2017年GW　台湾6日間④　中正紀念堂と台北101編

2017/04/30 - 2017/05/05

我が家にしては珍しく動き回っている今回の旅ですが、4日目ともなると身体も胃袋も少々疲れてきました＾＾；

それでも昨年果たせなかった台北101へ、今日こそ登るぞ。
大きいことで有名な中正紀念堂も見てみよう。
ついでに美味しいと評判の「金峰魯肉飯」で遅いランチでも食べようじゃないか。

そんな感じで午後から頑張って出かけてみました。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅のお供はWin10タブレットPCです。
今まではDELLの14インチノートPCだったのですが、やっぱり重くて＾＾；

その点これならBluetoothキーボード付きケースは行き帰りはスーツケースに入れてしまうし、本体は8.9インチなので機内持ち込み手荷物でも軽くて助かります。

今日の午後1時には、もう帰りの便の48時間前なので、今ホテルの部屋でチェックインを行っているところです。

やはり座席の前の方は既にいっぱいで、行きと同じように後ろの方で、今度は左側（75のABC）を確保しました。

14時頃に重い腰を上げて向かった先は中正紀念堂駅です。

今日の予定はここと台北101なのですが、いずれも淡水信義線で雙連から1本で行けます。
本当に使い勝手の良い路線ですね。

中正紀念堂駅 駅

いくつかのブログで評判の「金峰魯肉飯」で遅めのランチを取ることにしました。

人気のお店らしく、昼時は大変混むとのことでしたが、14時過ぎだったので1組待つだけで座れました。

我が家は人数が3人だったので１テーブルを貰えましたが、2名以下だと相席になるケースが多そうです。

金峰魯肉飯 地元の料理

こんな感じで伝票に記入して店員さんに渡します。
このオーダースタイルは台湾では一般的ですね。

金峰魯肉飯 地元の料理

魯肉飯と青菜炒めと筍乾（メンマの煮物）を頼んでみました。
メンマの煮物はこのお店で人気らしいです。

お味の方は、我が家の面々には「胡・通化街米粉湯」の魯肉飯の方が美味しく感じられました。
こちらの方が調味料がとんがった感じがします。
「胡・通化街米粉湯」の魯肉飯の方がまろやかだと思います。

