ビジネスクラスでスペイン ⑨　旧市街街歩き＆グエル公園

2015/10/07 - 2015/10/16

子宮筋腫の開腹手術後、しばらく実家で自宅療養していましたが、一人に戻ってからは淋しくて、どうせ静養するなら気分転換に海外へ！と言う事でスペインへ
シートベルトはまだちょっときついので、エコノミーでなくビジネスクラスで。

1日目:　羽田→パリ経由バルセロナ、　バルセロナ→マヨルカ
2日目：マヨルカ島：ポルトデ　ポレンサ
3日目：マヨルカ島：アルクディア
4日目：マヨルカ島：ポルト　デ　ソーイェル
5日目：マヨルカ島：パルマ
6日目：マヨルカ島→バルセロナ
7日目：バルセロナ街歩き
8日目：バルセロナ街歩き
9日目：バルセロナ発→パリ経由
10日目: 成田着

8日目。とうとう実質最終日。この日はお昼に予約をしたグエル公園に行くまで、旧市街（ゴシック地区）をぶらぶらと。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルでの朝ごはん。
あいかわらずメニューに変化もなく淋しい。。。

まず地下鉄で向かったのは、ゴシック地区のサン・ジョセップ市場（ボケリア）
海外の市場、見るだけで楽しいんだよねー♪

おいしそうなチョコレートや

新鮮な野菜や果物、そしてフルーツを使ったジュース。
見ているだけで元気が出そうな色。

海外っぽい、おかし。

日本では見たことのない魚も。
やっぱり魚周辺はちょっと匂いが気になります。

そして生ハム！おいしそう♪

カラフルなチリ。でこぼこした形がかわいいです。
海外で見慣れない野菜を見たりするの、本当に楽しい♪

食べ歩きによさそうなフライ達。
その他、数は多くはないけど、タパスなどが食べられるバルも場内にありました。

でもやっぱり一番目を惹いたのがフルーツジュース。
こんなに鮮やかな色が出るなんて。
どれにしようか迷っちゃう。

結局、迷いつつも後のスイーツタイムのお楽しみに我慢。

次に向かったのはカテドラル。

ゴシック地区のシンボルと言われるカテドラルです。
ここは無料で入れるのがうれしい♪

中は意外とシンプル。だけど重厚。
13世紀の終わりに建設が開始されてから150年もかけて作られた大聖堂だそうです。

そういう歴史のある建物なのに、ろうそくは電気なのね。
やっぱり本物の蝋燭と比べてチープ。

華やかさはないけど、重い。そんな感じ。
正式な名称は”聖十字架と聖エウラリア大聖堂”というらしく、エウラリアはキリスト教の信仰を捨てなかったため、ローマ人に13の拷問を受けなくなったのだとか。

