2017/11/24 - 2017/11/29
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tono202さん
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大昔に国東を訪ねて以来、もう一度行きたい行きたいと思っていた。
ミッションは「修験道の行場と、その拠点としての寺院、神仏混淆の今の形」
と言えばかっこよく聞こえるが要は、有名なお寺さんと紅葉を訪ねる旅なのだ。相変わらずの行き当たりばったりの旅である。
さて、どうなりますか・・・
- 交通手段
- 自家用車
-
東九州道の文化公園ICを下りて、まずやって来たのは風の温泉前の観光案内所。
これから行くべき場所の情報集と地図を手に入れる。
係の人は親切で、いろいろな助言をいただいた。
例えば「熊野磨崖仏の駐車場は上にもあります。」
「田染庄は平日は予約無しでは、食事を取れるところはないですよ」等・・・。
「予習」なしなので、風の郷市場 お土産屋・直売所・特産品
-
案内所横のテーブルで手に入れた地図と情報を分析、今後の行き先を決める。
先に「予習して、決めとくやろ」と連れ添いの声が聞こえてくる。
その言葉を、風に流しながらいざ出発 -
まずやって来たのは熊野磨崖仏の駐車場。
アドバイス通り最後の離合不能の狭い道を通り抜けて、一番上の駐車場まできた。胎蔵寺 寺・神社・教会
-
受付で「入場料」を収め、ここから登り始める。
どのくらいかかりますかと聞くと
「元気な人で10分 足腰の弱い人で15分と言うところでしょうか」とのこと。 -
参道にある句碑の言葉を呟きながらゆっくりゆっくりと磨崖仏を目指す。
「信心を測られたら何日かけてもたどり着かんかも・・・」とも思う。 -
数分で鳥居に到着
ここからは自然石の不揃いな階段が上に向かって続いている。
私にはこちらの方が歩きやすかった。 -
思ったよりも早く磨崖仏は現れた。
「良く導いていただきました」と感謝の参拝をして、ベンチに座って眺める。熊野磨崖仏 寺・神社・教会
-
お不動さまなのにお顔の表情は、ニッコと笑ったような感じがする。
大日如来の化身として、仏様を害しようとするもの達を打ち倒す強さ示すため普通は、憤怒の表情なのに・・
また、修行者の弱い心を打ち払う守護者でもあった。
この表情に会えただけでも、ここまで登ってきた意味はあった。 -
隣は?
大日様と言われるが、私にはそうは見えない。
螺髪の形からしても阿弥陀様のように思えた。 -
なにかブスッとした表情にも見えてしまった。
機嫌が良さそうには見えない。
私の不動贔屓のせいかもしれない。
ごめんなさい。 -
これだけの石仏を完成させられる必要条件は何だろう?
宇佐神社を核とする修験道集団のネットワークが国東の「六郷」に満ちていたという証なのだろうか。
行場に修験者が充ち、岩屋から発展した寺院が現れる。
山の上から行場 → 岩屋 → 寺院 という位置関係になる。 -
階段は、さらに上に続く。
-
わずかの登りで到着
ここにあるのは熊野神社。
寺ではない -
そして、岩に埋め込まれたかのように建つ本殿の横には、仏達が座っている。
神と仏の境がファジーだ。
これが本来の権現信仰なのだろう。
それを引き裂いたのが明治の神仏分離令だ。 -
本殿の横には、かつての拝殿の跡が見て取れる。
参拝を済ませて階段を下りる。 -
登ってきた階段を引き返すと杉林の中から赤い屋根が見えてきた。
-
国東巡礼 5番札所の胎蔵寺だ。
山の上は熊野神社 下には寺院。
これも神仏混淆の形胎蔵寺 寺・神社・教会
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この寺では石仏に金銀のシールを貼って「石仏を金ぴかにする運動」を実施中だった。
-
そして寺の前には仁王さま。
国東には石像の仁王さまが多い。
石像のために「仁王門」はない。
野ざらしままお立ちである。
どこかユーモラス。この地域独特の様式がよく現れている。
印象に残った仁王のひとつだ。 -
次にやってきたのは道路端にある真木大堂。
300円の拝観料を払って中に入っていく。古代文化公園 公園・植物園
-
本堂が正面ではなく右手奥にある。江戸末期のものらしい。
本堂で参拝を済ませ、裏側に回ると -
そして本堂の裏側には、石塔が建ち並んでいた。
-
国東塔の立派なものもある。
周辺に散在する塔をここに集めて「保管」しているという。 -
わたしの印象に残ったのはこれ。
庚申塔。
今の「マイブーム」のひとつが庚申信仰。
そのため青面金剛を彫り込んだこの庚申塔は興味深い。
金剛の下には「見ざる聞かざる言わざる」の三猿がいる。
この地でも庚申講が持たれていたのだろう。
これだけかなと思っていると・・・・
入口正面のコンクリート製の建物が「収蔵庫」で、重文指定の仏達はそちらに安置されていたのだ。 -
ポスターにも使われている大威徳明王像の他に、本尊阿弥陀如来坐像や不動明王が3m近い立像で並ぶ。2つの明王は、日本一の大きさだそうだ。確かに迫力を感じる。 私は後背に特徴のある仁王像が印象に残った。拝観料300円の値打ちは充分にあると思った。
かつてこの寺は伝乗寺と呼ばれ、六郷満山8本山のひとつとして36坊を有した大きな寺院であったようだ。それが中世には衰退し、江戸時代にはお堂にこの仏たちが残るまでに衰退し「真木大堂」と呼ばれるようになったと説明板には書かれていた。 -
早めに宿に入る。
多くの寺を一度に訪ねると「消化不良」を起こしてしまう。
今の私には、1日3つが限界。
宿は富貴寺の境内の中にあるような雰囲気の「蕗薹」蕗邨 グルメ・レストラン
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明るいうちから温泉に入り、一眠りして暮れるのを待つ。
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夕食後に浴衣に草履を履いて、富貴寺散策へ出かける。
六郷満山は開山1300年を迎える。そのためのイベントを今年から3年間行っていくようだ。そのひとつが寺院等のライトアップ。
これも事前には知らなかった。やって来て初めて知ったこと・・・ -
大きな銀杏の下に本堂が浮かび上がっている。
富貴寺(大分県豊後高田市) 寺・神社・教会
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参拝客がいなくなった本堂では、猫が集まっていた。
夜はねこの集会場なのかもしれない。 -
だれもいない・・
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独特な国東塔
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静寂の中、風が吹くと銀杏の葉が独特の調べを奏でながら天から舞下りてくる。
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多くの人たちがやって来て境内は賑やかなのだろと予想してやって来た私の予想は、見事に外れました。
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浴衣姿でもあまり寒さを感じさせない、そのな時間をいただいた。
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素敵な夜を過ごさしていただいた富貴寺に、再度礼拝・感謝して境内を後にした。
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帰ってきた旅館のもみじも真っ赤に色づいていました。
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