青菜も筍乾も、我が家にはちょっと塩加減が強かったです。
濃い味付けがお好きな方にはいいかもしれませんが。

金峰魯肉飯 地元の料理

「金峰魯肉飯」の道路を挟んで向かいに胡椒餅のお店があったので、1個買ってみようと思いました。

まだ胡椒餅、食べたことがなかったのです。

このおじさまは、20個もテイクアウトしていました。
職場のみんなで食べるのかなぁ？

10個買うと1個おまけっぽいので、きっと22個、持ち帰ったに違いないｗ

初めて食べた胡椒餅は、皮が硬くてパリパリというよりバリバリという感じで、でも中の肉餡はお肉の感じが残っていて美味しいです。

ただもう少し皮が薄いといいんだけどなぁ。顎が疲れる～ｗ

中正紀念堂に向かう路地にも小さなお宮が。

本当に台湾ってそこここにこういう小さいお宮がありますね。
人々の暮らしに密着している感じがします。

外からは暗くて良く見えないけれど、中を覗いてみると結構ゴージャスです。

どこのお宮も綺麗にお祀りしてありますね。

中正紀念堂が見えてきました。

遠目からも「大きいなぁ」と感じられます。

この見事なまでの遠近法をご覧ください。

まるで絵画の教科書に出てくる画像のようです。

どれだけ遠くまで続いている壁なのか…すごいですね＠＠；

国立中正紀念堂 建造物

駅から近い大孝門から入ります。

正面ではなくて横から入る感じですね。

国立中正紀念堂 建造物

現在地表示から、ここが相当広い敷地であることを理解します。

国立中正紀念堂 建造物

あの階段は…登らねばなるまい＾＾；

しかしひ弱な私に登れるかしらん？
途中で後悔しそうだな、などと邪念がよぎるものの頑張って登ってみます。

国立中正紀念堂 建造物

全部で85段ぐらいの階段を登り切って、正面入り口の方を眺めてみます。

こういうスケールの大きい場所は、往々にして距離感がよくわからなくなりますね。

あまり大きくない気もしてきますが、でも遠くに見える人間の大きさを見ると、やはりそこまでが相当遠いのだとわかります。

国立中正紀念堂 建造物

いや本当に巨大ですね。

しかし蒋介石という個人を祀るのに、こんなに大きなものが必要なのでしょうかね。
見栄とかハッタリの類でしょうか＠＠？

でもまぁとりあえずあらゆる主義主張や素人の疑問は脇に置いといて、観光資源という点では間違いなくこのスケール感が役に立っているのだろうとは思いますが。

国立中正紀念堂 建造物

中共との闘いに夢破れ、おのれいつかは…と中国大陸の方を向いて座る蒋介石さん。

こんなことを言っては不謹慎かもしれませんが、巨大風車を怪物と思い戦いを挑むラ・マンチャの男みたいだわと思ったりしたのはここだけの話。

国立中正紀念堂 建造物

イケメンな若い衛兵さん。

まるで実物大フィギュアのようです。
動くところが全く想像できません。

夫が隣で「痒くなったらどうするんだろう…」とつぶやきます。
そんな酷な想像、やめてあげて；；

国立中正紀念堂 建造物

この植え込みの梵字のような模様にもきっと意味があるのでしょうね。

少し調べてみたけどわかりませんでした。

国立中正紀念堂 建造物

こちらはコンサートホールだそうですね。
どんなコンサートが開かれるのでしょう。

この反対側にはオペラハウス。
どちらも立派な建物ですね。

中正紀念公園 広場・公園

入ってきた大孝門の前の工事現場の、工事エリアの仮設壁が緑化されてました。

これは素晴らしいですね。

日本ですと味気ない「安全第一」とか書かれてるだけの鉄壁も、こうしてグリーンカーテンのようにすれば、都心のヒートアイランド現象の解消に少しは役立つのではないかしら。

