2017/06/06 - 2017/06/08
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ノーーウォリーズさん
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チベット大横断 #5、長年の念願かなってチベット・エベレスト・カイラス巡礼に行ってきました。西チベットのタルチェンを出発し、東方向に3日間かけて1200km先のラサへと帰路に着きます。カイラス巡礼を無事終えてもう旅は終わった気分ですが、帰路も半分位が往路と違う道を通るので何か発見があるかもしれません。帰路のハイライトはフレンドシップ南路で、ギャンツェ・ヤムドク湖などを訪れました。
- 旅行の満足度
- 4.0
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チベット12日目、本日は曇りでカイラス山は雲に覆われ全く見えません。巡礼中の3日間はすべて晴れていたのでとてもラッキーでした。この日は行きと全く同じ道、ずっとバスに乗っているだけの移動日です。
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途中の峠の上から、この場所は晴れていますが、向こうには大雨が降っている様な場所も見えます。とにかく場所によって天気が良く変わり、晴れと雨を何度も繰り返しました。行きに良く見えたヒマラヤ山脈は帰りは殆ど見えません。
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西チベットの6月は、標高4500mの地点では雨ですが、山の上は雪が降っているのが分かります。ずっと晴れよりも、雨が降ったりしたほうが趣のある写真が撮れます。
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途中で見かけた野生動物の群れ、チベットというと自然の宝庫に思えますが実際見かけるのは家畜のヤクばかりです。珍しい様でガイドやバスドライバーも写真を撮っていました。
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10時間のドライブでサガ Sagaまで戻ってきました。夕食の時間です。地元の人が使うチベット料理店はご覧の様に暗い店が多く、メニューもなければ英語も通じません。でも人々は外国人に好奇心があり、大体は身振りで何とか注文はできます。
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チベット13日目、本日は行きとは違う道ですが、疲れが溜まっていたのか殆ど寝てしまい、あまり写真はありません。写真はラング湖 Lang-tsoでエメラルドグリーンの綺麗な湖。高地にある湖は何故こんな色をしているのでしょうか。
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ラツェ Lhatseの近郊で標高が4000m以下になると、緑が見えて村も増えて畑を耕すチベタンの姿も。人の営みを久し振りに見かけました。西チベットの寒くて無人の荒野は終わり、夏の様な暑い気候と変わってきます。ラサ方面に帰ってきたことを実感します。
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そして8時間ほどで大都市シガチェへ到着。ここではゲストハウスではなく立派なホテルに宿泊です。食事も豊富で値段も安く、ホットシャワーも浴び放題で約1週間ぶりの文明社会を大いに味わいます。
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チベット14日目、この日はフレンドシップハイウェイの南側の道をとおり、ラサへ向かいます。この写真は今日のハイライトのギャンツェ Gyantseの遠景です。ギャンツェ・シガチェ・ラチェ、、、チェというのは要塞の事を指し、ここにも右側に大きな要塞(ギャンツェ・ツォ)があります。左端がパンコル・チョエデです。
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白居寺の隣にはパンコル・チョエデ Pelkhor Chode monasteryにも多くのチべタン巡礼者で賑わっています。
パンコル チョーデ (白居寺) 寺院・教会
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パンコル・チョエデは今回訪れた寺院で唯一まともな料金10元で、内部撮影ができる場所でした。なのでここだけは貴重な内部の写真があります。写真は若僧がお経を読んでいるところ、横長の紙にお経が書いてありこれを1枚1枚めくって読み上げます。
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隣では位の高い僧が説法をしている様です。
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これがお経を書いてある書物を収めた棚。特別な紙で出来ていて何百年も虫食いもされずに保存しているのだとか。
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お堂の内部をようやく旅行記に公開できました。他のチベット寺院も大体こんな雰囲気です。
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何百もの仏像が飾られています。
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仏陀像の下には写ってはいませんが大勢のチベタンが祈りを捧げています。
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バター油のランプ、元はといえばヤクの乳です。チベット人はヤクとバーレー(小麦の様な穀物)だけで何でも作れる知恵を持っています。
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隣にある丸い建物がギャンツェ・クンブム(白居寺) Kumbum monasteryです。細い目が描かれていて、ネパールのカトマンズにある寺院を思い起こさせます。
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ギャンツェ・クンブム(白居寺)は建物の周りを囲むように通路があり、それが5階建てになっています。そこには多くの部屋があり中には仏像や仏画などが沢山飾られています。クンブムとは10万の壁画という意味です。しかし小さいものが多く、正直そんなにすごいと感じる物はなかったですが。
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クンブン寺院の5階からギャンツェ・ゾン要塞を見たところ。映画に出てきそうな要塞です。下にはチベタン街があります。残念ながら要塞には登れませんでしたが。
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ギャンツェを出て途中に見えたマナック湖 Manak Reservoir。人造のダムですが、こちらも綺麗な色をしています。
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大きな氷河がある6000m級の山々がそびえたちます。
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険しい山道に入ります。氷河や険しい山はカイラスへの道でも見れなかったので、カイラス帰りでもまだまだ感動できる見所は残っていました。
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標高5050mのカローラ峠 (Karo-la)です。チョタンとカローラ氷河が見事ですが、観光客や物売り、モデル(チベットの服を着ていて一緒に写真を撮ると金を要求される)が沢山いて騒がしい場所です。
カローラ氷河 (卡若拉冰川) 自然・景勝地
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少し登れれば氷河に触れそうな距離です。氷が落ちてくる恐れがあるのでこれ以上近くには行けませんが。
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次に向かったのがヤムドク湖 Yamdrok-tsoの湖畔、遠くにはノジンカンツァン山 Nojin Kangtsang 7191mが雲に覆われていますが僅かに見ることができます。ヤムドク湖はエメラルドグリーンの鮮やかな色で有名ですが、残念ながらここに滞在した間は曇り気味なので湖の色は普通の湖という感じです。
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チベット犬のチベタン・マスティフ、写真では小さく見えますがかなり大きく、犬の中では世界で最も大きな部類でしょう。観光客に写真を撮らせるビジネスでここにいます。おとなしそうな顔をしていて、チベット人のオーナーには叩かれてひどい扱いを受けているかわいそうな犬です。
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バスに乗ると天気が急変します。晴れてきて湖面の色はエメラルドグリーンではなく真青な色に変化します。湖は色がいつも変わって何回見ても飽きません。珍しい丸い雲もでてきましyた。繰り返しますが、チベットは本当に良く天気が変わります。
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カンバ峠 Kamba-la 4700mを登り、ヤムドク湖を上から眺めたところ。ここはガイドブックに良く載っている絶景の撮影ポイントですが、また天気が悪くなります。向こう側の先ほどまでいた場所では雨になっているようです。標高5000m近くで天気が悪いと非常に寒いです。雪が降るかと思ったくらいなので足早に退散です。
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カンバ峠を超えるとごらんの様な1000m以上の下りの道が続き、これを降りるともうラサLhasa の空港のすぐ側です。そこからは快適な高速道路で無事にラサに到着しました。1200kmの西チベットへの旅が終わりました。
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