2017/05/11 - 2017/05/16
24位(同エリア361件中)
ああとさん
前回の旅行記でも書きましたが、わたくし、ありきたりなんですが、学生時代に太宰にドハマリしておりまして…
本当は同じ幼稚園のしんいちくが初恋なのにも関わらず、
「太宰が初恋の人(ハート)」
とか嘘をついてみたり、太宰ポーズで写真を撮ってみたり、美術部だったんですが、太宰の写真をデッサンしたりもしたっけなぁ…
そんな痛い過去を持ちながら、遂に、遂に、太宰の生まれ故郷・金木に足を踏み入れた次第です。
注)語り多めのかなり面倒くさい旅行記となっております。
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おはようございます。
アートホテルさんの朝食バイキング、種類豊富で美味しい!!
けの汁・いがめんち・かいやきみそと郷土料理で揃えてみました。
そしてご飯はホタテとりんごの炊き込み御飯!
これがまた美味しくて大満足ですよ。 -
アイスも食べちゃうもんね。
アイスすくうやつがなかったから、スプーンで盛り付けた為汚い(笑)
でも美味しいから!
胃に入ったら一緒だから! -
朝食に大満足し、チェックアウトを済まして弘前駅へ。
ホテルが駅前なので便利! -
流石りんごの国。
巨大りんごが駅を占拠しています。 -
五能線に乗ってまずは五所川原へ向かいましょ。
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リゾートしらかみ ぶな!!
顔はめパネルの進化系だろうか?
中に入れるっぽい造りになっていた。 -
五能線に乗車〜
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車窓からは満開の花に覆われたりんご畑が広がります。
必死でシャッターを切っていたら、近くに居た地元マダムが「お花綺麗でしょ〜」と一言。
そしてマダムは電車を降りてゆきました…
お花綺麗です!! -
45分程で五所川原に到着!
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別番線にある津軽鉄道の津軽五所川原駅へ移動。
JR改札出ずに津軽鉄道へ乗り換え可能。 -
一両編成の可愛らしい津軽鉄道に乗りましょ。
その名も「走れメロス」
津軽鉄道の設立には太宰の生家・津島家が関わってたりします。
流石… -
ホーム観察したかったのですが、乗り換え時間が少ない為断念…
車内からホームをぱしゃり。 -
金木までの切符を車掌さんから購入。
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車窓から見る風景は清々しいほど長閑。
東京暮らしのわたしが見ても、何故か懐かしい気持ちにさせる田園風景。
日本人のDNAに組み込まれているのかしら? -
車内にはアテンダントのお姉さんが乗っており、金木に行く旨を伝えると、オススメを教えてくれたり、マップが貰えたりします。
少し訛りのある言葉で案内をしてくれるアテンダントさん、その訛った感じがめちゃくちゃ可愛い!! -
津軽平野のほぼ中央に位し、人口五、六千の、これという特徴もないが、どこやら都会風にちょっと気取った町である。
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善く言えば、水のように淡泊であり、悪く言えば、底の浅い見栄坊の町という事になっているようである。
小説「津軽」で太宰がそう評した金木に到着いたしました。
因みに日本を代表するシンガーソングライターの吉幾三氏の故郷でもあります。 -
メロス坂通りと付けられた通りには、「走れメロス」の物語が綴られていた。
町全体が太宰の故郷としてのアピールを忘れない。 -
先ずやってきたのは「太宰治疎開の家(旧津島家新座敷)」
ここは元々生家の離れで、大正11年長兄の文治の結婚を気に建てられたもの。
戦時中妻子と共に生家に身を寄せ、終戦後1年3ヶ月ほどこの離れに暮らしていたのだ。
元々は現在斜陽館として残る母屋横にあったものを、太宰の死後現在の場所に曳家されたんだけどね。 -
受付で早速オーナーさんに太宰ファンか聞かれる。
太宰ファンしか来ないんじゃないかと思いきや意外とそんな事もないらしい。
そして聞かれてもいないのに、三鷹近辺に住んでおり(まぁ三鷹市とはお隣さんですし…)太宰ファンで此処まで来た事をアピール。
折角なのでオーナーさんに中を案内していたたく。
あとから来たひとり旅風のお姉さんも合流。
どうやらお姉さんは太宰苦手で読むのを挫折したクチらしい…
本当だ…来るのはファンだけじゃないのね。 -
最近見つかった太宰と姪っ子たちの写真の新聞記事。
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正にこの場所で撮られたもの。
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備え付けのソファー。
当時太宰も座ったであろうこの場所を取り合えず撫でておく。(キモいよ…) -
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至る所に太宰の小説の一文が掲げてある。
「大人とは裏切られた青年の姿である」 -
自殺未遂、薬中と散々やらかし勘当同然の太宰が病床の母親と対面した部屋。
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その奥には疎開中の太宰が執筆活動をした部屋が…
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元々現オーナーさんのお父様が買い取り普通に使っていたが、10年程前から「太宰治疎開の家」として公開しているんだとか。
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元々はにーちゃんの新婚住宅として建てられている為、可愛い装飾が至る所に施されている。
鳥さんの電気。 -
オーナーさんに言われて気付いたんですが、この日5月12日は太宰が「津軽」を執筆する為に旅立った日!!
