2017/07/07 - 2017/07/17
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ミズ旅撮る人さん
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2017年7月に、旧ユーゴスラヴィアの5か国を11日で周遊するツアーに参加しました。
第16回は、クロアチアの中程にあるプリトヴィツェ湖群国立公園の第3回です。
コジャク湖のほとりにあるボート乗り場P1から上湖群をハイキングして、電動バスでST3から下湖群のST1に移動して来ました。第3回は、下湖群のハイキングです。
下湖群は小さな湖や滝がたくさんあった上湖群よりも湖が大きく、公園内で最大のヴェリキ滝があります。これまでとは違ったプリトヴィツェ湖群国立公園の顔が見られます。
ST1のバス停から下湖群へは、ガイドブックなどであまり紹介されていないシュブリャラ洞窟を抜けて行きました。地中に開いた巨大な穴の中に降りて行くと知った時は、また新しい冒険が始まると胸を躍らせたものです。
7月のプリトビツェは、観光客が多くて混んでいましたが、植物は生き生きと葉を茂らせ、水は量が多く、どこまでも澄んで、躍動感あふれる滝が水の音楽を辺り一面に浸透させていました。
清涼感溢れる水と草木がその生命力を分けてくれる場所でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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プリトヴィツェ湖群国立公園の真ん中に位置するコジャク湖から右手(北側)にある下湖群の地図です。
上湖群から電動バスでST1まで移動して来ました。
ST1からは右に青いラインを進み、「5」で紫色のラインに入り、湖を渡って、ピンクの「2」、黄緑色の「4」を経てヴェリキ滝を見ます。その後、戻ってピンクのラインに沿い、右端の「i」で終了です。 -
ST1で電動バスを降り、林の中を少し歩くとこの景色が見えました。
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奥がコジャク湖、手前がミラノヴァツ湖です。
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湖と湖との間を溢れ出した水が、あちこちから小さな滝を作って流れ落ちているのが見えます。
上湖群を歩いていて、その一部分は見えましたが、こうして広範囲で見渡したのは初めてです。 -
上湖群の方が、プランクトンが多いので水の色は濃いと言われますが、ガヴァノヴァツ湖の色もステキな青色です。上湖群の方が緑色に見えたと思います。
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今までは、地表を湖に沿って歩いていたので、こんなに高い所から俯瞰して見ていませんでした。
水の力強い流れを間近で見るのは本当に楽しかったですが、こうして高い目線で見るのも、またいいものです。 -
上の湖と下の湖との段差が段々と明確ではなくなって来ています。
プリトビツェの真ん中にある大きなコジャク湖は、元は2つの湖だったのですが、堰が崩れて一つになったのだそうです。 -
湖畔の木道からテラスが張り出しています。あそこからの眺めは素晴らしいのでしょうね。
今回はあそこは通らないので、とても残念です。 -
ガヴァノヴァツ湖の対岸は、切り立った岩山になっています。でも、その上にはたくさんの宿泊施設があるのです。
そこに泊まって上湖群と下湖群とをそれぞれ一日掛けて歩ければ、いくら写真ストップをしても時間を気にすることなく存分に撮ることが出来るのになあ。 -
湖の水が澄んでいるので、水の中の岩壁まで見通せます。
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今回のコースは、ツアーではあまり通ることのないシュブリャラ洞窟を通ることになりました。
その入り口に建てられている看板には「WARNING! Enter at your own risk(危険!自己責任)」と書かれています。 -
えっ?ここを降りて行くの?地面にぽっかり穴が開いています。その中に階段が落ち込んで行っています。
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穴の入り口に来ると、その先が向こう側に抜けた洞窟になっているのがわかりました。
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急な階段を、どんどん底へと降りて行きます。
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降りる・降りる・降りる・・・どれだけ降りるんだろう。
やがて、この道は洞窟の穴を通ってはいないことに気が付きました。
右側の明るい部分が初めに見えていた洞窟の穴ですが、階段は左の暗い穴に向かっているのです。 -
下から上を見上げます。階段は急ですが、足元はしっかりしているので、みんな問題なく降りて来ました。
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一旦、左の暗い穴に入り、Uターンして外に出ます。
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外に出たと思ったら、まだ崖の中腹でした。う~ん、この洞窟はなんてファンタスティックな、おもしろい場所なんでしょう。
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またまた階段を降りて水面近くの木道に行き着きました。なんて冒険心をくすぐる楽しい洞窟なんでしょう!
