2017/07/07 - 2017/07/17
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ミズ旅撮る人さん
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2017年7月に、旧ユーゴスラヴィアの5か国を11日で周遊するツアーに参加しました。
第19回は、スロヴェニアの北端にあるブレッド湖です。オーストリアとの国境であるユリアンアルプスの麓にあり「アルプスの瞳」と称賛されています。
東西2.1km、南北1.4kmの楕円形の湖には、ブレッド島があります。これがスロベニアで唯一の島なんです!その島には小さな可愛い教会が建っていて、この島がブレッド湖の代表的な景観となっています。
ブレッド島を見下ろすのがブレッド城。断崖の上に建つ城は、湖に映えて絶景ポイントです。
ブレッド湖では、絶対おすすめの「ブレイスカ・クレムナ・レズィーナ」という名のクリームケーキがあります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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リュブリャナ空港のそばにあるヴォディツェ(Vodice)という町です。手前はトウモロコシ畑です。
背後に見えるユリアンアルプスは、その稜線がオーストリアとの国境になっています。
この近さが、スロヴェニアの発展に大きな役割を果たしているのです。 -
ブレッド湖まで半分を過ぎたBistricaという町です。
一層、ユリアンアルプスが大きくなって来ました。 -
レスチェ(Lesce)空港。ハンガーがいくつか併設されていて、スカイダイビングの施設もあります。
近くにLesce-Bled駅もあります。ここがブレッド湖の東側の最寄り駅となります。湖畔まではバスで15分ほどです。 -
ブレッド湖の入り口に着きました。東岸にはホテルなどのリゾート施設が集まっています。
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パークホテルの脇を通り過ぎると、いきなりブレッド湖が見えて来ます。
正面の丘の上にはブレッド城の姿も見えます。 -
ブレッド城と聖マルティヌス(St Martin)教会です。バスは東岸から湖の南側へ向かいます。
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ブレッド島と聖母被昇天教会が真横に見えます。
ブレッド湖の大きさは東西2120m、南北1380mで、周囲は約6kmです。
湖の周りには遊歩道があり、ゆっくり歩いて2時間程度で1周できます。 -
ブレッド島に渡るには、湖の東岸と南岸から手漕ぎボートが出ています。
このプレトナ・ボートに運航スケジュールはなく、乗客がある程度集まったところで出発します。
オフシーズンだと、なかなか出発しないことがあるそうです。 -
高級ホテルVila Istraとブレッド城が見える南岸のボート乗り場でバスを降ります。
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この景色はとても絵になるので、今回の表紙になりました。
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湖面から約130mの高さに建つブレッド城。ロマネスク様式の壁とゴシック様式の建物とがあり、邸宅や礼拝堂があります。現在は博物館とレストランになっています。
東岸から歩いて登れますが、坂道が結構急だそうです。車で行くことも出来ます。 -
湖畔にはリゾートホテルや別荘が、たくさん建っています。
ブレッド島は、スロヴェニアの唯一の島なので、観光客も多いのでしょう。
スロヴェニアはほんの少しだけアドリア海に面した国土があります。
しかし、あまりにも海岸線が短く、その間に一つも島がないのです。地図を見れば一目瞭然ですが、スロヴェニアの海岸線を短くしたのはイタリアです。
ヴェネツィア共和国は、スロヴェニアを過ぎてクロアチアの先まで影響力を行使、または領土を占領していました。この支配地域が大きく変わったのは2度の世界大戦以後です。
このイタリアやすぐ北のオーストリアとは、シェンゲン協定に加入しているので、ノーチェックで行き来出来ます。 -
湖面には、睡蓮の花が咲いていました。
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紫陽花も真っ盛り。
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ボート乗り場からは、清々しい湖の様子が良く見えます。
ここからだと城と島は一緒に写すことが出来ないのが残念です。 -
さあ、プレトナ・ボートに乗り込んでブレッド島へ。
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このプレトナ・ボートは、同じ一族の専業なのだそうです。
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手漕ぎなので、所要時間は漕ぎ手に依って大きく変わります。
場合によっては、後に出発したボートの方が先に到着するなんてことも・・・ -
だいぶ島が近くなって来ました。
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島のボート乗り場が見えて来ます。乗り場は南側の他に北側にもありますが、乗って来たのと同じボートで帰るので、間違わないように。
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おや?この美しい湖面に、サングラスをかけた頭・・・?
