2015/06/28 - 2015/07/01
328位(同エリア1344件中)
れおんさん
フォートラベルに初めて旅行記を投稿します。これからたくさんの旅行記を投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。ちなみに、僕の旅行記はアホみたいに長いです。すまんこって(反省の色なし)。
さて、3日4日の日程で生まれて初めて会津に行きました。2015年なので少し日が経ってますが、とても印象深かったので今でも鮮明に覚えています。旅の目的は会津若松、大内宿、芦ノ牧温泉でしたが、会津に訪れてびっくり。見どころ、知りどころ、感じどころ、味わいどころが満載の感動の旅でした。
あまりにも長すぎるため、前後編の2編に分けました。それでも長い旅行記になってしまい途中で読むのが嫌になるかも知れませんが、どうぞ最後までお付き合いください。
[こちらは前編です]
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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【1日目】
午前中は所用のため、昼に自宅を出発。常磐道をひたすら北上、会津に行く前にまず寄ったのは鍾乳洞の《あぶくま洞》です。写真はそこから眺める下界。あぶくま洞 自然・景勝地
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受付で入場料金を支払うと、妻と二人して肩で息しながらまずは坂を上ります(運動不足だな)。
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坂を上りきったと思ったら、今度は下り。うーん、忙しい。
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ちなみに、1キロ離れたところに入水鍾乳洞というのもありますが、そちらは自分でライトを照らしながらずぶ濡れになって先に進むというガチの洞窟探検になるらしいので、もっと気軽に40分程度で子供でも洞窟探検が楽しめるらしいこちらのあぶくま洞を選びました。
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入口に到着しました。いよいよ中に入ってみます。
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中は照明が設置され道も整備されているので、安全に進めます。また見所にはスポットライトが当てられ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
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しばらく進むと洞内にまた受付があり、通常コースと別途200円が必要な探検コースのどちらに進むか聞かれたため、その場で200円を支払い探検コースに進みました。そこからは写真のとおり、急な昇り降りの階段や、腰をかがめたり横向きでないと通れないような道が続き、ちょっとした探検気分を味わいながら先に進みました。そしてそこを抜けると...
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たどり着いたのは異空間でした。
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写真では分かりにくいですが、高さもある広い空間にいくつもの鍾乳石があり、ここに着いた瞬間、思わず妻と一緒に「おおっ!」と声をあげてしまいました。
あぶくま洞 自然・景勝地
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ちなみにこの空間は通常コースからもたどり着けるようです。
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なぜか最後はイルミネーションに彩られた通路が。ここを抜けると出口は近く、洞窟探検を楽しんだ僕たちは今夜の宿に向かいます。
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あぶくま洞から車で1時間半ほどかけてたどり着いたのは、会津若松駅近くにある今夜の宿《会津若松ワシントンホテル》です。ビジネスホテルだからもっとショボいかと思っていたのですが、入口やロビーなど想像以上に立派な造りをしていました。
会津若松ワシントンホテル 宿・ホテル
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ここではダブルの部屋を予約していました。部屋は狭いですが、翌朝は早くに出発する予定で長時間くつろぐわけではないので、特に気になりません。それどころか室内は清潔に保たれ、快適に過ごせました。
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夕食はホテルの10Fにある《ガスライト》でとります。夕朝食付きの宿泊プランを利用していたので、食事代は宿泊料金に含まれています。ありきたりのファミレスのような店を勝手にイメージしていたのですが、店内は高級ラウンジのような造りで、ウェイターさんも徹底した教育を受けているような丁寧できびきびとした対応でとても好感が持てました。
