2017/07/14 - 2017/07/18
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菊花さん
友人Mとのロシア旅行5日目(サンクトペテルブルク5日目)は、エルミタージュ美術館本館の先日見なかった残り半分とエルミタージュ美術館新館など美術館を中心にうろうろ。
5日目:地の上の救世主教会、エルミタージュ美術館、エルミタージュ美術館新館、クンストカメラ、夕食後、23:20サンクトペテルブルク(ラドシスキー駅)発~ペトロザボーツク行き寝台列車。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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★5日目
7時起床。天気予報アプリで今日の天気を確認したら、現在の気温が14度で最高気温は18度、午後は降水確率50%とのこと。
むむむ。美術館中心に活動する予定とはいえ、移動のタイミングで雨に降られるのは嫌だな。 -
ホテル(ネフスキー・グランド)で朝食ブッフェ。
何度食べても菓子パン類やジャムが自分には甘すぎるのだが、サラダ類が美味しいのは嬉しい。 -
今日はホテルをチェックアウトする日なので、荷物整理に時間をかけ、10時にホテルを出る。
でもこの時は荷物はまだ部屋に置いたまま。もしかしたら午前中に買い物するかもだし、チェックアウトは12時までにすれば良いし。ネフスキー グランド ホテル
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やって来たのはこちら、血の上の救世主教会。
一般公開は10時半からなので、まだ一般には門は開いておらず、チケット売り場も開いてない。とりあえず窓口前に並ぶ。
一般公開の前は信者の方が礼拝をしているようで、それらしい方々がパラパラと帰ってゆかれる。
そして、一般公開用にチケットチェック用の門が設置される。
そんな様子を眺めつつ30分ほど過ごし、10時半過ぎに無事チケットを入手。 -
当日券を買った順番的には割と早い方だったのだけれど、当然のように団体ツアー様が何組もいらして、教会の中は大混雑。
けれど、その人混みに負けない圧倒的なモザイクの壁画。 -
自分はキリスト教に関する知識が貧困なので、キリスト教の聖人なんて誰が誰やらさっぱりわからないのだが、これだけぎっしりと聖人や天使らが描かれ
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イチオシ
更には天からの光が鳩を伴って聖母マリア(?)を射抜いているのを見ると、圧倒されて口がポカンと開いてしまう。
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それにしても。隙間があってはイケナイのだろうか。隙間が怖いのだろうか?
しかも、これらをモザイク画で表現するとは。 -
イチオシ
内部があれだけみっしりと装飾されていたのだから、そりゃあ外装だってみっしりと装飾されるはずだよな。
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そして、このびっしり埋め尽くす装飾と玉ねぎのカーブは、イスラムとの関連性を思わずにはいられない。
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教会内部を30分ほど堪能して、外に出たのが11時過ぎ。
血の上の救世主教会の前には土産物の屋台が軒を連ねていた。 -
ミハイロフスキー劇場、現在外装工事中。
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火曜日のため、ロシア美術館は休館。
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プーシキンさん、こんにちは。
それにしても、銅像って必ず鳩が止まってるよな。 -
運河巡りの遊覧船が出るぞ~。
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11時半前にホテル(ネフスキー・グランド)に戻り、荷物の最終チェックをしてから4泊した宿をチェックアウト。
勿論、キャリーはホテルで預かってもらう。 -
で、エルミタージュ美術館の残り半分を見に行こうとホテルを出たわけだが、あと一歩というところで豪雨。
折りたたみの傘は持っているけれど、たとえ目と鼻の先でもこの傘でこの雨の中を歩きたくない、という雨量。
みなさん旧参謀本部の屋根の下で雨宿り。
「あと10分早くホテルを出てたら降られなかったんだが」
「あの雲がどいたら雨が上がりそうなんだけどね」 -
10分か15分くらい雨宿りしていたら雲がどいて雨粒もまばらになったので、「今だ!」と美術館へ。
エルミタージュ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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イチオシ
先日見なかった(=足が疲れて見られなかった)残り半分の部屋を廻ろうというわけで、館内図を頼りに歩いていく。
こんなに大きな皿って何に使うんだろう?と庶民は考えてしまう。 -
素朴画?
