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神楽殿から御本社のあるもう一段高い場所に石段で登ったところで、まず正面に建つのが日枝神社。
創建時は東照大権現の本地仏である薬師如来像を納める本地堂。明治に入ってから、神仏分離によって仏像が移され、日枝神社に改められました。ということで、建物はお寺のような神社のような感じです。 -
さて、ここから先が御社殿です。
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透かし塀も確認して。。
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ところで、久能山東照宮の御社殿は、本殿と拝殿をつないだ形式の権現造り。
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単純に考えると、それって、それまでの正式な形式を省略したような感じがしなくもないんですが、二つがつながっていることで、神事はしやすくなっているのかも。何か、機能的な必要があっての進化と考える方が自然かなとは思います。まあ、ちょっと受け売りもありますけどね。
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御社殿は、久能山東照宮の中心であって、これぞ東照宮といった派手派手の装飾。
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イチオシ
金ぴかの金具に極彩色の彫刻類が特徴ですが、
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よく見ると意外に黒い漆塗りで落ち着かせた部分もあって、
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派手派手一辺倒でもない。
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むしろ赤い漆と黒い漆の対比とか繊細な面も、評価した方がいいかもしれません。
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これは、御社殿の前の唐門。
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ここで注目は、
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その彫刻。
花鳥や -
定番の唐獅子のほかに、
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家康が好きだった鷹が彫られています。
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イチオシ
それがどうしたという気がしなくもないですが、ここでは家康は神様。そういう意味では神様に関係する鳥ということになりますね。
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東照宮の神廟は、御本社から裏手に回って、さらに奥に登って行った先。
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石灯籠が並ぶ参道を進んで、すぐ。
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ここは、徳川家康の遺骸を埋葬し奉ったところ。石垣の高い場所、中央に石造宝塔が建ち、周囲は石の柵で囲まれたのがそれ。その周囲はぐるっと回れるので、四方から確認することができました。
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帰りに、久能山東照宮博物館にも寄ってみます。実質的にはここが東照宮の宝物殿だと思います。
展示は歴代の徳川将軍ゆかりの品々を順番に並べるもの。日光の輪王寺の宝物殿もそのような展示でしたが、私的にはこちらの方が迫力があるような。必ずしも愛用の品というほど家康に直接関係するものではないかもしれませんが、徳川家への深い敬愛心がなければこのような雰囲気は生まれないだろうなあという感じがありました。悪くないです。 -
久能山を降りてきて。
石橋旅館は、あの石ちゃんが飲んで行ったといういちごジュースの看板があって、それをいただきました。 -
おばあちゃんが手早く作ってくれまして、広い店内で一人。それを飲みながら、ゆっくりとさせてもらいます。
凍らせたいちごは少し甘みが落ちるので、味が変わらないように少し砂糖も入れませすが、お客さんによってはそのままがいいという人もいて、いろんな人がいますとか。なるほど、年季を経たおばあちゃん。静岡市内から嫁に来たんだそうですが、静岡市と比べてもかなり温暖だと実感を込めて語ってくれました。 -
久能山から清水区に向かうバスはほとんどないのですが、昼前の便が何とかあって、それを利用して、ここから清水区の方に向かいます。
天王山遺跡は、バス通り沿いのちょっとした公園のような場所。入口にさびた説明板があって、これは縄文時代晩期の遺跡なんだとか。限られた一角ですが、発掘調査で住居跡のほか土器なども発見されたそうです。登呂遺跡は弥生時代ですから、ここはそのさらに少し前の時代ということになります。 -
ここからは、ひたすら歩くというコース。覚悟を決めて歩き始めましたが、ほどなくみかんのお店を発見。
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かごに無造作にもったみかんはいかがでしょうか。
お客さんが次々やってきて、私もつられて、この辺りで獲ったみかんを一袋いただきました。清水のみかんなんか別にブランドにも何もなっていないのですが、酸味もあってかなりうまい。そして、この日は、歩きながら食べるみかんが水代わり。ずいぶん、重宝いたしました。 -
今回の清水区で大きなお目当ての一つが龍華寺。
清水ではメジャーな観光スポットです。 -
遠くから規模の大きな寺全体の姿が見えてくると、なるほど。。ちょっとワクワクするような気持ちになってきます。
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境内に入ると
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よく整備された日本庭園。
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その脇を進んで行くのが参道です。
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そして、一段高い場所の境内に入りますが、
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まず目に入るのは大きな茅葺の本堂。
内部の拝観もできなくはないようでしたが、この日は仏事が行われていて、それはできませんでした。 -
本堂の周囲には、ソテツやサボテン。
