2017/03/26 - 2017/04/04
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azianokazeさん
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2回目のエジプト 前回(10年前)はカイロ市内、周辺の各種ピラミッドと白砂漠などを観光しましたので、今回はナイル川を遡ったルクソール、アスワン、アブシンベルの遺跡を観光。
初日のカイロはギザの安宿、ただし、スフィンクスの真ん前というロケーションですから、眺めは間違いなく世界有数です。
表紙はベタな写真ですが、展望所などではなく、部屋のドアを開けたところから撮影したものです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
2017年4月26日 成田からアブダビ経由でカイロへ いつもの一人旅です。
アブダビへは約11時間のロングフライト 疲れる長時間のフライトは嫌いですが、仕方ありません。
近場の国々は3~4回は訪れていますので、まだ行っていない国へ・・・ということになると、今後もロングフライトが増えそうです。
鹿児島に住んでいる関係で、福岡や関空を利用することが多く、成田は最近ではあまり記憶がありません。歳のせいか記憶がごっちゃになってきて、定かではありませんが。 -
今回利用するのはアブダビをハブとするエティハド航空 初めての利用ですが、潤沢なオイルマネーを背景に急拡大している航空会社ですから機材・サービスはいいのでは。
(実際、機内のモニターとか食事などは、普段利用することが多い中国東方航空などに比べると格段に立派です。さすが)
寝ていれば長時間フライトもなんとかしのげるのでは・・・と思って、搭乗後すぐに眠ったのですが、目を覚ますとまだ福岡のあたり。離陸が1時間ほど遅れたようです。
鹿児島から半日以上かけて成田に移動したのですが、ようやく出発点に戻った・・・というところ。先が長い。 -
深夜1時頃アブダビ到着 乗継時間は往復とも2~3時間程度と、今回はいい条件です。
アブダビからカイロは3時間半程度です。もうひと頑張りです。 -
1時間近く遅れましたが、27日早朝6時頃カイロ到着。この日はギザに移動してピラミッドを眺めるだけですから、多少の遅れは全く問題ありません。
出てきたスーツケースが・・・・ひしゃげています(写真下部)。
押し返すともとへ戻りましたが、相当に乱雑に扱われたようです。 -
朝のカイロ空港 ATMで現地通貨を引き出し(両替所より便利で、手数料も節約できるかも)空港からギザのホテルまでタクシーで移動。250エジプトポンド(E£)(約1500円) ガイドブック記載の金額より高いようですが、物価上昇が著しいエジプトですから・・・・
タクシーチケットカウンターで「高いよ」と言うと、料金一覧表を見せて「そんなことはない」と。見せられてもアラビア語なので全く分かりませんが。
カウンターの係員がタクシーまで荷物を引っ張って案内してくれますが、当然にチップを請求されます。10E£(約60円)
チップが必要な国の旅行経験が少ないため、このチップがとても苦手。どんなときに、いくら渡せばいいのか・・・ この旅行の間ずっと悩まされます。 -
移動中の車の中から カイロ市内の観光スポットである「シタデル」(中世、対十字軍のために丘に築かれた要塞)付近
この丘の上の巨大モスク「ガーマ・ムハンマド・アリ」は内部も壮麗ですし、何より足元に広がるカイロ市街から湧き上がってくるアザーン(イスラムのお祈りの呼びかけ)が旅情をかきたてます。
カイロ市内観光で「一カ所だけ」というなら、ここをお勧めします。
ただ、そうしたカイロ市内観光スポットは前回(10年前)にほぼ回りましたので、今回はパスします。 -
カイロ市内を抜けてギザに向かうあたりで渋滞にはまります。まだ朝の7時ぐらいですが。
どこの途上国でもそうですが、急激な車社会の進展に対しインフラ整備が追い付かず、深刻な渋滞があちこちで見られます。(空港への移動で「すいていれば30分ほどでつくけど、渋滞にはまると2時間かかることも」なんてよく言われますが、対応に困ります)