ブレッド湖は国立公園になっていますが、遊泳はOK。
ブレッド島に泳いで渡ってもいいのです。 -
自分の手で漕いで渡るという方法も。
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聖母被昇天教会への階段は、ここで結婚式を挙げる新郎が新婦を抱えて上ることで有名です。
本当に「お姫様だっこ」をして上るのかは定かではありませんが、挙式の数は少ないでしょうね。 -
ボート乗り場です。湖畔から見るブレッド湖は美しいですが、島から見る湖もものすごく綺麗です。
一昨日、プリトヴィツェ湖群国立公園に行ったばかりですが、この辺りは本当に自然が美しくて、心の洗濯が十分に出来ます。 -
ようやく一番上まで来ました。階段は急に見えますが、段数が少ないので、上るのはそんなに大変ではありません。
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階段の脇には売店があります。
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聖母被昇天教会は8~9世紀ごろに建てられたと言われます。
17 世紀になり、この塔を持つバロック様式の教会へと改築されました。聖母被昇天教会 (聖マリア教会) 寺院・教会
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教会は入場料6ユーロ(20人以上5.5ユーロ)です。
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ボートが出発するまでの島の滞在時間は30~40分ですが、教会は小さいので十分に見ることが出来ます。
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祭壇の中央には聖母子像が、その両側には11 世紀の領主ヘンリック2 世と、妻クニグンダの像が安置されています。
聖母子と領主夫妻を同列に並べるというのは特異なことだと思うのですが・・・ -
祭壇に向かって右側の絵です。十字架と祈る女性、何かを指し示す天使。何の絵かな?
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縁飾りの天使の彫刻の方がおもしろいなあ。
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側面の壁にはキリストが捕らえられて、十字架を担がされている場面を描いた絵が飾られています。
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教会の出入り口の上部にも同じような絵が並びます。
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入り口右手の絵です。ゴルゴダの丘に到着したのか、キリストが身ぐるみ剥がされています。
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十字架を担ぐ場面はあんなに長かったのに、磔刑に処せられて「ピエタ」までは、わずか3枚。
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おそらく大天使ミカエルだと思います。モンサンミッシェルの天辺にいる方です。
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説教壇。この教会は「聖母被昇天教会」だったと思うのですが、「聖母被昇天」の絵が見つかりませんでした。
主祭壇の像も聖母子と領主だし、どうもよくわからない教会です。 -
主祭壇の前にロープが垂れ下がっています。このロープを引いて3回鐘を鳴らせば、願い事が叶うといいます。
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鐘楼の階段は、綺麗に整備されて上りやすくなっています。
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階段の蹴上(けあげ)の部分が、透かし彫りになっています。ここだけ風流だなあ。
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鐘楼の中心には時計の重りが吊り下げられています。
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頂上には時計のからくりが置かれていました。
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窓には格子と網が貼られていて、眺望は良くありません。
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わざわざ上る価値があるかどうか・・・でも、入場料に含まれているし、島で他に行く所がないから上るのかな?