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イチオシ
ソテツは日本で最古最大という国の天然記念物。並んであるサボテンも、樹齢300年。中国上海にある龍華寺より移植されたものだそうです。
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そして、奥に進んで振り返ると本堂の全景がはっきりします。
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イチオシ
築山の方からさらに散策道があって、そこから見る本堂もまた素晴らしいです。
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ところで、こちらは高山樗牛ゆかりの寺でもあり、
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これは高山樗牛の墓。
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宝物館の方にも
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高山樗牛の遺品などが多く展示さtれていて、
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なかなか見応えあり。意外に見どころの多いお寺です。
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続いては、鉄舟寺。
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もともとは、久能山にあった久能寺で、飛鳥時代に起源を持つという古刹。
武田信玄が久能山に城を作るにあたって、こちらに移されたということです。 -
しかし、それが廃れていたのを山岡鉄舟が惜しんで、これを再興。今では鉄舟寺と名前を改めました。
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境内には鉄舟の像と墓。
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これを見て終わりにしようとも思ったのですが、
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せっかくなので拝観を申し込むと快く受け入れてもらいまして。。
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本堂の鉄舟の書の屏風や仏像もいくつか拝見できました。
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いわれが分からなくなっている仏像もあったりして、説明を聞いてもちょっと頼りないところもなくはないのですが、それも歴史がとても長いため。そう思えばどうということはありません。
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これが、鉄舟の書の屏風です。
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鉄舟寺から、今度は梅蔭禅寺へ。
ベルーフはパン屋さん。黄色い円柱形の建物で、土地利用の効率としては必ずしも理に適っていないのですが、天然酵母にこだわるこのパン屋さんのこれもこだわりの一つなんでしょう。 -
さて、私は店の入り口入ってすぐに並んでいたメロンパンをいただきました。ぶどうから採った酵母菌を使っているのだそうで、膨らませるにも何倍も時間がかかるのだとか。その説明は分かるのですが、それだけうまいかと言われれば、そこはまあそういうことかなくらい。素人がすんなり分かる差ではないように思います。
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再訪になりますが、梅蔭禅寺に到着。こちらは、清水次郎長の菩提寺です。
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前回は、次郎長遺物館が工事中で見れなかったので、そちらは初めてです。
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東海道一の親分と言われた次郎長の一代記を事件を描いた絵や遺品を展示していて。
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戊辰戦争の犠牲者を敵味方の区別なく厚く弔ったり、教育にも力を尽くしたりといいこともたくさんしていますが、それをどう理解したらいいのか。
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反社会的な人物であってもそれ以上にいいことをいっぱいしていたら良しとするのか。その答えはやっぱり否。いいことをいっぱいしていても、人殺しとか一つでも悪いことをしたらそれは悪い人。それが社会のルールであり、それに従わないのを反社というのです。そこのところを間違えてはいけません。
今でも地元では公的な行事などで次郎長のことを出すのはご法度だそう。そうそう。私もそれでいいと思います。 -
次郎長の像を過ぎて。
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ここは、次郎長とその子分たちの墓。
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そして、これが次郎長の墓。大政小政、森の石松とか子分の墓に囲まれて、建っています。次郎長は渡世の世界から足を洗ったと聞きましたが、墓には、侠の文字。これでは足を洗ったとはいえない。やっぱり、そんなに甘くはありません。
ほか、特に石松の墓のようですが、掛けごとの人たちにとっては縁起物。その墓石のかけらを持って帰ろうとする人がいるようで、そうしないようにといった注意書きもありました。 -
梅蔭禅寺に続いてはフェルケール博物館です。
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イチオシ
結論から言うと、清水港の歴史をよく整理していて、なかなか秀逸。
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イチオシ
江戸期の太平洋航路は酒を運ぶ樽廻船とそれ以外のものを運ぶ菱垣廻船が主役。いずれにしても、大消費地である江戸にいかに早く荷を運ぶかという視点で開発された航路なので、日本海側の北前船のように途中のいろんな港が繁栄したという文化とは違います。
その中で、清水港は鳥羽から伊豆まで一気に向かう船のほか、ここを中継地として使う船もあったということで賑わったむしろ稀有な港。関ヶ原の戦いで家康の協力した見返りで、特権を得た廻船問屋の組合もあったとか興味深いお話もあります。 -
明治以降は、アメリカへの重要な輸出港となり、お茶からその後は魚やみかんの缶詰が主力商品だったとか。これもまた面白い。