渋滞以上に難渋したのがホテルの場所がよくわからなかったこと。安宿ですからもちろんドライバーは知りません。一応バウチャー記載の住所は示したのですが・・・(ホテルの電話番号が記載されていなかったことが困りました)
「スフィンクスのすぐ近くだ」とは説明するのですが・・・。電話であちこちに問い合わせたり、付近の人に尋ねたり・・・。「 -
ギザに入って、ピラミッドが見えてきました。
当たり前のことですし、排気ガスにかすんでいますが、やはり“エジプトに来た”との感慨があります。 -
なんだかんだで、ようやくホテル「スフィンクス ゲストハウス ギザ」に到着。チケットカウンター係員のアドバイスに従って2ドルをチップとして渡します。
エジプトではポンド(1ポンド=6.17円)が通貨ですが、米ドルもあちこちで広く使えます。
最近はポンド下落・ドル高が進んでいますので、米ドルが嫌われることもないと思います)
ホテルと言っても、普通の建物の屋上にペントハウスのような小屋を3つほど追加したようなもののようです。
朝が早いせいで、一階部分の土産物屋はまだシャッターが下りています。どこから入ればいいのかわからず、ウロウロしているとホテル関係者がやってきてなんとか中へ入れました。
写真は屋上に作られた部屋(写真右手) -
屋上は写真のようなオープンテラスになっており、目の前にピラミッドとスフィンクスが。
屋上に初めて上がってきたときは、「おおーっ・・・」と思わず声が出ました。 -
室内の確認もそこそこに、ピラミッドの写真を撮りまくります。
自分のホテルからこれだけの眺めが楽しめるというのは、ありえないすごさです。 -
カフラー王のピラミッドとスフィンクス
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クフ王のピラミッド 基底部の白い建物は「太陽の船博物館」
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ひとしきり写真を撮って落ち着いたのち、改めて室内をチェック。
さっきも書いたように、普通の建物の屋上に2,3部屋付け足したような安宿ですから、設備を云々するようなレベルではありません。“ホテル”という呼び名もはばかられます。
それでも、ホットシャワー、エアコン(使えるかどうかは試していません)など、最低限のものは付いています。
そんな安宿(通常なら十数ドル程度)ではありますが、ピラミッドの真ん前という“場所代”があって、51ドルとそんなに安くはありません。
まあ、世界有数の眺めを誇るホテルですから・・・。
なお、WiFiも室内で使えますが、速度が遅く使用に耐えません。
そういうこともあろうかと思い、レンタルのルーターを持参しましたので、ブログ更新などは“なんとか”それで対応できました。(遅かったり、開けなかったりで、ストレスになりますが) -
ピラミッドは前回も観光しましたし、ホテルからの眺めだけで十分とも言えます。近くから見ても“ただの“石の塊”とも・・・。
ただ「そうは言っても・・・」ということで、一応敷地内に入ってみましょう。今日はほかに予定も組んでいませんし、カイロ市内に出かける気もありませんので。
とりあえず街に出て朝食を。
路上の屋台で売られていたものをのぞき込んでいたら、近くの店先に腰かけた男性から「こっちへ来て座れ」としきりに誘われます。
「面倒だな・・・」とは思いつつも、周囲に適当な店も見当たらなかったので、誘いに応じて座ります。
写真のようなローカルなサンドイッチ二つ(最初1個頼んでいたのですが、よくわからないやり取りの結果2個になってしまいました)とお茶を頼むことに。
食べてる間、しきりに土産物などの話を持ち掛けてきますが、すべて断ります。1個食べ終わって代金を訊くと“10ドル”とのこと。
「いくらなんでも高すぎる」と5ドルだけ置いて立ち去ろうとすると、ひと揉めあって、結局7ドルで。
代表的ローカルフードのコシャリなど10ポンド(ドルではなくエジプトポンド 約60円)で食べられるエジプトですから、ピラミッド入り口という場所柄を考えてもせいぜい2~3ドルではないでしょうか?
