モロッコ海辺の町　エッサウィラを目指して

2017/08/09 - 2017/08/23

モロッコの旅は数回目になりますが、まだ訪れたことのない、エッサウィラを訪ねることにしました。
旅行シーズンでバスがなかなか取れないなど苦労しましたが、足を延ばしたかいがありました。
内陸のモロッコの都市とはまた一味違う、海辺の街の表情が伝わればと思います。

エリア エッサウィラ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩

旅の始まりはカサブランカです。
カサブランカからマラケシュまで鉄道で移動し、バスでエッサウィラまで向かう行程を考えています。昼にマラケシュに着くので、夕方くらいにエッサウィラに着けるんではないかともくろんでいます。

3時間ちょっとでマラケシュに着きました。

マラケシュの駅は終着駅なので、ホームの先端まで歩きます。

膜の屋根が南国を感じさせます。

駅の雰囲気はフェズと似ています。
大きな照明がぶら下がっています。

正面を出て左手に国鉄バスのターミナルがあります。
エッサウィラ行のバスを聞くと、夕方５時のバスまでずっと満席とのこと。あと５時間あります・・・。エッサウィラ観光をあきらめるのも手かなと思い、駅前のホテルで空き部屋を聞くと、どこも満室とのこと。また市内まで行き国営バスでエッサウィラを目指す手もありますが、それも空きがあるかわかりません・・・。
迷いましたが、えい、５時の国鉄バスでエッサウィラに行くことにしました。

そんなわけでマラケシュの駅前で５時間時間をつぶさないといけません。
まずは腹ごしらえ。
駅の向かいにあるカフェで昼食を。
ニース風サラダと

チキンの串焼き。

かなり満腹です。

１時間半ほど、時間をつぶしました。

まだまだ時間があります。
駅に戻って喫茶店に入ります。

ミントティーで１時間近く楽しみました。

まだ時間がありますね。

駅のなかで両替などを済ませ、５時のバスでいよいよエッサウィラに出発。
私の隣は敬虔なイスラム教徒の方でした。携帯の着信音がコーラン！
ところが途中のトイレ休憩でバスを降りたっきり戻ってきません。網棚に荷物が残っているから戻ってくると思うとドライバーに説明したのですが、ドライバーは時間を気にして無情にもバスは発車・・・。
スペインでモロッコ人によるテロがあったばかりなので、自分は急に怖くなってしまいました・・・。え、もしこの荷物が爆弾で自分の頭の真上で爆発したら・・・。間違いなく死ぬな・・・・。もう生きた心地がしません・・。
５分ほど走ったら、バスが急に停車しました。隣の乗客が車に乗って追いかけてきました。なんでも休憩時間にモスクにお祈りにいったらバスが出発してしまったのだとか・・・。いやいや、よかった。怪しんでごめんなさい。
バスは夜の８時過ぎにエッサウィラに到着しました。

移動で結構疲れたので、ホテルに入りそのまま寝てしまいました。
到着したときに翌日のマラケシュ行きのバスのチケットを買おうと思っていたのですが、到着時はすでにカウンターが閉まっていました。
翌朝起きて朝一番にバスターミナルに行き、チケットを購入。11時発のバスのチケットが買えました。
さあ、やっとエッサウィラ観光です。

海辺の道を散策。

内陸の街とは雰囲気がまた違い、興味深いです。

海辺なので熱いイメージですが、寒流が流れ込むので、内陸よりずいぶん涼しく感じました。

朝の散策を終えてホテルに戻ります。
玄関に猫が寝ています。

ホテルは吹き抜けの中庭があり、いい感じです。

階段を上り屋上に上がります。

屋上のテラスは快適！

街も眺められ気持ちいいです。

朝食をいただきます。
簡単な朝食ですが、景色がいいのですごく楽しいです。

朝食でお腹も膨れたので、街歩きを続けます。

カラフルなスパイスを売るお店。
街に活気があります。

小さな街なので2時間もあれば見て回れました。

出発の時間です。
エッサウィラのバスターミナル。
朝一番に訪れた際はこんな感じで空いていましたが、11時に行った際は、チケットカウンターが長蛇の列。何十分待ちというような状態でした。朝に切符を購入しておいて正解でした。

マラケシュまでのバス旅は快適そのもの。途中のトイレ休憩で帰ってこないお客さんもなく、定刻にマラケシュ駅に到着！

マラケシュではフナ広場近くのしゃれたリヤドを予約しました。
タクシーでフナ広場まで行き、無事チェックイン。

あわただしいエッサウィラ滞在でしたが、行って見てやっぱりよかったです。
シーフードの料理にありつく時間がなかったのが残念ですが、内陸のモロッコとは違う町の雰囲気を感じられただけでも良かったかなと思っています。