そして、この木道をよくぞアーチ型にしてくれました。ただの直線だったら興醒めです。 -
よほど餌が多い場所なのか、チャブという魚がギッシリ。公園内では、もちろん餌やりは厳禁です。
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覗き込みたくなるような穴が、ほら、ここにも。
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シュブリャラ洞窟を通った人は、左側に降りて、この木道を歩いて来ます。
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その先で、湖沿いに歩くコースの木道と合流します。
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ガヴァノヴァツ湖からカルジェロヴァツ湖へと下る水の上を木道は登って行きます。
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そのまま行くと、湖沿いにコジャク湖方面に向かいますが、私たちは反対(右)方向のヴェリキ滝を目指します。
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豊かな水は、苔の絨毯の上を無頓着に流れ落ちて来ます。
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もうすっかり、この景色にも慣れましたが、何故、水路と陸地がはっきり分かれないのでしょう?
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この木道で、カルジェロヴァツ湖の対岸に渡ります。
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プリトビツェの湖は、水中に含まれる石灰質堆積物(石灰華)が、ドロマイト(白雲岩)と石灰岩のカルストから生る地質に堆積して、自然のダムを形成しています。
この段差は、石灰華の塊なのです。 -
そう言われると、トルコのパムッカレで石灰岩が同じようにいくつもの小さな池を作り、池からあふれた水が流れ落ちていたのを思い出します。
あそこは水が温泉だったので、水着を着て浸かる人々がたくさんいました。
パムッカレは完璧に石灰岩で出来ていたので、真っ白な空間になっていましたが、プリトビツェのいとこのようなものですね。 -
下湖群の特徴は近くにこうしたそそり立つ岩山が、湖に付き添っている点です。
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湖との間に、地面がないので木道は湖の際を歩きます。
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カルジェロヴァツ湖に沿って北に歩いています。
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岩山の存在感のせいで、ちょっと素っ気なく感じていた湖が、際を歩くことで、身近になって来ました。
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指を指している方向にカルジェロヴァツ湖の縁が見えます。
あの先はプリトビツェ川と合流してコラナ川となって行きます。
そこがプリトビツェの終点でもあります。 -
こうして湖の縁を歩けるのも、もうあと少しです。
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カルジェロヴァツ湖の北側にもう一つだけ小さな湖があります。
そのノヴァコヴィツァ・ブロッド湖に向かって流れ下る緩やかな滝です。 -
その滝の先に横から合流してくる木道が見えます。そちらに行くと、湖の対岸に渡り、坂を上ってプリトビツェの2つある出入口の一つに至ります。
私たちはこの後、ヴェリキ滝を見てからそちらに向かいます。 -
美しい湖がいっぱいあるというのに、私はこちらの水の流れの方が好きで、こちらの方の写真が多くなります。
残念なのは、ツアーから、はぐれないために必死で歩くので、シャッタースピードを変えている暇がなく、どの写真も同じようになってしまうこと。
でも、きっとそれが出来たら、上湖群と下湖群の両方を見ることなんて時間が足りなくて、無理だったでしょうね。 -
ノヴァコヴィツァ・ブロッド湖。標高504m、0.3ha、水深4.5m。
図にあるように、プリトビツェの一番下にある湖です。今回訪れた中で一番高かったのは第2回に行ったJEZERO湖で、標高は606mでした。ここより100mも高かったんですね。
上の湖から下の湖まで、水はどのくらいで到達するのでしょう?笹船でも流して試してみたいものです。 -
ノヴァコヴィツァ・ブロッド湖の向こう岸には、プリトヴィツェ湖群国立公園の出入口に向かう九十九折れの道が見えています。
しばらく後には、私たちもあそこを登って行くのです。 -
さあ、プリトビツェの終わりが近付いて来ました。
この穏やかな湖があの土手を越えるとどうなるのか、想像もつきませんでした。
普通は、川をさかのぼって源流を目指すものですが、プリトビツェは、上から下に見て来られて良かったと思います。 -
これが、湖群の最後の眺めです。もうすっかり見慣れて無感覚になっていたのに、最後と思うと感慨深いです。
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チャブたちも、別れを惜しむように近寄って来てくれました。彼らはこの先、どこに行くんだろう?
