2017/12/25 - 2017/12/26
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NAMMYさん
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俵屋旅館リベンジはいまだ達成せず…。
お連れ様は仕事のため、今夜は私ひとりで炭屋旅館1泊です。
天気があまり良くありませんでしたが、ちょこっとだけ街を歩いてきました。天気のよい日に、もっと歩けたらいいなあ。
雨のため(予報が雨ではなかったので、傘も持たず)、八坂神社や知恩院にも行きたかった(10月も雨だったから…)のですが、断念。齢30を過ぎて、自分が雨女なのではないかと疑いを持ちはじめました。
それでも楽しい京都です。
-
昼過ぎに河原町着。先に旅館に荷物を預けました。とっても感じがよく、「お寒いですけど気を付けて行ってらっしゃい~♪」と送りだしてもらいます。実は、一休の口コミなどを見ていて、「客:ダイアモンド会員の特典があったんですね」「宿:うっかりしてました」みたいなやりとりが複数あったので、どんな適当なところなのかと不安を感じていたのですが、全然だいじょうぶでした。ちなみにダイアモンド会員のレイトチェックアウトについてはこちらから言い出しましたし、特典の日本酒はいただけず(こちらもあえて催促はせず)、館内利用券1000円分を一方的に受け取らされましたが(飲めない人のための利用券のはずなんだけれど)、スタッフがかなり感じ良かったので、笑ってすませられました。
さて。
ええ感じにお腹が空いていたので、『スプリングバレーブルワリー京都』へ立ち寄ってみました。
錦市場から富小路を北へすぐです。 -
案内されたのは2階の窓際。2人席テーブルでした。椅子が2つとも窓に向いているので、1人客でも気兼ねなく楽しめます。
お昼どきなので混雑を心配しましたが、そこそこの客入りでした。待たされることもなく、すんなり案内してもらえます。
1人なので、おとなしくホワイトビールの飲み比べを注文。
飲みやすいです。 -
燻製さばのポテトサラダ。
思った以上に量がありましたが、燻製さばの味わいがアクセントになって、けっこうすんなり食べることができました。 -
もう1品、パテドカンパーニュもおつまみに。
美味しくいただきました。
パテドカンパーニュが予想よりも美味しいと、嬉しくなります。
全部で2,000円程度でした。 -
ふらふらと北上。
『ミールミイ』で、ちょうど切らしていたはちみつを購入します。 -
朝食用のはちみつ。
ローズハニーの小さいものを買いました。 -
地味にハート形。可愛い~♪
イートインも気になりましたが、ビールを飲んだばかりなので今日はやめておきます。 -
バスケットボール発祥の地なんかもありました。
知らなかった~。
ちょうど時期的にウインターカップ開催中なので、記念に撮っておきましょう。 -
これもはじめて足を止めた場所。
電気通信関係の記念碑です。
文化博物館のすぐ西側にあります。 -
で、近くに石灯籠公衆電話があるとmapで見ていたため、どんなもんやとわくわくしながら探すと、あらびっくり、予想の斜め上をいくしょぼさ。
でも、こんな公衆電話があるんですね~。 -
さてそれでは文化博物館に入ります。
10月に来たときは、自分の興味がない分野の展示会だったので、入らなかったのです。 -
現在はこちら。
『至宝をうつす』。「うつす」という行為が担ってきた役割について改めて考えつつ、興味深く拝見しました。
高松塚古墳の壁画をうつす作業についても触れられていたしね。 -
こちらは荷物を預けるまえに、お腹が空くかなあと購入しておいたパン。
結局食べずに、翌日連れのおやつになりました。
麩屋町通の『Walder』というパン屋さんで、この界隈に来ると必ずパンを買いに寄ります。革島医院の外観も撮りたかったんだけれど、もうこちらは柊家旅館の旅行記で載せたので断念。
『Walder』、小さいですがちょっと洒落たお店で、私は好きです。
ハード系のパンが美味しいのですが、今回は紅茶のフレンチトーストと… -
手前のリンゴのシブースト(みたいな名前のパン)、そして酒飲みのためのパン(って書いてあった)を購入。
ほんとうは酒飲みのパンが食べたかったんだけれど、結局わたしは一口も食べることができず、連れの胃袋におさまることとなったのでした。
わたしの悪い癖。
食べられるかどうかわからないのに、つい買っちゃう。 -
小雨に濡れながら、文化博物館から三条界隈まで戻ってきます。
蛸薬師さんで、家内安全・家内健康をお祈り。御朱印をいただいて、もうちょっとどこかに足を伸ばしたいなあということで、四条通に出ます。
※蛸薬師さんの真ん前にたこ焼き屋があったのには笑いました。 -
さーて、八坂さんにでも行くか、と思ったら、予想以上に雨が降りだしました。
フランソアで休憩しようかとも思ったけれど、うーん、時間も時間だし旅館でゆっくりする時間も確保したいからなあ…ということで、八坂さん・知恩院を諦めて、四条通を西に逆戻り。
