2016/05/08 - 2016/05/09
322位(同エリア797件中)
ケイホウさん
金峯山寺蔵王堂の御開帳最終日に合わせて、かねてから行きたかった天川村の龍泉寺に行ってきました。
龍泉寺は洞川温泉の一角にあり、近鉄下市口駅からバスで1時間20分くらいかかります。バスの本数も少なく、吉野駅発13:37に乗車して下市口駅からバスで洞川温泉に向かいます。
初めて訪れた洞川温泉は縁側のある旅館や「陀羅尼助」を販売するお店が軒を連ねたレトロな町並みでした。
吉野は蔵王堂での拝観と町並み散策を駆け足で廻ることになりました。
昨年秋に吉野を巡っています。合わせてご覧いただけると幸甚です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
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吉野駅到着(9:52)。
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数軒のお店が立ち並んでいます。
どのお店も桜ソフト・よもぎソフトの看板が。
軽い食事も出来るようです。
まっすぐ進むと徒歩2分でケーブル千本口駅です。 -
奥が千本口駅。
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ここからロープウエイで山上まで行くつもりでしたが、観桜時期だけの中千本公園行きの臨時バスが今日までと聞き、バスで行くことにしました。
今日は蔵王堂の拝観が主なので、上から散策しながら下りることにします。
乗客は私一人。 -
吉野山観光車道。
如意輪寺前を経由します。 -
中千本公園バス停到着。
ここはどこ?
思わず運転手さんに聞いてしまいました。
この門の左に急勾配の石段があり、そこを上がると竹林院近くに出られますとの事でしたが、桜本坊の修験道場の看板が掲げられた山門が気になり、くぐります。 -
お不動さんが祀られています。
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お不動さんの前を右に石段が続いているので上がってみると。
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桜本坊の境内に出てきました。
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いつもはこちらの山門から中に入るのに、今日は桜本坊の境内から出発です。
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桜本坊の前のお店。この道は風情があって好きです。
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「吉野手作り田舎ランチ」の看板。
古い家具などが置かれていい感じのお店です。
ランチは11:00〜15:00。 -
魚歌家(さかなかや)。
カフェ・レストラン。
川魚の老舗が手がける古民家レストランです。
秋に訪れた時はいつも西行庵まで行ってしまうので、ゆっくりお店を探訪は出来ないのですが、ちょと気になっているお店です。 -
手前の的場庵はお蕎麦屋さん。
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カフェはなさか
古民家を利用したおしゃれなお店が並びます。 -
下りてくるとここ。メイン道路にでます。
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くずきりの「八十吉」
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法具店の車屋。法螺貝が並んでいます。
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金峯山寺蔵王堂。
数年前から毎年お参りに来ています。
何度訪れてもあの迫力に圧倒されます。
秋にも訪れますが、今年は春にも参拝できました。(^^♪ -
林豆腐店でランチ。
今日の宿は一泊朝食付きで夕食は軽い食事になりそうなので、一番人気らしい「トウフバーク定食」にしましたが、私にはすごいボリュームでした。
美味しかったです。 -
日曜日なのに人出もまばらです。
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柿の葉ずしの「ひょうたろう」。
フードジャーナリストの平松洋子さんのエッセイに「本物の味」と記載されてましたが、いつも帰りに立ち寄ると売り切れです。 -
銅の鳥居。
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細い坂道を下ります。
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「発音」。
毎回、いいなと思いながら通っています。いつも9時頃山上駅に到着では、ここを通る時はまだお昼には早いんです。西行庵まで行って、蔵王堂から戻るには、この坂道が・・・。 -
古美術・骨董などが所狭しと並んだお店。
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黒門。
金峯山寺の総門です。 -
山上駅。
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現存する最古のロープウエイだとか。
「4人座れます。譲り合って下さい」と乗務員が言ってましたが、無理だと思います。 -
正面が吉野駅。右側の道路をバスで行きました。
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下市口駅発車のバスで洞川温泉に向かいます。
乗客は、駅のベンチで待っていたもう一人の女性と私。 -
途中、丹生川上神社下社の前を通ります。
この神社もいつか訪ねたいです。 -
洞川温泉着(15:38)。
今日の宿はバス停から10分程歩きます。
見えてきました。隣が食料品店です。
果物から魚まで、何でもあります。宿泊の人も買出しにくるみたいです。
