よくわかる水道史～東京都水道歴史館～

2017/09/19 - 2017/09/19

東京水道400年の歴史を江戸時代と明治時代以降の実物、模型、映像などを使って分かりやすく展示している。入場無料、音声ガイダンスも無料で貸し出し。
本郷給水所に隣接する東京都水道局本郷庁舎に併設されている。
東京メトロ丸の内線本郷三丁目駅、ＪＲ御茶ノ水駅から徒歩10分

エリア 東京

江戸上水史
1590年、徳川家康の江戸入府時に開設された小石川上水が起源とされ、後に神田上水へと発展した。
その後、1654年には玉川上水が建設され、江戸時代の後半は主に神田・玉川の２上水が江戸の暮らしを支えた。

「玉川上水ものがたり」
アニメと人形劇と地図が連動してわかりやすい。
江戸時代、玉川兄弟によって作られた羽村から四谷大木戸までの約 43 ㎞、高低差わずか 92ｍの水路です。

江戸時代の大名屋敷の遺構から大規模な上水施設が発掘された。
（千代田区丸の内、旧都庁舎跡地）
溝の下を潜らせるため、接手を用いて水路を一段下げる造りとなっている。

玉川上水本管
1698年以前に使用されたもの。
（東京駅八重洲北口の遺構）

上水井戸と木樋

（左から）
水圧計（東京市水道局）
消火栓
蛇体鉄柱式共用栓　（水の出口に龍頭が）「蛇口」の語源とも。

Φ2,900の管は、鋳鉄管の水道管の中では日本最大のものであり、羽村取水堰から村山・山口貯水池までの導水管に使用されている。

明治29年（1896年）に敷設されたΦ500の鋳鉄管
江東区清澄通りに埋設されていた。
ベルギー・リエージュ市水道鉄管株式会社から購入したもの。

遠心力ダクタイル鋳鉄管
昭和43年（1968年）～現在

淀橋浄水場起工式画
明治44年（1911年）完成
沈殿池4池、ろ過池24池、蒸気ポンプにより加圧して高地給水地域に配水し、低地には自然流下で配水する。

神田上水（白掘部分）
右側が幕末から明治、左側が明治9年に造られた石積み。

神田上水石碑