女ひとり5泊9日で南部アフリカ＋クウェート【6】日帰りクウェートで宇宙体験編

2017/08/19 - 2017/08/27

やってきましたよ～ちょうど50度を超える14:00のクウェートに着陸！
私、暑さは平気なので、一応チャドルまで着ていざ入国、です。

クウェートってどんなイメージですかね？
アラフォー世代だと湾岸戦争で有名？になった小国ですが、石油が豊富に出るのでとてもお金もち♪
教育医療タダ、税金なしというまるでブルネイみたいな国ですね。
治安は非常に良いです◎

観光するところなんて何もないよと言われますが、
最近話題のスポットが「ミラーハウス」なる個人の邸宅。
全面鏡張りのお宅で、宇宙体験してきちゃいました(^^)/

なお、3時間ほどの観光で30ディナール（約11,000円）使いました。とほほ。

●30ディナール内訳
ビザ3
空港タクシーで街の中心まで8
クウェートタワーまでのタクシー2
クウェートタワー3
水0.5
ミラーハウス3
クウェートタワーからミラーハウス経由空港までタクシー10.5

【行程】
　①18:35成田→香港経由→
　②アジスアベバ経由→ビクトリアフォールズ12:15、ザンビア側観光
　③ジンバブエ側観光、ザンベジ川サンセットクルーズ
　④ボツワナ・チョベサファリ
　⑤ケープタウンへ移動（13:55→19:25）
　⑥喜望峰
　⑦ケープタウン観光、20:05ドバイ経由→
★⑧ドバイちょいと観光後、クウェート日帰り
★⑨2:40ドバイ→成田19:30帰着
※イエローカードの提示は求められませんでした。

【主な費用】
◆飛行機:約200,000円
①180,000円
・ビクトリアフォールズinのエチオピア航空
・ビクトリアフォールズ→ヨハネスブルグはブリティッシュエアウェイズ
・ヨハネスブルグ→ケープタウンはクルラ航空
・ケープタウンoutのエミレーツ航空
②20,000円
ドバイ⇔クウェートのフライドバイ

◆宿
シューストリング ＠ビクトリアフォールズ3泊で45USD（直接メールで予約）
91ループ＠ケープタウン2泊で3,779円

◆観光:
ビザ代→ユニビザ50USD、クウェート3ディナール
ビクトリア滝→ザンビア側20USD（クレカ不可）、ジンバブエ側30USD（クレカOK）
ザンベジ川サンセットクルーズ→40USD
チョベ1日観光→130USD
喜望峰1日ツアー→850R

エリア クウェート(クウェート)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

不毛の大地に降り立とうとしています。
クウェートなんて石油の上に浮かんでるような国ですからね。。

なお、ドバイよりもさらに暑いです。
この日も50度超えでした(￣▽￣)

まずはビザを取得します。
この部屋に入って番号札を取り、待ちます。

非常に親切でした。
宿泊ホテルの名前は日帰りなのでないというと、それじゃイミグレ通れないから僕が口添えしてあげるよって一緒に来てくださったんです。

3ディナール（約1,100円）のビザを自販機で買っておくように指示されます…が、
なんとこの機械は1ディナール札しか飲み込めず、あっちに両替所あるから細かくしてもらってきてねーと言われ･･･

向かった先がこちらの両替カウンター。
オヤジが一人いて、10ディナール札を細かくしてほしいと告げたところ、

「45ディルハムよこせ」
とのこと。

は？

そりゃＵＡＥの通貨持ってるけど（小さいターミナルなので今の飛行機がＵＡＥからのものということは明らかなのです。）、45ディルハムって私の貴重な現金なのですが。
意味がわからないのでしばし言い合いに。
理由を尋ねてもとにかくよこせとのこと。

埒が明かないのでさっきのビザカウンターに戻って状況を説明すると、
カウンターのお兄さんが自分の財布から細かいお札に両替してくれました。
このお兄さん、日本に来たこともあってとても親切。
ドバイに帰る便でもまだ働いててやあどこ行ってきたのーとおしゃべりに付き合ってくださった。

１ディナール札ってこんなデザインです。
裏面は英語表記で、旅行者でもわかりやすい。

なお、最小のお札はこれではなく、1/2ディナール札、1/4ディナール札なんてのも流通しています。

クウェートの空港はなんと１つではありません。
Flydubaiが就航しているのは小さいほうで、Sheikh Saad General Aviation Terminal というらしいです。

空港に向かう場合は注意してくださいね。
出稼ぎドライバーはアルファベット読めないことが多いので、
エアポート、Flydubai、としつこくアピールしたほうがいいです。