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夕食は定食や弁当のようなものを勝手にイメージしていたのですが、出てきたのはステーキでした。私の焼き加減はレアです。他にもスープ、サラダ、ライスまたはパンが付いた立派な夕食です。
お肉も非常に柔らかくジューシーで、妻も「美味しい!」と絶賛していました。特に鉄板の右上に乗っているソースですが、オニオンとジンジャーがきいた和風ソースで、このソースだけでもご飯が進むくらい美味しかったです。
ちなみに一緒にお酒も飲みたかったのですが、夕食後にも車で行くところがあったため、泣く泣く諦めました。 -
コーンスープが美味しかったあ。本格的なホテルのコーンスープです。
夕食後はホタル鑑賞のため、ホテルから車で20分くらいの町の外れで、田んぼの真ん中にある《ホタルの森公園》に行きました。初めてのホタル鑑賞で光の乱舞を期待していたのですが、その夜は気温が低くかったため、ホタルは5、6匹くらいしか光っていませんでした(真っ暗で何も写らなかったので写真もありません)。ただ逆にどこでホタルが光っているかを必死に探し、見つけたら「あそこにいたー!」と妻と二人で大はしゃぎ。これはこれで楽しかったです。ちなみにその場にいた施設の方の話では、日没1時間後くらいで蒸し暑い夜によく光るそうです。
30分ほどホタル鑑賞、と言うよりホタル探しを楽しんだ後は、ホテルに戻り部屋で少しお酒を楽しんでから寝床につきました。 -
【2日目】
翌朝は、昨夜と同じガスライトで朝食のバイキングをいただき(写真撮るの忘れた!)、8時にはホテルを出発。向かったのはホテル前の大通りを車で数分走ったところにある《飯盛山》で、写真はその登り口です。両脇には土産物屋が並んでいます。私たちの他に客はいませんでしたが、いくつかのお店はすでに開いています。 ちなみに帰りにここの土産物屋を物色していると、店のおじさんに昆布茶と自家製の佃煮をごちそうになりました。飯盛山 名所・史跡
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飯盛山へは、この階段か右側に写っている有料のスロープで登ります。昨日の洞窟探検で少し筋肉痛になっていた運動不足の僕たちは、迷わずスロープを使うことにしました。
ちなみに会津若松市内のいくつかの店舗・施設で割引や粗品がもらえる「まるとくパンフレット」との引換券を印刷して持ってきていたので、ここの受付でそのパンフレットと引換してもらったうえ、スロープの利用料も少し安くなりました。 -
さらにスロープをグングン登っていきます。あー楽チン(だから運動不足になるんだよ)。
飯盛山スロープコンベア 名所・史跡
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2、3分ほどで広場にたどり着きました。ここには《白虎隊十九士の墓》があります。写真に写っているパラソルの下でお線香が無人販売されていたので、そこで買ったお線香を墓に供えました。
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次は《白虎隊自刀の地》に向かいます。
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白虎隊士自刀の地は、広場から歩いて5分ほどのところの墓地の中にあります。非常に小さくて分かりにくいですが、鶴ヶ城は写真真ん中の左寄りにある白いポールの後ろに写っています。
最初はこの景色を見て妻と二人で「眺めがいいねー」と言っていましたが、僕たちの娘と同じ年頃の少年たちが同じこの景色を眺めながら壮絶な最期を迎えたことを想うと、僕も妻ももやるせない気持ちでいっぱいになり、妻はいつまでもここから離れようとしませんでした。白虎隊士自刃の地 名所・史跡
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先ほどの広場の近くには、有名な《さざえ堂》もありました。中の回廊が螺旋状になっていて、上りと下りの人がすれ違うことがない、摩訶不思議な建物です。
さざえ堂 寺・神社・教会
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さらに先へ進むと、厳島神社と小川が見えてきました。
厳島神社 (会津若松) 寺・神社・教会
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そこにあった用水のために掘られた全長31kmの《戸ノ口堰洞穴》は、なんと江戸時代に作られたものだそうです。すごい!
戸ノ口堰洞穴 名所・史跡
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こちらが洞穴ですが、
妻「穴ちっさ!でも白虎隊はこの穴を通ってここに来たんだよね...」
絶望感に打ちひしがれた年端もいかない少年たちが、すぶ濡れになりながらここからさっきの自決場所まで逃げていく姿が目に浮かび、心が痛みます。 -
さてと、帰りはこの階段を歩いて下ります(下りは任せて!)