運命じゃないの!! -
太宰ファンもファンじゃない方も此処に来た際には、オーナーさんの話を聞きながら見る事をオススメします。
オーナーさんの太宰への深い知識と愛に溢れる楽しいお話に大満足。 -
そしてやってきました太宰の生家「斜陽館」
先程の「疎開の家」から90m程離れているんですが、元々はその間全て津島家の土地だったんだとか。 -
まぁ、周りに役所や病院など配置しちゃうぐらいの権力者津島家ですから。
至る所に「津軽」の文節を記した看板が立てられいます。 -
立派な土間。
当時は小作人達が米を納めに来ていたのだろう… -
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蔵の中には展示スペース。
太宰愛用の品や手紙などもりだくさん。 -
蔵の中を見学していたら、後から来た、オタサーの姫的女とその仲間(男)がきゃっきゃきゃっきゃと騒ぐ、騒ぐ…
滅茶苦茶五月蝿いので一団が去るのをひたすら待つ事に…
何ですかねぇ… -
オタサーの姫軍団が去っていき、静かに鑑賞した後は、家見学。
廊下がペカペカに光ってます。 -
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おお!あれは!
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京都の仏具店に贅を尽くして造らせたと言う仏壇じゃないですかっ!
金持ちの造る仏壇はスケールが違うぜっ!! -
そして太宰の闇・金融執務室にやってきました。
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地主で土地一番の富豪の津島家。
金融業でも財を成していた事に太宰に一点の暗い闇を落としたのだろう…
きっと太宰は頭が良く優しすぎた。
だからこそ、作品をこえて太宰本人が好きだという人が沢山いるのだけれども。
馬鹿で優しくないわたしは金貸しだろうが、強い立場に満足し、その環境を喜んで享受するだろう… -
今更頭は良くならないから、優しさだけは持っていようと心に誓い、立派な階段を上り二階へ上がる。
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二階に上がったら、先程蔵で遭遇したオタサーの姫軍団に遭遇…
順路を逆送してきゃっきゃと走り回る姫に思いっきり体当たりされる…
何だろう…つい数分前に優しさだけは持とうと誓ったはずなのに、姫のメガネを指紋でベタベタにしてやりたい衝動に駆られた…(まぁ実際そんな事しないけれども。) -
おばちゃんだって若い子ならまぁ我慢するけど、姫、結構年齢行ってそうよ?
男たちもはしゃぎ暴走する姫を止めようよ…
(…スミマセン、愚痴になってしまいました。) -
気を取り直して……明治期にこんなにモダンな部屋があったなんて財力ってスゴイ!!
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14歳で県立青森中学に入学するまでこの家で過ごした太宰。
14歳といったらわたしが初めて太宰に触れた年齢だ… -
中学の国語の資料集に載っていた、太宰の経歴と「生まれてすみません」の文言に、中二病真っ只中の私はビビッときたわけですよ。
ファースト太宰に「人間失格」を読んでしまい更にはまり、共感した。
(今思うとなぜ「二十世紀旗手」が初めじゃなかったのか、またこれ太宰オリジナルじゃないし、とも思うのですが…)
東京の一般家庭の馬鹿中学生のわたしと金木の大金持ち、しかも幼少期から優秀な太宰とじゃ全く違うのに自分に似ていると思ってしまうのがまさに中二病…
しかも大人はわかってくれないと思い生きていましたが、太宰がいたら、きっとわたしの事を理解してくれる!!
