2017/10/14 - 2017/10/20
198位(同エリア921件中)
お砂糖猫さん
今回のドイツ旅行のクライマックスは、戦禍から不死鳥のごとく蘇った「エルベ川のフィレンツェ」ことドレスデン。
バロック式の建物が並ぶ街並みは戦後に再建されたとは思えないほど、中世の街のような美しさ。
そして忘れちゃいけない、緑の丸天井の豪奢な宝物とアルテ・マイスター絵画館!
フランクフルトのシュテーデル美術館で果たせなかったフェルメール鑑賞を成し遂げられるか!?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
14:50、マイセンから戻ってドレスデン・ノイシュタット駅で下車。
トラムの11番に乗り換えて3駅、向かった先は…… -
世界一美しい牛乳屋、モルケライ・プフント!
美麗なタイルで覆われた店内、うは~確かにこれは一見の価値あり。プフンズ モルケライ 専門店
-
店内撮影禁止なので、絵葉書(1ユーロ)を。
あとは何か牛乳屋っぽいものを……と検討した結果、キャラメルクリーム(牛乳屋っぽいか?)を購入。5.5ユーロ也。 -
再び11番のトラムでドレスデン・ノイシュタット駅へ戻る。
ところでこのドレスデン・ノイシュタット駅に8番のトラムも来てるんですが、持参のガイドブックにも、ホテルでもらった地図にも、8番のトラムはドレスデン・ノイシュタット駅を通らないことになってるんですよね。
はて、どういうことなんだろうか、路線ルートを変更したんだろうか、と思いながら、その8番のトラムに乗車。 -
トラムの車窓から日本宮殿を眺めます。
名前のわりにがっつり西洋の建物である日本宮殿、これはかのマイセン磁器を作らせたアウグスト強王に由来し、王は陶磁器を好きすぎるあまり、東洋の陶磁器を集めまくってここにコレクションし、しかも建物全体を磁器で建てて、日本宮殿って名前にするんだ!と計画していたらしいです。
その壮大な計画は王の死により未遂で終わりますが……。日本宮殿 城・宮殿
-
ノイシュタットマルクトで下車し、エルベ川沿いの撮影スポット「風景の額縁」へ。
おお、本当に額縁だ。
「ここで撮るといいよ」的なマークもちゃんとありますね。 -
まさに絵のように美しいドレスデンの街。
アウグストゥス橋を渡って旧市街のほうへ。
本来はこの橋を8番のトラムが走っているはずなのですが、橋の線路は工事中(歩行者は渡れます)。
だから8番のルートが一時的に変わって、通常は停車しないノイシュタット駅に来てたのか~ -
聖人像が屋根に並ぶ三位一体大聖堂。さすが、立派な建物です。
カトリック旧宮廷教会 (三位一体大聖堂) 寺院・教会
-
地下にはアウグスト強王の心臓が保管されており、側を好みの女性が通ると鼓動するとかなんとか言われておりますが、地下はガイドツアーじゃないと行けないので、今回は行けず。
-
ここも第二次大戦で被害を受けましたが、オルガン作りの巨匠ジルバーマン製作のパイプオルガンは戦後に忠実に復刻したそうで。
-
マイセン製のピエタがあるというので探したら……えっ これ!?
な、なんて前衛的な…… -
三位一体大聖堂の横の広場にある像もアウグスト強王かな?
後ろの建物は裁判所のようです。 -
続いて奇跡的に戦禍を免れた君主の行列。デカいなこれ!
列の最後尾らへんは修復中だったので、残念ながらこの壁画の作者の姿はよく見えず。君主の行列 文化・芸術・歴史
-
やはり注目してしまうのはアウグスト強王の姿。
-
1度ホテルに戻って荷物を置いて、今度はホテル目の前の聖十字架教会へ(写真右側がホテル)。
この聖十字架教会は内部撮影禁止だったんですが、内装は他の教会と違ってかなり個性的でしたね。
コンクリ? 石? の壁がむき出しで、絵も装飾もなにもない。
金の花火のようなオーナメントだけが下がっています。
入ってすぐ右手に第二次大戦前の聖十字架教会の様子が写真展示されていますが、それを見ると戦前は普通にバロックな内装だったんですね。
子供たちが劇の練習のようなことをしていましたが、彼らが有名な聖十字架教会合唱団なのかは不明。聖十字架教会 寺院・教会
-
そしてドレスデン復興の象徴のようなフラウエン教会へ。
実際見ると思ったよりも白い!
