ジジババ奄美大島へ

2017/10/24 - 2017/10/27

加計呂麻島を舞台にした映画「海辺の生と死」を観賞したジジ、近接した奄美大島に行きたくなった。亜熱帯の自然、荒々しい海そこに生きる人々の姿を想像した。
八丈島で経験した離島の魅力を奄美大島でもう一度。
３泊４日で可能な島内の見どころを島の観光協会に問い合わせたところ、お勧め観光コースをスケジュール化してくれた。航空機とホテル、レンタカーを予約していざ出発。
１０月２４日(火）羽田～奄美空港　名瀬泊
　　　２５日(水）島内観光
　　　２６日(木）島内観光
　　　２７日（金）島内観光後　奄美空港～羽田
写真は奄美大島最北端の用岬（笠利崎）灯台。
　　　
　　　

エリア 奄美大島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田１２：３０発のＪＡＬ。
空港でそばを食べました。

江の島。

これなら種子島、屋久島も見えるか？
途中雲が多く残念ながら見られなかった。

１０分遅れで奄美空港に着陸。

文化財マップ。

今回はタイムズカーレンタルを予約した。出口でプラカードを持った係の方が
到着確認とシャトル乗り場への案内をしてくれる。

早速島内観光へ。
笠利町の「歴史と文化資料館」見学。

珍しい石らしい。

琉球王国支配下の地図。

これは骨壺。

琉球漆器の長持。

アメリカ支配下から日本に復帰した時の記念時計。
昭和２８年１２月２５日と記されている。日本へのクリスマスプレゼントの意味合いがあったらしい。

南島女子手甲の入墨。
昔の奄美、琉球諸島では女子が成長して妻たり母たる資格が備わると、左右の手の甲に入れ墨をして公示した、と明治６年の琉球史に記されている。
徳之島、喜界島でも同様だった。

昭和１９年頃、アヤマル近海の空中戦で戦った帝国海軍ゼロ戦のプロペラの残骸。

奄美のアイドル、アマミノクロウサギ。

奄美の悪役スター、ハブ。

４日間だけのブルーの愛車。
あやまる岬に行く途中で、いい勉強をさせてもらった。
植木の手入れをされていた方にも親切にしてもらった。
１０月末なのにセミが元気に鳴いていた。

気持ち良い。

画家、田中一村の句碑の前で、滅多にあやまらない年寄り。

白い建造物なあるところがあやまる岬。

バス停。

さらに北へ進むとお休み処が。
夢をかなえるカメさんと浦島太郎さん。
このあと表紙写真の笠利崎灯台の見えるところまで。

車、人見えず。
島一番の町「名瀬」まではけっこう遠い。途中の村には「ばあ～に注意」の立て札があり二人で大笑いしたが、集落ではゆっくり堂々と道路を渡るご年配がおられた。

ホテルはとても快適だった。
名瀬は大きな町（少し前までは名瀬市）で島の中心都市。

夕飯は奄美名物の鶏と豚に目標を定め、例によって彷徨を開始した。
さすがに名瀬、楽器屋さんを発見し冷やかしのつもりで「こんにちは」
そこに飾ってあった奄美民謡のライブ居酒屋の写真がババの目に飛び込む。
お店の方に訊くと「５分ぐらいの所にもありますよ」
写真の呑み屋も賑やかだったがまたの機会に。

寂しいけどアーケード商店街もあります。

三線と太鼓のお店。

「料理はおまかせになってますが」「はい分かりました、よろしく」ということで
夕飯となった。
左からゴーヤ、もずく、ずいき、つきあげ、芋づる。

このまがき貝の身は右の大きさ。

あかうるめ（たかさご）
これがおいしかった。

ツワブキ、切り干し大根、にがり豆腐、島竹の子、豚足と豚肉。
この他、なすの煮物と青菜の胡麻和え。

奄美民謡や田中一村などの書物とブックエンド代わりの黒糖焼酎。
ラッキーだったのはジジババ二人で満席となり、後から来たお客さんは諦めて夜の街へ。
その中に若い欧米系男性二人連れがいた。３泊4日の旅行中に目にした外国人はこの二人だけだった。

１００％郷土料理の店「かずみ」のオーナー西かずみさん。民謡歌手としても有名な方。

狭い店に響き渡る高音の三線と歌。
ババの希望はライブハウス。
テネシー州ナッシュビルで味わうカントリーソングと歌の原点は同じだ。

アリャ。
それギターのＤ７じゃないのかな。

まあ賑やかで楽しい食事でした。
静岡、神奈川、鹿児島、神戸、島の人たちとともに、太鼓叩いたり、三線触ったり、踊ったりと奄美の夜に浸りました。

９時２０分まで楽しみました。
外見はしっとりしてるけどね、中はギラギラでした。

名瀬の夜は更けて。
ホテルまで帰れるかな。