とか思ってたからね(笑)
もぅ、今書いてて恥ずかしいよ…
まさに恥の多い生涯を送ってきました。
だよ…… -
マントを羽織り太宰なりきり写真を撮ろうのコーナー。
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太宰に思いを馳せながら「斜陽館」を後にします。
やっぱりわたしは太宰が好きだと、しみじみ思い知らされる。 -
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そして「斜陽館」目の前の金木観光物産館「マディーニ」へやってきました。
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その中にある「レストラン はな」でお昼にしましょ。
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名物・太宰らうめん。
太宰が好きだった若竹汁をヒントにつくられたようだ。
煮干し出汁の醤油スープが美味い。
注文のさいにホールのおばさまが、「太宰お願いしまーす!」と厨房に伝達。
うん、何だろう品名なのでそれで正解なんだけど、ちょっとこそばゆい(笑) -
「津軽」の文節が書かれたラーメンどんぶり。
らうめんの汁を飲み干すのが辛いお年頃ですが、何が書いてあるか最後まで見るために頑張ったよ!!
他のバージョンもあるんでしょうか? -
「斜陽館」の立派すぎる塀をみつつ、次へ行きましょ。
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「斜陽館」からほど近い「雲祥寺」にやってきました。
太宰の子供の頃を綴った「思い出」に、子守のたけに連れられ、屡々通った描写のある、あのお寺です。 -
幼少の太宰が恐ろしさに泣き叫んだ地獄極楽の御絵掛地や、たけが廻すといい音をたててひとしきり廻って、かならずひっそりと止まるのに、太宰が廻すと後戻りしたという黒い鉄の輪(マニ車的なやつか)を見たい!!
と、思いやってきたのですが……… -
お花祭りの準備中で見学出来る雰囲気ではなかった…
というか、今もう5月ですよ?
なぜ今頃お花祭り!? -
このあたりでは、きっとお釈迦様は5月に脇から出てきた事になっているんだという事にして、次に進みます。
「太宰治思い出広場」です。 -
まぁ「広場」と言っても、小さな敷地内に太宰の作品が年代毎に記されているだけなんですが……
このあたりは太宰が小学校の通学路として使っていたんだとか。 -
尋常小学校卒業後、補講の為に一年間太宰が通った明治高等小学校の跡地です。
現在敷地は金木小学校になっているようで、グラウンドで子供たちが走り回っていました。
おら、こんな村嫌だ。とか言わず、スクスク育ってほしいものですね。
(しらないけども) -
太宰みそが気になる…
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素敵な道を通り…
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太宰が子供の頃に遊んだという芦野公園にやってきました。
売店の微妙なレトロ感がよい感じ。 -
芦野公園駅と津軽鉄道の線路。
踏切はなく、長閑すぎる。 -
あと一週間早ければ見事な桜が見えたはず…
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このあたりは津軽三味線発祥の地だとか。
行かなかったですが、「斜陽館」の近くに「津軽三味線会館」があり、生演奏とかもやっているみたい。
斜陽館でセット券も販売してました。
(たまには旅行記として有益な情報も書いてみる…) -
そして、太宰!!
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背中に哀愁を感じる渋さ、よいね。
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その隣には吉幾三氏の「津軽平野」の歌碑が。
流石に「おら東京さいくだ」の歌碑はないようだ。 -
太宰治文学碑なんかもあったりする。
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かわいい案内図!
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あの橋渡りたかったけど、修理中で渡れず…
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さくらは散りましたが、地面はたんぽぽまみれ!
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佇むあひるボートがなんとも言えぬ哀愁感。
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ふたたび、津軽鉄道の線路。
ここも一週間早ければ、線路脇にさくらが咲き誇ります。
新緑もすがすがしく、またさくらと違う良さがあるよね。 -
おっ!電車!
ただ、踏切がないだけにさくらの時期はさくらと鉄道のコラボを写真に撮ろうと、かなり中まで入り込み危険行為をする人が沢山いるのだとか…… -
わたしも写真撮ってる身としては、利用者や近隣の人、鉄道会社に絶対迷惑かけずに楽しみたいもの。
迷惑者が電車好きを語るなよ!! -
迷惑者の自称電車好きに辟易していたので、つい愚痴ってしまった…すみません…
気を取り直して公園に併設する動物ゾーンへ。
うさぎかわいい! -
公園の動物ゾーンだし、小動物しかいないと思ったら、ヒグマがっ!!
一瞬、その辺に居た羆を捕獲したのか!?
なんてびびったけど、本州には羆いないか…
津軽海峡渡ってきたのね。きっと。
後ろにチャック付いてて、おっさんが入ってるのかと思うだらけ具合。 -
残念ながらゴリラはいませんでした。
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芦野公園駅。
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その隣に佇む、旧駅舎を利用したカフェでお茶にしましょ。
その名も「駅舎」
佇まいがステキ。 -
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当時の趣のままカフェとして利用。
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きっぷ売り場付近の席を確保。
店内には全国のローカル線の写真が展示。(おそらくその道では有名な写真家さんのものか?)