建物の外に出ると、暑ーーーい。

時間がないのでエアポートタクシーで町に向かう。
料金は定額の8ディナール。（約3000円）
（街から空港に向かう場合は地元民価格で5ディナールとのこと）

運悪く？エジプト人ドライバーでしたが、
チップなどは必要ありませんでした。
ただあまり英語が通じないのと、執拗に体を触ろうとしてくるのははっきりお断りしました。

解放タワー

空は思ったより青い。

とりあえずダメ元でグランドモスクに来てみた。
やっぱり入れなかった。

観光客は金土を除く、9:00～11:00or17:00～19:00に来るよう貼り紙がありました。

しかし誰も歩いてない･･･
クウェートはみんな車でしか移動しないから、この灼熱の中を徒歩なんてありえないのね。

エジプト人ドライバーさん。
セクハラを覗けばいい人なんだけど、ね。
許可を得て撮影しています。

次はクウェートタワーに向かおうとするも、
この日は土曜日（日本で言う日曜日）だからかあまりタクシーもいない。

そっち方面に向かいながら歩いてたら、クウェートにもPatchiのお店が。
ここで買うと溶けちゃうから、ドバイの空港でお土産に買おうっと。

1.5ディナールで送ってくれるパキスタン人ドライバーをつかまえ、クウェートタワーへ。
（1/2ディナールを持ってないので結局2ディナール払いました･･･）
この人は英語もかなりクリアだった。

出稼ぎでクウェートに来ていて、1年に2か月くらい国に帰るとのこと。
家賃は狭い家で30,000円くらいらしく、うーんけっこう高いね。

3本のタワー
真下から見るとこんな感じ。

ズームしてみると、あの青いところ表面はお皿みたいなのがたくさん貼ってあるようです。

3ディナール払って上ってみると･･･
ガラスがきったないwww

もうちょっと掃除したほうがいいよー。

思ったより海はきれいな色してるけど、
クウェート湾をこうしてみると、湾岸戦争のときに油にまみれた鳥のかわいそうな姿をTVで放送していたことを思い出す。

このタワーは回転式になっていて、水でも飲みながら立っていると360度回転してくれる便利なもの。
空いてるし。

お隣は巨大なプールがあるようだった。
休みの日はどうしてるの？ってパキスタン人ドライバーに聞いたら、家で寝るだけだよと言ってたけど、若者はモールにいったり、子どもはこういう施設で遊んだりするらしい。

ん？よく見るとオヤジが滑ってる？w

地上に降りて、ビーチのほうに向かってみる。
対岸にも高い建物が並んで、でも砂塵の影響でやっぱりかすんでる。

砂漠ってそういう運命なのねー。
家の窓なんか開けてたら毎日お掃除大変そう。

このへんでタクシーをつかまえて17:00に予約してたミラーハウスに向かおうとしたら、なかなかつかまらない。
しかも、やっと見つけても英語まったくダメとか。
住所見せても読めないんじゃどうしようもない。

てなわけで、ようやく見つけたのはまたもやエジプト人ドライバー。
出稼ぎ歴15年のベテランで、英語もOK、ミラーハウスの場所も知ってる完璧なドライバー！
（除くセクハラ）

到着！
おーーーーーーーほんとにキラキラな外装だ･･･！
ピンポーンと押すと、魔女みたいな恰好したリディアさんが笑顔で迎えてくださった!(^^)!

http://www.mirrorhouseq8.com/#!
住所Qadisiya Block 9, Street 94, House 17

ユニコーンとか女性的なセンスよね。
昼は灼熱のクウェート、夜中に屋根に上って少しずつ製作したのだとか！

まずはレセプションで冷たいジンジャーレモンティーとパンケーキをいただく。
私に時間がないことを知り、持ち帰り用にしてくださいました！

ここは完全予約制で、私はメールで予約していました。
料金は大人3ディナール、所要時間はたぶん通常１～2時間だと思います。
が、それを知らなかったため30分の駆け足見学となってしまいました。

