2017/04/14 - 2017/04/15
296位(同エリア792件中)
ざくろさん
奈良に一人旅に行ってきました。
今回の目的は、吉野・金峯山寺の蔵王権現の特別開帳。
数年前に放送されたJR東海の「いまふたたびの奈良へ」CMを観て興味をもったものの、開帳時期が春と秋という観光シーズン真っ只中で敬遠していましたが、ちょうどANAのSKYコインの有効期限が切れそうだったので、覚悟を決めて4月の桜がちょうど満開時期を狙って行くことにしました。
無理すれば日帰りでも行けますが、桜シーズンの吉野は一年で最も混雑する時期なのであまり無茶はできず、余裕を持って一泊することに・・・
と思っていたのに、折角なので行ったことがない法隆寺や、久しぶりの明日香にも足を運ぼうと計画を立てたら、結局きつきつパンパンな予定となってしまいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4月14日(金)、ANA985便で伊丹空港に到着。
平日の朝ともあって、機内はほぼビジネスマン。お疲れ様です・・・
空港到着後、リムジンバスであべの橋へ行き、JR天王寺駅から電車で法隆寺駅に向かいました。
ラッシュの時間帯だったので、電車は混雑してるかなぁと不安でしたが奈良行きはガラガラでした。 -
法隆寺駅に到着して、歩くこと20分くらいで法隆寺に到着。
着いたー!と思ったら、南大門が工事中・・・ここ数年、行くところ行くところの門が工事中なんだけど何だかなぁ・・・ -
南大門の工事は平成30年12月までだそうで・・・
法隆寺と言えば、世界遺産や聖徳太子を思い浮かべる方が多いと思いますが、私的には何故か法隆寺=七不思議のイメージが強かったり。
南大門も七不思議のひとつ鯛石がありますが、残念ながら工事中のため見れず・・・ -
気を取り直して西院伽藍に入ります。
西院伽藍は世界最古の木造建築物群で、そういう先入観を持って見ているせいか、どの建物も非常に深みがあるというか、歴史を感じるというか、重厚なカンジがします。(語彙が無さすぎる・・・) -
向って左が金堂で、右が五重塔。
金堂には、聖徳太子の等身像といわれる国宝・釈迦三尊像が安置されています。
五重塔は、木造としては現存する世界最古のものだそうですが、それよりもやっぱり七不思議のイメージが先行してしまう私としては、上部の九輪に刺さっている鎌にくぎ付けでした。 -
西院伽藍を出て、大宝蔵院で百済観音を見た(想像していたよりもかなり大きくて、写真などで見るよりも遥かに美しかったです!)あとは、東院伽藍の夢殿に向かいます。
夢殿は広い法隆寺の境内でも少し外れたところにあるので気持ち歩きます。
桜がちょうど満開で、特に夢殿へ向かう道沿いが桜並木みたいになってて、なかなか趣がありました。 -
折角なので桜のアップ。
-
夢殿に到着。
私が法隆寺に来た一番の目的はこの夢殿に安置されている国宝・救世観音像で、春と秋に特別開帳される、法隆寺にあまたある仏像の中でも秘仏中の秘仏です。(どこら辺が秘仏なのかは説明すると長くなるので、気になる方は調べて頂いて・・・)
眼鏡を忘れてしっかり見ることができませんでしたが、それでもなんとなく雰囲気は味わえたので良かったです。
時間があればすぐ隣にある中宮寺にも足を延ばしたかったのですが、思いのほか法隆寺で時間を使ってしまったため、泣く泣く駅に戻りました。 -
JR郡山駅に到着。
近鉄郡山駅に乗り換えますが、少し距離があるためその前に昼食をとることに。
JR郡山駅近くの「純愛うどん なでしこ」に入りました。
名前の通り、うどん屋さんです。
超肉厚きつねうどんを注文したら、思っていた以上にお揚げがデカイ・・・ただ、朝から何も食べずにいたので、軽く平らげました。美味しかったです。 -
郡山と言えば、金魚。
マンホールはもちろん金魚でした。 -
近鉄橿原神宮前駅に到着。
明日香村へ行く前に橿原神宮に参拝します。
駅から写真の鳥居まで10分くらい歩きましたが、ここから拝殿まで5分ほど更に歩きます。 -
橿原神宮は明治期に御祭神の神武天皇の宮があったとされる畝傍山の東麓に創建されました。
非常に広大な境内で、背後の畝傍山と拝殿の調和が取れていて素晴らしい。 -
何かが絡まってる・・・と思って近寄ってみたら何だか芸術的な作品が。
三橋玄さんによる奉納の竹アートだそうです。 -
他の参拝者が写真を撮っていた私も。
枝垂れ桜っぽい。 -
橿原神宮前駅に戻り、駅前にあるレンタルサイクルで自転車を借りて、明日香村に向かいます。
自転車は普通タイプと電動タイプがあったのですが、ケチって普通タイプをレンタルしたら、ギアが付いてなくて後悔・・・
明日香村への道中、微妙な坂があるのでギア無しの自転車だときつかった・・・ -