戦後、瓦礫の山からできるだけオリジナルの石材をそのままの場所に使って復元しようということで、戦後最大のジグソーパスルと言われながらも見事再建を果たしたフラウエン教会。
塔に立つ十字架はイギリスから和解の印として贈られたもの。フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会
-
入り口の表示を見て、ここも撮影禁止かぁ~と思いながら入ったら、みんな撮りまくってる……!
係員もいて、着帽の人には脱ぐよう注意してるのに、撮影はスルー。ってことは撮っていいのね? 撮っちゃうよ?
しかしこれまた、綺麗に作り直しましたね! -
全体的に淡いピンクで可愛らしいというか、乙女チックな印象を受けますね。
-
新しくした石材は白く、戦前からの石材は黒ずんでいるのですが、これは戦災で焼けたからというわけではなく、年月が経つと黒くなっていく石材なんだそうで。
現在のフラウエン教会の脇には、瓦礫と化したかつてのフラウエン教会の一部がそのまま残されています。 -
ブリュールのテラスで対岸のノイシュタットを眺める。
ゲーテもこの景観を好んでおり「ヨーロッパのバルコニー」と呼んだとか。ブリュールのテラス 散歩・街歩き
-
ここ、ブリュールのテラス沿いに建つ立派な建物はドレスデン美術大学みたいですね。
しかし日が傾いてくるとどんどん寒くなる…… -
さあ、夕食を食べに行こう! 向かうは有名レストラン・コーゼルパレー。
コーゼル伯の屋敷だっただけあって、素敵な建物で楽しみです!
日本語メニュー完備。コーゼルパレー カフェ
-
子牛のロール・ドライトマトと松の実添え(11.5ユーロ)。
変わった味だけどおいしいです。
あとはラズベリーアボカドサラダ(7.9ユーロ)。 -
そしてデザートは、やっぱりドレスデンといえばアイアーシェッケだよね!
上のカスタード層がふわふわ、下のチーズ層はさっぱりした甘さで、これはおいしいね。
アイアーシェッケは上部にシュトロイゼルが載っててまだら模様、と聞いていたんだけど、意外や本場のはまだらでもなんでもなかった。 -
コーゼルパレーを出ると日はとっぷりと暮れ。夜のドレスデンはまた素敵。
明日の朝食をアルトマルクトギャラリーで買ってホテルに戻ります。 -
さて時間軸としては既に2泊していますが、ここでドレスデンのホテルを紹介します。
聖十字架教会目の前、NHドレスデン・アルトマルクト。
ケルンのホテルよりも単価は安いのにだいぶ質が上がりましたね!旧市街の観光スポットすべて徒歩圏内、便利・快適なホテル by お砂糖猫さんNH コレクション ドレスデン アルトマルクト ホテル
-
ちゃんとバスタブもあるし。
ただバスタブ横が擦りガラスで部屋からシルエット丸見えなので、一緒に行く相手によっては気まずいかも…… -
おはようございます。とうとう旅行最終日になっちゃいました。
ホテルをチェックアウトしてトランクを預けたら、レジデンツ宮殿へ。
歴史的緑の丸天井、事前にネット予約もできるのですが、観光のハイシーズンでもないし、たぶん当日券が手に入るだろうと思って予約はせず。ドレスデン城 (レジデンツ宮殿) 城・宮殿
-
10:00オープンのちょっと前に行くと、歴史的緑の丸天井のチケットはまだだいぶ余裕がありそう。
歴史的緑の丸天井+その他レジデンツ宮殿のコンビチケット(21ユーロ)を買って、10:00~10:15の回で歴史的緑の丸天井に入ります。 -
歴史的緑の丸天井、まずは日本語版オーディオガイドを借りて鑑賞開始。
しかしまあ、部屋に入る前に係員がボタンを押さないと開かない二重扉を経たり、随分と大仰ですねー
※歴史的緑の丸天井は撮影禁止のため、新緑の丸天井の写真でお送りしています
(しかしこの作品はなんというか……アヴァンギャルドだな……) -
鏡張りの壁一面に大きな巻貝やダチョウの卵を加工した壺が並んでまして、地震国ニッポンから来た身としては「落ちそうで怖い……」という貧乏性な感想が浮かぶ。