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堰を越えると、眼下が開けて、遠くに小さな川が見えました。あれがコラナ川です。プリトビツェの最後の姿です。
今までの世界が、どうしてあのコラナ川になるのか。ちょっと納得がいかないと思います。
プリトビツェの終焉は、2つの川が合流するダイナミックな場所でした。 -
これがプリトビツェ川の方の合流している部分です。
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そして、これがプリトビツェの終わりです。
右手の上に先ほどまで横を歩いて来たノヴァコヴィツァ・ブロッド湖があります。そこから一気に落ち込んで行くのです。
そこに、左(西)からプリトヴィツェ川が合流して来ます。
この突然の変わり様に呆気にとられるばかりです。こんな風に終わるんだ・・・ -
この場所のすごい所は、自分の立っている所が、ノヴァコヴィツァ・ブロッド湖が滝に変わる、正にその真上であるということです。
穏やかな水の流れは、ここでいきなり湧き立って一気に落ちて行きます。
手摺がなければ一緒に落ちて行きそうな錯覚に陥ります。 -
激しく泡立つ水。今まで見て来たどの水とも違う、最後の瞬間。水は全力で立ち向かって行きます。
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合流点を過ぎて、プリトヴィツェ川に沿って少し行くと、下湖群のハイライトであるヴェリキ滝があります。
珍しく落差のある(78m)滝らしい滝で、見応えはあるのだと思いますが、既に私の中では、プリトヴィツェは終わっていました。 -
元来た道を戻って、ノヴァコヴィツァ・ブロッド湖です。
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2つの木道が合流する地点まで来ました。先ほどは右手から手前側に歩いて来ました。
今度は左に入って、湖の対岸に渡ります。 -
カルジェロヴァツ湖越しに、シュブリャラ洞窟が見えます。
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うひゃあ、今までで一番集まっているかも!カルジェロヴァツ湖はチャブがとても多い湖でした。
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岩山の真下に木道が見えます。ああいう場所を歩くのも下湖群の特徴です。
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カルジェロヴァツ湖に名残を惜しんでいると、向こう岸をハイキングには珍しい格好をした人が歩いて行きました。
「一枚の絵」になりました。ご協力に感謝いたします。 -
公園の出入口に向かって坂道を上っています。
岩山沿いを歩く人々と、左側の湖の堰を歩いて来る女性。
この人がいなかったら、ここに道があることがわからなかったなあ。 -
湖と湖の間を歩く、プリトヴィツェの代表的な眺めですが、夏は草丈が高いので、道や人が隠れがちです。
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坂道は何度も折り返すので割となだらかで、標高差がある割には歩くのは楽です。
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坂の途中に展望台があり、プリトビツェの終わる場所が見えます。
上はヴェリキ滝、左側がノヴァコヴィツァ・ブロッド湖です。 -
これがプリトヴィツェを眺める最後になりました。
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公園内を歩いていて、ツアーに追い付くだけで精一杯、誰もが、足元しか見た覚えがないと感じたほどハードな道行きでした。
とても花が咲いていたかどうか記憶にありません。
ただ、最後にこれだけが見つけられました。蘭の一種です。 -
インフォメーションセンターの前に世界遺産の碑が立っていました。
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今夜の宿はプリトヴィツェ湖群国立公園に近いホテルの集まるKorenicaの村。マコラ(Macola)ホテルです。
宿の地下にスーパーKONZUMがあります。7~21時の営業。ホテル マコラ ホテル
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部屋は綺麗ですが、ちょっと狭め。テレビはありましたが、冷蔵庫もエアコンもありませんでした。
夜でも暑くて窓を開けましたが、意外に車の音や人の声などが聞こえて、うるさかったです。
トップシーズンなので仕方がないのでしょうか。 -
バスタブなしのシャワーだけ。洗面台の物を置くスペースが狭くて不便でした。
電灯がLED電球一つだけなので、結構暗かったです。アメニティは液体ソープのみです。 -
夕食はホテルでした。コンソメスープの後、サラダ。
ビール14K(クーナ)、ワインボトル18K(10ユーロ)、グラス2.5ユーロ、ジュース14K(2ユーロ)、水750ml(2ユーロ)14K。 -
ポークカツレツのマッシュポテト添え。
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デザートはアップルシュトゥルーデル。
次回は、クロアチアからスロヴェニアに入り、ポストイナ鍾乳洞に行きます。
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