2017/03/26 - 2017/04/04
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azianokazeさん
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2017年3月30日 アスワンに戻り、ナイル川のファルーカ(帆船)ショートトリップを楽しみます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3月30日 アブシンベルから専用車でアスワンへ戻ります。お昼頃到着。
アスワンで現地係員と合流、そのままファルーカ・ショートトリップのため、ナイル川河畔へ。 -
ファルーカ(帆船)は、10年前にエジプトに来た時も乗りたかったのですが、機会がありませんでした。
今回旅行を手配してもらった「ベニス細川家」のオプションで、小1時間ほどで1500円の舟遊びです。 -
船に乗り込んで座ると、「違う、奥の船だ」とのこと。
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乗り込んでしまうと、自分が乗っている船は写せませんので、ナイル川をすべる他の船を。
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帆が真っ白だともっとフォトジェニックなのですが、現実はこんなものです。
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ファルーカを操るじいさん。
乗客は私一人の貸し切りです。 -
****フェラッカ****
フェラッカあるいはファルーカは、紅海やマルタ近海を含む地中海東部で使用される伝統的な木造の帆船。
特にナイル川流域のエジプト、スーダン、イラクで使用される。帆装は多くは1本あるいは2本のマストとラテンセイルで構成される。
2,3人の船員で、10人の乗客を運ぶことが可能である。
モーターボートやフェリーの登場で帆船は時代遅れになりつつあるが、アスワンやルクソールといったナイル川流域の都市では、フェラッカは現在も有効な交通手段として利用されている。
モーターボートと比較して、フェラッカは静かで穏やかであるため観光客からの人気も高い。【ウィキペディア】
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ボート乗り場対岸(エレファンティネ島)の岩窟墳墓群(貴族の墓)
この地を支配していた古代エジプト、ローマ時代の貴族の墓のようです。
人骨のかけらが無数に散らばっているとか。
「歩き方」によれば、丘の上からの眺めが素晴らしいとか。確かに、ナイルの流れとアスワン市街を見渡す絶好のビューポイントでしょう。 -
船は滑るようにナイルの川面を走る・・・と言いたいところですが、風もほとんどなく、動いているのかどうかも定かでないぐらいのゆったりしたスピード。流れに身をまかせているような感じです。(正確に言えば、ナイル上流の向かって遡っています)
ただ、そんなこともあって、水鳥の近くによっても逃げません。 -
船頭のじいさんが、「あの鳥は・・・・」と教えてはくれるのですが、よくわかりません。一応、うなずきはしますが。特別、バード・ウォッチングの趣味はありません。
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定員一杯に乗せた船も。
こちらは一人だけですので、のんびりと手持ちのお菓子などかじりながら、ナイルの流れを満喫します。
ゆったりとした流れで、できるなら、昼寝などしたら気持ちよさそう。
さすがに寝てしまっては、せっかくの観光が無駄になるようにも思えて堪えます。貧乏性です。 -
帆を操る見せ場でしょうか。「こっちへ来て写真を撮れ」とのこと。
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ただ、帆を写しても、大きすぎてただの布切れにしか写りません。
縦だか横だかもわかりません。 -
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30分弱ほど進んだところで、向きを変えてアスワン市街に戻ります。
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帰路は、風向き(あるかないか程度の風ですが)の関係でしょう、ジグザグに進みます。
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船着き場付近に停泊する大型クルーズ船
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大型観光船が何隻も停泊しています。
稼働しているのでしょうか?
最近の観光客減少で休業中でしょうか?
