2016/12/28 - 2017/01/08
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2016年12月28日~2017年1月8日に、「天空の鏡」と呼ばれるボリビアのウユニ塩湖、そしてその経由で立ち寄り存分に観光したニューヨークの旅行記です。
「天空の鏡」など本当にあるのか?と渡航前は懐疑的でしたが、地球の他の場所では味わえないような、自分の中での方向軸がわからなくなるような素晴らしい光景に出会うことができました。
また、ニューヨークはアメリカに何度も行っている割に初めてでしたが、著名観光地から映画のロケ地まで巡りたい場所を存分に楽しめ、好奇心を存分に満たす素晴らしい旅となりました。
豊富な写真で紹介しますので、お楽しみください!
1日目(16/12/28):成田→ニューヨーク
2日目(16/12/29):ニューヨーク→リマ
3日目(16/12/30):リマ→ラパス
4日目(16/12/31):ラパス→ウユニ
5日目(17/1/1):ウユニ
6日目(17/1/2):ウユニ→ラパス
7日目(17/1/3):ラパス→リマ→(機中泊)
8日目(17/1/4):→ニューヨーク
9日目(17/1/5):ニューヨーク
10日目(17/1/6):ニューヨーク
11日目(17/1/7):ニューヨーク→(機中泊)
12日目(17/1/8):→羽田
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ラタム チリ ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
12日間の旅行もこの日で7日目、ここから後半戦スタートになります。
長らく滞在したボリビアを離れ、この日はリマを経由してニューヨークへと戻る日。
そのニューヨークとラパスの往復ですが、直行便がなく経由便も経路が限られていたため航空券確保にあたってはかなり悩みました。
最終的には、乗り継ぎの待ち時間がいくらか「まし」、かつ料金的に高くなりすぎないリマ経由のユナイテッド便を選択したのですが、その結果リマで往路8時間、復路は12時間ものトランジット待ちが発生。
往路こそ夜到着早朝出発だったので宿泊さえしてしまえば、という事であまり悩みませんでしたが、復路は午前到着夜出発ということもあったので「ならばリマを観光していくか」ということになり、さまざまに事前準備をしてこの日を迎えました。
この長い旅路の最初は、ホテルの朝食から。
入り組んだホテルの中二階にあるレストランでとりますが、朝6時半からあいていてとても助かります。ホテル ロザリオ ラパス ホテル
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種類も豊富で豊潤なパン、キヌアのチーズ煮込みなどの温かい料理、そしてみずみずしいフルーツ。
13年前に泊まった際にも思って今回楽しみにしていましたが、このホテルの朝食のクオリティはボリビアではかなり高いと思います。
特に今回は2回のチャンスのうちの1回目を激しい腹痛で逃していたので、待望の朝食でした。ホテル ロザリオ ラパス ホテル
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アイマラの民族衣装をかたどった可愛らしい塩入れ。
普段だと朝はもりもり食べるところですし昨晩も晩御飯が早かったので腹が減っているはずですが、やっぱり高地では食欲が沸かずパンとホットミールを少し、そしてフルーツを一通り食べたくらいですっかり腹いっぱいに感じてしまいます。
あと数時間したら標高数十メートルのリマに移動するわけですが、そこに行ったらこの食欲はどう変化するんだろう?ホテル ロザリオ ラパス ホテル
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最後にシャワーを浴び荷物を詰め込んでから待ち合わせのためロビーへ向かうと、来られるかどうかわからないと話していた昨日までのガイドのLuzさんが現れました。
どうやら都合がついたらしく我々の出発までのアテンドをしてくれることに。
(ただ、そのすぐ後には別の団体の出迎えがあるそうです。大変だな...)
