2017/07/14 - 2017/07/18
886位(同エリア1810件中)
菊花さん
友人Mとのロシア旅行4日目(サンクトペテルブルク4日目)はちょっと遠出。
自力でツァールスコエ・セロの2つの公園を散策したのち、市内に戻り、夜は跳ね橋が開くのを見物。
4日目:メトロ2号クプチノ駅~マルシルートカでツァールスコエ・セロ、博物館、エカテリーナ公園(エカテリーナ宮殿の見学は無し)、アレクサンダー公園、マルシルートカ~メトロ2号モスコフスカヤ駅~ネフスキー・プロスペクト駅、中央郵便局、イサク聖堂、跳ね橋、サンクトペテルブルク泊
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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★4日目
7時起床。外は雨。
アプリの天気予報によると天気はぐずつき、最高気温も17度止まりらしい。
ちょっとテンション下がる。 -
ホテル(ネフスキー・グランド)1階のカフェで朝食ビュッフェ。
ビーツのサラダが好きだ。 -
そういえば、これ、昨晩ホテル最寄のスーパーマーケットで買った紅茶とスモモ。
ホテルには廊下の突き当たりに「アクアク◎ラ」みたいなのがあって、お水とお湯を自由に取れた。だったらティーパックを買えば好きに紅茶とか飲めるよね、ってことでスーパーマーケットに行ったわけだけど・・・
それらしいコーナーでそれらしい箱を見つけ、ティーパックの絵が描かれているし、色的にも紅茶っぽいが、чай(紅茶)の文字が見つけられず。
「これ、紅茶だよね?」
「こっちのもソレっぽいね」
「どっちがいいかな?値段は同じ??」
などと友人Mとティーパックの箱を持って悩んでいたら、それを見かけたロシア人男性がスッと寄って来て「ほら」とばかりに渡してくれたのが、金閣寺みたいな建物が描かれた緑茶のティーパックの箱。
アジア人(=緑茶好き)がキリル文字を読めずに苦労していると察して、助けてくれたのだろう。我らが求めていたのは紅茶なので彼の推薦したモノは希望とは違ったのだけれど、ロシア人は何気に親切だなと思った瞬間だった。 -
9時過ぎ、天気はどんよりしているけれど、今日のお散歩開始。
まずはホテル最寄のメトロ2号線(青ライン)ネフスキー・プロスペクト駅。 -
メトロ専用硬貨ジェトン(45ルーブル)を買って、さあ、メトロに乗りますよ。
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噂には聞いていたけれど、メトロのエスカレーターは速くて深かった。
ってかあれだけ深いのだから、確かにあの速さでないとホームに着くまでにイライラするかもね。
右側が立つ人で左側を空けるルールなので(ってまぁ左側をこの距離歩いて登る人はほぼ皆無なわけだけれど)そこは東京とは逆。 -
「某歩き方」には2号線(青ライン)モスコフスカヤ駅からマルシルートカに乗る行き方が紹介されていたけれど、
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ネットで旅行記を色々見ていたら、同じく2号線の終点クプチノ駅からもマルシルートカが出ており、駅前のバス停案内に英語表記もあって分かりやすいとの情報。
ってことで、クプチノ駅で降りてみた。
「バスあっち」の矢印に従って駅のドアを出たら、いきなりバス(マルシルートカ)が列をなしており、その中で「K286 TSARSKOYE SELO(ツァールスコエ・セロー)」と激しく主張する看板あり。
「あ!これだね」
「エカテリーナ宮殿って書いてあるね」
などと言っていたら、マルシルートカの案内人(?)に「エカテリーナ・パレス!エカテリーナ・パレス!」と誘導された。
私「Go to ツァールスコエ・セロ?」
案内人「YES. 40ルーブル」 -
料金は先払いで、運転手に払う。
私「40ルーブル?」
運転手「(無言で頷く)」
私が二人分だよと仕草をしつつ100ルーブルを運転手に渡すと、運ちゃんは運転席の横ずらりと並べてあったにはお釣り用の小銭から20ルーブルを渡してくれた。
機械精算ではなくて、手計算・手渡しなのが、なんとも庶民の乗り物っぽいというか、機械を信用してないというか。
10時頃、マルシルートカはほぼ満席状態でクプチノ駅前を出発。 -
30分ほどマルシルートカに揺られ、10時半にエカテリーナ宮殿最寄のバス停着。
運転手はちゃんと「エカテリーナ・パレス!」と言ってくれて、乗客の半分くらいがここで下車。 -
お、見えた。あれだ、あれだ。
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で。ここでツァールスコエ・セロ公式サイトから事前購入したチケットを確認したら、エカテリーナ宮殿の入場券を買ったつもりが、公立博物館(State Museum)の入場券を買っていたことが判明。
ってわけで、エカテリーナ宮殿がある公園に入る前に、博物館で展示を見ます。 -
この博物館では馬車とソリを展示していて、親切な係員がスマホの翻訳アプリを駆使して説明してくれた。
個人的に大変興味深かったのがこちらの「おまる」付き馬車。移動中に生理的欲求に耐えられなくなったけど、下車してスッキリするわけにはいかない場合に利用するのだと思われる。 -