亡くなった年は13歳。そんな若いうちに拷問されて命を落とすなんて…

天井もどっしりとした雰囲気。

ステンドグラスは、落ち着いた印象で私は好き。

ゴールドと赤、黒が印象的な絵。

その後ふらふらと歩いていると

なんかいい感じの建物。

そして偶然たどり着いた、王の広場。
コロンブスが新大陸から帰ってきたときに、この階段を上って王に謁見しに行ったのねー！！

中世の雰囲気が漂う広場でした。

その後向かったのはサンタ・マリア・ダル・マール教会。

海のカテドラルと呼ばれる教会、14世紀にこの地区に住んでいた船乗りたちによって作られ、航海前に安全祈願をしていたのだとか。

ステンドグラスが素敵。

中はあまりカラフルではなくシンプルなのですが、ステンドグラスの美しさが印象的。

そしてキャンドル、やっぱり本物が一番。

特にバラ窓のステンドグラスが素敵でした。

教会を回った後は、行ってみたかったBUBOへ。
サンタ・マリア・ダル・マール教会のすぐ近くにあります。

分かりにくい場所にあると聞いていましたが教会の近くですぐわかりました。
ショーケースの中にはおいしそうなスイーツ達。

そしてお値段が手ごろなのがうれしい♪

どれもおいしそうでどれにしようか迷ったけど、カフェラテと”Pera Caramel"をオーダー。
ここは英語でも説明書きが書いてあるので分かりやすいです。

洋梨のムースとキャラメルムース、ナッツのサクサク感。
特にキャラメルムースがほろ苦くて、何とも言えないおいしさ♪

甘すぎないので日本人にもちょうどいいです。
パッケージがかわいいチョコレートはお土産にもぴったり。
店員さんもエンリケイグレシアス似のイケメンさんでした。

Buboでおいしいスイーツを堪能した後は、ちょっと早めのランチ。
近くにあるバルでピンチョスランチ。

カウンターに並べられたいろんな種類の中のピンチョスから、食べたいものをセレクト、お会計は食事後に爪楊枝の数で精算というスタイル。

おいしそうなのがたくさんあって迷っちゃいました。
カヴァとも相性抜群でした。

ランチを食べた後、事前予約をしておいたグエルパークへ。

ちょっと辺鄙な場所で時間がかかるので早めに行きましたが、早めの行動でよかった―と思うくらい迷いました。

入口にたどり着く前からわくわくしちゃう、恐竜のお腹みたいなアーチ。

そして植物でのアーチ。

お菓子の家が見えてきました。

まずスタートは大階段から。

犬？猫？と思ったら、ギリシャ神話でモーゼを守った蛇と言われるネフシュタンらしい。

そしてグエル公園のスポットといえばコレ、トカゲ。ではなくドラゴンなんだとか。
ちょうど人がいなくなってシャッターチャンス。

ブルーをメインとして、暖色をちょっと混ぜたドラゴン、かわいらしい。

柱がずらーっと並ぶ、ホール。
グエル氏から、この建築にギリシャ神話を取り入れるよう依頼されたのだとか。

広場の広さに比べて太くて数の多い柱に圧倒されますが

それよりも目に入るのは天井にちりばめられた美しいモチーフ。

色の使い方が上手だなーとうっとりしてしまいます。
実際に製作したのはジョセップ・マリア・ジュジョールという建築家でガウディの裏方として活躍された方なんだとか。

実はガウディと施主がもめて建設が止まってしまったカサミラを完成させたのもこの人なんだとか。初めて知りました。
日本では知られていないのが残念。

花模様の柵。

そして先ほどのホールの上に上がっていくと

モザイクがちりばめられた波打つベンチの広場となっています。
ちなみにこのベンチもジョセップ・マリア・ジュジョール氏によるものなんだとか。

もしかしたら私がバルセロナで見てずっとひかれているのはガウディの建築はもちろんだけどこの人の仕事の部分が多いかも。

様々ながらや色を組み合わせたモザイク。

そしてベンチから眺めるバルセロナの街がまたいい。

一つ一つ、全く同じものがないのがまた楽しいのですが、このグラデーションのタイル、かわいいなあ♪

寒色系が好きなのでどうしても寒色系のベンチばかり撮ってしまいますが、暖色系や白を中心としたものもあります。

下を見ると鉄砲ゆりのような花が咲いた木。

樹木も波上にカットされています。

洗濯女の柱廊ポーチ。
とても不思議な空間。

なぜ洗濯女？後で見たら回廊の名前の由来となった、洗濯をする女性像が付いた柱があると書いてありましたが気づきませんでした。

らせん状にねじられた柱。
見ているだけで面白い。そしてこういう発想がで切るのが、すごい。

ジブリの世界に出てきそうだな―と思っちゃいました。

正味1時間程でしたが、のんびり散策楽しかったです。
カラフルなモザイクと、シンプルだけど勢いがあるデザインにもう心底惚れました。

バスに乗って戻ってきました。
何度見ても美しい、カサバトリョ。

ランチは早めにちょっとピンチョスをつまんだ位だったので、小腹がすき遅いランチを16時頃に。
一日4食って、スペイン人化してる～

オーダーしたのは山羊のチーズのサラダとハムのコロッケ。
本当はブラバソースのポテトを頼んだんだけど、品切れだったのでウェイトレスさんのおすすめのハムのコロッケを。

アツアツのコロッケ、なかなかおいしいけどなんといっても山羊のチーズが最高♪
もともとゴートチーズは好きなのですが、今回は表面をキャラメライズしてあって、かりっと甘みと苦みがまたチーズに合う♪
これだけでシアワセな気分。

バルセロナ最後の夜。
遅めのランチもあったのでどうしようかと思ったけど、せっかくなのでおいしそうなレストランへ行ってみました
20時オープンと5分くらいしか変わってないのに、既に人がいて、予約せずに入れる最後の1席でした。

でもメニューを見てびっくり。スペイン語だー
私の乏しいスペイン語録から、何とか想像つけてオーダーしてみました。

イタリア人が経営するレストラン、楽しみ♪

パンコントマテはカタルーニャの伝統料理。

初めて食べるというと、作り方？を教えてくれました。
シンプルだけど、だからこそオリーブオイルのおいしさとトマトのおいしさが命。

自分でトマトを擦りつけて、食べたらさらにおいしく感じられます♪

前菜。うん、間違ってなかったような私好みのサラダ。スペイン語で分かったトリュフとチーズという単語だけ。
お皿の右半分にのみ盛り付けてあって、おしゃれ♪

ピスタチオをまぶした山羊のチーズボールとルッコラ、ドライトマト、ビーツのサラダ。
見た目はかなりおいしそうなんだけど塩味が濃かったです。

そして予想よりかなり早く来たお肉。
良かった―お肉が食べたかったのよね♪

サーロインステーキに、トリュフとフォアグラが乗ったソース。

これも塩分が強すぎて、ここのオーナー、南イタリア出身なのかしら？と思ってしまいました。

デザートも最後だから、と頼もうと思ったら、そこで英語メニュー登場。
英語のメニューあったんなら、最初から持ってきて-！

オーダーしたエキゾチックマンゴー、スイーツ屋さんで食べたどのスイーツよりおいしかった、今回のスペインナンバーワン。
さっぱりとしたマンゴーシャーベット、ココナッツミルク風味のケーキにパッションフルーツソースが。
ドライパッションフルーツもおいしかったです。

メインが出てくるのは早かったんだけど、デザートとお会計でかなり待って、21：40．
最後だから、サグラダファミリアライトアップを見に行こうかと思っていたんだけど、22時までなので微妙。

でも後悔したくないので行ったら間に合いました。

そして公園越しに。

池に反射する、サグラダファミリア。

サグラダファミリア周辺は観光客がいますが、メトロはやっぱり一人で歩いているのはちょっと気持ち悪いかも。
男性の二人組につけられました。

でも財布狙ってる人ってすぐわかるので、注意していればそれ程怖くありません。

外へ漏れる、ステンドグラスの明かり。
前日見たステンドグラスの美しさを思い出しました。
外から見るとぼやけてまた違った美しさ。

バルセロナ、最後の最後まで堪能して、満足してホテルに戻りました。