再会を喜びつつ、車に乗り込み空港を目指します。
すっかり見慣れてしまった、この「沈んだ色の街を背景にしたカラフルな生活」を見られるのもあとわずか。
しっかり瞼に焼き付けておきます。 -
比較的すいている国道を少しずつ上ると、徐々にラパスの街並みが眼下へと移動していきました。
エル・アルトに着く直前、旅行3日目のラパス到着直後に訪れた展望台の真下あたりから、最後のラパスの姿を眺めます。
13年前に来た時、タクシーで空港へ向かう途中にこの付近から最後のラパスの景色を写真におさめたいと思いずっとカメラを構えていて、ちょうど木々が切れたあたりで「ラストチャンス!」と思ってシャッターを切ったのですが、写っていたのは実にタイミング悪く現れた対向車線のバンの大きな姿のみ。
以降、ラパスの景色のイメージにはそのバンがずっと付きまとっていました(笑)。
13年の時を経て、ようやくリベンジ完了です。 -
車と建物の陰にラパスの絶景が消え、もう何度も訪れて慣れ過ぎたエル・アルト空港へ。
この空港名が記載されたモニュメントは13年前にもはっきり目にしたのを覚えていますが、その向こう側にはせいぜい2階建ての低い地味な建物しかなかったのも同時に記憶にあり、10年以上の時がこの場所を全く別物にしてしまった感があります。エルアルト国際空港 (LPB) 空港
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まずチケットカウンターで荷物を預け、リマでも荷物をピックアップしたい旨をLuzさんに伝えて手続きしてもらい、イミグレーションエリアへ移動します。
ガイドのLuzさんが多少慌てていたのですが、その理由がこの空港の混雑。
ウユニ行きの便は国内ローカル便で乗れる人数もたかが知れているので全く混雑はありませんでしたが、いざ国際線となると大行列が発生していました。
ラパスでの観光で本当にお世話になったLuzさんと、ここで最後のお別れ。
また南米に行った時に会えるといいなあ。
おそらく本人はここを読んでいないとは思いますが、本当にありがとうございました!
Luzさんを見送った後は、出国手続き。
せいぜい5メートルくらいの狭い通路に列がとぐろを巻いていて、その先には古びたブースが2つだけ稼働していて出国審査中。エルアルト国際空港 (LPB) 空港
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ようやく出国審査を終えると、その先にはすぐに手荷物検査、というか簡易テーブルが置かれたやたら狭いエリアで手荷物の中身を入念にチェックされ、ようやく解放されます。
つくりがあまりに質素で、何か会社の会議室で健康診断を受けているようなノリでした(笑)。
まあ、ボリビアはコカイン密輸の温床なのでチェックが入念なのは当たり前だと思っていますが、表に数十人並んでいるのに万事こんな雰囲気と受け入れ人数なので全然進まず、わずか20メートルくらいの距離を進むのに40分以上時間を食ってしまいました。
出国までは暇なので搭乗口前のロビーで待ちますが、ここも狭くてごった返していて座る場所を見つけるのに苦労するほど。
何かあいてるかなーと思ってましたが、免税店と小さなキオスク以外は何もなく、せいぜい残ったボリビアーノで水を買った程度。
やることもないのでスマホのゲームがはかどりました(笑)。
この搭乗口で1時間ほど待っていると、やがて搭乗の合図がかかり機内へと案内されました。エルアルト国際空港 (LPB) 空港
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ラパスからリマまでは行きと同じLATAM航空。
よほど疲れていたんでしょうね。機内の写真が一つもありません(笑)。
なので、搭乗時に撮影していたどら焼きがどうなったか比較してみましょうwエルアルト国際空港 (LPB) 空港
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1時間半ほどの搭乗で、無事にリマのホルヘ・チャベス国際空港に戻ってきました。
何といっても息が切れないのが嬉しい!
さっき破裂寸前だったどら焼きもいたって普通な感じに復帰しています。
空気が濃いって、普段暮らしていて全く意識することはありませんが、これほどまでに偉大なことなのかと。ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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リマに到着したのが11時すぎ。そして出発は23時半。
これだけ時間があるのでリマを少しでも観光したい(最低限、美味しいものが食べられればよいw)と考えていましたが、問題となったのが荷物。
12時間トランジットで預けっぱなしにしてもよかったのですが、その夜も機内泊だったのでさすがに着替えはしておきたいしお土産も買い込みたいし...