豪華な馬車なんて映画の中でしか見たことがなかったので、こうやってじっくりと間近で見て、凝りに凝った細工に感心する。
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公園の入場券を買って中に入ったのが11:15頃。
カッサ(チケット売り場)の窓口は5個くらいあって、掲示されている料金表に公園の入場券については書かれているど、エカテリーナ宮殿の入場券に関することは全く書かれていなくて「???」 -
エカテリーナ宮殿前は既に行列が出来ていたけれど、状況が不明だし、そもそもチケット持ってないんでスルー。
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綺麗な花壇があった。
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日本で言うところの春~夏にかけての花が咲いていて、花のシーズン的な意味でベストだった印象。
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曇り空で今にも雨粒が落ちて来そうだけど、エカテリーナ公園をまわってみよう。
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大きな池に面して建てられた水色と白の建物がグロット。
入り口がめちゃくちゃ混んでいて中に入れる気配がなかったので、外観だけで。 -
池の周囲を時計回りに行くよ、って思ってたら、雨が降り出した。しかも傘が必要なレベル。でも、負けずに傘をさして歩く。
この建物はアドミラル。舟遊びのためのモノを収納するなどしていたらしい。現在はインフォメーションとレストランとして使われてる。 -
池越しにグロット。
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ロシアでいきなりモスク?!と思ったら、ロシア・トルコ戦争を記念して作られたトルコ風呂という名の建物らしい。
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ここにも綺麗な花壇が。
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池のモニュメント。
エルミタージュ美術館横の宮殿橋のたもとにあるロストラの燈台柱もそうだけれど、ロシアでは柱に船を突き刺すのがお約束なのか? -
パンフレットの地図に「ピラミッド」と書かれていたので見に行ったら・・・うん、まぁ、そうだね。
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大きめの橋や
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小さな橋を渡る。
えっと、浮き草が多すぎやしませんかね。カルガモが泳いだ後は、そこだけモーゼのように水面の浮き草が割れてる。 -
いまいちセンスについて行けない。
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リスがいたよ。かなり人に慣れてるみたいで、我らの足元近くに来てちょろちょろしてた。
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イチオシ
可愛いなぁ、リス。
尻尾、大きいなぁ。 -
なんちゃって中華風。
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「あら、くすぐったいわ。うふふふふ」
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エカテリーナ公園、ご家族でお散歩に来ている方、随分と見かけた。
有料(120ルーブル)だけどお手軽料金だし、エカテリーナ宮殿に近づかなければ人混みも無いし、ゆっくりお散歩には最適だと思う。 -
13時過ぎ、宮殿脇まで戻って来たよ。
ちなみに、ここにおトイレあります。20ルーブルだったかな。有料なので綺麗。
綺麗と言っても日本の百貨店のトイレをイメージしてはだめ。日本基準で言えば、駅の綺麗な公衆便所、ってところ。利用を躊躇する理由は無い。 -
さて、この後どうする?でも、とりあえず食事、ってことで、売店でパンと緑茶を入手。
私「ズドラーストビッチェ!(指差しで)これと、ティー、パジャルースタ」
店員「Z#&B>@Q※」
私「???」
店員「Z#&B>@Q※」
私「I am not Chinese. Please speak English」
店員「Sorry. ***ルーブル」
エカテリーナ宮殿を訪問している団体ツアーの半分は中国からのツアー?ってくらい、大勢の中国人観光客がいるわけで、そりゃあ売店のお兄さんも中国語で数字が言えるように勉強するだろうし、アジア人なら中国語で対応しとけば8割間違い無いんだろう、ってのが実感。 -
午後になって陽が出て来たよ。
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そんで、エカテリーナ宮殿見学者の行列は更に伸びていた。
無理。自分、仮にチケット持っていても、こんなの並んでられない。 -
イチオシ
じゃあ、ちょっとアレクサンダー公園の方へ、と歩き出したら、結婚式の人だーーーーー!