部屋中、いや家中どこを見ても鏡の装飾と絵画でていねいに飾られている。
細部まで非常にこだわった家です。

リディアさんてものすごーく有名な芸術家なのかしら。

玄関へつながる通路もこのとおり。

この装飾はモスクですよね。
亡くなられたご主人はクウェート人とのこと。
（リディアさんはイタリア系？）

ちょっとした倉庫なんかも見事な装飾。

いったいこのおうちはいくつ部屋があるんだろう？
閑静な住宅街っぽいところに位置してるけど･･･

階段もこんな感じ！
1階は海をイメージしたデザインが多かったかな。

食器棚もピカピカ

イルカ♪

扉もものすごく凝ってる。

宇宙をテーマにした部屋。

各部屋にはテーマがあって、電気を消すとまた違った演出になり、
2倍3倍楽しむことができる。

個人宅でこの仕掛けって･･･お金持ちなんだろうなあ☆

個人宅なのでもちろんみなさんここで生活をしています。
お手洗いも使わせていただくことができ、
現役のトイレがこちら！！！！！！！！

手洗い場も

シャワーと浴槽も

2階は亡くなったご主人の絵が飾られていて、
美術館のようなテイスト。

このエリアは生まれてから死ぬまで、人の一生をメインに展示している。

この絵、とてもシンプルだけどリンゴが絶妙でいいな。
クウェート国旗の色になってるのはお気づきかと思う。
枯れたクウェートの大地で暮らす家族を描いたもの。

これとかもうクウェートがすべて詰まった一枚って感じ！

隣の部屋にはリディアさんが描いた絵もずらり。
どれも優しい色使いで、夢のような世界観の持ち主でした。

どの部屋もすごいけど、この家のメイン？と思われるのがこの「銀河」というお部屋。
何が起こるのだろうと毎度楽しみにさせてくれるが、ここはまるで魔法にかかったような錯覚に陥る。
（金品はレセプションに置いてきたけど当然無事でした）

電気が消えて･･･

想像してください、あなたは今銀河を漂っているのです。

とさながらSFでも見ているような演出。

演出中は真っ暗なので、基本的に撮影が難しく、
撮影よりもこの銀河世界に入り込んで漂ってしまうのがお勧め。

小道具も全部手作りとのこと。

天井から土星みたいなのぶら下がってて、スケールの大きい宇宙空間を体験できた。
部屋中デコレーションされているので、360度完全に宇宙です。
酸素が吸えることと重力に引かれること以外は！

不思議な体験をしたお部屋で記念の一枚。

あなたチャドル似合わないから脱いじゃいなさいよ！と言われるw
ですよねー。もう着る機会ないかも～。

ところでここ日本人て来るの？と聞いたところ、
滅多にないけど、先週日本大使館の方々がお見えになったわ、とのこと。
それクウェートに住んでる日本人じゃんw

ミラーハウス、日本ではまだ知られてないけど超絶オススメの観光地ですよ～( ´ ▽ ` )ﾉ

待たせてたエジプト人ドライバーが「遅い！」と怒ってたw
ごめんね、でももうクウェート最後だから現金ないんだ。
（ドルも本気で9USDしかないし）
さっきもらったパンケーキを１つあげた。

あーいつもの中東旅行のようにミルキーでも持ってくればよかった。

夕暮れのクウェートを空港に向かう。

予定してたFlyDubaiはキャンセルに。
土曜日だしビジネス客いないだろうから想定はしてた。
そんなこともあろうかと余裕みて（日本へのフライトの4時間前にドバイ2タミに戻れるように）組んでたのが幸い。

結果として、次の便に振り替えられ、ドバイメトロはもう終電後になってしまった。
一日券無駄になったけど、そこは仕方ない。
2タミからバカ高い（初乗り28ディルハム）空港タクシーに乗り、10分・40.5ディルハムで3タミに到着することとなる。

こんなことならミラーハウスもっとゆっくり見学したかったなー。
仕方なく飲食店ウロウロしてると、視界にちらっとバドワイザーが入った。
クウェートはアルコールない国なので、よく見るとノンアル。

この際ノンアルでもなんでもいいわ、
とにかく気分だけでもヤケ酒･･･って、
グラスに氷入って出てきたしヽ(^o^)丿
ビール飲んだことないから飲み方知らない･･･のねw

※ここはカードで払いました。1.2ディナール。

クウェート、仕事でなければなかなか行く機会ないかもしれませんが、
UAE等近場の国からはハンドバッグ１つで気軽に観光できます。
再訪はちょっとなさそうだけど^^;

Fin

この旅行記へのコメント （6）

• たらよろさん 2017/09/07 21:15:23

  面白い旅になったね（笑）

  こんばんは、らびたんさん
  
  いやぁーーー
  クウェート！！
  私のイメージよりも遥かに何もなさそう。
  実は、もう少し楽しめるのかと思っていたんだけれど、、、（笑）
  ほんと、何もないね。
  
  先日ドバイに行った時にも感じたんだけれど、
  こちらの方って、ずるい人多いよね。
  っていうか、。本当に人によって人格に凄く差があるっていうか。
  空港のお兄ちゃん、良い人で良かったねー
  両替野郎は何だったんだ？？
  
