2017/04/23 - 2017/04/24
198位(同エリア645件中)
ひよどりさん
九州に所用の帰り道、岡山で2泊後、東京に戻る予定でした。もう1日、休みを延長、瀬戸内海を渡り、宇多津の町を少し歩いてみました。
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瀬戸大橋走行中、車窓から 1
岡山から瀬戸大橋線で宇多津に。
瀬戸大橋は全長12㎞程あります。岡山側の最後の駅である児島から、およそ15分で、四国最初の駅、宇多津に到着します。
窓の外、左右のどちらを見ても海というのは、大変気持がいいものです。海面から約60mの高さを走行、海も空も近づいてきます。 -
瀬戸大橋走行中、車窓から 2
四国に着きました。 -
瀬戸大橋走行中、車窓から 3
宇多津では、古街を歩き、讃岐うどんを食し、そして、ゆっくりと、瀬戸内の海を眺めてみたいと思います。 -
古街 1
古街は、JR宇多津駅から、東に1㎞程、青ノ山の裾野、大束川河口近くにあります。江戸時代から栄え、四国巡礼の札所もあります。
街は散策が楽しめるように整備されております。古街散歩の道標、歩道のブロックには「古街 comachi」の刻印が押され、この灰色のブロックを辿れば、自然と街の隅々まで巡ることができます。 -
古街 2
街並みの風景。
グレーの歩道。 -
古街 3
古墳の石室の一部?
1000年をはるかに超える昔の人達が積み上げた岩。その岩が、仏堂の門となり、現在の風景に溶け込んでいます。 -
古街 4
お堂内部。 -
古街 5
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古街 6
海鼠壁が美しい。 -
古街 7
診療所。洋風との折衷が粋です。 -
古街 8
倉の三角邸。昭和初期の建物。ステンドグラスは、後世のもの。内部見学には予約が必要。
古街を代表する建物。
肥料商堺家の別棟。肥料の商いで、お大尽・・・この地が塩以外の交易も盛んであったことがよくわかります。 -
古街 9
建物の凝った意匠を見るのは楽しみです。個人住宅なので、ジロジロ見る訳にはいかないのですが、ついつい、立ち止まってしまいます。 -
古街 10
観光案内パンフレットにも載っている飾り瓦です。
商家の町らしい福を招く縁起物です。 -
古街 13
波と宝珠をモチーフにした鬼瓦。船首の様に見えました。 -
古街 14
屋根を見上げ、瓦を鑑賞しながら歩きました。 -
古街 15
個人住宅の道路に面した門の上部の装飾。
この街の建物の普請の時には、鋸や鑿・槌などの道具の音が響いていたことでしょう。
施主と大工、木工、左官、瓦師の心意気が感じられる建物が目につきます。 -
古街 16
大束川水門。古街の東端。
かつて水運が主流の時代、ここが、町の入り口、町の中心であったのでしよう。
東京に暮らしていると、鉄道の駅を起点に町は発達するものという先入観をもってしまいます。
旅行をするようになって初めて、駅前=町ではなく、現在でもお城や港が町や都市の中核になっていることに気付かされました。
(駅前のホテルに泊まると繁華街から離れていることが多々ありました。)
古街には、七十八番札所郷照寺を始め、由緒のある寺院もありますが、今回は立ち寄らずに、宇夫階神社でうどんを食べ、駅方向に戻ります。 -
宇夫階神社 1
境内案内図。 -
宇夫階神社 2
正面石段。立派な神社です。 -
宇夫階神社 3
石段を上ると、鳥居が二つ。右側は塩竈神社。製塩の盛んな場所、塩の神様が勧請されているのですね。数年前訪れた宮城県の塩竈神社のこと思い出しました。 -
宇夫階神社 4
神明造りの拝殿、格調の高い造りに圧倒されました。 -
宇夫階神社 5
本殿は、昭和47年に全焼、伊勢神宮式年遷宮の際に外宮第一別宮の多賀宮を賜り、再建されました。登録有形文化財に指定されています。
拝殿の右側から廻ると鎮守の森の木々の間から至近距離で見ることができます。
別宮とは言え、伊勢神宮では近寄ることもできなかった社殿を間近で見られ、ちょっと気持が高揚します。 -
宇夫階神社 6
本殿。高床、神の住まいは地を離れ、宙に置かれるのでしょうか?