私も果物を購入しました。 -
通されたお部屋。
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二間続きの和室です。
私一人では広すぎるかも。 -
テレビも冷蔵庫もあり、トイレ・鍵付きのお部屋でした。
荷物を置いて、町並みを散策しながら村営の洞川温泉センターに行くことに。 -
散策がてら、竜泉寺の境内を抜けていきます。
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町の中心を山上川が流れています。
川の左が寺前通り。
寺前通りに竜泉寺があます。、
川沿いに旅館が並び、旅館街の前の道が行者さん通り。 -
赤い橋が何ケ所も架かっています。
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修行門。
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八大龍王堂。
白鳳年間、役行者が大峯山修行の折、山麓の洞川に下られたとき、岩場の中から水が湧き出る泉を発見され、泉のほとりに八大龍王尊をお祀りし行をしたのが龍泉寺の始まりと伝えられています。
後、理源大師によって再興修行され、修験道の根本道場として修行者を迎える霊場となったそうです。(龍泉寺パンフより) -
中に入ってお参りさせてもらいました。
八大龍王堂天井龍図。 -
八大龍王堂から本堂を望みます。
今日は時間がないのでお参りは明日です。 -
龍が住んでいたと伝わるだけに境内に澄んだ池が広がります。
こちらは本堂前の池。 -
あちこちに清流が流れます。
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龍王堂横の心字池。
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大きな池です。
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心字池から龍王堂あたりを望みます。
広い境内の半分以上が池のようです。 -
龍泉境内案内図。
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境内を抜けて町を散策します。
郵便局です。 -
手作りパンのお店。
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旅館街のはずれの中華屋さん。
プチホテルもされてるようです。
引き返して温泉センターに向かいます。 -
喫茶ルナ。
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行者の湯・樽源別館。
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旅館街のはずれにある洞川温泉センター。
昔は温泉だったそうですが、今は沸かし湯だそうです。
それでも露天風呂が気持ち良かったです。 -
洞川温泉案内図。
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町のあちこちで岩魚を焼いて販売しています。
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温泉センターからの帰り道。
洞川温泉の町並み。
懐かしい感じがします。 -
こちらは旅館のお風呂。
私一人だったので写しました。
いいお風呂でした。 -
日が暮れて外に出て見ました。
今日のお宿、久保治さんと旅館街の夜景。 -
左がフロント。右側のお部屋で朝食を頂ました。
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宿泊の部屋は「りんどう」。
隣が浴室でした。
お風呂の後は部屋で一人酒・・・。
静かに静かに夜は更けていきました。 -
豆腐と山菜が中心の朝食。
美味しかったです。
食後のコーヒーを部屋まで運んでくれました。 -
寡黙で人の良さそうなご主人が弁財天まで送ってくれると言ってくれたのですが、あいにくの雨。
龍泉寺をお参りして帰ることにしました。
向かいは紀の国屋甚八旅館でした。
昨日、到着した時は一階の縁側は開放されてました。 -
荷物を預けて龍泉寺に向かいます。
昨日からこの道を何度も行ったり来たり。 -
バス停近くの橋を渡って寺前通りを進みます。
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寺前通りにあるそば処清九郎。
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面不動鍾乳洞へ行くモノレール乗場。
ブザーを押すとモノレール「どろっこ」が下りて来るようですが、誰もいません。
今回は行くのをやめます。 -
龍泉寺の土塀が続きます。
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修行門。
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総門。
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総門をくぐると右に第一水行場。
正面に役行者像。右にお不動さん。 -
お不動さんの横に脱衣所があります。
ここで行衣に着替えて水行するそうです。
5月3日は戸開式だったそうで、こちらへ来る電車の中で出会った修験者の方は3時30分からお山に登ったとお聞きしました。
古来より大峯に入峯する修験者はこの水行場で身心を清めて登山することになっているそうです。
この日も肌寒い日でしたが、さぞ寒かったろうと想像されます。 -
龍泉寺大玄関。
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便殿。
大正天皇の行在所を滋賀県彦根城より移築した建物で総檜作りだそうです。
この日、若い僧が法螺貝の練習?をしていました。
法螺貝の音色が境内に響いて修験のお寺にいることを再認識。 -
納経所。
お寺の方のお話では、水行・瀧行は一般の方でも出来るそうで、行衣に着替えるには寺務所に言えば鍵を渡してくれるそうです。
