2017春、静岡県の桜(8/13)：国立遺伝学研究所構内(5/6)：桜見本樹、越の彼岸、天城吉野

2017/04/09 - 2017/04/09

国立遺伝学研究所構内の300種類余の桜見本樹の紹介です。大急ぎで撮影しましたが、1時間程の見学時間でしたから、残念ながら、時間切れになってしまいました。

エリア 三島(静岡)

• 交通手段: 観光バス

『越の彼岸桜(こしのひがんざくら)』の枝先光景です。この場所で開設されていた現地ガイドさんから、枝先に注目するよう教えて戴きました。花の着き方が、ほかの種類とは異なっているようでした。

系統番号102、位置番号が『069』番、『越の彼岸桜(こしのひがんざくら)』の花のズームアップ光景です。

『越の彼岸』の説明パネルです。富山県の県の花で、自生地では県の天然記念物に指定されていると紹介されていました。マメザクラとエドヒガンの交配種です。

系統番号23、位置番号『070』の『天城吉野(あまぎよしの)』の見本樹の光景です。樹高は高木で、花期は3月下旬～4月上旬と紹介されていました。竹中要博士が、オオシマザクラにエドヒガンの花粉を交配して、1957年に作り出された交配品種です。

『天城吉野(あまぎよしの)』の見本樹の花のズームアップ光景です。白色一重咲の大輪と紹介されていました。淡紅色の花も見えていました。

更にズームアップした、『天城吉野』の見本樹の花の光景です。伊豆半島の天城山に因んで付けられた名前です。

『天城吉野』の説明パネルです。『オオシマザクラ』を母に、『エドヒガン』を父とすることが紹介されていました。命名者は染井吉野の起源を明らかにした、竹中要博士です。プレートに、花弁がくっついていましたが、別の樹の花弁のようでした。

手前に一番号『071』番と記された見本樹は、系統番号17の『飴玉桜(あめだまさくら)』です。神奈川県の真鶴で、川崎哲也氏が発見した原木が元の見本樹です。川崎哲也氏(1926～2002年)は、牧野富太郎氏に師事し植物図の精密画の腕を認められた人で、桜の研究家としても著名でした。

系統番号265、位置番号『071』の見本樹は、『汐風桜(しおかぜざくら)』です。原木は、静岡県南伊豆町石廊崎にあったもので、中井猛竹之進氏により命名されました。この樹は、枯れそうだった原木から増殖されたものです。

『汐風桜(しおかぜざくら)』の見本樹の説明プレートです。一重咲の白色～薄い淡紅色の中輪です。

系統番号153のサトザクラ、位置番号『073』番の見本樹の『類嵐（たぐいあらし)』です。白色、一重咲の大輪です。東京都の荒川堤あった系統の桜とされます。

系統番号185のサクラ、位置番号『074』の見本樹、『若名日光桜(わかなにっこうざくら)』です。白色、一重咲の小輪です。

系統番号185、位置番号『074』の見本樹、『若名日光桜(わかなにっこうざくら)』の花のズームアップ光景です。です

更にズームアップした、系統番号185、位置番号『074』の見本樹、『若名日光桜(わかなにっこうざくら)』の光景です。