床下は、向こうが見通せる開放的な空間でありながら、不可視な壁に守られているような気がしました。柱の持つ力でしょうか?
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宇夫階神社 7
社殿右手、木々の中に注連飾りの施された巨石や小さな祠があります。 -
宇夫階神社 8
古代、ここで、どんな祭祀が行われたのでしょう。この地、この岩にまつわる神話もあったことでしょう。
岩に触れてみました。太陽の熱を受けて、岩肌は少し暖かくなっていました。 -
宇夫階神社 9
巨石、手前が御膳石、奥が岩境(いわさか)。 -
宇夫階神社 10
境内社と巨石の様子。手前の鳥居は金毘羅宮。 -
宇夫階神社 11
山王神社。 -
宇夫階神社 12
船玉神社。 -
宇夫階神社 13
お目当てのうどん屋さんに到着。
境内を一廻りしたのですが見つかりません。写真中央、玉垣?の途切れた隙間が入り口。とてもわかりにくいですね。写真左側の玉垣の向こう側の路地があります。その路地に面して暖簾のかかった入り口がもう一つあります。
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宇夫階神社 14
御祭神が大巳貴命(大国主命・大黒様)・豊受大御神、穀物・食物と深くつながりますね。ありがたくいただきました。
ねじれのある麺で美味しかったです。
おいしそうに撮れてないですね。どうも食べる前に写真を撮ることができなくて・・・一緒に食べる人への気遣いというよりは、早く食べたい気持の方が強いのだと思います。半分以上食べて、「ああ、写真忘れた、旅行記に載せてみたかったのに・・・」の繰り返しをしております。
今回も、同行の夫に写真撮らなくていいの?と言われなければ、撮ってなかったでしょう。 -
入浜式復元塩田 1
食事後は、海を眺めに、臨海公園へ。
途中、どうしても視界に入ってくるのが、おとぎ話のお城のような結婚式場(次の写真)と黄金色に輝く高層タワー(写真中央)。旅行者の勝手な視点ではありますが、日本の風景にはそぐわない景観だと思います。 -
入浜式復元塩田 2
塩田の奥、茶色の建物が製塩に使われた釜屋。その左の遠方に見える白い建物が結婚式場。左端が「うたづ海ホタル(産業資料館)」。 -
宇多津臨海公園から 1
復元塩田に背を向けると、穏やかな瀬戸内海が広がります。 -
宇多津臨海公園から 2
宇多津を散策後、ホテルにチェックインして小休憩。
ちょっと休み過ぎて、日没ぎりぎりに公園にたどり着きました。 -
宇多津臨海公園から 3
日没。対岸は瀬戸内海有数の夕日スポット「鷲羽山」。 -
宇多津臨海公園から 4
日没。 -
宇多津臨海公園から 5
陽は沈み、夕焼け空は消え、まだ明るさの残った海上に、島のシルエットが浮かび上がってきました。
東京で暮らしておりますので、海に陽が落ちていく風景は旅先の限られた場所でしか体験できません。いい景色を見た充足感でいっぱいです。 -
鶏の唐揚げ粉 1
臨海公園からホテルに戻る途中、イオンに立ち寄りました。
鶏の唐揚げ粉のラインナップにびっくり!(東京のスーパーでは定番2種類位かな?)
思わず、写真を撮りました。写真1枚に入りきりません。次の写真も合わせてどうぞ。 -
鶏の唐揚げ粉 2
ホテルへの帰り道、前を歩いている女子高生達、昨夜の夕食の唐揚げの話で盛り上がっていました。
鶏の唐揚げを愛して止まない土地柄なんですね。
所用を含め13日間連続で家を留守にしました。瀬戸内海の日没で旅を締めくくり、明日は東京に戻ります。
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