2017/11/11 - 2017/11/12
2168位(同エリア6724件中)
ちゃんさん
関釜フェリー傘下の旅行会社「ヴィーナストラベル」企画による、韓国の秘境駅を訪ねる列車撮影ツアーの体験記。
前半はコチラ⇒https://4travel.jp/travelogue/11302686
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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昼も12時をまわり、お腹も空いてきました。昼食は自由食になっていますが、添乗員のNさんにお誘い頂き、お昼ごはんを食べに院洞の集落へ降りることに。
院洞には洞事務所(市役所の出先機関)があり、集落の中心地です。事務所の横にはこじゃれたカフェまであります。 -
「院洞音楽酒場」。フラっと入ってしまいたくなるたたずまいですが、実際はお店ではなく、空き家をペイントした「作品」です。院洞、「壁画の街」をキャッチフレーズに売り出し中なんだとか。
梅の花のシーズン以外にも活性化を図りたい、街の思いが見えてきます。 -
金鋼食堂で、釜山名物テジクッパ(豚肉クッパ)をいただきまーす!豚骨香る汁ご飯は、九州人として親しみを感じる味です。
ちなみにこの時間、参加者のうち4人は撮影ポイントで撮影を続けられていました。撮影のために来ているのに、少しでも離れるのはもったいない!のだそうです。すごい気合いです。 -
旅鉄派の僕は、見知らぬ街も歩いてみたいとの思いも強く、列車撮影を何本か諦めて街を巡ってみることにしました。
壁画の院洞駅の前を歩く猫。後刻、猫好きの鉄道ライターさんに報告したら、しっかり写真に収められていました。さすが。 -
壁画の路地。添乗員のTさんも、面白そうだとやって来たので、一緒に探検してみることにしました。
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路地を登っていくと、高台の道路に出てきました。
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おお、いいカーブじゃん!添乗員Tさんと、「未開」だった撮影スポットの発見を喜びました。
僕の腕は、相変わらず伴いのが悔しいところですが。 -
大きなテラスが気持ちよさそうな、こじゃれたカフェまでありました。院洞、なかなか奥が深く、充実した集落です。
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果樹園用のモノレール、韓国にもありましたか!
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再び路地を下っていたら、貨物列車がやって来ました。大型コンテナを積載した長編成の列車は、旅客列車と違った迫力があります。
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犬注意。実際に、犬いました。
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少女に誘われ路地に迷い込めば、また違った院洞を発見できます。
ただ秋の土曜日という、散策にはうってつけの気候ながら、路地裏巡りをしているような観光客を一人も見かけなかったのは残念でした。 -
時間も2時をまわり、院洞での滞在も、あと1時間と少し。撮影スポット【1】、【2】の間にある、おしゃれカフェ「ハリスコーヒー院洞店」を訪ねてみました。
撮影ツアーでも「インスタ映え写真を狙うならココ」と紹介されていた、眺めのいいカフェです。ハリス コーヒー (ヤンサンウォンドン店) カフェ
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店内からは、1段高い位置から、洛東江と京釜線を見渡せます。窓際のソファに座れば、ゆったりと列車ウオッチングも可能。こりゃいいや。
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コーヒーの向こう側を、itxセマウルが走って行きました。
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さらにコーヒーを片手に階段を上がれば…
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屋上テラスへ!さえぎるものは何もなく、広がるのはただ、空と山と川です。
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もちろんテラスからもトレインビュー。
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ガラスの箱は、床までガラスです。僕は一歩を踏み出す勇気がありませんでした。
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撮影スポット【1】の光の具合も良くなり、ほとんどの参加者さんは集中して撮影中。集合時間の3時も近づいたので引き上げようとしたところ、突如貨物列車の姿が見え、急いで撮影準備にかかりました。
結局、5時間の間に目撃した貨物列車はわずか2本。2大都市間の貨物の大動脈のはずだけど、釜山新港方面の新線開業で、院洞を通過する貨物列車は激減しているのだとか。 -
3時過ぎ、5時間余りの撮影タイムを終えて院洞駅に戻りました。撮影目的でない女性2人組も、集落を散歩したり、カフェでくつろいだりと、結構楽しまれたご様子。
「釜山近郊の何でもない田舎町で過ごす休日」ってなサブタイトルでもあれば、ありきたりのツアーに飽きた人たちも、もっと取り込めたかも。 -
帰路の列車を待っていると、駅員さんが付箋紙とボールペンをお土産に持たせてくれました。これは嬉しい。梅の花の街、院洞のオリジナルグッズでした。
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15時28分発のムグンファ号で、名残惜しくも院洞駅を離れます。今度は、梅の季節に来てみたいな。
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ムグンファ1954列車は、西海岸の木浦(モッポ)から、はるばる7時間近くをかけて釜山まで走り抜く長距離列車。列車はわずか3両編成で、実際には途中駅での入れ替わりも多く、かつての山陰本線「いそかぜ」のようなイメージの列車です。
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僕らの乗ったラストコース30分はほぼ満席の乗りでした。釜山側の終着駅は、ローカル列車向けサブターミナルの釜田(プジョン)です。
釜田駅 駅