まあ、値段を確認せず食べた私がうかつと言うか、長旅でボーッとしていました。残り1個は持ち帰り、ホテルに戻ってから屋上でピラミッドを眺めながら昼食代わりに食べました。
街を歩いていてもあまりいい話はなさそうなので、ピラミッドの敷地内に早々にはいることに。 -
入園料は80ポンド(約500円)
この時期カイロはそんなに暑くなく、日中の一番暑い時間帯以外は長袖でちょうどいいぐらいです。
ただ、歩き回っているとやはり暑くなってきますが、乾燥しているので汗ダラダラというほどではありません。 -
ぼったくりで有名なラクダ 安心して乗れるなら乗ってもいいのですが。
エジプトはテロの影響で観光客が大幅に減少し、観光業は非常に苦しい状況です。
なんとか観光客から多額のお金を・・・という話にもなりますが、悪い評判は結局自分たちのクビを絞めます。
エジプトでも非常に多い中国人観光客は結構乗っていたようです。 -
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クフ王のピラミッド
本来の高さは146mですが、一部欠けて137mに。
ピラミッドは中に入っても、通路が狭苦しく、暑いうえに、素人にとっては見るほどのものはありません。1回入れば十分のような気もします。
「太陽の船博物館」に入ってみることにします。
入館料は60ポンドですが、カメラ持ち込み料が50ポンドで、合計110ポンド(約700円) -
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クフ王の船と考えられる木造船が公開されている。死後のクフ王が、天空を旅するときに使う「太陽の船」という説もあるが、まだはっきりしない。
発見当時この船は、数万というパーツに分かれていたので復元するのに14年もかかった。今では、長さ43mの威容を存分に見せてくれる。【歩き方】
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カフラー王のピラミッド 高さ143m
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クフ王のピラミッドの入り口
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ピラミッドをどのようにして作ったかは諸説あります。
ただ、基底部の石は確かに巨大ですが、上部の石はそれほどでもないような・・・、もちろん数は半端ないものですが。 -
いったん園内を出て、アスワン・ルクソールからカイロに戻った後のツアー予約のため、近くにあると思われる旅行社を探しましたが見つけられませんでした。
普段全く歩かない生活をしているため、歩き回ったせいでヘトヘト。
ホテルに戻ってから足がつりまくりました。 -
どれもこれも同じような写真ですが、ピラミッドしかありませんので。
カフラー王のピラミッドの正面には葬祭殿があります。 -
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ホテルに戻って部屋の前から 肉眼ではもっと大きく見えます。
朝方のガスも消えて、鮮やかに見えます。 -
同じくホテルから
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スフィンクスだって、このとおり。
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部屋のドアを開けると、こんな光景が。
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小学生の社会見学でしょうか。
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夜になるとピラミッドを背景にした「サウンド&ライトショー」が行われますが、これもホテルから無料で眺めることができます。
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ただ、ピラミッドの照明はきれいに見えますが、プロジェクター映像まではよくわかりませんので、ショーの“物語性”はくみ取れません。言葉の問題もありますが。(参加すれば日本語のイヤホーン説明などもあるはずです)
したがって、“ただ見”のショーはやや冗長なものにも思えます。
ちゃんと料金を払って近くで観れば、もっと面白いのかも。
同種のショーはアブシンベル神殿と、ルクソールのカルナック神殿で観ることを予定していますので、ギザでは“ただ見”だけで。 -
ショー以上に興味深かったのは、ショーが行われている最中にアザーンが大音響で流れはじめ、ショーの音響効果も雰囲気も台無しになったこと。
外国人相手のショーを打ち消すようなアザーンの大音響がエジプト社会の一面を表している・・・・というのは、こじつけに過ぎるでしょうか。 -
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“サウンド&ライトショー”終了後、再び街に出て夕食。
代表的ローカルフードであるコシャリで済ませます。
“米、マカロニやスパゲッティなどのパスタ、ヒヨコ豆、レンズ豆をミックスし、揚げた玉ねぎとトマトソースをかけた料理で、カルと呼ばれる酢と、シャッタと呼ばれる辛味ソースをかけて食べる”【ウィキペディア】
