初めての四国旅行はピンポイント　（４）仁淀ブルーを垣間見た「にこ淵」

2017/07/22 - 2017/07/23

これまで四国には子供の頃に徳島の親戚の家に訪れたのと、社会人になって松山に出張で行ったことしかなく、縁の薄い土地でした。が、フォートラメイトの方々の旅行記を見て俄然行ってみたくなり、春先からその機会をうかがっていました。

３月に予定していた大塚美術館と直島の旅は母の骨折というアクシデントで流れてしまったものの、今回祖谷のかずら橋と高知のモネの庭、にこ淵をめぐる旅が実現！
１泊２日のショートトリップ、しかもピンポイントの旅でしたが、深緑と草花、そして美しい山と川に癒されてきました。


１日目　東京（羽田）→高松
　　　　高松空港～脇町うだつの町並み～奥祖谷（二重かずら橋）～
　　　　祖谷渓谷～大歩危～高知黒潮ホテル

２日目　高知黒潮ホテル～北川村「モネの庭」～にこ淵～高松空港
　　　　高松→東京（羽田）

いつものごとく旦那サンと二人で大量の写真を撮ってきたので、旅行記は場所ごとに細かく分けてアップします。
「モネの庭」のあとは仁淀ブルーを目指してのひたすらドライブ。旅の最後の目的地「にこ淵」と無事ご対面となりましたが、なかなかハードな道のりでした。

なお、今回の旅のきっかけを作ってくれたのはお二人の旅行記。ひろさん、旅人隊長さん、ありがとうございました（＾＾）
★ひろさん（祖谷）
http://4travel.jp/travelogue/11130306
★旅人隊長さん　（にこ淵・モネの庭）
http://4travel.jp/travelogue/11253386

エリア いの町・土佐町(高知)

• 旅行の満足度: 4.0

「モネの庭」を満喫したあとは、旅の再度の目的地、仁淀川、そして「にこ淵」を目指して車を走らせます。

土佐くろしお鉄道のごめん・はなり線と並行して海沿いを走る55号線は車窓からの風景も抜群！　今回史跡には全く触れない旅でしたが、近隣には中岡慎太郎や岩崎弥太郎に関する資料館などもありました。

また高知といえば桂浜や竜馬ゆかりの地を訪れる人も多いと思いますがそれも今回はスルー。とにかくピンポイントで「にこ淵」のあるいの町へ。

午前中のお天気とはうって変わって雲に覆われた空が気になります。

四万十川、吉野川と並ぶ四国三大河川の ひとつ、仁淀川。

四万十川があまりにも有名ですが、仁淀川も透明度が高く独特の青色をした流れが「仁淀ブルー」として人気です。

平成２４年、２５年には全国1級河川平均水質ランキング で1位にもなっているそうで、この日も釣りを楽しむ人、河原でキャンプをする人

カヌーや川遊びをする人の姿がたくさん見られました。

そんな仁淀川水系の源流部に 仁淀ブルーを実感できる絶景の滝壺「にこ淵」があります。ここ数年テレビやSNSで紹介されているので行き方はネットで調べるとすぐに出てきます。

夏休みに入ったばかりの週末、訪れる人がけっこういるかも・・・という不安は的中。国道から細い山道に入って少し進んだところに「にこ淵」の案内板と車7、8台が停められる駐車スペースがあるのですが、車はそこにおさまりきれず、路上駐車もちらほら。駐車するのに少し待ちました。

また、にこ淵までは急な階段と傾斜のきつい山道を鎖をつたって降りて行くのですが、人ひとりしか通れないため、降りる人と登ってくる人がいれば、どちらかが待たなければなりません。この日は雨も降ったようで道はぬかるんで滑り、女性や子供にはけっこうハード。往復するのにも時間を要しました。

鎖をつたって降りるので軍手があるとよいーとの情報がネットにあったので用意していったのですが大正解！　泥だらけにもなるので本当に助かりました。

鎖やぬかるんだ道でドロドロになりながら降りて行くと。。。

お～っ！見えてきた！！　

これが来てみたかった「にこ淵」です！

陽の光の加減で見え方が変わるため、晴れた日の正午前後が最も美しいと言われていますが、この時は雨がやんだばかり。

まぁ、お天気ばかりはどうしようもないですね。。。

それでもどこか神秘的で美しい。

滝はそれほど大きくなく、まわりはゴツゴツした岩に囲まれています。

水は青というよりエメラルドグリーンに近いカンジ。クッシーたちが訪れた時期は川の中で藻が育つのでグリーンに近くなるそうです。

仁淀ブルーがより美しく見えるのは8月～1月だそうですよ。
（新堂ジンさんのブログより：http://sindowjin.com/archives/1301）

でも岸に近い場所の水はけっこう青い！

これまでに北海道の「青い池」や「神の子池」、青森の「十二湖」など、いくつかのブルーの池を見てきましたが、それぞれに良さがありますね。

今は自然の中にそのままの形である「にこ淵」ですが、「青い池」の周りがどんどん整備され観光地化していったように、ここも変わっていくのでしょうか。

いの町のHPや現地の案内板には『にこ淵は水神の化身とされる大蛇が棲む所とされ、地元の方は近寄らない神聖な場所です。マナーを守り、静かにご覧ください。また、入水、飲食、トイレなどはご遠慮ください』とありましたが、先日もここで泳いだりバーベキューをした人たちがいたそうです。
観光客のマナーの悪さ、各地で問題になっていますがなかなか改善されず残念です。ここも立入禁止にならないと良いのですが。

奥祖谷、モネの庭、にこ淵と目的だった場所を廻り、高松空港に戻ってきました。

高松空港、近未来的でなかなか斬新な建物です。

今回、高松空港に降り立ちながら香川県の観光は全くしていないので、次回はぜひ香川をゆっくり見てみたいと思います。

高松空港名物「蛇口から出るうどんダシ」　

空港周辺のうどん屋さんはみな営業が終わっていたので、せめてダシだけでもと思ったのですが、こちらも17時で終わっていました。残念！

2日間の走行距離は570キロ！
いつもながら一人で運転してくれた旦那サンに感謝！ビールでねぎらいます。

空港内にあるカフェはチーズケーキとラテアートもウリのようでした。

空港から見えた夕日

2日間の駆け足旅行もそろそろ終わりです。
初めての四国観光はピンポイントでしたが、楽しかった～！！
また近いうちに戻ってくるぞ～（＾＾）