  こういうのに引っかかるのを防ぎたいとか思いながらの旅は正直疲れるんだよなぁ（笑）
  
  
  たらよろ

  らびたんさん からの返信 2017/09/07 21:34:24

  RE: 面白い旅になったね（笑）

  たらよろさん、こんばんは^^
  
  クウェート、これでも少し前までタワーが閉鎖中で、
  そのころいった方たちはさらに何もなかったみたいですw
  
  やっぱり我々のような旅行者にはお酒がないと！ですしね♪
  
  エジプト人は際立ってずるい奴が多いです^^;
  空港のお兄ちゃん（たぶん純クウェート人）はまともな話が通じて
  ほんと助かりました。よい思い出です。
  
  アラブ圏は疲れますが、日本じゃ考えられない日常があって好きです。
  絶対地元価格で！とこだわっちゃうと疲れちゃうので、
  お金ばらまくの楽しむくらいの余裕でいきたいですね☆
  
  クウェートは日帰りで十分でした。
  ドバイに戻ってすぐ本物のお酒！でしたよ〜(＾◇＾)
  
  
  らびたん
  

• Miyatanさん 2017/09/07 00:51:44

  50℃

  らびたんさん、こんばんは^^
  
  クウェート旅行記、拝見しました。クウェートの旅行記って滅多に見ないので、貴重です。ちなみにまともに宿泊したらいくらくらいかかるんでしょうか？
  
  50℃、、、想像つかないです。今は空調があるとはいえ、かつてそういうものがなかった時代、あの辺りの人々はどうやって暮らしていたんだろうと思ってしまいます。確かに歩いている人なんて滅多にいないでしょうね。出稼ぎの南アジア系は多いでしょうね。
  
  確かにアラフォー(笑)、湾岸戦争の時の油まみれの鳥は覚えています。イラクのサダムフセインなんて、ブッシュ親子にとっての宿敵みたいなものですから。イランイラク戦争なんてありましたし、言葉は覚えている程度ですが。今のISに比べたら全然ましと思いますが。
  
  エジプト人のセクハラって、そんなにすごいんですね。私はエジプト未訪（行き損ねた）の身なので、そういう情報も参考になります。国際情勢が落ち着いたら、行ってみたいですけどね。
  
  ミラーハウスって初めて聞きました。面白そうですね。
  
  旅行記更新お疲れさまでした。これからはのんびりとドラクエ廃人楽しんでください。
  
  Miyatan
  
  

  らびたんさん からの返信 2017/09/07 11:31:12

  RE: 50℃

  Miyatanさん、こんにちは(^^)
  
  クウェートは安宿でも5,000円（質は悪い）と聞いています。
  ドミとか存在するのかはわかりません。
  
  50度は、砂漠の50度だと骨まで焼けつく暑さを感じますが、
  クウェートの50度は地面からの照り返しで顔が火照る感じでした。
  
  アラフォーでクウェート知らない人はいないですよね。
  生粋のクウェート人はとても少ないのですが…
  エジプトにも行けるといいですね。
  しつこさに疲れることもありますが、
  私は彼らの純粋で友達に優しい面はとても好きです。
  
  あっもちろんクウェートにもぜひ☆
  ミラーハウス広めたいです。
  
  Miyatanさん毎度コメントありがとうございました( ´ ▽ ` )ﾉ
  ドラクエ頑張ります。
  シルビアとグレイグのペアに萌え、試練では全滅し、
  今月は完全に引きこもり決定です。
  
  
  らびたん

• 琉球熱さん 2017/09/05 23:17:38

  砂上の楼閣とオイルマネー

  クウェートって豊かな国とは聞いてたけど、地理的な宿命か、砂上の楼閣ってカンジだね。
  ま、それがオイルマネーでできてるから「砂上」じゃないんだけど(笑)
  
  あ、らびたんさん、こんちわ！
  
  また今回もアナタの行動力に脱帽しとる、オジサンです。
  あたしなんざ未だにお盆の写真を整理しきれてなくて、会津駒は一体いつになる？って状態だし。
  
  しかし、中東って独特だな〜　好みは別として(笑)
  
  --------琉球熱----------
  
  

  らびたんさん からの返信 2017/09/06 07:23:59

  RE: 砂上の楼閣とオイルマネー

  琉球熱さん、こんにちは！
  
  油上の国でメイドさんのいる大きな家で育った友達、
  ちょっとうらやましいです。
  もっとも、お酒は一切ありませんので、
  大人には辛い国ですが。
  
  会駒は私も登りたいと強く思ってる山なので、
  旅行記首を長くしてお待ちしてますよー( ´ ▽ ` )ﾉ
  
  
  らびたん