2017/07/11 - 2017/07/12
72位(同エリア191件中)
さっくんさん
4トラベルの先輩方の記事を穴が開く程読み、時に質問コーナーで親切なアドバイスを頂き、行って参りました。念願のコーカサス。道中水害の為、一時は帰国便すら諦めねばと思うハプニングもありましたが、終わってみれば行きたかった場所は制覇できました。全てに感謝!
①アゼルバイジャン・バク―市内編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11263020
②アゼルバイジャン・バク―郊外編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11264672
③ジョージア・トビリシ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11264903
④ジョージア・ウシュグリ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11265434
⑤ジョージア・メスティア編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11265914
⑥ジョージア・カズベキ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11266291
⑦ジョージア・シャティリ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11267278
⑧アルメニア・ゴリス編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11268856
⑨ナゴルノ・カラバフ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11269277
⑪カタール・ドーハ編
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11271241
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ナゴルノ・カラバフの首都ステパナケルトを出発しました。シューシのある丘に登る坂からステパナケルトの街を眺めました。
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ゴリス周辺は目先も見えない程の濃霧に覆われていました。
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ゴリスを通り抜け山岳部から平地に降ると、それまで空を覆っていた雲が嘘の様に減っていきました。
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往きにも立ち寄った休憩所でナゴルノ・カラバフのカップルと一緒に朝食を食べました。
私がシューシに行ったと解ると、彼女の方が
「アンブレラ・フォールズに行った?」
と私に尋ねます。アンブレラ・フォールズとはシューシ郊外のハイキングコースにある、傘の様な岩に降り注ぐ滝で、写真で見ても正に傘の様な風光明媚なところです。ただ、私は時間が無かったので廃墟の見学を優先しました。しかし、シューシの住民かも知れない彼等に、廃墟を見学しに行ったので…とは到底言えずにしどろもどろな私でした。そんな私の思惑を知ってか知らずか、無邪気に彼女は続けました。
「なんて勿体ない!とっても素敵な場所なのに!」
嘘のつけない自分がホトホト子供に感じました。 -
エレバンに近づく程、空は快晴に近くなりました。やっぱり晴れると気持ちが良いものです。テンションも上がってきます!
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エレバンのキリキア・バスステーションに到着し、一息つこうと思っていたら、脇でエチミアジンと叫ぶマルシュルートカが。一息つく暇も無くエチミアジンに到着です。
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エチミアジンは広大な敷地を持っています。アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教と定めた国で、エチミアジンは世界初の教会が建てられた場所と言います。敷地内にはその伝統を今に残す大聖堂の他様々な施設が建っていますが、コーカサスならではなのか、伝統建築の中に大胆に現代建築を取り入れています。
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アルメニアの教会に欠かさず見られるものに、ハチュカルと呼ばれる十字架が刻まれた石碑があります。墓や記念碑として作られるものですが、エチミアジンでは、こんな現代的なハチュカルもありました。
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そしてこちらこそエチミアジン大聖堂ですが、長い修復期間中です。
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此方が内部です。アルメニア使徒教会の総本山だけあって、メンテナンスが完璧です。綺麗過ぎて、此処が世界初の教会と言われても?って感じてしまいます。これまで見てきた、長年の風雪に耐えてきた黒光りする教会の方が風情を感じてしまうのは、旅人の浅ましさでしょうか?
