2017/05/11 - 2017/05/16
113位(同エリア782件中)
ああとさん
あれはわたしが小学5年生頃だろうか?
さくらももこ著「神のちから」という不条理系オムニバスマンガを読んだ。
その漫画の一編に「恐山の老人イタコが東京に出てきてOL生活をし会社で人気者に、不倫の末課長とデキてしまい結婚。」してしまう話があった。
こう書いているとなんのこっちゃと感じるが、何故かこの時「イタコすげー」となり、わたしの中で恐山ブームがきた。
それから月日は経ち、寺山修司の「田園に死す」を観た。
そこには小学生の頃憧れた恐山の姿がまざまざと映し出されていた。
そして何故かその姿に清々しさを感じた。(映画は全く清々しくないが。)
そこからわたしは恐山への思いをより強くしていくのであった。
長々と意味のない自分語り(タイトル・恐山とわたし)から始めてみましたが、取りあえず4日目は浅虫温泉から恐山へ行ってきました!
ついに下北半島突入で、太宰語りに終わりを告げます。
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とりあえず温泉。
朝の陸奥湾の眺めを見ながらの入浴も最高です!!
人が居なかったので、全裸で立ち上がり海を眺める… -
おはようございます。
青い森鉄道の列車を眺めて起床です。 -
デザートにクレープ。
具に蜜林檎漬けにホイップにチョコシロップをかけるという味が纏まらない壊滅的クレープセンス(笑)
貧乏性もとい貧乏なので何でものせたくなるのよね〜 -
そして朝食。
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旅館の朝食はバイキングより和定食のがいいよな〜とか言いつつ、美味しくいただきました。
ねぶた漬けや塩辛が異常にうまい!!
そして必ずりんごジュースは飲むよね。 -
温泉もごはんも満喫して海扇閣をチェックアウト。
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雨もポツポツ。
今日も寒いよ……
と言いつつ海沿いを少し散歩。 -
電車の時間までまだあるし、寒いので昨日も来た駅前のゆ〜さ浅虫へ。
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うひゃっほ〜
めちゃくちゃ寒いのに、カシスソフトをゲット。
ホットコーヒーを買う人を横目に寒い中カシスソフトを注文したらか、売店のおばちゃんに(゚Д゚)←こんな顔された……
ソフトというよりシャーベットっぽい口当たり。
ソフトの口で食べたのでミルクミルクしてなくて一瞬ビックリしたけども、カシス感満載で美味しい。
青森はりんごだけじゃなく、カシス栽培も盛んらしい。 -
ソフト食べたら余計寒くなってきた(弱)
とりあえず駅前の足湯で温まろう。 -
足湯さいこー!!
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電車の時間が近づいて来たので駅舎へ。
青い森鉄道で野辺地まで行きJR大湊線に乗り継ぎ下北駅へ向かいます。
近頃Suicaという文明の利器に頼り貧弱な現代人に成り下がってしまった為、他社線から他社線への乗り継ぎの場合、切符をどうすれば良いのか迷う。(弱)
乗り継ぎの時間もそんなに無いしなぁ…とか思ったら、普通に券売機で連絡切符が買えた…
取り越し苦労だね。 -
おっ!ちょっぴり青空が見えてきたよ!
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さらば、浅虫!
太宰の思い出を辿る旅もここでお終い。
下北へ向かいます。 -
快速しもきた号に乗車。
二両編成で停車位置が決まっている為、駅員さんが待ち場所のアナウンスを流している。
欧米系ひとり旅風のお姉さんが日本語が解らないのか、すっとんきょんな場所で待っているのを、英語力中2のわたしは何も言えずに見ているしかないのがもどかしい…
駄目ね、国内でも英語できなきゃ…
まぁ、もしかしたらお姉さん、ロシア人とかで英語わからんかも知れないけど… -
野辺地に到着。
ここでJR大湊線へ乗り換え。 -
青空と共に青い森鉄道が入線〜
青い森鉄道の電車は全部にモーリーがあしらわれているのかしら?
かわいい。 -
暫く走ると、横浜町名物の菜の花畑が広がります!
五能線で見た、りんごの花も綺麗だったけど、これも素敵!!
津軽半島も下北半島もどちらも素敵!! -
菜の花は綺麗だけど、浅虫温泉で差した日差しはここで皆無…
霧と雨が窓に打ちつけてくるよ… -
下北駅へ到着〜
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恐山ゆきのバスに乗車〜
欧米系バックバッカーや日本人の若いひとり旅風味の子が数名いる。
今回周りの人に「恐山へ行く」と言ったら「渋いね」と言われた。
若い人はあまり恐山へ行かないのか(スミマセン、わたしは若くないですが)と思いきや、結構行くじゃない!