ならばいっそのこと、ということで、昼間だけ滞在する宿を確保することにしました。
真っ先に思い付いてメールを送ったのが、リマにある日系の「当山ペンション」。
日系人オーナーが経営して日本語が使え、金額もそれほど高くなくて使い勝手がよい宿で、13年前にペルーを訪れた際には旅の拠点としていた場所でした。
連絡するとさっそくオーナーのペペ当山さんから連絡があり、1泊分の料金でこの変則的な時間帯の滞在をやりくりしてくれました。
ゲートを出ると、そのペペさんが13年前とあまり変わらぬ風貌で立っていました。
彼が運転する車に乗って、一路ペンションを目指します。 -
久しぶりに会ったペペさんと話しながら、リマの街を進んでいきます。
前回ペルーへ来た際には、ペペさんにリマでの宿泊、ナスカ・マチュピチュの観光などすべて手配してもらい、日本からツアーで行くよりもかなり金額を抑えて(正直、その辺のツアーの半分以下)充実したペルー観光を楽しむことができました。
その頃から「この人はいつ寝ているんだろう?」と思うくらいに朝から晩まで奔走し、宿泊者の送迎もまめにこなしていました。
10年以上経ってだいぶ事業も拡張したようで、送迎はさすがにアシスタントに任せているのかな?と思っていたら、まさかのご本人登場で驚きました。
(たまたまスケジュールが合ったので、とは言ってましたが) -
海沿いの空港から車で30分弱。
この右側に写っている日本大使館などが建ち並び、リマ市内では高級住宅地に位置付けられる「ヘスス・マリア」地区の中にあるペンションまで、あともう少し。 -
そして、懐かしいペンションの前に到着...
なのですが、事前にストリートビューなどでも確認していたのでさして驚きはしなかったものの、13年前に来た時から大幅に拡張されているのが目をひきます。
13年前に泊まった際にはこの写真の建物の左側だけが存在していたのですが、改めて来てみると右側に新館が接続され、こちらがメインに。
儲かってるようですが(笑)、ペペさんに聞いてみたところここ2~3年は円安が続いてお客さんが減っているらしく、昔はやっていなかった国外ツアー(ウユニ塩湖への往復など)も取り入れて何とかお客さんをキープしている、と話していました。
かなりやり手だとは思っていましたが、それでも大変なんですね...使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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新館のほうの新しい出入口から中へ入り、13年ぶりにお会いするペペさんのお母さんに挨拶。
こちらも当時と変わらずお元気そうで何よりです。
奥さんとお子さんの姿も見えました。
前回訪問時には「近々結婚します」という事でしたが、お子さんも3人いらっしゃってかなり賑やかそうな家庭です(笑)。
そんな幸せなペペ家の雰囲気を感じつつ、ロビーにあたる1階のリビングで簡単に近隣の説明を受けた後、部屋に案内されました。
部屋は全部で24室あり、風呂なしシングルからさまざまに用意されていますが、バス付ツインの部屋が一番広かったのでここに。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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1月ですが南半球なので季節はすっかり真夏。
きっとリマの街歩きをしたら汗だくになるだろうな、と思っていたので、短い滞在ですが部屋に風呂がついた部屋にしておきました。
まあこれでも1室1泊45ドルなので、利便性を考えれば全然高くないですし。
シャワーはお湯の出もよいですし、あとでしっかり汗を流すこともできたので、この部屋にした甲斐が十分にありましたね。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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スーツケースを開けて、さっそく少し軽く汗を洗い流します。
ラパスで普通に閉じただけのペットボトルを出してみたら、もう完全にぺしゃんこ。
これは非常に安価なボリビア土産になります(笑)。
滞在が12時間あるといっても、往復の時間や出国手続分、そして(どのみちニューヨークまでの機内ではあまり寝られないはずなので)仮眠する分を考えると、あまり遠くまで行くことはできません。