ミャンマーのバガンでも、歴史的寺院が金ぴかになっていて驚いたり…。我々は遺跡や遺産として勝手にイメージを作り上げ、其処を訪れますが、其処に暮らす信者さんにとっては、其処は遺跡でも遺産でも無く、日々礼拝に訪れる場所ですから、我々旅人と目線が違ってくる事は当然でしょう。 -
エチミアジン大聖堂に併設されている宝物館には、物凄いお宝が納められています。此方はノアの方舟の木片だと信じられているもの。
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此方は、十字架に磔にされたイエスの生死確認の為、イエスの胸に突き立てられた槍、ロンギヌスの槍だと信じられているものです。世界各地にこうした真偽の覚束無いお宝が残されていますが、私はその真偽よりそれを本物だと信じ続けて来た信仰心に心打たれます。真偽の鑑定は考古学者に委ねて、我々は歴史のロマンに浸りましょう。
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エレバンからエチミアジンに向かう道中には、リプシメ教会とスヴァルトノツ教会跡と言う見所があります。一般的にバスの途中下車を繰り返し、それらを観光するのでしょうが、待てない人の私は、途中でバスが走って来たら停めれば良いやと歩き出し、結局二つとも歩いて行ってしまいました。先ず訪れたのが、聖リプシメ教会です。
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聖女リプシメは当時未だ非キリスト教信者であったローマ帝国の皇帝の求婚を拒み、この地に逃れたものの、此処で再び未だキリスト教信者では無かったアルメニアの王トゥルダット3世に再び求婚され、それを拒んだ為、王に殺害されてしまいます。この王は後々また登場するので覚えておいてください。
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教会の地下にはリプシメの柩があります。リプシメを殺害したアルメニアの王、トゥルダット3世は、その報いで体調を崩してしまいます。しかし、後に説明する事となる、とある事をきっかけにキリスト教に帰依し、キリスト教をアルメニアの国教に定めた王は、この地に教会を建て、地下に彼女の墓を築き弔ったと言われます。
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とても歴史を感じさせるハチュカルがありました。
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再びバスが来ないか後ろを気にしつつスヴァルトノツを目指し歩き続けます。エレバン郊外では、旧ソビエト時代を彷彿させる団地が数多くありました。昨日のナゴルノ・カラバフのシューシでの事があったからか、思わず洗濯物を探し、其処に人の暮らしがあるかを確認してしまいます。
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此方は明らかに廃墟となった観覧車。
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結局歩きのまま到着したスヴァルトノツ教会跡です。一見ギリシャ・ローマ遺跡の様ですが、地震により崩壊した大聖堂の遺構です。晴れた午前中ならアララト山も見えるそうです。またスヴァルトノツはエレバンの空港がある土地でもあり、時折飛行機の離着陸を遠くに眺められました。
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遺跡内の博物館に崩壊前の教会を再現した模型が飾られていました。
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スヴァルトノツからは大人しくバスを待って、エレバンまでやって来ました。巨大な共和国広場はエレバンの中心です。シャティリ村で足止めを喰らったので、予定が押しています。共和国広場に集まるツアー会社を探りましたが、ゲガルド修道院、ガルニ神殿、セヴァン湖のセットはあるのですが、ホルヴィラップ修道院が足りません。
こうなったらタクシーをチャーターするパワープレイです。幸いな事にアルメニアのタクシーは然程高くありません。ホステルのデスクに相談する事に決めました。 -
初めて訪れたエレバンの印象はスパルタンな街だと言う事です。街には、バクーやトビリシの様に旧市街は無く、計画都市の様に機能的に整備された街並みが広がります。更にこの地方で産出される赤みがかった石で、どの建物も築かれているので街全体に統一感もありソリッドな印象を醸し出しています。
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そんな整然とした街並みに、旧市街のカオスの様な路地裏に居心地の良さを感じる私は最初は取っつきにくさを感じました。日本でも砂町銀座や戸越銀座なら落ち着いていられるけれど、本家の銀座や表参道ではキョドってしまう私ですから(笑)でも街歩く人々に声かけられ触れあう内に、そんな取っ付きにくさはあっという間に吹き飛んでしまいましたが。
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オペラ座です。
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カスケードにやって来ました。内部にエスカレーターを装備した巨大な展望台です。バクーの殉教者の小径、トビリシのナリカラ要塞に続き、エレバンでも街を一望出来るスポットが存在しました。
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コンディションが良ければ、此処からアララト山が見える筈なのですが、大気の淀む夏場の夕方では、晴れていても全く存在すら確認出来ませんでした。明日はどうでしょう?
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エレバンにもモスクがありましたが、ナゴルノ・カラバフ紛争の後、モスリムはアルメニアから出ていってしまったので、モスクとしては機能しておらず、博物館として残されていました。
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モスクは寄贈したイランの様式で建てられています。
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アルメニアに苦節の末キリスト教を伝えた聖グレゴリウスの名を冠したエレバンに建つ新しい聖堂聖グレゴリウス・ルサヴォリッチ主教座教会です。この頃には日も暮れて、エレバン周辺散策一日目終了です。残すところも僅か一日、明日アララト山が見えます様に!と聖堂にお祈りしてホステルへと戻りました。
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コーカサス最後の朝が訪れました。個人ツアーが始まるのは未だですが、最初に訪れるホルヴィラップ修道院はアララト山が見えてこそ。アララト山が見えるかどうか不安になって、早起きしてカスケードへと向かいました。天気は絶好の晴れなのですが…。
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見えました!