ミートソース味でそんなにクセもなく、食べやすい料理です。
10ポンド(約60円)で夕食終了。あまりカロリーもとりたくないし、グルメの趣味もありませんので、これで十分です。
旅行中、手軽に食事をすませたいときに重宝しました。 -
夕食を終えてホテル(ショーの入口正面でもあります)の前には警備の警官が。
正面から撮影しようとすると、さすがに「ダメ」とのこと。そこで屋上から撮影。一番手前の柵に置かれているのは銃です。 -
エジプト初日、ギザの夜が更けていきます。
明日はエジプト南部アスワンまで飛行機で移動します。
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この旅行記へのコメント (5)
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- スイカさん 2018/02/24 11:04:34
- 懐かしいスフィンクスゲストハウス
- はじめまして、azianokazeさん。
スイカと申します。
「最近のエジプトはどうかな?」と思って旅行記を見ていると、なんとなく見覚えがある景色の表紙写真の旅行記が。。
読んでみるとスフィンクスゲストハウス(^_^)
2015年末に私も泊まりました。私は右側の部屋でした。懐かしかったです。
私はピラミッドとスフィンクスが大好きでいつも「また行きたい」と思っています。
気球も乗ったのですね。私は高いところが苦手ですが、私の時は3750円で値段の誘惑に負けて乗りました。最高でした。
ファルーカ。ワタシも1人乗りだったんです。
ホント、azianokazeさんの旅行記を読みながらエジプトを思い出して懐かしくてコメントさせていただきました。
ありがとうございました。
スイカ
-
- kiyoさん 2017/04/29 22:47:43
- はじめまして
- azianokazeさん、こんばんわ。
スフィンクスの目の前の部屋に宿泊。羨ましいかぎりです。
アラブの春以降、治安に不安もあるので、
エジプトには行っていないのですが、
azianokazeさんの旅行記に載っている場所はどこも懐かしくて
食い入るように見つめてしまいました。
それにしても、エジプトポンドは、今、たったの6円なのですね。
昔は、30円とか40円だったと思うのですが…。
爆破テロが頻発する中、
私はまだしばらくはエジプトに行く気にはなれそうもありませんが、
懐かしい空気に触れることができました。
ありがとうございます。
kiyo
- azianokazeさん からの返信 2017/04/29 23:28:18
- テロの危険
- コメント、ありがとうございます。
テロの危険は確かにありますね。
ただ、ある程度は考え方次第という部分も。
いつも、周囲の人から「テロとか治安は大丈夫なの?」と訊かれるのですが、「危ないところには近づかないようにしてるし、テロとか治安の問題より、信号がほとんどないような国で、道路を横断することの方がずっと危険だよ」と答えることにしています。
エジプトも、ご存知のようにシナイ半島方面はアウトですが、それ以外なら・・・(最近はコプト教会関係もISが狙っていますが)といった感じも。
市街地、観光ポイントでセキュリティチェックはそれなりにやっていますが、まあ、エジプトなので・・・というところもあります。
それと、外国の人からすれば、「日本は放射能は大丈夫なの?」という不安もあるようです。日本に住んでいると、該当箇所以外の人間はほとんど気にしていませんが。
海外でのテロを含めて、情報が少ない外国に関する不安・懸念というのは、そんなものなのかも・・・という感もあります。
観光客が減少したエジプトでは、観光業者が海外からの訪問者を首を長くして待っています。
- kiyoさん からの返信 2017/05/03 11:25:38
- RE: テロの危険
- azianokazeさん、こんにちは。
信号がない国で、道を渡るほうが危険というご意見には、同感です。
以前、現地の人について渡れば、ある程度なんとかなると思っていたのですが、
エジプトのアレキサンドリアに行った時、
6車線くらいある道路で、人がいても
車はスピードをゆるめることなく走ってきて、
あれはさすがに轢かれて死ぬかと思いました…。
びゅんびゅん飛ばす道では、テロよりよっぽど怖いですね。
kiyo
- azianokazeさん からの返信 2017/05/03 12:12:14
- RE: RE: テロの危険
- 私もクアラルンプールの広い道路で死にかけました。「危ない!」と思ったことは何度も。
走ってくる車を見ると足がすくんで止まったり、逆に走り出したりしてかえって危ない・・・と思って、車を見ずに足を進めると、今度は車が猛スピードで突っ込んできたりして・・・
通りの向こうに行きたい店があるけどあきらめたり、少し先で現地の人が渡ろうとしてしているので「一緒に・・・」と思って急いだらこけてしまったり・・・いろいろあります。
現地の人が簡単そうに車の流れをすり抜けていくのにはいつも感心しますが、やはり信号の設置と「歩行者優先」の徹底はお願いしたいところです。
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