なので、取り急ぎはペンションの近くで何を食べるかだけを決め、この日の行動予定を立てました。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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予定を考えているうちに、体が低地に順応してきたのか、とめどない空腹感が襲ってくるようになりました。
いかん、これは何か食べなければ!ということで、とりあえずは荷物を部屋に放り出し昼ご飯へと一直線に向かう事で全会一致(笑)。
出かける前に、ちょっとだけペンションの中をのぞいていくことにしました。
こちらは、13年前にもあった「旧館」2階のスペース。
今は図書室的な存在ですが、当時はここにソファが置かれ、メインリビングの役割を果たしていました。
左の戸棚の後ろには1階の玄関に降りる階段がありましたが、防犯対策のためか今では封印されてしまっています。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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その旧リビングの裏にある台所。
コーヒーやお茶などはここで自由にいれることができますし、冷蔵庫は長期滞在する人にとても重宝されています。
この裏側には共同のシャワールーム、そして当時我々が泊まった部屋などがありましたが、旧館もかなり綺麗になっていて当時が思い出せないくらいでした。
当時を思い出しながら、コカ茶をいれて少しくつろぎます。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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こちらが新館1階のリビング。
宿泊者がたくさん集まるタイミングではここもかなり混雑するとは思いますが、今はみんな出払っている昼間ということもあり、いるのは我々だけ。
ペペさんは建物の中にいて作業中らしく姿は見えません。(が、何かあればすぐに飛んできてくれるようになっています)
テレビで普通に日本の時代劇が流れていたのが笑えました。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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ペンションは住宅街の真っただ中にあるので、レストランがある大通りまでは数分歩いていきます。
途中にあった、前回訪問時に高山病の薬を買った薬局とかが健在で嬉しい限り。
いわゆる「リマの見所となる観光地」のうち、博物館を除いては比較的距離があるので、リマ観光に超便利かと言われるともっとアクセスのよい宿は多くあります。
ただ、数分歩けばレストランの選択肢は豊富にありますし、安価かつ安全にリマに滞在するのであればこのペンションは非常に有力な選択肢といってよいでしょう。
こちらはそのレストランの選択肢の1つであるペルー料理の店。
前回は到着後すぐにペペさんの案内でこのお店に来て、初手からペルー料理の美味しさに1ラウンドKO負けを喫しましたw -
日本大使館も近いこのエリアには「日秘会館」もあります。
「秘」とは、ペルーの和名「秘露」の頭文字で、この建物は日本とペルーの交流の歴史などを展示したり、日本人や日系コミュニティの中心となっている施設です。
この中には日本料理の店もあるので、ペンション滞在中には重宝すると思います。
前を通って、前回訪問時に食べに来て久々の日本食に安堵した記憶、そして豆腐が私の人生史上で最も硬かった(箸でも切りにくかった)記憶がよみがえってきました。
あの豆腐は健在なんだろうか。日秘文化会館 博物館・美術館・ギャラリー
-
急にとめどなく食欲が出てきたので、2人して「なんか日本食を思いっきり食べたい」という気持ちになっていたので、ペンションからは少し遠いですが本格的な和食が食べられる店を目指し、宿から20分ほどの道のりを歩きます。
途中に立っていた自由の女神は、街なかに唐突にあるカジノのもの。
リマにはカジノが何軒かあり、前回訪問時に時間をつぶしたり(そして旅行代金を取り返したりw)もしました。
今回は行く暇がありませんでしたが、こうして街なかにカジノがあるのは本当に羨ましいです。 -
途中の公園で見かけたモニュメント。
ファン・パブロ2世?と思いましたが、冷静に考えると「ヨハネ・パウロ2世」でした。
ペルー来訪の記念植樹のようです。
やはり根強いキリスト教のエリアですので、法王の存在は絶大ですね。 -