明日香村に到着。7年ぶりです・・・懐かしい。
とりあえず甘樫丘に上ります。 -
10分足らずで展望台に到着。
7年前に来たときは階段で上がったので、今回は坂道のルートを使ってみましたが、階段のほうが楽だったような・・・
ちょうど高校生か大学生だかの集団も上がってきて、それはそれは賑やかになりました。そういえば、7年前は幼稚園生の集団と一緒になったような記憶があります。
甘樫丘はそういう場所なんですかね。 -
明日香村が見渡せます。
のどかな風景が広がっていますが、約1500年前、この明日香(飛鳥)の地は歴史の中心だったんですよね。
飛鳥に本拠地があり、王者とも言うべき力を持っていた蘇我氏は、この甘樫丘から飛鳥全体ににらみをきかせていたんですかねぇ・・・ -
甘樫丘を下りて飛鳥寺へ。
蘇我馬子によって建てられた日本最古の本格的寺院だそうです。
今の畑の中にぽつんと立つ本堂から、当時の大規模なお寺の様子を想像するのは難しいのですが、それが逆に歴史の経過を感じさせて、寂しいような気持ちになります。 -
本尊の飛鳥大仏。
年代がわかる仏像の中で最も古いらしいのですが、国宝ではなく重要文化財だったりします。
日本最初の女帝・推古天皇の発願により建てられました。 -
飛鳥寺の境内を出ると有名な首塚が。
大化の改新(今は乙巳の変と言うらしいですが)で殺された蘇我入鹿の首が飛んできたとか。
背後には甘樫丘。 -
石舞台に向かいます。
明日香らしい風景。のどかで落ち着きます。
自転車も良いですが、のんびり歩くのも良いです。 -
石舞台に到着。
流石に観光客(おもに修学旅行生)がわんさかいます。 -
石舞台は蘇我馬子の墓説が有力です。
元々はこの上に土が盛られていましたが、盛土が失われて今の姿となってしまいました。
悪く言えば寂れた墓なのかもしれませんが、この剥き出しになった石墓は実に堂々としていてカッコ良いです。
※妙な角度から写真を撮ってるのは、無理矢理桜を入れたため・・・ -
石舞台すぐ横の広場。
7年前、この広場でKinkiKidsの剛さんがライブを行いました。
私が7年前明日香を訪れたのも、そのライブに参加する母親に付き合って来たんですよね。懐かしいなぁ。 -
この日は4月にしては夏のような気温でかなり暑く、堪らずソフトクリームを購入。
明日香ルビーというイチゴとヨーグルトのミックスを注文。生き返る・・・ -
橘寺に移動。
聖徳太子が産まれた場所とされています。
石舞台でゆっくりしすぎてしまい、時計を見たら結構良い時間だったのでさくさく拝観。
橘寺を出たあとは、明日香に点在する不思議な石像物や天武・持統天皇陵を遠くから見て、慌てて橿原神宮駅に戻って自転車を返却しました。 -
ホテルは橿原神宮前駅前の橿原ロイヤルホテルを予約しました。
-
ロビーにせんとくんが!!
久しぶりに見た気がします。 -
部屋はシングルルーム。
ビジネス目的のお客さんが良く使っているのか、タバコ臭が染みついてて、駄目な人にはきついかもです。
ホテルの近くにはコンビニやほっともっとがあるので、夕飯はそこで購入して、翌日は朝早いので早々に就寝。 -
4月15日(土)。
橿原神宮駅から近鉄に乗って吉野駅に到着。
7時過ぎくらいに着きましたが、すでに駅には結構な人がいました。 -
ケーブルカーが長蛇の列だったので歩くことに。
この七曲坂、めちゃくちゃしんどかったです。死ぬかと思いました・・・ -
ぜぇぜぇ言いながらなんとか上がってきました。
あぁ、桜が綺麗・・・ -
しんどかった七曲坂を上りきって、よく頑張ったなぁ私とか思っていたらまた坂があって、ひぇぇぇぇぇと心の中で悲鳴を上げながら歩いていると、今回の旅の一番の目的、金峯山寺に到着・・・そして仁王門が工事中。まじか。
-
仁王門は残念ですが、私の目的は蔵王権現。
はやる気持ちを抑えながら、蔵王権化が安置されている蔵王堂に入ろうと思ったら、中に入れるのは8時半からとのこと・・・
時計を見たら8時だったので時間まで周辺をブラブラして戻ってくると、長蛇の列が出来てたので慌てて並びました。 -
私が見たかった蔵王権現。(撮影禁止なのでポスターを・・・)
映像や写真で見るよりも迫力があり、大げさですが鳥肌が立ちました。
色も実物はそんなに青くないだろうと思っていたので、普通に青くて驚きました。
はるばる吉野まで来て良かったです!!頑張って坂を上って良かった!!! -
お目当てのものを見ることが出来て、もう帰っても良いくらいの達成感だったのですが、折角なので吉野千本桜を見ようと、桜ビュースポットとして有名な吉水神社に。
鳥居をくぐったらなぜか下って上るという、すでに足がパンパンな私にとってはちょっとげんなり・・・ -
吉水神社の門をくぐると、左手には素晴らしい景色が!!
