2016/08/09 - 2016/08/16
1399位(同エリア4268件中)
みーみさん
2回目のプラハです。
といっても、前回はツアーでカレル橋や旧市街広場など有名な所しか見て
ないので、今回はじっくり街歩き。
新旧建物が入り乱れて建築の宝石箱のような街です。
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プラハ空港で荷物が出るのを待っていると、職員がチョコレートを配っていました。
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朝早くの到着だったので荷物を預かってもらおうと思ってホテルに行くと、
「コンピューターのトラブルで、一泊だけ違うホテルに泊まってくれないか」との
こと。「オーバーブッキングか?」と聞くと、「いや、コンピューターのトラブル
だ。」と・・。(笑)
でも、替わりののホテルがアールデコインペリアルだと聞いて内心、ラッキー。
ホテルを予約する時にインペリアルも候補だったので。 -
で、ホテルの車でインペリアルまで送ってもらい、アーリーチェックインもしても
らった。 ロビーや階段にはアールデコの雰囲気を色濃く残している。 -
なかなかいい雰囲気です。
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部屋は改装されていて、とても快適。
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ホテルで少し休憩してやってきたのがヴェレトゥルジュニー宮殿。
ミュシャのスラブ叙事詩を見るためです。 -
展示室はいくつかあって、入場券もいろいろあるようでしたが、スラブ叙事詩だけ
を見るチケットを買って、展示場所は入り口を入ってすぐ左側です。 -
イチオシ
は~、すごい迫力。
この絵はなかでも有名ですね。 -
チェコ人だけではなくて、ロシア人などスラブ民族全体の歴史が描かれています。
ミュシャは熱烈な愛国者なのでチェコ人の歴史を描いているのだとおもっていまし
た。当時の民族主義の高まり、アングロサクソン系民族に対抗する気持ちなどが
込められています。 -
今年東京にこの絵が来ていて、たいへんな人出だったようですが、現地ではご覧の
通り。ほんとに、ゆったりと鑑賞することができました。 -
ヴェェレトウルジュニー宮殿の近くにある産業宮殿です。
1891年に開かれた産業博覧会のパビリオンで、鉄とガラスを用いた
アールヌーボーの建物。
石造りの重い雰囲気に慣れた人にとっては鉄とガラスでできた明るく
軽やかなこのパビリオンはすごく新鮮に映ったでしょうね。
当時はまだオーストリア帝国の一部だったと思いますが、産業博覧会を開くなど
チェコの国力というか経済力はかなりのものだったと想像できます。 -
空港の案内所で一日乗車券を買っておきましたが、これはトラム、地下鉄、バス、そしてケーブルカーも24時間乗り放題というすぐれもの。
考えることは皆同じなのか、ケーブルカーには行列ができていました。
けれど、一回ケーブルカーが来るとけっこうな人数がはけるので、さほど
待たないで乗ることができました。 -
途中、ケーブルカーから、プラハ城が見えました。
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ケーブルカーを上った先にはペトシーン公園があります。
写真は飢えの壁と言って、カレル4世が当時貧しくて飢えに苦しんでいた人に
仕事を与えて賃金を払う目的で造らせたとか。
確かに薄っぺらい壁であまり実用的ではないようです。 -
公園にあるペトジーンスカー展望台。
産業博覧会の折りにパリのエッフェル塔を真似て造られたと言われています。
レトロでかわいらしい塔です。
この公園は山の上にありますが、実は見晴らしはあまりよくありません。街を見渡
そうと思ったらこの塔に上った方がいいですが、行列ができていたのでやめました。 -
次にやってきたのはヴィシェフラド地区。
丘の上に城壁が残っています。
上るのは徒歩のみ。 -
ここに来たの目的の一つはこの聖ペテロ聖パウロ教会です。
外観はゴシック様式の教会ですが・・ -
内部には、壁と言わず、柱と言わず、天井と言わず、アールヌーボーの絵で埋め尽
くされています。 -
ミュシャではありませんが、ミュシャによく似た絵柄です。
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華やかな天井画。フラッシュ禁止なので暗くて、写真ではうまく伝わらないですが・・。
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ここには墓地があり、ドボルザークの墓などがあります。
入り口に墓地内の地図があります。 -
ヴィシェフラドは景色もとてもいいですよ!