新しくできた浮世絵美術館を、今回の街歩きゴール地点と定めます。 -
お気に入りの絵もたくさんあって、ついついポストカードや北斎漫画を購入してしまいました。
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で、1000円以上購入したので、こんな飴ちゃんをいただきました。
お客さんは少なく、私以外はほとんど外国人観光客でした。 -
帰り道は新京極通~錦市場を通って、旅館に帰ります。
何十年ぶりだろう!というくらいひさしぶりに、ロンドンヤに立ち寄ってしまいました。 -
あ~~~ん またいっぱい買っちゃった~…。
食べられるわけないでしょうが。 -
でもまだあったかいロンドン焼き、美味しい…。
で、これの残りも翌日、仕事終わりの連れのお腹に吸いこまれていきました。
ありがとう。
でもちょっとそれ見越して買っちゃってる部分はあるよね…。 -
さ、御三家ではもっとも歴史の浅い旅館。
今年リニューアル工事のために数か月休館されていたようです。
私のお部屋を担当してくれた年配の仲居さんは、その間ぶらぶらしているのもあれだから、ということで、休館中は柊家さんで研修をされていたんだとか。 -
入ると下足番の男衆さんが、お部屋まで案内してくれました。
靴下に穴があいていたけれど、それもまたご愛敬。
私は2階のお部屋です。 -
玄関の扉を開け、廊下から1枚。
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さらに中に入って1枚。
ここをくぐって左に、居室があります。 -
柊家で泊まったお部屋とそれほど変わらない広さのはずですが、なぜだか今日は広く感じます。
そして、上座に座った客が、上座に座ったままでテレビを見られるテレビ配置でした。これけっこう重要だなあ。
テレビを上座側に置くお宿って、けっこう多い気がするので。
たとえば親などを連れて行くと、テレビ見たさにわざわざ下座に座りたがるんですよね。それで私が上座に座る羽目になるんだけれど、それがけっこう居心地悪かったりするんですよ~。 -
窓から見える景色はこんなものですが、じゅうぶん。
まったく気になりません。
『柊家旅館』にしても『炭屋旅館』にしても、個人的には「祖父母の家に帰る」のに近い感覚でお泊りするので、ホテルステイでは許せないと思うようなことが、ぜーんぶ許せちゃう。 -
床の間はつつましやか。
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冬らしいですね。
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電話にはこんな布が掛けられています。
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外国人観光客向けの冊子なども置いてあったり。
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目隠しというか何というのか、壁に貼ってあるこんなものも風情があるような。
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わたしが泊まったのは「なよ竹」のお部屋。
歌舞伎の演目をお部屋につけているようで、番号だった『柊家旅館』とはちょっと趣が違いますね。
で、「なよ竹」のお部屋のモチーフは「すずめ」なので、襖の取っ手がこんなふうにすずめなのです。可愛い~♪
向かい側のお部屋は「櫻川」だったので、きっと「桜」なんだろうな。
夜中、中国人子連れ宿泊客の子どもが奇声を発しながらドタバタドタバタやって、それがめっちゃめちゃ響いていましたが、「祖父母の家」感覚なので、これも笑ってすませられました。仲居さんたちもずいぶん謝ってくださったし。
まあでも23時過ぎになって騒ぎだしたので、一瞬なにかこう、座敷童でもいるのではないかと怯えましたけれど。 -
そして麩屋町界隈の御三家は、チェックイン時にすでにお風呂にお湯をためていてくれます。これがとってもありがた~い♪
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脱衣場もけっこう広くていい感じ。
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洗面、
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アメニティ、過不足なくといったところ。
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浴槽そのものは大きくありませんが、これがけっこう深くて、1人ならじゅうぶんゆっくり温まることができます。
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あつあつのお湯が溜められています。