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階段の途中には《白虎隊記念館》があり、白虎隊に関する様々な史料が展示されています。
白虎隊記念館 美術館・博物館
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今度は車でわずか1分ほどのところにある(運動不足になるから歩けってーの!)、白虎隊が出陣する際の本陣となった《旧滝沢本陣》に来ました。駐車場はこの写真の左側にあります。写真には写っていませんが、この建物の裏はここを管理している方の住宅のようで、そこで入場料を支払います。
旧滝沢本陣 名所・史跡
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中は民俗資料館のようになっており、当時の生活ぶりが再現され様々な生活用品が展示されています。建物に入った瞬間、おばあちゃん家のような懐かしい香りがして、思わず囲炉裏の横で大の字に寝転がってしまいました。
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さらに奥にもいくつか部屋があり、広々ゆったりしています。そのうちの一室でとうとう妻も座り込んでしまったので、引きずって中を見学しました(夫婦そろって運動不足かよ)。
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とは言っても、ここは戦時の本陣。戦いの跡を示す刀瑕や鉄砲の弾痕が随所にあり、広々ゆったりしたこの建物ですが、実はここで本当に死闘があったんだということを物語っていました
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次は旧滝沢本陣から車で20分くらいで、会津若松市の中心地から少し離れたところにある《會津藩校日新館》に来ました。ここは江戸時代に開設された、日本で初めての民間の学問所です。
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駐車場からは少し階段を登って入口に向かいます(筋肉痛がああああ)。たいした段数もないのに息が切れてしまいました(ダメだこいつは)。
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階段を登りきったところに、有名な「什(じゅう)の掟」が掲示されています。“年長者の言ふことに背いてはなりませぬ”。自宅に帰って娘に聞かせたら「うるさい」と背かれました(悲しい)。
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受付ででまるとくバンフレットを見せ観覧料を支払った後、こちららの門をくぐって中に入ります。
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とても広い敷地には、まるで回廊のように学び舎が張り巡らされています。
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えっと、門の名前を忘れてしまいました(おいっ)。
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建物の中は少年たちが学ぶ姿や学問所での過ごし方などが、実物大の人形で再現されています。
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ちなみに人形は、生徒も先生も美男子揃いです。たいていそういう人形だと写真のような日本的なシーンに違和感を感じるのですが、それを感じなかったのは日本人と思えるように瞳が黒くなっていたからかも知れません(そんな細かいことはどうでもいいと思う)。
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こちらは中庭にある大きな池...と思いきや、今で言うプールで、なんと当時からすでに水泳の授業があったそうです。
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他にも館内はかなり見ごたえがあり、出口まで1時間かかりました。写真は、出口直前にある急な階段を登った天文台から撮った日新館の全景です。筋肉痛だという私だけを登らせ、下から「そこにベンチがあったら教えて~」とのたまう妻に、「ベンチあるよー」とウソの報告をして同じく階段を登らせてやろうかと思いましたが、昼食抜きにされたら困るのでやめておきました。
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日新館から車で20分ほど、再び会津若松市内の中心地に戻り訪れたのは《七日町通り》。僕たちは大東銀行会津支店すぐ近くの有料駐車場に駐車しましたが、少し離れたところには無料の駐車場もあるようです。
七日町通り 名所・史跡
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街中には写真のような風格のある造りのお店や、先ほどのような大正浪漫を感じる洋風モダンな建物がたくさんあります。
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今回の会津旅行で僕が心惹かれていたのは、こちらの《昭和なつかし館》です。昭和の香りがプンプンする、どころか激臭がする(くさいという意味ではない)店内は、1階が懐かしの雑貨や骨董品の販売、2階が博物館になっています。
昭和なつかし館 美術館・博物館