それに旧市街やプラハ城に比べて観光客も少なくてのんびりできます。 -
そして、ヴィシェフラド地区に来たもうひとつの理由がチェコにしかないという
キュビズムの建物がここに三つも集まっていることです。
これはヨゼフ・ホホール設計の集合住宅。 -
急な坂道に建っているので、一階部分が坂に合わせて高さがか変わっていくところ
がおもしろい。 -
分割された面によって構成されているのがよくわかります。
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ヴルダヴァ川沿いにはもうひとつのキュビズムの建物があります。
こちらも集合住宅で、三戸一か?中にはいれないのでわかりませんが。 -
建物は完全にキュビズムなのに、真ん中のグレーの部分にはそれとは不釣り合いな
古典様式のようなぺディメンと彫刻があるのがなんだかおもしろい。
チェコの建物にはほんとうにやたらと彫刻が多い印象ですが、当時の最先端のキュ
ビズムの建物にも彫刻を施すというはチェコ人としての抑えきれない衝動でしょう
か。それとも施主の要望か? -
イチオシ
先ほどの三戸一の集合住宅の少し北側にあるホホール設計のキュビズムの家。
他の建物とは違って、庭があり、ヴルダヴァ川に対して斜めをむくようの造られている。
きれいに改修されたようで白い壁がまぶしい。 -
ヴィシェフラド地区からヴルダヴァ川沿いを下流に歩いて行くと、道路沿いには1
9~20世紀に建てられた建物が連なります。 -
高さがそそっているのですっきりした印象。
建物自体も割合装飾が少ない。 -
この建物もシンプルでフラットなファサードですが、入り口にはやはり彫刻が
あります。 -
この頭を下げて何かを支えているような、何かに耐えているような彫刻はプラハの
街でよく見かけます。
ギリシャ神話の地球を支えるアトラスがモチーフなんでしょうか。
この像は手は何も支えてなくてだらりと下げていますが、顔は下を向いてますね。 -
同じ通りに、こんな像も。
これはずいぶん変形した形? -
そして突如として現れるダンシングビル!
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ユニークさでは際立っていますね。
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このダンシングビルの北側から国民劇場までの部分はマサリク堤防といい、護岸の
改修にともなって、アールヌーボー様式のアパート群が建てられました。 -
工事中の建物もあり、全部見ることはできませんでしたが、興味深い建物が
立ち並んでいました。 -
優美な女性像のレリーフ。
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フラホル合唱団の家
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上部分のモザイク画が目を引きます。
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イチオシ
入り口部分。合唱団の家というだけあって、彫刻はバイオリンとフルートを持っています。
右側扉上部の鳥の絵も特徴的ですね。 -
これもアールヌーボーらしい建物
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門の上のフクロウと木のデザインに注目です。
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イチオシ
窓の柵、壁を這う植物のレリーフ、女性の顔がいかにもアールヌーボーらしい。
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バルコニーのデザイン。植物の葉でしょうか。
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この建物は近年きれいに修理されたようです。
窓が新しくなっています。 -
入り口ではふたりの天使が出迎えてくれます。
アーチ部分には1904-1905の文字がありました。 -
彫刻いっぱいのお城のようなファサードを持つビル。
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この建物は元東ドイツ大使館として使われていたもの。
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女性の顔の彫刻をはじめ窓の周りの彫刻も優美
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ゴシック風の彫刻がある建物。
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そのバルコニーの下には1824の文字。
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イチオシ
別の場所には女性のレリーフとともに、1907年の文字が描かれています。
横の窓枠のゴシック風の彫刻の一番下にも顔の彫刻が施されています。
1824年に建てられ、1907年に改修したということでしょうか? -
プラハ城のふもとにあるヴァルトシュテイン宮殿。
幾何学模様のバロック式庭園をはじめ、広い庭がある。
庭には自由に無料で入れます。 -
コンサートか何かあるのか、イスに座って待っている人たちがいました。
現在この宮殿にはチェコの上院議院が置かれています。 -
庭園内にあるグロッタ。ちょっと気持ち悪い。
文字通り、グロテスクですね。 -
あとはカレル橋の聖像を見学して、今日はおしまい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- M-koku1さん 2018/03/06 22:02:37
- なんと空いていること!
- いつもいいねを有難うございます
東京で人混みをかき分けながら
苦労して見てきたので
あのガラ~ンとした 美術館の様子
衝撃でした
不思議なチェコの 街でした
ではまた
Mより
- みーみさん からの返信 2018/03/06 23:38:30
- Re: なんと空いていること!
- M-koku1さん、こんばんは!
東京でのスラブ叙事詩の展覧会はすごい盛況だったようですね。
日本人はやはりミュシャが好きなんでしょうね~。
確かにこちらはとても空いていました。旧市街やプラハ城は観光客で溢れかえっていましたが。
Mさんは国内外いろいろなところに行ってらっしゃるんですね。
また、訪問させていただきます。
みーみ
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