「一目千本」と呼ばれるこの場所は、その名前の通り中千本・上千本の山桜を一望することができます。 -
吉水神社の境内。
そんなに広くないので、参拝客でごった返してます。 -
吉水神社は元は吉水院という役行者により創建された僧坊で、後醍醐天皇の南朝の皇居でもありましたが、明治期の神仏分離により吉水神社と改められ、御祭神に後醍醐天皇や楠木正成が置かれました。
-
この神社はなかなか面白くて、源義経が頼朝の追手から逃れて静御前や弁慶と隠れ住んだり、豊臣秀吉が吉野で花見を行った際に本陣として数日間滞在したとされています。
隣接する書院にはそれぞれの遺品や宝物が展示されていて見どころ満載です。 -
吉水神社を後にして、折角だから吉野水分神社にも行っておこうと軽い気持ちで向かったのですが、上り坂の連続で何度引き返そうかと思ったことか・・・
でも戻る元気もなくて、ヒィヒィ言いながらひたすら坂を上ってたら、お茶屋さんみたいなところで桜餅が売ってたので買ってみました。
朝もパン一個食べただけだったので、めちゃくちゃ美味しく感じました。 -
桜餅休憩後、さらに坂を上ること・・・どれくらい歩いたんだろう・・・とりあえず、ようやく吉野水分神社に到着。
良く頑張った私! -
吉野水分神社と言えば子宝の神社として有名で、藤原道長も参拝に来たことがあるとか。
心なしか参拝客も夫婦が多かったような・・・ -
桜餅だけではお腹が満たされなかったので、たまご煎餅なるものを購入。
-
帰り道はほぼ下り坂なので余裕があり、桜も満喫できました。
写真は帰りの道中に撮ったもの。
左奥の大きな建物が金峯山寺の蔵王堂なので、あそこから歩いてきたことになります。(正確にはさらにその奥から歩いてきたのですが)
本当によく頑張ったと思います・・・
なお、バスも走ってはいますが、道路が狭い上に大渋滞していたので歩いたほうが早いと思います。 -
今さらですが、この日は天気が不安定で晴れたり曇ったりしてました。
写真を撮るには晴れてたほうが有難いのですが、歩く分には曇ってるくらいがちょうど良く、ちょうど坂を上ってるときは曇ってたので助かりました。 -
昼食は朝のうちにチェックしておいた豆腐専門のお店にしようと思ってたのですが、順番待ちの人数がえらいことになっていたので断念。
代わりに葛餅を食べました。美味しかったので留守番している相方へのお土産に購入。 -
帰りもケーブルカーは使わずに七曲坂を歩きます。
朝はとにかく必死だったので気付かなかったのですが、地面には桜の花が一面に散らばっていて、上も下も桜づくし的な感じです。 -
吉野駅に戻ってきました。
時間帯が夕方だったこともあって、駅前は帰る人で大混雑。
お手洗いも長蛇の列、ソフトクリーム屋?さんも長蛇の列、もちろん ベンチは全て埋まっている状況だったので、予約している特急の時間には少し早いですが改札内に入ると、何やら見覚えのある電車が・・・
私が乗りたかった「青の交響曲」というあべの橋と吉野を結ぶ特急電車で、桜シーズン中は運休のはずなのに、なぜ!?と思ったら、ただの宣伝で停まっているだけでした。
車内でグッズの販売やカフェのみ営業していました。 -
折角なのでカフェに入って休憩。
メニューは「柿」和菓子セットしかないので、良くも悪くも悩む必要はありません。(飲み物は選べますが)
柿のスィーツがあまり得意でないのですが、結構美味しかった。 -
実際に乗る電車はこちら。
特急のさくらライナーで大阪・あべの橋に向かいます。 -
デラックスカーの席を予約。と言うのも、デラックスカーの席配列が1-2なので、一人旅の私には大変助かります。
そんなわけで、席はもちろん一人席。隣の人を気にせずにゆっくりできて良かったです。
客室内はさくらライナーと言う名前だけあって、吉野をモチーフにした空間になっているとのこと。写真では分かりづらいかもしれませんが、壁にも桜の飾りが。 -
あべの橋駅到着後はJRで関空へ。
関空にあるフードコートの龍旗信というラーメン屋さんでとんこつ?醤油?・・・覚えていませんが、ラーメンを食べて、ANA098便で羽田に戻りました。
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