2017/11/01 - 2017/11/01
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motogenさん
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車庫にぽつんとエブリイが停まっている。
『道の駅新城』に出掛けてから1ヵ月半、ずっと同じ姿勢をしている。
その後姿を見るたびに、車中泊への言いようのない熱い思いが湧き出してくる。
次の車中泊に出掛けよう。
わが女房は、地域活動やらサークル活動とかで忙しく、付き合ってくれそうにない。
でも、一人でもいいじゃないか。
目的地は『道の駅・伊豆のへそ』
途中にある道の駅の調査をしながら、国道1号バイパスを走ってみよう。
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- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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磐田バイパスを東に走る。
国道1号と名前を変えたこの自動車道は、分離帯のある片側2車線に拡張されて、夜は大型トラックが100km以上の速さで走る恐ろしい道路だ。
事故で通行止めになることもある。
今回はこの国1バイパスを、東へ東へと走ってみることにした。
先はどうなっているのか? -
磐田原台地を横断する磐田バイパスが、袋井パイパスに変わる。
その先は掛川バイパス、島田バイパス、藤枝バイパスと続いていく。
造られた当時は有料だったバイパスは、国道1号となって無料となり、静岡市を越え、富士市も越えて行くようだ。
しかしどんな道路なんだろう?
高速道路を使うようになって、走る機会がなくなってしまっている。 -
今日は高速道路をやめて、新しく国1となったバイパス道路を観察しよう。
これが今回の目的の一つになった。
正面にシンドラーエレベーターの塔が見えてきた。
袋井のシンボルの一つだったのに、いつの間にかシンドラーは日本から撤退し、今は閉鎖されているという。 -
前方に見える山は小笠山。
その裾野にエコパスタジアムの白い屋根が見える。
サッカーワールドカップに使われたスタジアムで、2年後のラクビーワールドカップの会場にもなる予定だ。 -
袋井パイパスと掛川バイパスは信号のない高架道路だが、それをつなぐ4kmほどは、元からある国道1号で信号がある。
そこに降りて行く。 -
袋井から掛川に入り、東名高速の下をくぐると、再び高架道路の掛川バイパスになるが、
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掛川バイパスは中央分離帯のない片側1車線だ。
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追い越し禁止。
しかしノロノロ運転の車も、あおり運転をする暴走車もいず、みんな車間距離をとって60~70kmで走っている。
これなら大丈夫。
ここから先は、まだ走ったことのない未知の道路となる。 -
掛川バイパスが終わりかける頃、左側に『道の駅・掛川』が見えてきた。
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感じの良さそうな道の駅だ。
たくさんの車が停まっている。道の駅 掛川 道の駅
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特産なのか熱々の甘栗が売られているが、知りたいのはここが車中泊に適しているのかいないかだ。
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案内板を見ると、上下線から立体交差で出入りでき、駐車場もたくさんあって広さは充分。
これだけの駐車スペースがあれば、車中泊しても迷惑をかけないだろう。 -
トイレも綺麗で清潔で、
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最新式のウォシュレット。
ベビーチェアーまで付いている。
すごい!
外出することの少ない私は、公共施設の変化にびっくりする。 -
地元特産の野菜や食品売り場は賑やかでけっこうなんだが、
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関心は食事のこと。
コストパフォーマンスの高い食事ができるか、いなかだ。
このレストランは定食物中心の店で、 -
こちらは、うどん・そば・ラーメンレストラン。
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大衆料理もあって、それなりの金さえ払えば、満足できる食事ができるだろう。
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コンビニもあり、
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カフェもある。
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問題となるのは道路からの騒音か。
ある程度道路から離れていて、この程度の騒音ならば平気かな?
停める場所を選べば大丈夫だろう。 -
無料健康相談コーナーが開かれていた。
手招きされて、血圧検査を受けてみる。
こんな検査をすると、以前はいつも要精密検査となり、それが恐くて10年あまり健康診断などしたことはない。
食事を見直し運動も行い、メタボ体型が改善された今は大丈夫だろうと確信して座った。
しかし血圧は150-90と、危険領域の瀬戸際だった。
指先を出して血管年齢を調べると、なんと81歳と出た。
一気に目がくらむ。
そんなばかな!