大感動でした。
しかし、私の安物コンデジでは限界なのか?
それとも私の腕前がヘッポコなのか?
肉眼ではハッキリと稜線が確認できるのに、写真では頂上の雪の部分しかどうやっても写りません。正直結構しょげました。せっかく見えているのに写真には写せない…。
帰国して、写真をスマホに移して、スマホに入れていたスマホ版Photoshopの曇り除去の項目を維持ったら、あら不思議、復活しました!
感動です。 -
ツアーが始まりました。タクシーを頼んだつもりが、実はホステルのスタッフが先発、リリーフで案内してくれました。先ずはホルヴィラップ修道院です。此処を朝一に訪れるのには理由があります。先ずはアララト山、空気が澄んだ朝が一番見えやすい事。空気が澱んでしまう夏場だから尚更です。二つ目はアララト山を背景に修道院を写すアングルが午前中に順光となる事。そして三つ目は修道院には由緒ある地下室があるのですが、そこは一本の梯子しか無く、9時以降になると、人気がある修道院なので、ツアーなどの観光客でごった返し、一本しかない梯子の登り降りで大変な事になってしまうからです。
さて、アララト山が見れるかどうか?つい心配で車窓からアララト山方面を凝視してしまいます。 -
修道院の手前に車を停めて貰い、夢中になって写真を写しました。あっちが良いか?それともこっちか?道から外れて草地に入って…。車に戻ればドライバーのスタッフさん曰く
「草地は危ないよ!蛇出るもん!」
「それ早く言って!」と私
「あんまりに夢中だったから(苦笑)」
アルメニアには毒蛇出るのでしょうか? -
修道院の背後の丘から修道院を眺めました。
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ホルヴィラップ修道院からアララト山を眺めました。これでアララト山も見納めです。これ以降、アララト山の勇姿は淀んでいく大気に飲み込まれ、どうPhotoshopで足掻いても、見えなくなってしまいます。
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ホルヴィラップ修道院のハチュカルです。
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修道院の内部です。
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別棟の片隅の小さな穴に梯子が架けられ、観光客が吸い込まれて行きます。いったい何があるのでしょう?
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この地下室は、キリスト教を広めようとした罪で、聖グレゴリウスがアルメニアの王、トゥルダット3世に13年もの間幽閉されていた地下牢です。
このトゥルダット3世こそ、先に紹介したリプシメにフラれたばっかりに彼女を殺してしまった、アルメニアの王です。
しかし彼女を殺害後、体調不良に陥った彼は、先にキリスト教に帰依していた妹の奨めでグレゴリウスを釈放しました。するとどうでしょう!彼の体調はみるみるうちに快方に向かい、彼はキリスト教を国教に定めました。
こうして自由の身となり、アルメニアにキリスト教を伝えたグレゴリウスはエチミアジン大聖堂の原形となる教会を建てる事となります。そして、彼が幽閉されていたこの地には、深い穴を意味するホルヴィラップ修道院が後に建てられたのです。 -
地下牢にあった、とても味わい深い十字架。
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此処で一旦ホステルに戻って、スタッフがリリーフへと交代です。リリーフは、このツアーを直接申し込んだ朗らかなスタッフでした。
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ガルニ神殿の一歩手前で写真ストップ。乾いた大平原を眺めました。展望台には説明が書かれたボードが添えられていたので某かの謂れがある場所なのかもしれません。ボードの解説を写真に納めましたが、鋭意翻訳中です(苦笑)
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ガルニ神殿です。地中海沿岸に点在するヘレニズム様式の神殿に比べれば、小振りな部類ですし、再建された遺跡でもありますが、キリスト教をいち早く取り入れたアルメニアで唯一残るヘレニズム建築として貴重な遺産です。
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ガルニ神殿内部から外界を臨みました。
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ガルニ神殿周囲の景観は神殿を食ってしまう程素晴らしいものでした。だからこそ古代の人は、此処に神殿を築いたのでしょう。
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宿のスタッフ兼ドライバーさんに奨められ、これだけ旅をしていて初めてチュルチ・ヘラを買いました。ジョージア発祥のオヤツで、胡桃やナッツを飴でくるんで棒状にしたものです。私は見た目が臓物(腸)っぽく感じて食わず嫌いしていました(笑)食べたら美味しいし、小腹も膨れるので街歩き中に小腹が空いた時に食べながら歩くのも良いなと思いました。もっと早くに食べておくべきでした。何事も食わず嫌いは損しますね!