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静岡を理解するうえでここは欠かせない情報収集の場所だと思います。
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缶詰記念館は、フェルケール博物館の敷地の中にある独立建物。まぐろの油漬缶詰を企業化し、昭和5年、初めてアメリカに輸出した清水食品の本社を移築したもの。
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缶詰のラベルた製造した道具類などの展示はまあそんなに珍しいという感じはしませんが、当時の活気あふれる工場風景の写真とかは、ちょっと見応えがあると思います。
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フェルケール博物館から清水駅まではバスで。
静岡市清水駅前観光案内所は、清水駅を出てすぐのビル一階。駅前ロータリーに面しているのですぐに分かります。近くの市場へのアクセスをここで確認しました。 -
静岡市清水文化会館 マリナートは、清水駅から高架の通路を通って、まぐろ館・いちば館に向かう途中。大きな箱モノの施設です。
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中に入ると巨大な空間。コンサートとかで利用される施設でしょうが、ちょっと立ち寄っても気持ちいい雰囲気が感じられる。私と同じように立ち寄る人たちが少なくないようです。
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イチオシ
傍らの港の風景をチェックして、そのまま目指す河岸の市へ。
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河岸の市は、年間100万人以上が訪れる清水港地元の台所。まぐろ館といちば館の二つのエリアがあって、食堂のエリアがまぐろ館です。
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限られたエリアに同じような店が軒を並べて、どの店も新鮮さやお得感をアピールしています。結局、それぞれ差はないような感じもしますが、そこは迷いながらお店を選ぶ楽しさがあると思います。
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まぐろ館は、新鮮な海の幸を豊富に揃える、魚屋さんがずらり軒を並べていて、活気十分。その中に、市場食堂がいくつかありましたが、まぐろの水揚げが多い清水港なので、売りはどこもマグロ。ちなみに、日本で消費されるマグロの約半分は清水港で揚がり、マグロの水揚げは日本一です。
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河岸の市のみやもとで、本マグロの丼をいただきました。
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赤身と書いてありましたが、
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イチオシ
これって、ほとんどトロじゃないのかなあ。脂がたっぷり乗っていて、やっぱり本マグロのおいしさは全然違います。こんなにうまくて、1500円足らず。ちょっと衝撃的でものすごく得をしたような気分。河岸の市に行ったら、みやもとに寄らない手はないと思います。
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清水から静岡鉄道で清静岡に戻るんですが、もう一つのお目当ては途中の静岡県立美術館です。
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というのも、静岡県立美術館は、NHKの日曜美術館でも時々登場する美術館。悠々としたスペースとかで前から気になっていました。
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しかし、最寄の駅からはけっこう遠い。公園のような場所を延々と進みます。
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常設展示はなくて、企画展の「美しき庭園画の世界」を拝見しました。
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なるほど。予想した通り、展示スペースが壁ではなくて仕切りで区切られているだけなので、全体が一続きになったような感覚。これが他の美術館にないゆったり感を醸し出していると思います。
ところで、若い女性の学芸員が誰か知り合いみたいな人と話をしていたので、説明書にあった内容について少し質問をしたのですが、ちょっとぞんざいな対応。なんでそうなるのか。こちらは、説明書の内容を聞いているだけ。それなのにこの対応は納得できません。これは改善を望みます。 -
パティスリー サリューは、静岡県立美術館から坂を下りてくる途中にある洋菓子屋さん。店内に入ると奥の方ではケーキ職人さんの姿が見えるし、意外に活気のあるお店です。
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シュークリームをいただきましたが、真っ白なクリームは生クリーム系ですね。何かの香り付けも微かにしてあって洗練された味わい。なかなかうまいです。
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静岡駅に戻って、最後の晩飯。
清見そば本店は、静岡駅の南側。そばだけじゃなくて、ラーメンやカレーも人気で、地元に愛されるおそば屋さんです。 -
私はねぎ南蛮そばをいただきましたが、これって、きつねそばにねぎが散らされたそば。細くて柔らかなそばに、たっぷり甘い系の出汁が優しい味わい。店内もそこそこ広いし、落ち着きます。
これで四日間の旅は終了。東京まで帰ります。お疲れ様でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- tabibabaさん 2018/07/31 14:38:42
- たびたびさんいいねを有難うございました。
- こんにちはunibabaと申します。私の拙い旅行記にいいねを
有難うございました。久能山と言えば苺ばかりに思いがありましたが
何と立派な東照宮があったのですね。素晴らしいですね。山岡鉄舟しかり
フエルケール博物館、清水港にマグロ館、鉄火丼にシュークリーム
とどめはお蕎麦!美味しそうで涎が出てしまいました。
たびたびさんの旅を参考にさせて頂いて是非一度行って見たいと思います。
有難うございました。
- たびたびさん からの返信 2018/08/01 13:14:13
- RE: たびたびさんいいねを有難うございました。
- 私の方は、国内旅を中心にシコシコと回っています。静岡もあんまり観光地というイメージはないと思いますが、そんなところも掘り返しつつ発信をしていますので、今後ともよろしくお願いします。
たびたび
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