しかもなかなか冷めません。 -
広い洗い場。
洗い場付きのバスルームがあるのは、とてもありがたいことです。 -
お手洗いは最新式。
自動で蓋があいて、自動で流れるタイプです(確かそうだったと思うw) -
お手洗いにはこんな匂い袋があって、心遣いを感じます。
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冷蔵庫の中身はこんな感じ。
値段表がどこにあったのかは分かりませんが、夕食時にウーロン茶をいただきました。 -
チェックイン時にはお茶とお菓子が出されます。
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喫煙はしませんが、このマッチ箱欲しかったなあ…。
放っておいたら、煙草を吸わないということで持っていかれてしまった。 -
ここらへんの準備は柊家さんとおなじです。
煎茶とほうじ茶が準備されていました。 -
夕食は19時からお願いしました。
ちょっと丸顔の「ザ・おばあちゃま」みたいな仲居さんで、大好きになってしまいました(笑) ステラおばさんの日本版みたいな? -
冷酒は「炭屋旅館」オリジナルのものだそうで。
冷蔵庫にも1本入っていました。
非常に飲みやすく、食前にぴったり。 -
おしながきが出ないのが残念なところです。
冬らしい1品。蟹の身も入っていました。 -
可愛らしい1皿。うさぎが遊んでいます。
お芋のお料理でした。ほくほく。 -
寒い夜でしたが、あたたまるお椀もの。
お魚を使った1品です。 -
お造りもたいへん美味しかったです。
まぐろはもちろんのこと、いかが絶品でした。
鯛は、『菊乃井』で食べたもののほうに軍配があがるかなあ。 -
こちらもお造りです。
-
刺身醤油と、ぽん酢だったでしょうか。
お好みでどうぞ、とのことでした。 -
八寸も良かったですねえ。
右上のからすみがめちゃめちゃ美味しかったです。やっぱりこのときにあわせて日本酒を飲むべきだったのかもしれない(笑) -
そしてお凌ぎも絶品でした。
なんということのない、すだちを浮かべた冷たいお蕎麦。 -
なんだけれどもこれがとっても美味しくて。
これだけ5,6杯食べたかったくらい(笑) -
お芋を使った1品。
季節柄、根菜のお料理が多かったように思いますが、香ばしいポトフみたいな感覚でほっこりいただきました。 -
お魚の焼き物2種。
手前のお魚に乗っているのは、グレープフルーツを使った薬味です。
さっぱりとして美味しかったのですが、はじめて食べる味でちょっと慣れなかったかなあ。 -
酢の物は数の子。
近づくお正月を感じる1品です。
ああ、こうして書いているとほんと、もう1回この日まで時間を巻き戻して…って思っちゃう。炭屋旅館→ロテルド比叡→インターコンチネンタル大阪→炭屋旅館→無限ループをはげしく希望します(笑) -
そして止め椀は五目ごはん。
これも絶品でした。
この日のお客様たち、皆さま美味しい美味しいとおかわりして召し上がっていたそうです。 -
そして白味噌仕立ての汁もの。
普段、家では白味噌を使わないのですが、まろやかなあまみがあって最高に美味しいですね。 -
フルーツも美味しくいただきました。
右下の可愛らしいケーキやチョコレートは、自家製だそうです。
お布団も気持ちよく、まあ深夜に中国人子連れ宿泊客がえらい賑やかに騒いではいましたけれど、こういうお宿ではそういう騒音もかえって微笑ましいものです。なんだかんだでゆっくりと眠ることが出来ました。 -
起床はめずらしく遅め。
8時半過ぎに朝ごはんをいただきます。
朝ごはんは一膳で。
残念ながら湯豆腐は出ませんでした。 -
柊家さんで出されたものより身があつくてふかふかでした。
美味しかったです。 -
朝から贅沢に茶碗蒸し。
家では茶碗蒸しってほとんどしないので、新鮮。嬉しい1品です。 -
朝もお芋が出ます。
やっぱりおだしが美味しいですね。
ごはんも美味しくいただきました。 -
このあと昼までだらだらとテレビを見たり読書をしたり、新聞を読んだりして時間を過ごし、昼ごろにチェックアウト。
-
このお菓子は「真盛豆」というそうで、豊臣秀吉のころから変わらぬ製法でつくられているそうです。
これがまあ~美味しいのなんのって。
いただいた特典の利用券で、この真盛豆を買って帰りました。
チェックアウト時には年配の女性スタッフの方々が、口々に深夜の賑やかっぷりについて「申し訳ございませんでした」と仰っていましたけれど、その言葉だけでじゅうぶんです。何もなしだと、それはそれで引っかかるものですけれど。
最後、私が曲がり角をまがるまで、みなさん揃ってお見送りしてくださいました。
ありがとうございました。とっても良かったです。
歴史でいえば柊家・俵屋両旅館、捨てがたいですけれど、この『炭屋旅館』、私が思っていたよりもずっと居心地のよい、好みのお宿でございました。
また行こう♪
このあと堺町筋のメキシコ食堂でランチを食べて、京都駅へ。
連れと合流して、次の『ロテルド比叡』に向かいます。
では、また!