下手ウマ? -
平手打ちを食らわせる女
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頭に手首を乗せた女
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八角形のモザイク
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有名な孔雀のカラクリ時計にはなんとか近づいて見ることができたけれど、これでもか!という人の山で好きな角度から好きなだけ見るのは不可能。
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こちらの部屋では、ダ・ヴィンチ「リッタの聖母」をカメラに収めようと大勢の観光客が押し合いへし合い。
とてもじゃないけれど美術鑑賞できる状況ではない。 -
有名作品の展示されている部屋は団体ツアー様がほぼ必ずいるので満員御礼・大混雑なのだけれど、建物の天井が高いので息苦しさだけはなんとか免れている印象。
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すいている部屋なら好き放題・見放題じゃないか!ってことになるんだが、それは体力と集中力が保てば、ってコトになる。
で、気力体力が充実していても、とにかく館内のあらゆる場所が凝りまくってるので、一つ一つを丁寧に見ていたらとてもじゃないが前に進めなくなる罠。 -
レンブラント「放蕩息子の帰還」は、作品そのものが大きめなので、遠くからでも作品を見られる状況だったのはありがたい。
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縁に、つかまる。
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何気なく展示された花瓶に近寄ってみたらその装飾がなんだかいい感じだった時など、大量の作品の中から、ふと目に止まるモノが見つかった瞬間が楽しい。
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ふくよかな方々が描かれた作品を鑑賞する、ふくよかな男性
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エルミタージュ美術館の展示室の中でも異色の存在だったグロテスク系静物画と動物画の部屋
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甲冑ってどう考えても重たくて、あんなものを着て動くとか信じられん。
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イチオシ
「マジかよ!エルミタージュ美術館、広すぎだろ!」
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「疲れちゃったワ」足裏モミモミ
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と、いうわけで、2日に分けてエルミタージュ美術館の(多分)全ての部屋を見学。
外に出たのが14:40頃なので、2時間半くらい美術館内を歩き回っていたことになる。 -
歩き疲れて足が棒だし、そろそろ食事でもってことで、美術館近くのカフェで食事。
セルフサービスで食べたいものを指差しで注文すればいいので簡単。
野菜炒め、ピラフ、紅茶で一人250ルーブル(約500円)だったと思う。 -
お腹も満たされ、足も少し休めることができたので、今度はエルミタージュ美術館の新館へ。
エルミタージュの2日券でここも見られる。 -
天井から燦々と光が差し込む大階段が印象的なエルミタージュ美術館新館は、本館に比べると(当然のことだが)圧倒的に建物の部屋割りが分かりやすい。
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部屋がシンプルで見学者も(本館に比べると)断然少なめなので、作品とは向き合いやすいかも。
ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像(立像)」は、なんか見覚えあって、この5年くらいで来日していたと思うのだが、思い出せない -
マチス「音楽」「ダンス」・・・なのだが、「音楽」の体育座りする3人が気になる
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こ・・・これは・・・?!
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今まさに天に召される女
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新館にもキラキラした部屋や、キラキラした装飾品はある。
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あ。目の下のクマ
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現代アートも、ある。
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そんなこんなで1時間半の駆け足てエルミタージュ美術館新館を見て回って、まだ17時前だから!と次の博物館へ行こうとネヴァ川の橋のたもとまで来たら、これまた雨ですよ。
ゲリラ豪雨というかスコールというか。 -
なかばヤケクソで宮殿橋を渡り、クンストカメラに着いたのは17:10。