緑の丸天井という名前ですが、「緑の柱に白いアーチ状の天井」を持つ部屋があり、それが呼びやすいように縮まって「緑の丸天井」になったんだって。
しかも今は柱は鏡張りになってて緑の柱ですらないという。 -
歴史的緑の丸天井の最後のほうに彫刻がたくさんある部屋があるのですが、その中にナポリの国立考古学博物館にある「ファルネーゼの雄牛」「ファルネーゼのヘラクレス」のミニバージョンがあったので、「あっこれ、こないだ見た!」とひとり盛り上がってました。
-
新緑の丸天井は、部屋の作りこそ簡素だけど飾ってあるものは歴史的緑の丸天井と比べても遜色ない……というかこっちのほうが見ごたえあるかも?
写真は「ムガール皇帝アウレン=セブの宮廷」。細かい人形細工! -
ドレスデン・グリーンと呼ばれる無着色のグリーンダイヤモンド。
41カラットだって。わお。
新緑の丸天井の中でも特別待遇な展示でした。 -
武器展示室には鎧兜やら剣やら盾やら大量にありますが、ここらへんはさほど興味ないのでさらっと見て次へ。
-
オスマントルコ展示室もあまり目を引くものはないような。
-
さて宮廷教会に行こうと一旦中庭に出ました。
「←教会はこちら」の案内通りに行ったつもりが、いつの間にか塔の階段を延々と昇っており…… -
はい、Hausmannsturmと呼ばれるレジデンツ宮殿の時計塔からの景色です。
あっ、うん、これはこれで綺麗だけど……でもこんなに階段を昇るつもりじゃなかったからちょっと覚悟ができてなかったな……疲労感が…… -
塔を降りて横を見れば、塔の入り口の隣に教会の入り口がありました。
そうそう、私は教会に行きたかったのよ。そして中に入ると……
あれっ、宮廷教会という名前のイメージと違う、質素で暗い教会!
そして昔の科学者? 哲学者? の展示が開催されていたけど、まるでちんぷんかんぷん。 -
レジデンツ宮殿を出て、カフェ・シンケルヴァッヘで軽めの昼食。
ゼンパーオーパーを目の前に、最高の立地!カフェ シンケルヴァッへ カフェ
-
季節のメニュー、カボチャのシチュー(4.9ユーロ)とトマトクリームクレープ(9.9ユーロ)。
素敵な景色を見ながらおいしい食事でいい気分です。 -
さあ、ツヴィンガー宮殿内、アルテ・マイスター絵画館へ!
アルテ マイスター絵画館 博物館・美術館・ギャラリー
-
(左)ボッティチェリ「聖母子と聖ヨハネ」
(右)ホルバイン「モレット卿シャルル・デュ・ソリエールの肖像」 -
(上)フラ・アンジェリコ「受胎告知」
フラ・アンジェリコは何枚も「受胎告知」をテーマとした絵を描いていますね。
(下)ジョルジーネ「眠れるヴィーナス」
後世の画家に重大な影響をもたらしたという絵画。
ジョルジーネとしては未完のままだった絵ですが、のちにティツィアーノが背景を描いて完成させたとか。 -
(左)クラナッハ「アダムとイブ」
クラナッハの息子も同名で画家ですがこっちは父のほうですね、この独特の顔つき。
(右)ティツィアーノ「貢の銭」 -
(左)フェルメール「取り持ち女」
来たーっフェルメール! でももうひとつ、「手紙を読む女」は修復中?で展示がなかった……どっちかというと「手紙を読む女」のほうが見たかったな……
今回訪れた美術館で見られるはずだったフェルメール3作品、1勝2敗です。
フェルメール運がないなー
(右)レンブラント「酒場のレンブラントとサスキア」
レンブラントさん、浮かれてますね。 -
(左)レンブラントからもう1枚「ガニュメデスの掠奪」
レンブラントが先のサスキアと結婚して初めて授かった男の子を亡くしたころの絵。
神話に託して我が子を失った悲しみを芸術に昇華させたのですね。
(右)ルーベンス「大波を静めるネプチューン」
手前の像は、これもファルネーゼのヘラクレスのミニバージョンみたい。 -
さあ、アルテ・マイスター美術館の目玉、ラファエロ「システィーナの聖母」のお出まし!
