2017/09/14 - 2017/09/17
102位(同エリア452件中)
mingさん
【生活費】2万円
【飛行機】17万円
【ツアー】2万円(オーロラ)
【通貨単位】1カナダドル=90円
【英語適用度】全員
【旅程】4日間
9/14成田→イエローナイフ
9/15イエローナイフ
9/16イエローナイフ→カルガリー
9/17帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
(1)『イエローナイフに到着』
9/7に太陽の表面で大規模な爆発現象「太陽フレア」が起きたというニュースを聞き、大きなオーロラを観るためにイエローナイフへと向かった。
9/14 19:23イエローナイフ空港に到着した。空港でツアーの担当者と合流しホテルへと向かった。 -
(2)『オーロラツアー』
今回もベックス・ケンネルに、オーロラツアー(C$230=20,700円+5%税/1日)を予約した。1週間前でのツアー申し込みであったが、とても丁寧に対応してくれた。
【ベックス・ケンネルズ】
http://www.beckskennels.com/index_Jp.html -
(3)『初日のオーロラ』
22:00ホテルに到着したツアーのバスに乗り、郊外のオーロラ鑑賞地へと向かった。
初日のオーロラ予報はレベル5(=High)であった。21時過ぎでも明るかったが、ホテルから目視でもわかるほどの緑色のオーロラが見えた。
アラスカ大学のオーロラ予報サイトは、2週間ほどのオーロラレベルを掲載している。
【アラスカ大学】
http://www.gi.alaska.edu/AuroraForecast -
(4)『オーロラの共演』
初日は期待通り、天空でたなびくオーロラのカーテンを鑑賞することができた。
複数のオーロラが現れ、空が明るくなり、ツアー参加者から「おおー。」っと歓声が上がった。 -
(5)『イエローナイフの町案内』
イエローナイフはダウンタウンにすべての機能が集約した小さな町である。
温度計のあるYKセンターを中心に、西にスーパーや観光案内所があり、東にクオリティインと連結したショッピングモールやディスカバリーイン、南にスシノースなどが徒歩圏内にある。
北はフランクリン通りを20分ほど歩くとオールドタウンのブルックス・ビストロがある。道中の民芸品店をのぞきながら歩くのも楽しい。オールドタウンへのバス(C$3=270円)は1時間に1本とあまりあてにならない。 -
(6)『ブルックス・ビストロ』
9/15 18:30オールドタウンのブルックス・ビストロで名物の北極イワナを食べた。
身が柔らかく特製ガーリックソースがとても美味しかった。
夕食時は行列が出来るほどのお店である。C$39.25(=3,532円+5%税)と旅行ならではの贅沢である。 -
(7)『ツアー2日目』
9/15 22:30空港西側のキャビンに到着した。
到着してすぐに空いっぱいに美しいオーロラが現れた。 -
(8)『宇宙天気ニュース』
2日目は宇宙天気ニュースのサイトで、「コロナホールから秒速700kmの高速の太陽風が観測された。」との掲載があった。
また宇宙天気予報センターサイトの直近30分のオーロラ観測でも、かなり強いオーロラが観測され、期待が高まった。
【宇宙天気予報センター】
http://www.swpc.noaa.gov/ -
(9)『波打つオーロラカーテン』
2日目はレベル6(=High+)ではないかと思うほど強いオーロラが次々と現れた。
オーロラカーテンは風に揺られているかのごとく大きく波打っていた。 -
(10)『一眼レフの設定』
前日の写真を見るとオーロラカーテンがイマイチきれいに写っていなかった。(F値は3.5で撮影)
ISO1600×10秒で撮影していたが、オーロラが濃いためカーテンが重なり過ぎていた。何とも贅沢な悩みである。
ISO3200×4秒に感度を上げると繊細なカーテンの濃淡が鮮明に写った。 -
(11)『降り注ぐオーロラ』
イエローナイフの真上でオーロラが発生すると降り注ぐように放射線状に広がって観える。
今にも落ちてきそうなオーロラはとても迫力があった。 -
(12)『オーロラデビューの苦い思い出』
ツアー中、数年前にフィンランドでオーロラ鑑賞したが曇りで見えなかったというツアー参加者に出会った。
自分もノルウェーでの散々なオーロラデビューのことを思い出した。
「3日あればオーロラは見えるでしょう。」と軽く考えていたが、雪と嵐に見舞われた。数年前のほろ苦いデビューを思い出し、今回のオーロラがより一層美しく観えた。