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この旅行記へのコメント (5)
-
- お黙り!さん 2018/01/11 10:01:30
- 素敵すぎる
- NAMMYさん、初めまして。
炭屋さんへお泊り、素敵ですね。私は若いころ京都で過ごしまして。学生時代とOL時代です。仕事場が麩屋町御池だったので、この御三家は良く知っているつもりです。行った事も泊まった事もありませんが(笑)前を素通りしていた憧れの老舗旅館です。お料理も本当に美味しそうで・・・・・。心大らかなNAMMYさんの「祖父母の家」感覚なので、これも笑ってすませられました。・・・・流石、大人ですね。老舗旅館にお泊りになる品格をお持ちのようです。私のような下品な人間はなかなかこうはいきません。次も素敵なホテルへ行かれるようで、お料理、楽しみにしております。
マリー
- NAMMYさん からの返信 2018/01/13 11:10:38
- あけましておめでとうございます。
- お黙り!さん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。いつも楽しく旅行記拝読しております。
そして初めましてじゃないんですよ〜!
実はお黙り!さんからコメントいただいたことがあるのですよ〜!(笑)
京都はよくご存じなんですね。私はほんとうに、わりと上っ面らへんしかなぞっていないのでお恥ずかしい限りですが…でも京都って魅力のあるところではありますね。
普段ホテルステイするときはかなり性格も悪く、心も狭い私ですが、老舗旅館に泊まるときだけは「ここは祖父母の家」と前々日あたりから言い聞かせるようにしています。期待が大きすぎるがゆえの「がっかり」を味わいたくなくて。品格はなく、下品からさらに一歩おりた下品みたいなNAMMYですが、どうぞそこはひとつ、未熟者の成長(するかどうか分からないけど)を見守ってやるということで、お付き合いいただければ幸いです。
- お黙り!さん からの返信 2018/01/13 12:06:21
- RE: あけましておめでとうございます。
- > そして初めましてじゃないんですよ〜!
> 実はお黙り!さんからコメントいただいたことがあるのですよ〜!(笑)
実は、義母が奈良へ行くといった時、セッティングしたのですが・・・・・
からのコメントですね。すっかり忘れていました(ボケが入っていました)
品格はなく、下品からさらに一歩おりた下品みたいなNAMMYですが、どうぞそこはひとつ、未熟者の成長(するかどうか分からないけど)を見守ってやるということで、お付き合いいただければ幸いです。
とんでもない、上品です。どうぞ宜しくお願い致します。
マリー
-
- ゆずのはさん 2018/01/07 19:24:18
- 私も泊まってみたくなりました。
- NAMMYさん、こんばんは。
京都はホテル系しか泊まったことがないのですが、こちらの旅館なら泊まってみたいなと思いました。お食事もおもてなしも良さそうですね。今年は12月の初旬頃に、紅葉の見納めとして京都に以降かなと漠然と計画しているので、宿は炭屋旅館さんにしてみようかな、と。
遅ればせながら・・・今年もどうぞよろしくお願いします。
- NAMMYさん からの返信 2018/01/13 11:17:22
- あけましておめでとうございます。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さっそく本年も楽しく旅行記拝読しております〜♪
京都はどんどん新しいホテルが出来ますね。そしてどこもかしこも、けっこう高〜い!
京都市内は、わたしはやっぱり『長楽館』が好きです。でもここも「高〜〜〜〜い!!」。もし『長楽館』にお泊まりになることがあれば、ぜひ八木さんに担当してもらってください。わたしはもう、ただただ八木さんのファンなので(笑)
紅葉を観に京都なんて、うらやましい〜!
私も、桜か紅葉を京都で…と思うのですが、価格高騰にビビってしまって、なかなか決断することができません。何より日帰りで行ける距離だから、よけいに…。
でも老舗旅館の類はわりと価格の上下振れ幅が少ないので、候補としては良いかもしれません。防音は全然ダメなので、そこらへんのストレスが平気なら、おすすめしたいお宿です、『炭屋旅館』。
また旅行記お待ちしていますね〜♪
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