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釜田駅でも、20分ほどの撮影タイム。ディーゼル動車のムグンファ号を撮影できました。
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釜田駅には高床ホームもあり、首都圏と同じような4扉の通勤電車が発着します。昨年12月に電化開業した東海線の乗り場です。
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長距離列車と電車では運賃体系も異なり、乗り換え改札も設けられています。首都圏では当たり前の風景も、地方都市では釜山が初のケース。
今のところ昼間の電車は30分毎だけど、列車の時代にくらべれば大増発です。 -
再び集合して、駅前へ。釜山港までは地下鉄で移動です。KORAILと地下鉄の釜田駅は離れているので、一旦駅を出ねばなりません。
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駅前交番の巨大なおまわりさん。「国民の声に耳を傾けます」は単なるキャッチフレーズではなく、耳の位置には電話機が取り付けてあり、意見を伝えることができます。
全国的にも話題のスポット、らしいっす。 -
地下鉄の駅までは表通りを歩いて行ってもいいけど、せっかくなのでと釜田市場を経由して行くことになりました。同じ釜山のチャガルチ市場のように観光地化されておらず、韓国のおばちゃん達が夕飯の買い出しに来る、生活の場です。
釜田市場 市場
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高麗人参やらスッポンやらカエルやら。アジアな雰囲気に、さきほどまで列車を追っていたカメラも、ふたたび出番を迎えます。
観光地を一切巡らなかったツアーにあって、韓国らしさを強く感じられた時間でした。韓国が初めての参加者にとっては、特に印象深い時間になったようです。 -
釜山までの地下鉄移動は「団体」の扱いではなく、添乗員Tさんが券売機で買った切符を渡されました。異国の券売機に興味がある参加者さんもいて、経験として各自購入してもらっても良かったかもしれませんね。
地下鉄釜田駅 駅
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1泊オプションを付けて明日も釜山を楽しむ女性2人と別れ、男性陣は港へ戻ってきました。本当に観光なし、ショッピングなしのストイックな撮影行でした。
というわけでお土産の買い出しは、港のセブンイレブンへ。ノリやらキムチやらも買えるし、免税店に置いてあるお土産用商品よりは安いので便利。なんて2人組の参加者さんに即席ガイドしてたら、5千円分近くお買い上げ。ツアー代金の1/3やんけ!釜山港国際旅客ターミナル 船系
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ツアーとしての団体行動は乗船券を渡されるまでで、後は自由行動となります。僕以外は1等なのでターミナル見学や引き続きお土産の買い出しなど、思い思いに過ごされたようです。
しかし僕は、いいポジションは早いもの勝ちの2等船室。急がねば!と列に並んで乗船してみれば、寝台が指定されていました。関釜フェリーでは雑魚寝も寝台も同じ2等で、当日の予約状況によって割り振られるんだそうです。ちょっとトクした気分。関釜フェリ- 乗り物
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解散にはなったものの、名残惜しいのは誰しも同じ。自然に風呂場に集まるのも同じ頃の時間になり、短いようで長かった1日を振り返りました。
レストランは最大でも4人席なので、全員で集まって食べられずに残念。しかし、贅沢してジョンゴル定食(1,200円)を頼んでみたら、カメラのレンズが集まってきました(笑)。ちなみに関釜フェリーの定食は500円からと、むちゃくちゃ良心的な値段です。 -
釜山港の出港は午後9時。停泊中は、美しい釜山の夜景を堪能できます。国際ターミナルもイルミネーションに彩られきれい。
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ほぼ、出航を待つ関釜フェリーとカメリアラインに向けた演出といって良いでしょう。ありがたや。
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釜山港を離れ、韓国への玄関とも言える釜山港大橋をくぐって、短かった韓国ともお別れです。https://www.youtube.com/watch?v=dvVgKwz2HCE
釜山港大橋 建造物
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釜山港大橋は、じわりじわりと色が変わります。岡山から参加の兄ちゃんは「大サービスやな!」と評していましたが、なるほどいい得ています。釜山から観光客へのおもてなしです。
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一昨年の夏にカメリアラインに乗った時は、釜山港出航時にデッキへの扉が施錠され、夜景が楽しめず残念だったことを思い出します。今日は天気もよく、こころゆくまで釜山の夜景を楽しむことができました。
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湾外に出れば、対馬海峡の漁火が点々と灯っていました。船も揺れはじめ、早寝に限ります。
前夜の寝不足もあってぐっすり眠れていたのですが、午前4時頃、イカリを降ろす揺れで眠りを破られました。これ自体は仕方ないにしても、起きてきた周囲の人がガヤガヤ騒ぎ出し、寝ようとしないのにはマイッタ… -
7時前に起き出せば、関門海峡を航行し、下関に入ろうかというタイミング。
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個人客の朝食時間は、下関入港後の7時以降になります。パン、珈琲、サラダのセットで500円。韓国風、和食から選べる朝定食も700円と、やっぱり良心的なお値段でした。
すでに解散状態にあるツアーですが、下関に降り立ってから改めて解散。志を同じにする者同士の弾丸撮影ツアー、思っていたよりずっと楽しく、別れも名残惜しいものになりました。次回は来年5月、密陽への撮影ツアーが開催されるとのこと。またその時に会いましょう(!?)。 -
415系1500番台に乗れば、もう九州に帰って来たような気分に。
下関駅 駅
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交通費節約のため、ホリデーアクトパスで半額になる高速バスに乗り換え、帰りました。
チャチャタウン小倉 ショッピングモール
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