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ガルニ神殿から程近い、岩山に周囲を囲まれた谷にゲガルド修道院がありました。
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ゲガルド修道院です。背後の岩山に寄り添う様に建てられています。ゲガルドとは槍の意味、槍と聞いてピンときた方もいるかもしれません。そうです、エチミアジンの宝物館で見たロンギヌスの槍、それは元々この修道院で発見され納められていたのだそうです。だからこの修道院はゲガルド修道院と呼ばれる様になったのです。
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ゲガルド修道院内部です。ひとつひとつ積み上げられた石の黒ずみに歴史の重みを感じます。修道院内部は、建物内だけでは無く、隣接した岩山を堀抜いた洞窟とも繋がっています。
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ゲガルド修道院のドームには装飾が施されていますが、これはイスラーム建築のムカルナスと言う装飾の影響を受けていると言われます。
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此方はイラン・エスファハーンのイマーム広場、イマーム・モスクに施されたムカルナスです。
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暗い聖堂内に蝋燭の灯りがひときわ目映く輝きます。
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時の流れを感じさせる十字架が彫られていました。
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ゲガルド修道院のハチュカルです。
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修道院は元々岩をくりぬいた岩窟でした。その部分は今も残っており、聖歌の反響がとても良いそうです。
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ゲガルド修道院を後にしてセヴァン湖に向かいました。道の脇には時折浮き輪を売る屋台が並んでいます。リゾート地の雰囲気が漂います。
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セヴァン湖はコーカサスで一番大きい湖で、高原に位置する湖としては世界最大級だと言います。
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昔は修道院が建っていた場所は人里から隔離された湖に浮かぶ孤島だったそうです。聖職者達が俗世を捨てて暮らしていたのでしょう。嘗ては様々な宗教施設の複合体だった様ですが、現在では二つの教会が残るのみです。
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しかし、ソビエト時代の乱開発により湖面が下がり、修道院の建つ島は陸続きになってしまいました。
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環境破壊は心配ですが、旅人としては陸続きになって良かったかもしれません。島だと船賃とか色々と厄介そうな事が増えますから(苦笑)
それにしても空の青、湖の青、雲の白そして教会。美しく長閑な風景に思わず長居してしまいました。 -
ハチュカルが並んでいます。
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修道院内部です。
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セヴァン修道院周辺は海抜が高く、エレバンよりずっと涼しいので、エレバンっ子の格好の避暑地となっています。
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海の家ならぬ湖の家みたいなものが連なって、訪れた人が思い思いの時を過ごしていました。
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湖畔から二つの教会を見上げました。
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セヴァン湖でツアーは終了だったのですが、時間的に未だ余裕があったので、スタッフさんに奨められて近くのツァグカゾールと言う街迄足を伸ばしました。ツァグカゾールは有名な別荘地だそうで、外資系の超高級ホテルも進出しています。
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ツァグカゾールではケチャリス修道院を訪れました。ケチャリスとはツァグカゾールの昔の名です。二つの大きな聖堂に挟まれて、小さな聖堂が建っています。
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ハチュカルとケチャリス修道院。
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修道院の内部です。
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ツァグカゾールは冬になればスキー場としても有名な場所だそうです。夏場もゴンドラは営業しており、雄大な風景を楽しむ事が出来ました。アルメニアの旅は、世界で初めてキリスト教が国教とされた国だけあって、修道院巡りが主体となりますが、断崖絶壁の上に建つタテヴ修道院、アルメニアの心の拠り所アララト山を背後に臨むホルヴィラップ修道院、岩山をくりぬいて造られたゲガルド修道院、高原の湖畔に佇むセヴァン修道院と、どれも絵になる背景と共にあり、飽きる事の無い旅となりました目の前の雄大な風景に大声でありがとう!と叫びたかったです。
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楽しかったツアーも終了しエレバンに戻って来ました。コーカサス三国は、どの国もユーモアたっぷりの銅像が此処彼処で見られましたが、エレバンは飛び抜けてかっ飛んでいました。
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どうしてこうなっちゃうのでしょう?