大通りを2本またいでえっちらおっちら歩き、20分以上かかってやっとお目当てのお店にたどり着きました。
早く何か食わせろ~(笑)
「EDO SUSHI BAR」というお店。
ペペさんも一家でよく行き大変満足できるお店という事でしたので、その口コミを信じてやってきました。 -
時間はもう13時半過ぎでしたが、お店はまだまだ賑わっていました。
日本料理ではなく「日系料理」とペペさんは説明していましたが、カウンターのつくり、品揃え、そして看板に書かれた「鰻」「若布」「アイスクリム(惜しい!)」という日本語が強烈なホーム感を我々に与えます。
メニューには、寿司、刺身、天ぷらなど見慣れた品々が並びます。
こちらでは高級、我々にとってもかなり高めの価格設定でしたが、もうこの食欲を抑えるのにケチっていたらあとで後悔しそうだったので(笑)、食べたいものを片っ端から頼みました。 -
まずはてんぷら盛り合わせ。
ちょっとたれがめんつゆのように濃いのが気にはなりますが(笑)、揚げたてで食感もよく、まさに「普通」の天ぷら。
もうあと30分経ったら他のお客さんにかじりつきかねない空腹でもあったので、この盛り合わせもあっという間に完食。 -
続いては刺身の盛り合わせ。
メニューには豊富なラインナップが並んでいたのですが、聞いてみたところ季節的に入荷できるものが限られているそうなので、聞き慣れない魚の英語名と格闘しながら最終的には適当に(笑)頼んだところ、ハマチ・マグロ・サバなどおおむね違和感ない?構成になりました。
まあさすがに新鮮さという点でピカ一というほどではないですが、スーパーで買う刺身クオリティには十分に達しており、私程度の舌であれば十分に満足です。 -
そしてお待ちかねのお寿司!
あまりにお腹がすいていたので食べ始めてから写真の存在に気づきました。
海産物が豊富なペルーということもあり、サーモンやマグロのクオリティは十分に高いです。
「くら寿司」よりちょっと下くらいかな(笑)。
あと、こういう海外でお寿司を食べるとネタはともかくご飯が残念なことが多く、オーストリアでネタの下に潜んでいた「とてもご飯とは思えない何らかの物体」がトラウマとなったりしていたのですが、このお店では(まあ食感最高とは言えないまでも)普通に寿司として違和感ないシャリを楽しむことができます。 -
握り寿司に引き続いては巻き物。
やはり外側がどす黒い海苔で覆われているのに抵抗感があるためか、ペルーだけでなく海外の巻き物はたいていこの裏巻きスタイルです。
アナゴが意外なほど美味でした。
これらの料理に飲み物(カクテル)をつけて1人4000円くらいとまあお安くはありませんでしたが、この数日間ちゃんと動いていなかった胃腸のリハビリとしては十二分な、大変満足行くひと時が過ごせました。 -
腹ごなしに来た道を戻りながら、途中にあるスーパーに寄ります。
当山ペンションの便利なところが、徒歩圏内に大きなスーパーが2つもあること。
たいていの品をここで揃えることができるので、お土産を探してうろうろする必要がありません。
こちらは、前回大ハマりして通販で取り寄せるまでになってしまったほどのファンである、ペルーを代表するビール「クスケーニャ」。
その名の通りクスコのビールで、ボトルの下部の装飾がインカの石組みになっていることが特徴。
正直「プレミアムモルツ」よりこっちの方が美味いと思います。
もう何日かリマに滞在するのであれば文句なしに買って帰ったところでした。 -
そして、ペルーを代表するソフトドリンクである「インカコーラ」。
ペルーにも普通のコーラはありますがこちらのほうが(商品も宣伝も)見かける回数が圧倒的に多い、ペルーのドリンクの定番中の定番。
(アトランタにあるコカ・コーラミュージアムでは、このインカコーラがペルー代表のコーラとして展示されていました)
簡単に例えると「激甘のファンタ」、あるいは「かき氷のシロップに炭酸が入っている感じ」で、最初に口に入れたときにはその甘さにクラクラするのですが...
これが、ペルーでの滞在が進むにつれて妙に料理とインカコーラが合うように感じられ、やがてペルー料理を食べる際にはまずインカコーラを条件反射で頼んでしまうという中毒症状へと発展していきます。
これからペルーを訪れる皆様はご注意を(笑)。
とりあえず宿で飲む用に1本、それ以外に知人バラマキ用のお土産を購入して、宿へ戻ります。 -
ペンションへと戻り、旧館の3階のさらに上にある屋上へと出ます。
ここは前回来た時にもあって、ランドリーサービスを頼むと夕方にはここに洗濯物が干されているのがおなじみでした。
こんなきれいな東屋、前回あったかな...