現在運行が停止中なだけに山田線の写真が哀愁を誘う。 -
やっぱりリンゴジュース。
&パウンドケーキで一休み。
色のついているリンゴジュースは濃厚ね。
(でもナンバーワンの座はまだ弘前城で飲んだやつなのよね…) -
電車の時間が迫って来たのでホームへでましょ。
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おっ!きた!
車内に乗り込み、ここでわたしに悲劇がおこる……
スマホの充電がなくなってきたので、ポータブル充電器で充電。
…いつまでもたっても、スマホの充電ランプがつかない…
充電器が壊れたか?と思い、カメラのバッテリーを充電してみたらバリバリ充電できる…
……!!!
こ、これは…スマホの充電ジャックが壊れた!!!
半泣きになりながら何度も充電を試みるも無駄な努力。
宅ホルがあれば充電できるだろうが、旧機種だしショップには売っていないだろう…
貧乏性、いや貧乏なのでスマホとして機能しているのに機種変なんてしたくないけど、それしか道はない…
津軽鉄道の車内アテンダントのおねぇさんが、これから行く五所川原のオススメや、明日行く青森市のオススメを教えてくれて、嬉しいのだけどこころは若干上の空……
(ごめんなさい…) -
折角ステキな旅路なのに、スマホ如きで落ち込んでも仕方がない、と思い直したら津軽五所川原駅に到着。
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スマホが購入できそうな場所を探そうと、とっととホテルにチェックイン。
五所川原駅から徒歩5分位の場所にある「ホテルサンルート五所川原」 -
全国津々浦々カバーしているサンルートさんだけあり、まぁ、部屋は普通のシングル。
ただレディースプランで予約したら、お水や基礎化粧品セット(一回分)、スポンジが貰えた!
そして、ここで奇跡がっ!
諦めきれず、部屋のコンセントでスマホを充電した所、コードをスマホに巻きつけ、テーブルにスマホを置いた状態にしておけば充電出来る事が判明!!
執念って大切!! -
安心しきり、弘前で購入していたアップルスナックを食べながら充電完了を待つ。
うまい!
これ、本当においしいよ、なにこれ!! -
ある程度充電ができたので五所川原散策に向かいましょ。
でた!「吉幾三 コレクションミュージアム」
気にはなるけど、そこまでの情熱を幾三氏に持てないのでスルー。 -
そして、幾三ミュージアムの目の前にある「立ねぷたの館」に行きましょ。
弘前に「ねぷた村」や青森に「ねぶたの家 ワ・ラッセ」等あるのですか、今回は行く予定無しなので、五所川原ではここに来たかったのよ! -
閉館20分前に行ってしまい、スタッフさんが既に片付け始めており、入場券を買う券売機の日付も翌日に変えた直後だったみたいだけど、皆さん丁寧に対応して下さり感動!!
そして中に入ると大迫力の立ねぷたが!!
おっきい!!
五所川原のねぷたの特徴、立ってる!! -
立ねぷたをスロープで取り囲んだ展示方法で、先ずはエレベーターで上り、スロープで下ってくる仕組み。
なので、多角的に細部まで堪能できる! -
すごく精巧で美しい、かっこいい!
なんでこんなの作れちゃうのよ! -
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大迫力!!!
ねぷたってロックだよね★
とかなんとか内田裕也が言いそうな事を思ったり。(知らないけど。) -
でも何か、ロックなのよ。
場内にはねぷた囃子(?)が流れているけど、それもロックなのよ。 -
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かわいい金魚ねぷた。
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おっ!出たな、幾三。
実はわたくし、YouTubeで幾三氏が立ねぷたに参加し、立ねぷたの歌を歌っているのを聞き、立ねぷたの存在を知ったのよね… -
立ねぷたを堪能し、外に出て、ひとり、恋人の聖地を眺める。
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行きたかったけど、閉館時間に間に合わず行けなかった「太宰治 思い出の蔵」
太宰の叔母様の分家の蔵を解体した資材で作った施設だとか。
太宰は叔母様を慕っていたし、直筆の葉書等があるようなので見たかったなぁ…
17時で閉まっちゃうのよね… -
お腹がすいたのでごはんにしましょ。
郷土色皆無ですが、地元の喫茶店「珈琲 詩人」さん。 -
これまた郷土色皆無な和風ハンバーグを注文。
すごくボリューミでジューシーで美味しい! -
周りの地元マダムたちの津軽弁の会話を聞きながらの食事は心地よい。
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そしてホテルに帰還。
ここサンルート五所川原は天然温泉大浴場付き!
色々あった一日でしたが、温泉でまったり。
良き一日でした。
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