アルメニアの人はグラマー思考なのでしょうか? -
最後に再びカスケードに訪れエレバンを一望しました。エレバン到着の晩と今日の朝晩、三度訪れ、いずれもエスカレーターの時間外でした(泣)
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共和国広場は日も暮れてライトアップが始まりました。
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最後の晩餐は、ナゴルノ・カラバフでお世話になった、激安ピザチェーンのタシール・ピザへ行きました。なんとタシール・ピザには寿司もあるのです。何故もうすぐ日本に帰国し、好きなだけ寿司が食べられるのに、寿司なのか?それは、絶対此処でしか食べられないだろう具を発見したからです。握りに見せかけて実は巻き寿司と言う創作寿司。乗っているのはサーモン、海老に鰻とオーソドックスなのですが、巻いてある中身になんとクリームチーズ!それでピザとチーズ繋がりと言う事でしょうか?コーカサスは何処を旅しても牛が付き物、まるでチーズが主食だ!と言わんばかりに乳製品を食べるお国柄です。でもそれにしてもピザと寿司は妙な組み合わせです。しかもチーズの入った寿司。私は滅多に海外で寿司を食べませんが、海外ではチーズ入り寿司は良くある事なのでしょうか?私にとっては、ある意味マチュピチュでハムスターの丸焼きを食べた時より、スペインのグラナダで豚の脳と○玉のトルティーヤを食べた時よりも緊張しています。
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海老、鰻、サーモン、確かにそれらの味がします。そしてシャリ、海外ならこんなものでしょう。…そして遂にチーズ。…チーズのコクが香りが、海老も鰻もサーモンも全てを飲み込んでいってしまいました。そしてチーズとシャリの微妙過ぎるハーモニー!好き嫌いが全く無く、何でも食べてしまう私でしたが、完敗しました(泣)
でも完食しましたよ。
最後の晩餐に完敗して呆然自失でホステルへと戻る私でした。 -
アルメニア風チーズ入り寿司に衝撃を受け、宿にフラフラと戻る途中共和国広場に差し掛かると、物凄い人だかりに遭遇しました。大音響と共にライトアップされた噴水が音に合わせて踊る噴水の音と光のショーでした。
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毎晩行われるのか、定期的なものなのか、それとも今夜は特別なのかは知りませんが、勝手な解釈で、私のコーカサス最後の晩を演出してくれているんだと決め込みました。白鳥の湖に合わせて、噴水が一際美しく舞い上がりました。
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深夜3時の出発なんて、時間を持て余すなぁと思っていましたが、噴水ショー等もあったので、もう少しユックリさせてと言う程でした。空港線シャトルを頼んでおいたら、此方もゲストハウスのスタッフさんが空港まで送ってくれました。今日丸一日お世話になってしまいました。感謝です。
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飛行機が離陸しました。コーカサス、旅を決めた時は漠然としたイメージしか無く、情報も少なく、不安も多々あった旅先でした。しかし訪れて見て、これ程観光資源に溢れた旅先だとは思ってもいませんでした。さほど広くない地域に様々な文化が入り乱れ、濃厚な歴史に彩られ、そして美し過ぎる大自然、咲き乱れる花と動物達。素晴らしい旅となりました。
一人旅は寂しくないかい?と良く聞かれます。だけど、いつもそうですが、決して一人では旅は成り立ちません。いつだってそこに暮らす人々や、働いている人々、旅先で出逢った旅人達、そうした人々に支えられ、助けられ、私の旅が成り立っています。決して独りではありません。今回は水害に遭いジョージアの国境警備隊に救出されると言う一幕もありました。私の旅を支えてくれた全ての人々に感謝したいと思います。
そして最後までご覧になってくださり、ありがとうございました。
だけど、旅は未だ終わっていません。次はトランジットのドーハを訪れます。
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