まぁ楽しそうならマダム三人組もいらっしゃいましたが。 -
バスの中から駅をぱしゃり。
顔ハメパネリスト(?)としてはあのゆるキャラ満載の顔ハメパネルが気になる!! -
このバス、ほぼ恐山に向かう人ばかりが乗るからなのか、アナウンスで恐山の成り立ちが流れるのよ。
そして山に登り霧深くなってきた所、賽の河原で石を積む子供の童謡みたいなのが流れてきて、まさに雰囲気満点!!
何かもぅ異世界に入ったかのようだよ。 -
三途の川の渡り賃は六文だとか言いますが、無賃で渡らせていただきます。
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ここ霊場よ…
なんか別のモンスター憑かまえちゃうわよ。
不届き者もいるものね。
(まぁこんな事言ってるわたしが不届き者ね…) -
恐山のひとつ手前のバス停、太鼓橋で下車。
「田園に死す」でこの橋を渡っているシーンが印象的だったので、絶対渡りたかったのよ!!
が、他の乗客誰も降りず… -
そんな事よりもバスを降りた瞬間から経験した事がない位の硫黄臭!
どうでも良いけど硫黄って「たまごの腐った臭い」って例えられるけど、わたし、たまごの腐った臭い嗅いだことないのよね。 -
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無事に三途の川を渡り、恐山を目指します。
奥にうっすら駐車場のようなものが見える。 -
三途の川に流れる宇曾利山湖。
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5分位で到着。
入山料500円を支払い、中へ。
霧に包まれた山門が何とも言えない雰囲気。
スピリチュアル的要素はゼロのわたしですが、何かもぅここは背筋がピンとして心が引き締まるね。 -
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早速御守りを購入。
御守り売りの恐山マダムと少し世間話。
同じ青森でも言葉が津軽弁とは少し違う事に感動!!
イントネーション?が少し違う気がする。
言葉って本当おもしろい! -
水子供養の風車が点在。
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夢にまでみた憧れの恐山。
鼻がなれたのか、硫黄臭もあんまり気にならなくなってきた。
ちなみに、残念ながらイタコは夏と秋のお祭りの時にしかいないもよう。 -
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霧に包まれた神秘的な風景が、本当にあの世に来てしまったような雰囲気。
お天気が悪いのもたまにはいいわね。 -
賽の河原で石を積む…
親より先に亡くなった子供が、償いの為に小石を積み続けると言いますが…
若くして亡くなった子供たちにそんな苦行を課すなんて非道いと子供の頃から思ってます。 -
奥に見えるのは三途の川に流れ出ていた宇曾利山湖。
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強風で回る風車。
シャッタースピードが全く追いつかず模様が浮かび上がる… -
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恐ろしい看板…
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将来、地獄行きが決定しているわたくしですので、少しでも地獄に慣れる為にも「地獄巡り」は欠かせません。
恐山には様々な地獄が存在しますが、これは血の池地獄。
全然血の池に見えない…み…水ですよ? -
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地獄を堪能した後は極楽へ。
極楽浜・宇曾利山湖。 -
天気が良いとどこのリゾートビーチ!?って程、澄んだ湖が美しいらしいけど…
うん、まぁ雰囲気はすごいよね。 -
湖の底から硫化水素が湧いていて、強い酸性の湖。
魚とか住めない。 -
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湖畔にも供養の為、風車が回る。
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も…もしや、地獄からの使者が乗る軽トラか!?
※業者の人です。 -
ここまで何の気なしに写真をアップしてますが、恐山の総写真枚数が100枚overになってました…
(何でもかんでも撮りまくり同じ用な写真多数) -
最後に延命地蔵尊へ。
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小高い丘に祭られているため、恐山内にいるとどこからでも見えるんですが、近づいてお詣りしましょ。
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一時間半程見学していたら、寒さのあまり体の芯から冷え切り、出口に向かいます。
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初めにくぐった山門。
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巨大卒塔婆を眺めつつ…
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冷え切った体を温める為にも温泉へ入りましょ。
こちらは冷抜の湯。(女湯)
隣には古滝の湯(女湯)も有りますが、数人で入っているようだったのでスルー。
因みに山道を挟み向かいには男湯の薬師の湯がありました。 -
素晴らしい温泉に満足し、駐車場前にあるお食事処でお昼にしましょ。
事前の調べによるとこの駐車場前で、おばあちゃんが屋台で「霊場アイス」なるものを売っていると云う情報を得ていたんですが、残念ながらこの日は不在…
まぁこんな寒い中アイス売れないだろうけど、楽しみにしていただけに残念……
(わたしは寒くても食べます、実際朝既に食べてますし。) -
わたしは恐山に行く楽しみの一つにこの温泉もあったのですが、非常に簡素な造りなので抵抗ある人も多いだろうし、恐山に来る人におかしな人は居ないだろうけど、ちょっぴり注意は必要かも。
こういう簡素な温泉大好きなのでこのまま保ってほしいな。
あと、洗い場は無いので必ず掛け湯をしてから入りましょう!! -
強い硫黄泉なので入浴時間は短めに入るのが鉄則。
凄く良いお湯!!