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イチオシ
教会から出て周囲を見回すと、なかなかいい構図にブレッド城が嵌りました。
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島の北側にあるボート乗り場です。こちらには貸しボートでやってきた人たちが係留するようです。
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こうして見ると、とても車でなど行かれそうもなく見えますが、ほぼ真横まで行かれます。
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東岸のホテルの集まる地域です。
そちらからもプレトナ・ボートはありますが、距離が長いので時間が掛かり、料金も高くなるので、南岸のヴィラ・ブレッドのそばにあるボート乗り場から乗ることをお勧めします。 -
北側から南側のボート乗り場には小道が繋がっています。
正面の階段を上るのが難しい人は、この小道を通って来て、途中から坂道を上れば教会の脇に出ます。 -
小道には、何故か魚やザリガニの写真が張り出されています。
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さすが、ライフセービングにぴったりですね。気持ちよさそう。
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岸辺のボート乗り場に戻って来ました。すぐそばにヴィラ・ブレッド(Vila Bled)があります。
ここは旧ユーゴスラヴィアのチトー大統領の別荘でした。昭和天皇もお泊りになったそうです。 -
イチオシ
湖の不思議な水色と睡蓮の取り合わせが、魅力的です。
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観光列車が運行されています。
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岸辺には白鳥もいました。こう見えても白鳥は結構獰猛なので、近づき過ぎには注意しましょう。
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東岸に移動して来ました。かつてハプスブルク家のリゾートとして整備された歴史ある湖だけに、瀟洒な建物が集まっています。
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そうした建物の間には、可愛い草花が咲いています。
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ホテル・パークです。ブレッド湖では、このホテルはスイーツ好きにとっては、とても重要です。
その話はちょっと後で。 -
ホテル・パークの脇の階段を降り、更に階段を降りると湖畔の通りに出ます。
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日本で見掛けるラベンダーとは随分違った種類です。
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こちらは見たような・・・。ラベンダー製品は、土産物の代表です。
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熊の周りはラベンダー製品でいっぱい。
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ホテル・パークのお向かいのこの場所、ここでブレッド湖名物のクリームケーキが食べられます。
建物の横、黒い看板が2枚あるところを進んで扉を入ります。 -
建物の角にも、この看板が出ています。
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扉の向こうはオープンカフェになっています。ここで席に座って注文すればOK。
当初、勝手がわからずカフェ側から建物の中に入ってしまいました。そこには目的のクリームケーキがガラスケースの中にずらっと並んでいます。指をさして、買おうとしますが売ってくれません。
外の席に行けと促されて、空いている席に座り、注文しました。 -
これが「ブレイスカ・クレムナ・レズィーナ」という名のクリームケーキで、通称ブレッド・ケーキとも言われます。
ホテル・パークが発祥だと言われていて、ホテル内のカフェや、ホテル・パークを経営するサヴァ・ホテル&リゾート直営の『パーク・レストラン・カフェ(The Park Restaurant and Cafe)』(今いるとこ)で食べることが出来ます。
2種類あるので、お好きな方をどうぞ。オリジナルは3.9ユーロ、チョコレートは4ユーロです。
「クレームシュニッタ」という場合もあります。
昨日、ポストイナ鍾乳洞でも食べましたが、やはり本場は文句なし、美味しい!結構大きめですが、軽いので食べちゃいます。 -
オープンカフェの隣にある階段にも大きな看板がありました。
本当に美味しいので、これのためにまたいつかブレッド湖を訪れたいです。 -
その階段からの眺めがこれです。
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湖畔にはブレッド湖の模型がありました。
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東岸から見ると、ブレッド島は随分遠くにあります。
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なかなか恥ずかしいハートですが、大人気でした。
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湖畔を北に歩いて行きます。
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南岸にはスキー場まであるんですね。
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これが、ブレッド湖の見納めです。見て歩くだけでなく、スポーツアクティビティもやりたかったな。
自転車で湖を一周するのも楽しそう。ただの観光がつまらなく思える珍しい場所でした。 -
ブレッド城もほとんど一周りしちゃったね。いつか行かれたらいいなあ。
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ピンクのエキナセアが綺麗に咲いています。
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聖マルティヌス教会とブレッド城とのツーショット。珍しい角度です。
聖マルティヌス教会は、新しい教会ですが、ゴシック様式のキラキラしい内装で、是非、見たかったです。
グーグルマップで内装を360度見ることが出来ます。 -
昼食のレストランです。長距離バスのターミナルのすぐそばです。
プリ プラニンツ 地元の料理
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サラダの後のメインはポーク料理でした。
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デザートはクレープ。「パラチンケ」と言います。
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長距離バスのターミナルです。ここのそばで私たちもバスに乗り、次のボーヒン湖を目指します。
綺麗な湖に、教会付きの島と、崖の上の城。舞台装置が完璧に揃った上に、最高に美味しいケーキまであって、本当に一流のリゾート地でした。長距離バスターミナル (ブレッド湖) バス系
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