気温が30度弱ありかなり暑いのですが、ここの日陰に入って風に吹かれると実に心地よいです。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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屋上から周囲を見渡したところ。
写真からもわかる通り、高級な住宅が並んでますね。
最近かなり改善されているようですが、それでもやはり夜間の犯罪は多いらしく、このペンション含めてどの家も入口に鉄格子があったり、頑丈な壁で囲っていたりと守りが強固です。
(ペンションに入る際にも塀の前で呼び鈴を押してカメラで姿を確認してもらって初めて解錠、という流れ)
さっき買ったインカコーラを飲みながらひと息つきます。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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汗も少し引いたので屋上から部屋へと戻ります。
ここは3階の新館と旧館の間にあるパティオ的な場所です。
部屋では2時間くらい休む時間がありました。
あまり眠くはなかったのですが、この後の行程を考えて部屋で1時間ほど仮眠タイム。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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17時過ぎまでゆっくり休んだあと、まだそれほど腹は減っていなかったのですが(笑)今度は夕食をとりに再度出かけます。
まあ、観光地に行ってる時間がないから、食だけは充実させたいですしね。
前回はペンションのまわりももっと背の低い家が並んでいた気がしますが、こういう高級マンション的なものも増えていました。
例によって入口の頑丈さが何をか言わんやです。 -
大通りへ出て、何か日本食っぽい怪しい店の看板を横目に見ながら、ペペさんに教わった方向へと進みます。
-
宿から10分くらい歩いたところに、巨大なショッピングモールがありました。
前回はそんな気配もなかったのですが、聞いたところつい数年前に誕生したとのことです。
6階建てくらいの建物の中には、世界的に有名なブランドショップがぎっしり。
こんな場所に作って人来るのかな...と思いきや、平日の夕方にも関わらずかなりの賑わいを見せています。リアルプラザ セレブリティ ショッピングセンター
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そんなブランドショップに興味のない我々は高速で通り過ぎ、こちらのペペさんお勧めの「タンタ」というお店へ。
リマ市内に何店舗かある、トラディショナルなペルー料理を現代風にアレンジした人気のチェーン店です。 -
これまで海外を旅した中で「この国の料理は文句なしに美味い!」と言い切れる数少ない候補であるペルー料理。(後はトルコですかね)
日本でも年に数回ペルー料理を食べに行く身ですが、やはりここは本場の味を体感しておきたいと強く願い、まだ寿司や天ぷらが半分くらい胃に残っている気はしますが(笑)とりあえず食べたいものを頼みました。
料理として頼んだのはこの2つ。
・セビッチェ:レモンなどとあえた新鮮な魚介類のマリネ
・ロモサルタード:細切りの牛肉・ジャガイモ・玉ねぎなどを醤油ベースのソースで炒めた一品
どちらも我々の大好きな、ペルー料理のシグネチャーメニューです。
あとは、これに私はクスケーニャ、妻はインカコーラを追加してメニュー完成。 -
ただでさえ美味いペルー料理ですが、さすが人気店だけあり味は抜群。
クスケーニャと合わせると、もうニューヨーク行かずにここに滞在しようかという気になってきます(笑)。
そのビールも飲み干してしまったので、追加でペルーを代表するカクテル「ピスコサワー」も追加。
わずか数時間のペルー滞在は、食という面では100点満点でした。
ちなみに、このレストランがある新しいショッピングモールからわずか200メートル先、この写真の左奥のほうにあたるエリアに、20年ほど前に過激派の立てこもり事件が発生して解決までに数か月を要し、その間毎日ニュースを賑わせていた「ペルー日本大使公邸」がありました。
現在は取り壊され、跡地には住宅が建つようです。 -
大満足の夕食を終えると、リマの街はマジックアワーを迎えていました。
インカコーラで最後のリマの瞬間に乾杯。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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ペンションのすぐ左隣は薬局なのですが、この看板は前回もよく見てはっきり覚えていたので懐かしいことこの上なし。