硫黄泉特有の匂いと泉質でお肌もスベスベになった気がしないでもない。 -
「霊場アイス」に思いを馳せながらカレー食べる。
うん、フツー。
霊場感ゼロ。 -
なんだかんだでバスの時間が迫って来たので乗車。
兎に角バスの本数が少ない!!
わたしは恐山に3時間位いましたが、充分すぎる滞在時間だと思います。
ただ一つ前のバスだと一時間位しか滞在出来ないのでこれだとちょっと物足りないかも。 -
そしてバスは恐山を後にします。
雨の恐山は雰囲気満点で素晴らしいんですが、今度は是非晴れた日にまた来たい!!
そして霊場アイス食べたい!! -
むつバスターミナルに到着。
ここから別のバスに乗り換えます。
むつは会津戦争後、会津藩が追いやられた場所、本当はバスを一本遅らせて少しでも見学したかったのですが、余りの寒さに断念(弱)
幕末ずきを自称しているクセに何たる不届き者。 -
バスに乗車。
ここから本日の宿がある下風呂温泉へむかいます。 -
30分程走っただろうか、途中大畑にてドライバーさん交代の為、10分程休憩。
昔の案内板が良い感じ。
ほとんど鉄道網の無い下北半島ですが、下北駅からここまで電車が通っていたのね。 -
昔の線路の名残も見られます。
今でこそバスターミナルですが、元々は鉄道の駅でした。
何かこう、廃線跡はしんみりするけど面白いね。 -
荒れた海を眺めながらバスは進みます…
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むつバスターミナルから一時間程で下風呂温泉に到着。
昭和丸出しな看板が非常に良い。 -
おばあちゃん家に来たかのような落ち着き感の室内。
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家族経営らしいアットホーム感漂う宿。
ただ部屋を出る時の鍵のかけ方に若干戸惑った…
普通に鍵をかけるのではなく、中から鍵を回してかけるタイプ。
これが解るまで数分かかったよ… -
そしてこの日お世話になります「つぼた旅館」さん。
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あ〜良い、良いよ。
鄙びた温泉街にわくわくが止まらないよ。 -
そして先ずは温泉!!!
中は非常に狭いです、入れ違いで一人出て行きましたが、知人同士で二人は余裕ですが、知らない人同士だと若干気まずいかも(笑)
いや、でもそんな事はどうでも良い程素晴らしい温泉でしたよ!
硫黄泉で熱めのかけ流し、恐山に続きお肌スベスベ効果が!!
そして身体の芯から効いてくる感じ。 -
素晴らしい温泉を堪能した後はごはんです。
一番安いプラン何ですが、ボリュームもあり、素朴な味で美味しい!!
一泊二食で7000円位何ですが、いいんですか!?と思ってしまった。 -
特にこのイカのちゃんちゃん焼きの美味しさが忘れられない。
(下風呂はイカが名物) -
ビール飲んじゃう。
基本的に青森は味が濃いので、米にも合うけど酒にも合う。
おっさんの如きくつろいでしまった。 -
気分良く部屋に帰還。
簡素な畳の部屋は異常なまで落ち着く…
正におばあちゃん家。
暫く部屋でウダウダ。 -
一日の最後はやはり温泉へ。
恐山で地獄も巡り、やはり最後は温泉で極楽、極楽。
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この旅行記へのコメント (1)
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- ねんきん老人さん 2020/01/14 09:49:08
- 恐山、地獄もまんざらでもないと思いました。
- ああとさん、はじめまして。
恐山紀行、楽しく拝読いたしました。 随所にユーモアを交えた記述があり、笑いながらも的確な指摘に納得しながら読み進みました。
私もああとさんと同じ2017年に恐山に行ったのですが、あの三途川にかかる太鼓橋は老朽化のため渡橋禁止になっていました。 あの硫黄臭の漂う川をバスで素通りしたのではもったいない限りで、ああとさんが乗客の中でただ一人降りられたのには拍手を送りたいと思います。
あいにく(?)の雨だったようですが、雨の恐山にはまた独特の雰囲気がありそうですね。 藁草履をアップで撮られた写真、感動しました。 構図も見事ですが、雨によって写真のストーリー性が格段に増しているように思いました。 ああとさんの仰るとおり、天気の悪いのもたまにはいいものですね。
旅の楽しみ方を熟知されているようで、羨ましいと同時に敬意も抱きます。 私もまた恐山に行き「地獄もまんざらでもない」という気分を味わいたいと思います。
これからも独特の視点でユーモラスな旅行記を書かれることを期待しております。
ねんきん老人
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