同行の友人はオーロラ初挑戦で大きなオーロラが観ることができてとても羨ましく思った。 -
(13)『イエローナイフの地の利』
オーロラ鑑賞では、個人的にイエローナイフが最高の場所であると思っている。内陸に位置するため晴天率が高いためである。
一方、北欧は海が近いため、北大西洋海流の影響で天候が左右されることがある。 -
(14)『オーロラの色』
オーロラの色はプラズマが大気と衝突する高さによって決まる。
500kmから800kmの高度が高い部分では酸素原子の割合が高く赤色となる。
その間の250km前後で窒素と酸素の赤色と青色、さらに緑色が混ざり合って緑色または緑白色となる。
100kmから150kmの高度が低い部分では窒素の赤色と青色が混ざった紫色またはピンク色に発光する。 -
(15)『オーロラに向かう飛行機』
右側の黄色の光は飛行機である。
飛行機の高度は10kmで、オーロラは100km以上であるため、オーロラを突っ切ることはできない。
「飛行機の中では大きなオーロラが目の前に広がり、さぞかし盛り上がっていることだろう。」と勝手に想像していた。 -
(16)『オーロラは毎月定期的に鑑賞できる』
「オーロラは寒いほどよく観える。」という迷信にも似た考えがあるが、気温に関係なく毎月定期的に鑑賞できる。
オーロラを発生させる原因は、①コロナホールと②太陽フレアによるコロナ質量放出(=CME)に起因する。
①のコロナホールからの太陽風は、太陽の自転により27日周期でオーロラを発生させる。オーロラ予報のサイトでレベル4以上が2・3日続いていれば、コロナホールからの太陽風である可能性が高い。
②の太陽フレアは不定期であるが、発生した2~3日後に活発なオーロラが観測される。 -
(17)『宇宙天気ニュース』
宇宙天気ニュースのサイトでは、オーロラに関係するデータを発表している。
専門用語ばかりだが、重要な指標は左ナビの2つに集約される。
①フレア(GOES、サイト内左ナビ1段目)と②太陽風(DSCOVR、サイト内左ナビ3段目)である。
①のフレアのレベルは大きい順に、X・M・C・B・Aの5段階で、M以上のフレアが発生した2~3日後は大きいオーロラの可能性が高まる。
②の太陽風の速度は秒速500kmでオーロラが期待できる。秒速600km以上でより激しいオーロラが期待できる。
その右にある太陽風の南北磁場は5nTをオーロラ発生の基準値として10nT(=磁場が南向き)以上で磁場強度が高まり、オーロラの活動が活発となる。
【宇宙天気ニュース】
http://swnews.jp/ -
(18)『地平線上のオーロラ』
オーロラは観測する位置によって形が異なる。真下から観えるコロナ型、遠くに観えるカーテン状、その中間のアーチ状などである。
地平線上に観えるオーロラは、距離は遠いが地球の丸みによって低い位置に観えるという原理である。
北海道で赤いオーロラが観測されることがあるが、高さ500km以上の赤い部分が地平線越しに観測できるというのも同じ原理である。 -
(19)『オーロラ鑑賞のポイント』
オーロラ鑑賞のポイントは天気とオーロラのレベルである。
天気はaccuweatherのサイトで1ヵ月先の長期予報を発表しており、オーロラのレベルはアラスカ大学のサイトで2週間先まで発表している。
11月から3月はツアー会社によっていいホテルが抑えられているので時期を外すか、booking.comかAgodaでセールのホテルが見つかればラッキーである。
イエローナイフであれば最短で2泊4日で行くことができ、空港に到着してすぐにツアーに参加できるベックスケンネルがオススメである。
2ヵ月前にツアーを予約するより、2週間前から準備した方が美しいオーロラを観る確率は高まる。
【accuweather】
https://www.accuweather.com/ja/ca/yellowknife/x1a/daily-weather-forecast/49534 -
(20)『秋のイエローナイフ』
9月のイエローナイフは少し肌寒く、日本の秋を感じさせる気候であった。
日中は軽い散歩をしたり、オーロラの予報サイトを見て期待を膨らませながら過ごした。
わずか35時間の滞在であったが、日常を忘れさせるゆったりとした貴重な時間であった。
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