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店内で入場料を支払い、またまた急なギシギシときしむ階段を昇って2階に行きます(ああ筋肉つry)。ちなみに、ここもまるとくパンフレットで入場料が少し安くなりました。お店の方も「好きなだけ写真撮って行ってねー」と見送ってくれました。
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階段を昇りきった目の前には、昭和の時代の小さな寿司屋のカウンターが再現されています。これを見た瞬間、いきなりテンションMAX。中に入って椅子に座り、目の前に置いてある寿司に手を伸ばし、酔っ払いおやじの気分を味わいました(お前もおやじだろ)。
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そんなに広くはない店内には昭和の風景がぎっしり詰め込まれていて、細部のひとつひとつをじっくり見続けてもまったく飽きません。昭和大好きの僕にとっては天国のような空間です。
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一般家庭の日常的だった夕食シーン。テレビには白黒のアニメが放映されていました。丸いちゃぶ台に質素な夕飯、誰も弾けないのになぜか家にあったギター。座敷にあがることもでき、懐かしい色んな生活用品を手に持って眺めていました。
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まだまだ見たかった昭和なつかし館に後ろ髪を引かれつつも、お腹が空いたので昭和なつかし館から歩いて5分ほどのところにある《満田屋》に来ました。郷土色豊かな味噌や油などの調味料、漬物を販売しているお店ですが、奥は食事処になっており田楽料理が食べられます。
お店は少し混んでいましたが、待つことなく着席できました。満田屋 グルメ・レストラン
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色々な種類の田楽がありましたが、今夜の夕食のことを考え少しセーブするため、二人でみそ田楽コースを一人前だけ注文しました。
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店内には囲炉裏が2つあり、そこでお店の方が焼いた田楽をアツアツ出来立てのまま素早く目の前に運んでくれます。
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取り皿と一緒にお店のお姉さんが最初に運んでくれたのは、アツアツのこんにゃくが2丁。写真では分かりませんが、この2丁は塗られている味噌が違います。ひとつは甘味噌、もうひとつは柚子味噌です。特に柚子味噌は、味噌の甘みと柚子のさわやかな風味が口の中に広がり、とっても美味です。
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ほどなく次が来ました。上がとうふ生揚、下がおもちです。とうふ生揚は山椒味噌が塗られ香ばしく焼かれていて、表面のカリっ、中のフワっとした食感が同時に楽しめます。おもちは子供の頃に夢中で食べた、甘い味噌が塗られた懐かしい味です。
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次に来たのは、上がしんごろう、下が里芋です。しんごろうとは、ご飯を半つぶしにしヘラに付けて焼いた会津の郷土料理で、見た目は五平餅のようですが、五平餅のようにモチモチしていなくて、米粒の柔らかな食感が残っているのが特徴で、その中に米本来の甘味が残っていて大変美味しいです。里芋も中の繊維質は完全にほぐれ、ホクホクと柔らかく里芋の自然な甘さと味噌の甘さが非常によく合います。
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最後に来たのは身欠きにしんです。にしんを使った料理もこちらの郷土料理です。身は肉厚ですが、口に入れるとフワっと柔らかく、まるで鰻の蒲焼きのようです。また炭火でじっくり焼かれているためか小骨が口に触らず、まさに鰻の蒲焼きです。それどころか程よい脂の乗り加減と、塗られた山椒味噌の香ばしさもあり、もしかするとこっちの方が美味しいかも知れません。
囲炉裏の近くで出来立ての田楽をいただき身も心も大満足した私たちは、店を後にして次に向かいました。 -
次に訪れたのは、七日町通りから車で10分ほどの会津若松の名所《鶴ヶ城》。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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飯盛山から見たときは豆粒みたいにちっちゃくて何だかよく分かりませんでしたが、近くで見ると立派な城構えです。入場料を支払って城の中に入りました。
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城内は基本的に撮影禁止だったためほとんど写真は撮れませんでしたが、天守閣は撮影可能だったため、四方の雄大な景色を全て撮りました。写真はその内の1枚で、方角は...忘れました(役立たず)。
この後は長い廊下を通り外に出た後、売店でソフトクリームを食べて今夜の宿に向かいます。 -
鶴ヶ城から車で20分くらい走り、東山温泉にある今夜の宿《くつろぎ宿 千代滝》に到着。この宿でよく見かける外観写真は夜の玄関なので、実際に昼間に見てみないとどんな宿か分かりませんでしたが、この写真を見てのとおり大変綺麗な宿です。
玄関口に車を付けると中から宿の方が出て来られて、あたたかくお出迎えしていただきました。会津東山温泉 くつろぎ宿 千代滝 宿・ホテル