また少し熱を風で逃がした後は、部屋でさっとシャワーを浴びて体を洗い、さっぱりと身支度を整えて荷物をリビングへと下ろします。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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夜遅くの飛行機にあわせて送迎を頼んでいました。
(送迎が片道18ドルで、むしろ宿泊料よりこっちの方が高いかも。でも確実かつ安全に空港まで行けるのは大きな利点です)
我々ともう一組が車に乗り込み、短い滞在だったペンションをあとにします。
細身のペペさんと記念撮影。
さすがに13年の年月が顔のしわを少しだけ多くしていますが(笑)、相変わらずパワフルで休み知らずのペペさんでした。
ありがとうございました!また会いましょう。使い勝手の良い、安心して泊まれる「日本人のホーム」 by mikoyan358さん当山 ペンション ホテル
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2組の客を乗せたバンは、混み合う中を空港へと真っすぐ向かいます。
一緒に乗ったカップルは、新婚旅行でこれからウユニ塩湖へ行くところという事だったので、現地の情報に関していろいろと判る範囲で伝達しました。
「鏡」が見えるか心配していたので「見えたので安心してくださいね」と伝えると嬉しそうでした。
到着後に現地ツアーを予約する感じだったし、宿泊先が我々が2泊目に使ったあのやる気の感じられない塩のホテルだったので、その後どうなったか気になりますが... -
出発の2時間以上前に、余裕をもって空港に到着。
送ってくれたドライバーさん、そしてウユニを目指す新婚ご夫妻に挨拶し、2度目の出国審査までの道を進みます。
途中のショップでインカコーラのTシャツを売っていたので、衝動的に購入。ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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出国審査もそれほど待つことなく無事に終わったので、搭乗エリアにあるこちらのラウンジで時間をつぶすことにしました。
リマの空港には(少なくともスターアライアンス系独自の)航空会社ラウンジがないので、プライオリティパス保有者なども使えるこちらのラウンジの一択になります。スマックVIPラウンジ (ホルヘ チャベス国際空港) 空港ラウンジ
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中はかなりの混雑。
まあ、リマに限らず南米の空港は深夜出発は普通の事なので、この時間は特に混むみたいですね。
すでにお腹いっぱいな上に食べ物はいまいちだったので、軽くドリンクを飲みつつボトルのインカコーラをニューヨークへのお土産としていただきました。スマックVIPラウンジ (ホルヘ チャベス国際空港) 空港ラウンジ
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そして、ニューアーク行きのユナイテッド便のゲートへと移ったのですが...
ここのスタッフに超絶トロいのが1人いて、狭いエリアに列を作らせようとしたところで手順がわかっておらず、出してみたら間違えたまま列が変なところに出来、といった感じでめちゃくちゃ。
おかげで優先搭乗のメリットが皆無の狭すぎる空間での待機を余儀なくされました。
あと、搭乗前に突然荷物チェックが始まり、飲むのを楽しみにしていたインカコーラも没収。
係員の半笑いの顔を見ながら「ユナイテッドに死を」と思ったのは言うまでもありません。
(まあ、その後例の騒動で死んだようなものですがww)
搭乗前にいろいろストレスはたまりましたが、ともかくも無事に飛行機に乗れさあ寝るか...と思っていたら、今度は別の乗客がやって来て席の交換を依頼されたので、一つ挟んで窓側にいる妻(妻は必ず窓側、私は必ず通路側)に別れを告げて離れた席へと移動。
まあその後移動をお願いしてきたカップルが喜んでたみたいなので、良しとするかな。
明日はニューヨーク。
まだ腹いっぱいですが、もう頭の中は「朝ご飯に何を食べるか」でいっぱいで、まずいユナイテッドの機内食など眼中にはありませんでした(笑)。
(8日目へと続く)ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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