そんなことを思っているうちにファルーカは接岸し、50分ほどのショートトリップは終了。 -
現地係員との待ち合わせ場所付近のお店で、遅い昼食にまたコシャリです。
10ポンド(約60円) 安くて、早くて、味にも問題がなく、オーダーするのも簡単・・・ということで、重宝します。
大・中・小のサイズがありますが、写真はミディアム。それでも食べきれないほどです。 -
現地係員と合流して、ルクソール行きの列車に乗車するため、アスワン駅に案内してもらいます。
写真は、アスワン駅のセキュリティチェック。 -
列車はすでに入船しており、係員に指定座席まで案内してもらいます。
列車の旅はひとりでは、地元乗客で混雑する駅で、どこで切符を買えばいいのか? どの列車に乗ればいいのか? いつ乗車できるのか?・・・等々、思い悩むことが多く大変ですが、今回はすべて係員まかせで安心です。
もっとも、苦労した旅ほど記憶・印象に残るもので、簡単・安心な旅はすぐに忘れてしまうものですが。 -
アスワン・ルクソール間は60ポンド(約370円)と格安ですが、「ベニス細川家」に手配を依頼していますので、実際負担額は別です。
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冷房完備です。おそらく一等車とか、そういったランクなのでしょう。
ただ、この冷房が曲者で、走り出すとガンガン効きます。たまらずスーツケースからパーカーを取り出しましたが、それでも寒いぐらいです。
乗客の中には、セーターを着ている者も。
さすがに一人が車掌に言うと、こんどは完全に冷房が切れてしまいました。適正温度に調整する・・・という細かいことはやらないようです。
一方、外は・・・暑いです。
アスワンを出発する列車内に表示されていた外気温は“41.2℃”
もっとも、これが正しい観測値なのかどうかはわかりません。なにぶんエジプトですし、車内に冷房が入り駅を出てしばらく走ると37℃台に“下がり”ましたので。
列車がルクソールに向けて北上するにつれ、温度表示も更に下がり、ルクソールに着く頃には32℃台にまでなりました。
ただ、これは夕方になったせいでもあり、ルクソールも暑いのには変わりありません。
平均気温で見ても、ルクソールはカイロより5~7℃高いようです。 -
車窓からの夕暮れの風景
日本では新幹線や特急など、車内に電光表示がある列車なら、「次はどこそこ」といった案内が流れますが、エジプトでは電光表示設備はあっても、日時や気温が表示されるだけで、到着駅の案内はありません。
日本の新幹線では、日本語だけでなく英語・中国語・韓国語での案内まで車内放送でありますが、エジプトの列車ではそうした案内は一切ありません。
日本の駅では、駅名が大きくホームに表示されていますが、エジプトの駅ではそうした表示もあまりないようです。(1カ所、表示がある駅がありましたが)
電光表示も、車内放送もなく、駅に着いても駅名も表示されていないということは、不案内な人間には、いったいどこに着いたのかわからないということです。
そろそろ目的地が近いと思ったら、周囲の者に確認するしかありません。(今回は、目的地のルクソールは大都市で、車内の殆どの乗客が降りる駅でしたので迷うようなこともありませんでしたが)
観光を基幹とするのであれば、もう少し外国人旅行者(特に、ガイドなしで旅行する個人旅行者)にも優しさ・配慮があっていいように思います。
そもそも、エジプトでは外国人が使える列車は制限されているとか、一部の観光地以外では外国人の移動自体が制限されているエリアもあるということもあって、観光業が基幹産業であるにもかかわらず、外国人に閉ざされた面もある国です。
イスラム過激派などによる治安状況の悪さが原因でしょう。
街中でもあちこちに自動小銃を持った治安要員が配置されており、観光スポットに入る車も、探知機で車底までチェックされます。
治安の悪さが観光客を減少させ、観光業の悪化が不景気を招き、経済状況の悪化が社会的緊張を高めるという悪循環がエジプトの悩みです。
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3時間余りでルクソールに到着。
手配内容ではホテルへは自分で移動することになっていましたが、実際にはルクソールの係員が駅で待ち受けており、そのまま車でホテルへ。
まったくもって安心・安全な旅です。行き過ぎなぐらいに・・・。 -
ルクソール駅前 結構な都会です。
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同上
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ネフェルティティホテル
agoda予約では、1日目が17米ドル、2日目が20米ドルでしたが、なぜか両日とも120ポンド(約750円)で済みました。予約金額の3分の1程度です。 -
ホテル前の通路はスークの一画にもなっています。
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ホテルから駅前に至るスーク
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観光客減少で客が少ないせいか、客引きの声が半端なくかかります。
正直言って、煩わしいです。 -
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スーク内のレストランで夕食 チキンですが、おいしかったです。
明日は早朝に熱気球観光(4時起床 4時半出発)を予定していますので、今晩は早く寝ないと。
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