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中に入ると、ゆったりとしたおしゃれなロビーがあります。これを見ただけで、「この宿にして良かった!」と思えます。
私はフロントでチェックインをしている間、妻は写真右手のソファーでのんびりくつろいでいました。 -
素朴な優しくてかわいらしい仲居さんに案内され、部屋に向かいます。
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案内されたのは、黒い柱が印象的な全体的に朱色に彩られた10畳ほどの和室です。高い格式を感じさせますが、いざ座って足を伸ばしてみると、落ち着きと癒しを感じる趣のある部屋です。
僕たちは少し休んでから、先に姉妹宿の風呂へ行くことにしました。 -
この宿には歩いて7分ほどのところに姉妹宿があり、それぞれの宿泊者は、お互いの宿を無料で入浴することが出来ます。私たちは宿で借りた下駄をカランコロンと鳴らしながら、坂道や小さな温泉街を姉妹宿に向かって歩きました(写真は降りてきた坂道を下から撮ったものです)。
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その途中で足湯処を見つけたので、少し立ち寄ることにします。
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最初は少し熱かったですが、すぐに熱さにも慣れ気持ちよく足湯を楽しむことが出来ました。
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温泉街っぽく、射的屋があります。
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さて、たどり着いたのは姉妹宿《くつろぎ宿 新滝》です。代滝が落ち着いた雰囲気で趣のある宿とすれば、こちらは明るい雰囲気で高級感のある宿です。
会津東山温泉 くつろぎ宿 新滝 宿・ホテル
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宿の入口で「千代滝から来ました」と伝えると、従業員の方が館内で風呂までの行き方を丁寧に説明いただき、ゆっくりと湯船につかりながら日ごろの疲れを癒しました。その後は千代滝に戻り、そこでもまた風呂につかりました。
ちなみに風呂の数は、千代滝より新滝の方が少し多いです。なお新滝の売りは渓流の見える風呂と二つの露天風呂ですが、私は千代滝の絶景展望露天風呂の方が好みです。 -
温泉街には、羽黒山神社がありました。
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風呂に入った後は部屋に戻って少し休んだら、お待ちかねの夕食です。こちらのダイニング「鶴城」でいただきます。全体的に黒を基調とした落ち着いた雰囲気です。
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今夜は会津の創作郷土料理会席をいただきます。案内された席に着くと、先付や前菜などのいくつかの料理はすでに用意されています。食前酒は少し甘みがかった、すっきりした後味の日本酒でした(銘柄は忘れちゃいました)
会津東山温泉 くつろぎ宿 千代滝 宿・ホテル
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先付は「季節の野菜の揚げ浸し」です。茄子、ズッキーニなど、軽く素揚げされた夏野菜がさっぱりとした酢出汁に浸っています。あっさりとした味付けなのですが、夏野菜そのものの味は濃く美味です。
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前菜(八寸七点盛り)です。右端は郷土料理の「ニシンの酢漬け」、小さな小鉢は「唐辛子の辛味が利いたイカの醤油漬け」、白い扇形は「クリームチーズ」、左端は「サーモンか鱒の手まり寿司」です。
私は会席料理の中でも八寸が大好きで、八寸だけでお腹いっぱいに食べてみたいものです。八寸50点盛りとか(美的センス無し)。 イカはご飯に合いそうだったので、最後の食事まで取っておくことにしました。 -
造里は「生トロ湯葉刺し」です。湯葉刺しは何枚かを重ねてあり、口当たりの良い適度な食感を楽しめました。何も付けずこのまま食べても大豆のふんわりとした甘みが感じられますが、少しだけ岩塩を付けるとさらにその甘みが増し美味しかったです。
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こちらは「旬の生野菜」です。添えられたとうふのディップを付けながらいただきます。野菜の味をストレートに味わえる品です。
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こちらは別注の「馬刺し」です。真ん中にあるにんにく味噌と一緒にいただきます。食感はとても柔らかく上質な赤身で、牛肉と食べ比べると牛肉の方がクセがあるように感じられるくらい、この馬刺しにはクセやくさみが全くありませんでした。さらににんにく味噌を付けると...ダメです、ムリです、もう限界です。我慢できません。
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ということで、日本酒を頼みました。会津の酒造で造られた純米吟醸生酒「風が吹く」です。生酒とは、殺菌のための火入れ(加熱処理)をしていない日本酒のことで、フルーティーながらも力強い味わいが特徴です。また殺菌をしないため保存や流通が難しく、造られた地元以外にはあまり出荷されないそうです。よって生酒を存分に楽しめるのは、まさにたくさんの酒造がある会津のようなところに来た時の醍醐味です。