行衣は持参でもよいし、無い方は500円で貸してもらえるそうです。
今日は雨なので、又次の機会にでもとお答えし納経所を後にしました。
意味のわからないお返事をしてしまいました。 -
本堂。御本尊は弥勒菩薩。
左から聖宝理源大師・神変大菩薩・弥勒菩薩・弘法大師・一願不動が祀られています。
雨の早朝、お参りの人は誰もいません。 -
本堂を守る前鬼・後鬼の像で、役行者に従っている鬼の夫婦です。
通常は役行者より一回り小さい小鬼の姿をしていることが多いのですが、かなり大きな像です。
こちらは、奥さんの後鬼で霊力のある水の入った水瓶をもっています。
ちょっと強面? -
こちらが旦那さんの前鬼。
鉄斧で道を切り開く役目だそうです。 -
本堂から龍の口へ行きます。
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龍の口。
龍の口から湧き出る清水で満たされた池が、第一の行場となっているそうです。 -
龍の口の後ろ側あたりに瀧王の瀧があります。
入口に瀧場脱衣所がありここで着替えて瀧行します。 -
お不動さんが祀られています。
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薄暗く、ひんやりとして行場であると感じます。
観光の滝とは違った厳しい雰囲気が漂っています。
水の冷たさが伝わってきます。 -
簡単な木の柵で目隠しされた瀧行場。このお堂の後ろが「かりがね橋」への遊歩道になっています。
雨で滑りやすそうだったので今回は行きませんが、次回は行ってみたいです。 -
龍泉寺で出会った女性と七尾山本堂へ行くことになりました。
ご主人が修験者で今、お山に登っているそうで、その待ち時間をご一緒しました。
ここは柳屋旅館の売店。 -
柳屋旅館の裏を流れる小泉川。
川に沿って旅館やお店が立ち並びます。 -
昨日歩いた旅館街のはずれの中華屋さんの前の道を進みました。行者の道です。
10分程で七尾山本堂着。若い僧が山門の上を案内してくれました。
山門の二本の柱が上まで続いていて、柱そのものに龍王像が彫られていました。 -
若い僧から奥の院が近いと聞き、二人で行く事にしました。
嫁の茶屋が目印です。 -
第一の行場の入口。
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石段を下ります。
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この橋を渡ります。
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岩魚釣りをしている人がいました。
30匹くらい釣れていると言ってました。
清流です。 -
あの小屋に老爺が一人いて洞窟に入るかと聞かれます。
入ると答えるとノートに名前を記入し、小さなランタンを渡されます。洞窟は二つあり料金は300円。老爺のお経の後、自分達だけで洞窟に入ります。
一つ目はトウロウ窟。
真っ暗な洞窟の中をランタン片手に進みます。突き当たりにお地蔵さんが祀ってあるからお参りして帰ってくるように言われました。
小さなランタンなので、お地蔵さんがよく見えなかったのですが、二人できっとあの辺りにお地蔵さんがいる気がすると納得して引き返しました。 -
小屋の前からもう一つの洞窟が見えます。コウモリ窟。
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ランタン片手に橋を渡り、対岸に行きます。
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あの小屋の奥に洞窟(トウロウ窟)の入口がありました。
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橋を渡って、洞窟に入ります。
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ご一緒した女性が先に進みます。
階段の先に役行者像が祀ってありました。
危なっかしい橋で、10人までと看板がありました。 -
二つ目の洞窟から出てきました。
最初の洞窟よりも中は広く、迷路のようでした。役行者が寝ていた所もありました。 -
二つの洞窟以外にもぽっかり穴の開いた岩窟があり、修行にふさわしい場所だと感じました。
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帰りのバスの時間を気にしながら、ごろごろ茶屋が近いそうなので、行く事にしました。
雨にも関わらず、何組かの人がごろごろ水を汲みに来ていました。
日本の名水百選に選ばれた「ごろごろ水」。
あのパイプから、地下の原水地から導いた水を採水できます。
同行した女性はこれから、女人結界門まで行くそうです。
私は、12:25発のバスに乗り遅れると次は14:58までありません。
駆け足で久保治まで戻ります。 -
バス停の前の観光案内所。
久保治さんが貸してくれた傘を案内所に返しておくと、後で返却してくれます。
なんとか、12:25発のバスに乗れました。
乗客は私一人。 -
30分位走った所で、バスの運転手さんが声をかけてくれました。
下市町はあたりが山々に囲まれ、秋野川と丹生川が流れて杉や檜を素材にした地場産業が発達してきたそうです。
中でも、吉野杉の箸は有名だそうです。あちこちに写真のような材木を見かけます。 -
無人の吉野杉箸が売ってました。
雨ではっきり写らなかったのですが。
他では見かけない光景です。 -
そう言えば、久保治さんでお箸を頂きました。お料理屋さんで使うようなお箸でした。
龍泉寺も洞川温泉も趣のあるいい所でした。
シニアや行者さんが多いのではと思っていましたが、以外に若者が多いのに驚きました。みたらい渓谷が近いせいでしょうか。
案内所の人が、公共交通機関を使って来る人が少ないのでバス便も少ないのだとこぼしていました。
バスは多くを一車線の山道を走りますが、景色はとてもいいです。
又、利用したいと思っています。
もう一度、ゆっくり訪れたいです。
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