運転してきたばかりで、興奮しているからだと自分を慰め、車をスタートさせた。 -
しかし心の中は穏やかでない。
自分の寿命は、あと数年ではないのか・・・
死因は脳卒中だ。
今できることは、今楽しんでおかなくては・・・
そんなことを考えながら暗いトンネルに入っていく。 -
トンネルを越えると、牧之原台地へ登るなだらかな坂道だった。
初めて見る日坂バイパスだ。
昔の東海道はヘアピンカーブの連続する急坂で、50年ほど前にトンネルが造られて走りやすい国道1号に改修されたのだが、さらに見違えるような素晴らしい道路に変化している。 -
夜泣き石の峠を過ぎると、長いトンネルに入った。
※夜泣き石伝説とは・・
身重の女がこの峠で強盗に襲われ、金を奪われた上に腹を切られて殺される。
その女の魂が近くの石に乗り移り、石は腹から抜け出した胎児の代わりに泣き声をあげ続ける。
その泣き声を聞いた坊さんに胎児は助けられ・・・
という昔話です。 -
牧之原台地の平均の高さは150mほどで、静岡空港はこの台地の上にある。
JR東海道線や新幹線はトンネルをくぐるが、東名高速はまともに坂道を登るので、重量車にはこれが苦難となっている。
(中央高速にはこんな坂道はたくさんある)
しかしこのバイパスは、難所にはトンネルが造られていて、非力なエブリイでも楽々と走れた。
トンネルを出ると『島田金谷バイパス』に代わった。
金谷や島田の町の北側を迂回するようになっていて、旧国道からはずいぶん離れてしまった。 -
大井川を渡る。
徳川時代には防衛のために、橋を架けなかった大井川。
川の両側に宿場町が発達し、渡し人足が活躍した東海道の名所なのに、車はあっという間に渡りきってしまう。 -
いつしか『島田金谷パイパス』から『藤枝バイパス』に変わっている。
旧東海道から離れた山際で、島田や藤枝の町の姿は見えず、どこを走っているのか分からない。
わけも分からず、ほぼ70kmの速度で走り続けると、 -
『谷稲葉(やいなば)うぐいすパーキング』があった。
道の駅とはなっていないが、似たようなものだろう。 -
と期待したが、事務所のような建物があるだけで、店もなく自動販売機もない。
大型トラックの駐車場が主役で、ここはトラックが一時休憩する場らしい。 -
トイレはあるが、寂し過ぎる。
これじゃ、車中泊には向いていません。 -
バイパスに戻ると、トンネルがいくつも出てきた。
町場から離れた山間部を通るためだが、建設費も相当かかっただろう。 -
しかし走りは快適、快適。
高速道路のように暴走する車もなく、みんなおとなしく走っている。
防音壁がなく、周囲の景色もよく見える。
こんな道路があるのなら、これからは高速道路を使わずにこの道を走ろう。 -
岡部バイパスに入ると、分離帯のある片側2車線とますます快適になった。
前方に小高い山が近づいてきた。
静岡平野手前に横たわる溶岩台地だ。
東海道線や新幹線、そして東名高速道路はこの山の下にトンネルを掘って、最短距離で越えていく。
35年ほど前、東名高速の悲惨な火災事故のあった日本坂トンネルは、この山のトンネルだ。
東海道や国1バイパスは、北側の宇津ノ谷峠を迂回する。 -
その宇津ノ谷峠が近づいた。
『道の駅・宇津ノ谷峠』があるはずだ。
どこが入口・・?
と、まごまごしているうちに通り過ぎてしまった。
小さ過ぎる道の駅が悪い! -
あわてて路肩でストップする。
事故のもとだとは知りながらも、恐る恐るバックした。
もしかしたらこれは交通違反?
しかし、何とか駐車場の端っこに滑り込めた。 -
案内板を見ると、バイパス道路に沿った細長い形の道の駅だった。
その出口の駐車場に滑り込んでいる。
売店やトイレは入口付近だ。 -
売店まで歩く。
誘導路に大型トラックがひしめいている。
ここがトラックの駐車場なのだ。
小さくて、ここにしか停めるスペースがない。 -
入口付近におかべ茶屋と名の付いた小さな売店と、トイレがあった。
道の駅宇津ノ谷峠 (藤枝市) 道の駅
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多くの道の駅と同様に地元特産の品々が売られていて、
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もちろん、宇津ノ谷名物の自然薯(じねんじょ)もある。
とろろ汁ご飯で有名な地域だ。
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簡単な食事ができるレストランがあり、
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トイレもあって、車中泊ができないことはないが、駐車場の数か少なく道路に接している。
騒音と排気ガスに悩まされるのは明確で、遠慮したい道の駅だ。
それを見届け、次の道の駅に向けて早々に車を発進させた。 -
今回走ったバイパス道路です。
旧の国1は信号だらけで2時間以上もかかった道程を、袋井・掛川間の4kmをのぞいて高架式となった新しい国1(バイパス)は、ノンストップで走れるのでした。
100km以上のスピードでぶっ飛ばす必要のない方には、無料のこの道路をお奨めします。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2017/12/06 07:22:04
- 知らない間に進化したんだなぁ、、、、国一。
- 道の駅での車中泊なら特別なキャンプ用品も必要ないしトイレに困らないからディーゼル排気のトラックを避ければ安眠かもね!
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