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別のカップルもいたーーーーーーー!
で、ですね。日本だと新郎のスーツは灰色系が多いと思うけれど、サンクトペテルブルクで見かけた新郎、さらにはサラリーマンは紺色スーツが多い。
紺ブレ好きの自分、密かにテンション上がる。 -
エカテリーナ宮殿の裏側(というか、本来の門はこっちなのだと思うが)に面したところから
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アレクサンダー公園に入れる。
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もしや、貴方は、湯婆婆(ゆばーば)?
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アレクサンダー宮殿、絶賛修復工事中。
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この白い塔、さほど大きくもなく単純な建物なのだけれど、なんだか写真を撮りたくなる味わいがあった。
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イチオシ
突然ですが。ロシアのカラスは白と黒。鳴き方は日本と同じく「カァー!」
動物行動学者コンラート・ローレンツによる名著「ソロモンの指環」に登場するニシコクマルガラスだと思う。 -
時折サイクリングの人たちとすれ違いながらこんな園路を進むと
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木の向こうに武器庫。週末限定とかで中が見られるみたい。
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馬車とすれ違った。
確かに馬車があれば移動が楽だな。
坂道は無いからまだマシだけれど、とにかく広いんだよね。 -
数は少ないけれど、アレクサンダー公園にも売店あります。
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中国劇場、らしいんだが、単なる廃墟だ。
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アレクサンダー公園を出て、最初の入り口に向かう途中にも有料トイレがあった。
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エカテリーナ宮殿には若干の心残りはあったけど、チケットが無いからしょうがない。
なんだかんだで既に15:45。 -
さて、帰りのバスはどこから?とバス停を目指して彷徨っていたら、乗車口脇の窓に大きく「メトロ・モスコフスカヤ」と書かれたバスが止まっていたので、これ幸いと乗り込む。
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30分ほどマルトルーシカに揺られて、16時半頃、メトロ2号線(青ライン)モスコフスカヤ駅着。
メトロ専用硬貨ジェトンを買ってメトロに乗るよ。 -
2号線ネフスキー・プロスペクト駅に着いたのが17時過ぎ。
地下からの上がり口がいくつかあったので適当に外に出たら、百貨店ゴスチーヌイ・ドヴォールの前だった。 -
聖キャサリーン・カトリック教会
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とても印象的なリュックの方を目撃したので激写しといた。
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建物の高さが揃っていると、やっぱり良いね。
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イサク聖堂の前を通過して
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やって来たのはサンクトペテルブルク中央郵便局。この右側の黄色い建物。
サンクトペテルブルク中央郵便局から日本へ絵葉書を出す by 菊花さん中央郵便局 散歩・街歩き
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建物の中に入ったはいいが、何処が切手を売っている窓口なのかがさっぱり分からない。
中央の円形コーナー前に警備員っぽいおじさんがいたので、記載済みの絵葉書を見せて、切手の箇所を指差しつつ「グジェ?(何処?)」と聞いたら、無言で円形コーナーを指差した。
で、円形コーナーの中に入ると窓口があって係員がいたので「ズドラーストビッチェ!スタンプ、ハポン、パジャルースタ!」(こんにちは!日本への切手をください、と、言っているつもり)ってんで絵葉書を渡す。
係員は枚数を数え、電卓で料金を示した。お金を払うと「この3種類をそれぞれ貼ってね」ってんでシール式の切手を渡されたので、作業テーブルでちまちま作業。 -
切手貼れたぞ。で、どれが郵便ポストだ?
またしても警備員っぽいおじさんに絵葉書をヒラヒラさせつつ「グジェ?」って聞いたら、今度は無言で青いポストを指差した。
をお、確かに落ち着いてキリル文字を読めば「郵便・ロシア」と書いてある。おじさん、スパシーバ!