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なんとか雨も止んで来て、でも切符を買う列は長く、チケットを手に入れるまで20分くらいは外で並んだ。
「ズドラーストビッチェ!(Vサインをしながら)2、アダルト、パジャルースタ!」 -
クンストカメラの正式名称は「ピョートル大帝記念人類学・民族学博物館」なのだが、どこまでちゃんと分類・考証された展示なのか実に怪しい。
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「このポーズは!!」
「・・・中二病」 -
「胸紐はもっとゆったり結ぶんだが」
「しかも大紋がポンチョ状態だ・・・裾は袴の中に入れないと」
「それに、この格好の場合は帽子は必須だよな」
「写真とか見ればわかるのに、なんでちゃんと確認してないんだ」
日本関連の展示については友人Mとツッコミ入れまくり。 -
まぁ、ピョートル大帝の個人趣味のコレクションが元々だということなんで、学術的あれこれを言ってはイカンのだろう。
で、これ、何? -
ゲテモノ筆頭コーナーはこちら。
よくぞまぁ集めたものだと心底感心はしたが、写真に撮る気にはなれなかった。 -
博物館だと思うと「???」な展示ではあるけれど、見世物小屋だと思えば十分満足できる内容。
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約1時間で見学して、閉館15分前の18:45頃に外に出ると、なんだかそこは完全に裏口で、しかしながらこんな石像とベンチが円を描いていた。
何処までも突き抜けてるな、クンストカメラ。 -
ちなみに。クンストカメラは写真の緑の建物なのだけれど、入り口はネヴァ川には面しておらず、写真奥の(見えていない)角を曲がった所にあるので注意。
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宮殿橋を渡ってエルミタージュ美術館側に戻り、夕食の店を探してうろうろ
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屋根のあるテラス席がなんとなく目に止まり、英語メニューもあったので、入ってみたレストラン。
マッシュルーム、ふんわりとしているけれど弾力があって、噛むと甘みがにじみ出て、単に炙っただけなのに美味い! -
肉厚サーモンも、良いですなぁ。
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20時半頃、朝も見た血の上の救世主教会を再び。
それにしても空が明るい。 -
カメラの望遠機能を使って初めて分かった。
金の玉ねぎの下には文字が書かれていたのか。 -
21時頃ホテル(ネフスキー・グランド)に戻って預けていた荷物をピックアップ。
この日は外を歩くタイミングのピンポイントで雨に降られていたけれど、ホテルから駅までは雨に降られずに済んだ。
今夜は寝台列車に乗ってペトロザボーツクに行くので、その寝台列車の出発駅であるラドーガ駅(メトロ4号線ラドーシスカヤ駅)に向かうよ。
まず、ホテル最寄の3号線(緑ライン)ゴスチーヌイ・ドヴォール駅から -
プローシャチ・アレクサンドラ・ネフスコヴォ駅へ。
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キリル文字が読めなくても、路線番号と色が分かっていれば目的のホームに行ける。
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4号線(橙色ライン)ラドーシスカヤ駅で降りて、恐ろしく深くて早いエスカレーターに乗り、「鉄道あっち」の矢印に従って進むといきなり保安検査があって
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そのまま道なりに(というか通路なりに)進んだらそこが国鉄ラドーガ駅だった。
ちなみにこの時点でまだ21:40。
寝台列車は23:20発なので、30分前の22:50にホームに行くにしてもまだ1時間ある。
今日はよく歩いたし、ここはベンチを見つけて座るでしょ!ってことで隅の方にあったベンチを確保してグダグダと過ごす。 -
列車番号:12
行き先:ペトロザボーツク
出発時刻:23:20
ホーム:3番線
車両:11両編成
ちなみに。この寝台列車のチケットはネットから購入できる。
が、何しろ旅行前のそういった下準備期間と自分の仕事のピークが完全に重なってしまったので、今回は飛行機・ホテル・寝台列車はロシアに強い旅行会社に手配してもらった。 -
23時前、ペトロザボーツク行きの電光掲示が出ていたのでホームに行くと、車両毎に乗務員がいた。
自分の車両の乗り口まで行って、乗務員にパスポートを渡すと(この時バウチャーは不要)手元の機械で乗客情報を照合、じゃあどうぞ、ってんで席(というかベッドというか部屋)の番号を言ってくれた、の、だと思う・・・ロシア語だったので全く分からなかったが。
なので、そこは自分のバウチャーを見て席(というかベッド)を見つけるしかない。 -
2等(1室4ベッド)は男女混合でカーテンも無し。
狭いなりに収納スペースはあり(キャリーは下のベッドの中に入れる)工夫されてるなぁと思う。
よく歩いて疲れていたし、この状態では他にやることもないし、列車のガタゴトした揺れが心地よいしで、発車して30分もしないうちに寝たと思う。
ちなみに同室の上段だったサラリーマンらしきおじさんは、寝台列車にクッキーと牛乳?を持ち込んで就寝前にモグモグしていた。
明日は、ペトロザボーツク(キジ島)だよ。
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