階段も登って降りて疲れ、冷たいものが飲みたくなって見つけたスムージーのお店。

よく見るとなかなかユニークなネーミングです。

私は西瓜爺爺、息子は甜蜜黒騎士、夫は不能苺有你というものをオーダー。

スイカじじぃはシャーベットっぽくてさっぱりして美味しかったです。

息子の黒騎士はまさにチョコバナナの味でした。

夫のミックスベリースムージーは、色々なベリーが混ざりすぎてなんだかよくわからない感じでした（ノ∀｀）

そして再び淡水信義線に乗って「台北101／世貿駅」に到着。

ここは地下1F、展望台への団体受付はこちらだそうです。

ミニチュアの台北101が飾ってありますが、ミニチュアでも結構大きいですね。
5ｍぐらいあるのかな。だとすると1/100スケールでしょうか？

台北101/世貿駅 駅

下から見上げてみます。

首が痛くなります。

台北101 ショッピングセンター

個人客は5Fが展望台受付らしいので、1Fから中に入ってみます。

入ったすぐのところにBMWのすごい車が展示されていました。

ガルウィングでかっこいいですね。

台北101 ショッピングセンター

一流ブランドのショップが、広々とした空間にゆったり配置されています。

でもほとんど客が入っていませんね＾＾；

トワイニング紅茶のきらびやかなショップ。

台湾のセレブな奥様が似合いそうです。

展望台チケットカウンターです。

この時の時間は18時頃、そろそろ夜景目当ての人々が登る時間帯だと思います。
チケットを買うまで15分ほど並びました。

エポスカードと冊子で、10％オフでチケットが買えました。

現在の視界は上から3番目の「一般的」だそうです。

台北101 ショッピングセンター

ここのエレベーターは今日本を騒がせている東芝製ですが、本当に静かで滑らかで、あっという間に89階の展望フロアに着きました。

天井のプラネタリウムちっくな照明が美しいので、もっとゆっくり登って欲しかったぐらいです（笑

そろそろ日没という時間帯ですが、まだ夜景というには早い頃合い。
台北101はガラスが青く、景色も青みがかって見えますね。

今日は空気の透明度があまり良くないので、遠くの景色はかすんでしまいます。

このくらいの近場しか見えません。

台北101 ショッピングセンター

91階の屋外展望台にも出ることができました。

このように月は綺麗に見えているのですが、遠くの景色はかすんでしまいます。

高いところだから寒いかなと思ったのですが、それほど寒くなくて気持ち良かったです。

台北101 ショッピングセンター

フェンスからカメラを持った腕を伸ばして撮ってみましたが、やはり遠くはかすんでいますね。

台北101 ショッピングセンター

再び建物内に入ると、ミニシアターがあって、台北101の建設の記録フィルムがエンドレスで再生されていました。

「プロジェクトX」みたいで、短いながら興味深く拝見いたしました。

台北101 ショッピングセンター

フィルムの最後は、今年（2017年）の元旦のファイヤーワークスです。

見ごたえがあります。
これは確かに「出来れば生で見たい」と思いますね。

いつかかなうでしょうか…？

台北101 ショッピングセンター

だいぶ暗くなってきて、夜景らしくなってきました。

天気がよければさぞやキラキラなのでしょうね。

まず乾季に来ないとだめですよねきっと。

台北101 ショッピングセンター

91階から87階にかけて設置されているマスダンパーを見ることもできました。

地震の免振装置かと思ったのですが、主として風圧対策なのですね。

確かに台湾は地震もありますが、それ以上に頻繁に台風に見舞われることの多い島ですものね。

このダンパーの脇には、ダンパーに関しての説明が各国語で展示されていました。

それによると、こうしたダンパー技術はやはり地震大国・我が日本発だそうですね。

自然災害は恐ろしいけれど、住んでいる土地は簡単に離れることができません。
幾度となく大きな自然災害に見舞われ、多くの命や財産を奪われながらも、その土地で暮らし続けていくために叡智を養ってきた先人の努力には本当に頭が下がります。

台北101 ショッピングセンター

ダンパー見学のあと、下りのエレベーター乗り場までは、美しい玉（宝石）の展示販売場を通ります。

まずは素晴らしく美しいサンゴの数々。

すごい紅サンゴですねぇ＠＠；

こんな美しく高価なものだから、某大陸の連中は小笠原沖まで来てかっさらっていくのでしょう。
ライブコーラルを根こそぎとか、本当に許せませんね。

台北101 ショッピングセンター

台湾近海には、白・ピンク・紅サンゴが取れる場所があって、このように簡単な分布図なども展示されていました。

台北101 ショッピングセンター

このワシもサンゴ細工ですって。

台北101 ショッピングセンター

それにしても見事な細工技術です。

尾羽をズームしてみました。

羽の筋1本1本まで刻まれていて、気の遠くなる作業の賜物だということがわかります。

台北101 ショッピングセンター

サンゴの枝ぶりを生かしながらの細工物もたくさん展示されています。

これは恵比須様と大黒様ですね。

台北101 ショッピングセンター

これなどは拡大してみるとすごい作品だということがわかります。

「綺麗仙境」というタイトルですが、まさに桃源郷といった感じ。
沢山の塔、咲いている花々が、これでもかと思うほどの細かさで刻まれています。

台北101 ショッピングセンター

これも特に雄鶏などはすごく生き生きしていますし、周りの牡丹か芍薬か、花びらの細かいこと。

台北101 ショッピングセンター

サンゴの他には、翡翠細工や貝細工、水晶などの天然石などもあり、売り物も多数展示されていました。

中には数千万円もの品も普通に展示してあってびっくり。

もっとも、ここなら防犯も一級レベルですものね。

なんともため息の出るような宝飾品、芸術品の数々を見ることができました。

台北101 ショッピングセンター

数千万円の宝石を見てきたあとでお弁当かぃ＾＾；；

台湾の食べ物は割と口に合うものの、さすがに胃腸が疲れてきてしまい。

今夜はこんな質素なもので済ませたくなりました。

雙連駅の近くに「雙連食堂」という、日本食を食べさせる食堂があって、店頭にお弁当の写真があったので入ってみました。

殆どの人がイートインしていくのか、店員はお弁当の注文には慣れていない風でしたが、なんとかゲット。

これは息子の選んだ鯖の塩焼き弁当（130NT$）。
私と夫は白身魚フライ弁当（100NT$）。

あとで口コミを見たところ、味や店の綺麗さは割と評価が良いようですが、皆さん「高い！」と言ってて、台湾っ子にはコスパの面で不評なようでした。

確かに台湾にはもっと美味しくて安いものがたくさんありそうですものね。


というわけで、なんとか4日目も観光っぽいことをしました（ノ∀｀）
うむ頑張っているぞ＞自分。

ただ息子の体調が思わしくなくなってきました…。
明日はいよいよだめかも＠＠；
徐々に暗雲垂れ込めつつ、次回に続きます。


最後までご覧いただきありがとうございました。

るび