そんなわけで、日本への絵葉書も無事投函。
ふと振り返ったら警備員のおじさんがサムズアップしてくれたので、こちらもスパシーバ!の気持ちを込めてサムズアップしといた。
(ちなみに、サンクトペテルブルク中央郵便局で投函されたこれら絵葉書は、14日~20日かけて日本各地の友人宅に届いたもよう。) -
さてお次は先ほど前を通過したイサク聖堂。
今にも雨が降りそうなので、早く切符を買わないと。
私「ズドラーストビッチェ!2チケット、パジャルースタ」
係員「(英語で)聖堂内とドームの展望台とどっちのチケット?」
私「(英語で)両方、お願いします」 -
はぁ。キラキラだね。
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イチオシ
一種の隙間恐怖症だと思う。
装飾によって内部を埋め尽くさないと不安になる、的な。 -
何故、顔が団扇なのか?
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続きまして、ドームの展望台。
エレベーターのような文明の利器は無いので、自分の足で頑張って登ります。本当に、マジで、かなり頑張って登る。 -
展望台はかなり景色が良い。雨が降ってると、風向きによっては雨粒が容赦なく吹き込むのが欠点だけど。
サンクトペテルブルクは基本的に高い建物がない(建物の高さが決まっている?)から、展望台の視界を塞ぐものがほとんどないんだよね。
こちら、マリインスキー劇場からの帰り道に通過した、マリインスキー宮殿前のロータリー方面の眺め。 -
手前の黄色い塔というかトンガリが旧海軍省、奥に見える黄色いトンガリがペトロパヴロフスク聖堂、右手の水色の建物がエルミタージュ美術館。
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イサク聖堂のすぐ横のデカプリスト広場。
花壇が綺麗だなと目線を奥にやると、雨の中、結婚式の記念撮影をするカップルが。
「今日って平日だけど、仕事帰りに記念撮影なのかな」
「雨だけど19時でこの明るさだから出来ることだよね。でも、雨だけどね」
「衣装とか諸々手配しちゃったから、やらざるを得ないんだよ」 -
大満足で下に降りてきたのが19時半なので、イサク聖堂には1時間滞在した計算に。
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そして今日も、雨樋からの水は容赦なくサンクトペテルブルクの歩道を濡らして流れ、水溜りを作る。
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夕食をとったのはカザン聖堂の近く、道路を封鎖して(!)建てられた仮設のテント・レストラン。
なんとなくイングランドの田舎町っぽい可愛らしいイメージの店内で、TV放送はサッカー(イングランドのクラブチーム同士の試合)だった。 -
スープ(ボルシチ、シー)やペリメニ(シベリア風水餃子)などを注文。
どれも美味しくて満足、満足。 -
夕食を終えて、ホテル(ネフスキー・グランド)に帰り着いたのが20:45頃。
シャワーを浴びたり荷物を軽く片付けたりした後に仮眠をとり、日付変わって0時半より再び行動開始。 -
勿論既に日は沈んでいるのだけれど、ネフスキー大通りは街灯とショウウィンドーの明かりのおかげで暗さを感じさせず。
人通りもそれなりにあるので、少なくとも大通りを歩いている範囲では夜だから怖いという感じはゼロ。 -
夜のエルミタージュ美術館を横切る。
雨上がりなので、広場の路面が濡れており、そこにライトアップの光が写り込んで綺麗。 -
目指すは宮殿橋。
白夜の季節はネヴァ川に架けられたいくつかの跳ね橋が夜中に開くので、それを見に行くよ。
13度ということでそこそこ寒く、皆さんかなりガッツリ着込んでます。中には毛布を羽織っている人も。 -
ほぼ最前列を確保。
ワクワク。 -
01:11頃、なんか盛大に交響曲が流れて、橋が動き出したあああああ!
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これはテンション上がる!
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開いた橋の路面を見る。圧巻。
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寒くなってきたので、温かいコーヒーでも飲もう。
「ズドラーストビッチェ!(料金表を指差しながら)カプチーノ、Mサイズ、パジャルースタ」 -
(かなり手ブレてるけど)01:26頃にはブラゴヴェシチェンスキー橋も開き出した。
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ここぞとばかりに背の高い船が宮殿橋を通過していく。
こんなに背の高いクレーン船も、橋が開けば楽々通過!ってわけだ。
寒かったけど面白くて、結局1時間くらい宮殿橋の近くにいて、ホテル(ネフスキー・ブランド)に帰り着いたのが02時過ぎ。
今日もたくさん遊んだね。
明日も(っていうか日付上は今日だけど)も元気に歩くぞー!
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