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にんにく味噌をつけた馬刺しを口に放り込み存分に赤身の旨味を味わった後は、生酒をグビっと飲み口の中をリセットして、今度は透明感を持ちつつも力強い生酒の後味を味わう。生酒、馬刺し、生酒、馬刺し...ヤバイです、止まりません。
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冷鉢は「粒蕎麦ジュレ」です。さっぱりとした蕎麦つゆのジュレの下に、湯通しした蕎麦の実が敷かれています。両方を一度に口に入れると、まるで蕎麦をすすっているような柔らかな蕎麦の香りが鼻を抜け、蕎麦つゆの旨みが舌を撫でていきます。
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焼魚は「銀鱈の二年味噌焼き」です。脂の乗った身には、味噌の濃い味がよく合います。なんで銀鱈ってこんなに美味しいんでしょうね。こちらもお酒が進む逸品です。銀鱈、生酒、銀鱈、生さry(もうええっちゅうの)
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平椀は、有名な会津の郷土料理「こづゆ」です。帆立の貝柱の戻し汁で山菜や野菜、豆麩などを煮込み、日本酒や醤油であっさりと味付けされています。飲めば飲むほど、食べれば食べるほど貝柱のうまみが口に広がり、美味しかったです。
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揚げ物は、揚げたてアツアツのものが運ばれてきました。サクサクした衣の食感が嬉しいです。
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「国産牛の陶板焼き」です。A5ランク肉ほどのサシは入っていませんが、むしろこれくらいのほうが肉の旨味を味わえるので、こっちの方が好きです。
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熱した陶板に肉と野菜を乗せジュージューと焼きます。妻はしっかりと火が通った肉を好みますが、僕はレア気味の肉が好きです。
表面を軽く焦げ目が付く程度にあぶったら、添えられた味噌だれに付けていただきます。噛むと中からジュンジュワーと肉汁があふれ、甘めの味噌だれが口の中で一緒になり最高の味になります。 -
「地野菜の漬物」、汁物は「会津田舎汁」、食事(ご飯)は「会津産コシヒカリ」です。前菜で残しておいたピリ辛のイカの醤油漬けもいただきます。
やっぱり会席の最後のご飯はおいしい!漬物やイカの醤油漬けといった少しのおかずでご飯をグイグイと飲み込みます。会津田舎汁にはみょうがが入っていて、会席最後の食事をさっぱりと締めくくってくれる、いいアクセントになっています。 -
デザートでは、「トマトのピューレ、羊羹、メロン」をいただきました。
ここの宿の料理は評価が高くかなり期待していましたが、その期待を裏切らない大変美味しい夕食でした。この後は、酔いを覚ましてから再び会津の夜景を見渡す展望絶景露天風呂にたっぷり浸かり、部屋に戻ってからはお酒をたしなみながら心地よい気分で眠りにつきました。 -
【2日目】
早朝に朝風呂に入り昨夜とはまた違う朝の絶景を楽しんだ後は、昨日と同じダイニングでバイキングの朝食をいただきます。どうも朝食のバイキングはいつも同じものに目がいってしまいがちで、今朝も大好きな温泉卵と玉子焼きをたくさん取ってしまいました(写真の後にもたくさんたべています)。ただここで食べ過ぎてしまうと、今日の昼食、夕食が食べられなくなってしまうので、ご飯のお代わりは1回だけに留めました。
本日も盛りだくさんの観光地めぐりなので、朝食の後は身支度をして、8時半前には宿をあとにしました。 -
本日最初に来たのは東山温泉のすぐ近く、千代滝から車で5分もかからない《会津武家屋敷》です。8時半に到着したと同時に開園し、入口で太鼓がドドンと鳴らされていました。入口でまるとくパンフレットを見せ、入場料を割引いてもらい中に入ります。
会津武家屋敷 美術館・博物館
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こちらの建物は会津藩の家老を代々務めた西郷家のとても大きなお屋敷で、屋敷の周りを巡りながら当時の生活ぶりや調度品を見ることができます(屋敷の中には上がれませんのでご注意ください)。
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間取りは26LLLDKくらいありました(意味わからん)。私も妻もこのような昔の家屋や調度品を見るのが大好きです。
ただし見るポイントが違います。私の口から出る感想は「へえ、こんな風に使うんだ」「なるほど、だからこういう造りなんだ」、妻の場合は「これ、重くて私には運べないな」「この部屋、トイレが遠い」。お互い捉え方は違いますが、それぞれの楽しみ方で敷地内を巡りました。 -
中にはこの家族の日常のシーンが生き生きと再現されていて、見るたびに親近感とこの子供たちへの愛着が沸いてきます。しかし...
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敷地内には、当時の調度品や家具も展示されています。
最後は出口の土産物屋で職場や娘のお土産を購入し、次に向かいました。
[続きは後編をご覧ください]
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