さっと幕が引かれた舞台のような構図、言わずもがな下の天使の可愛さ、さすがです、ラファエロさん! -
(左)ベルナルド・ベッロット「アウグストゥス橋下流のエルベ川右岸から見たドレスデン」
絵の説明に「カナレット」の文字があったので、あのベネチアの絵でおなじみのカナレットかと思いこんで「へー、カナレットってベネチア以外も描いてたんだー」と思っていたのですが、実はこの人は通称ベルナルド・カナレット、ベネチアのカナレットの甥だったようです。
まさにこの絵は、「風景の額縁」から見たドレスデンのようですね。
(右)リオタール「チョコレートの娘」
私はあまり知らない画家ですが、アルテ・マイスター絵画館はこの絵イチオシみたいね。 -
絵画鑑賞を終え、中庭に。王冠の門と、
ツヴィンガー宮殿 城・宮殿
-
マイセン焼きのカリヨンがある門へ。
14時の鐘を聞いたところで、さあ、ドレスデンでやりたいことは大体終えたので、あとはどうしよっかなー -
トラムに乗ってエルベ川を渡りノイシュタット方面へ。
車窓から見る旧市街とエルベ川もゼアグート。 -
アルベルト広場で下車し、ノイシュテッターマルクトハレを覗いてみよう。
ノイシュテッター マルクトハレ ショッピングセンター
-
閑散~~
別にドレスデンならではの何かがあるわけでもないし、活気もなくて正直ショボい。
わざわざ来なくてもいいな、ここは…… -
さっさとアルトマルクトに戻って、2度目のクロイツカムでおやつにしよう。
トリュフトルテとカプチーノ、ともに3ユーロ。甘すぎずおいしい。
この時間はやはり混んでますね。カフェ クロイツカム 専門店
-
もちろんクロイツカムでお土産用のバウムクーヘンも買いましたよ!
-
とうとう時間切れ。ホテルからトランクを受け取ってドレスデン中央駅へ。
列車で空港へ向かうと、飛行機が遅れてる……
19:10頃にドレスデンを発ってフランクフルトに飛ぶけれど、ただでさえフランクフルトの乗り継ぎ時間がギリギリだったので、これは走らないとな……と思っていたら、フランクフルト空港着陸前に「Tokyo, Haneda……by bus……boarding gate……」云々アナウンスが。
ドレスデン空港で既に羽田行きの飛行機にもチェックインしてるから、どうも空港内をバスで羽田行きのゲートまで送ってくれるみたい!
フランクフルト空港で飛行機を降りると、「Tokio, Haneda」と書いた紙を持った係員さんが。
彼の導きでバスに乗ると、まず乗り継ぎギリギリの人用の(?)パスポートコントロールブースに案内され、さっさとスタンプ押印。
既に羽田行きの飛行機へ搭乗を開始しているゲートの外から建物内に入るという貴重な経験をしました。 -
ふう~なんとか乗れてよかった。
心配なのはトランクもこの飛行機に乗っているか、ですが、12時間後、羽田に到着するときちんと私たちのトランクもベルトコンベアーに流れてきました。
ありがとうルフトハンザ、ありがとう全日空!
これにて秋のドイツ旅行は終了!
でもまだドイツで行きたい都市はある……待っててねドイツー!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
お砂糖猫さんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
ドレスデン(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
58