2016/12/28 - 2017/01/08
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2016年12月28日~2017年1月8日に、「天空の鏡」と呼ばれるボリビアのウユニ塩湖、そしてその経由で立ち寄り存分に観光したニューヨークの旅行記です。
「天空の鏡」など本当にあるのか?と渡航前は懐疑的でしたが、地球の他の場所では味わえないような、自分の中での方向軸がわからなくなるような素晴らしい光景に出会うことができました。
また、ニューヨークはアメリカに何度も行っている割に初めてでしたが、著名観光地から映画のロケ地まで巡りたい場所を存分に楽しめ、好奇心を存分に満たす素晴らしい旅となりました。
豊富な写真で紹介しますので、お楽しみください!
1日目(16/12/28):成田→ニューヨーク
2日目(16/12/29):ニューヨーク→リマ
3日目(16/12/30):リマ→ラパス
4日目(16/12/31):ラパス→ウユニ
5日目(17/1/1):ウユニ
6日目(17/1/2):ウユニ→ラパス
7日目(17/1/3):ラパス→リマ→(機中泊)
8日目(17/1/4):→ニューヨーク
9日目(17/1/5):ニューヨーク
10日目(17/1/6):ニューヨーク
11日目(17/1/7):ニューヨーク→(機中泊)
12日目(17/1/8):→羽田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
旅行2日目。
この日はお昼過ぎの飛行機で南米へ向け出発しますが、午前中はいくらか時間がありました。
ニューヨークは旅程後半でもじっくり訪れますが、その時はミッドタウン界隈が中心になるだろうから、ということでダウンタウンをぐるぐると歩いて回ることに。
前日の長時間フライトの疲れもありグダグダしていて若干遅くなりましたが、7時過ぎに宿を出て散策に向かいます。
まずたどり着いたのは、昨晩にも訪れたグラウンド・ゼロ。
まだ朝食前の時間ということもあり、人影はまばらです。グラウンドゼロ 9/11メモリアル モニュメント・記念碑
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かつてツインタワーが視界を覆っていたはずの場所にひろがるのは、くすんだ色の空。
グラウンドゼロ 9/11メモリアル モニュメント・記念碑
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それに代わって新たな目印となったワン・ワールドトレードセンタービルは、その形状もあって天空へ果てしなく伸びているように見えます。
ワン ワールド展望台 建造物
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このエリアは昨晩じっくりと見たので朝の雰囲気だけ感じて立ち去るつもりでしたが、案内図にある「Survivor Tree」というのが気になったので足を止めます。
グラウンドゼロ 9/11メモリアル モニュメント・記念碑
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案内図に沿ってやってきたこちらがその「Survivor Tree」。
この木はもともとこの場所に立っていましたが、ワールドトレードセンター崩壊の際に押しつぶされ、瀕死の状態で瓦礫の中から発掘されました。
まだ生きていた箇所を別の場所に移して数年間リハビリを施したあと2010年にこの場所に戻され、犠牲者への追悼、そしてこの場所の再生を象徴するモニュメントとして存在しています。グラウンドゼロ 9/11メモリアル モニュメント・記念碑
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幹がへし折られ枝は多くが焼失した状態だったそうですが、それを丹念に再育成しています。
ささくれ立った幹から伸びる枝は、こういう説明がなく普通に立っていれば全く気付かないほど。
この姿を取り戻すまでに、どれほどの人々の果てしない努力がこれに注がれたのか、想像する事すらできません。
その由来は大きく異なりますが、大惨事の中で生き残った木をメモリアルとして残し、過去と向き合い未来へ希望を残すという意味では、陸前高田の「奇跡の一本松」にも共通するものを感じます。グラウンドゼロ 9/11メモリアル モニュメント・記念碑
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最後に改めて犠牲となった方に手を合わせたあと、WTCエリアから徒歩で北上を開始します。
最近東京都内でも増えてきた「サイクルシェア」。
市内に複数のポートがあり、好きな場所で借りて乗って好きな場所で返せるというシステムで、私も近所にあるものを愛用しています。
ニューヨークは2013年からサービスが始まり、すっかり市民の足として定着しているようですね。
シティバンクがスポンサーについていて「シティバイク」という非常に街にフィットする名前がつけられています。
借りてみたい気持ちもしましたが、ニューヨークの交通ルールを全く知らなかったので勉強の上で次回チャレンジしてみることにします。 -
マンハッタン島の一番西側を走るウエストストリートから一本中に入り、グリニッジストリートへ。
ワールドトレードセンターのすぐ北側、西のウエストストリート、東のブロードウェイ、そして北のキャナルストリートに挟まれた一帯は「キャナルストリートの下(南)にある三角地帯」という意味合いの「TRIangle BElow CAnal st.」を略して「トライベッカ(TRIBECA)」と呼ばれています。
日本でもレストランの名前などでたまに見かける言葉ですね。 -
1970年代ごろ、この地区の北側にある「ソーホー」に芸術家たちが多く移り住み文化発信の中心地としてにぎわいましたが、やがてそこも高級化してしまったため、安価に部屋を借りたい芸術家の卵たちが新たに拠点としたのが、ソーホーに隣接したこのトライベッカでした。
今は、古い雰囲気を残す高級住宅地となっていますが、著名なレストランなどが立ち並ぶ「ニューヨーカーの中でも憧れの場所」と言える地域です。 -
道の脇にある速攻から湯気が!
映画なんかでよく見た、ニューヨークのイメージ通りの光景ですね。
何気ない街角の姿ですが、ひとり興奮してしまいました(笑)。 -
まだ人通りはまばらですが、オープンカフェのたたずまい、そして100年以上前からそのままの風景と思われる建物の重厚なつくりが、静かに私の中の「イメージ通りのニューヨーク」の琴線を刺激してきます。
ただ普段と変わらずウォーキングをしているだけなのに、これほどまでに旅情をいざなうとは。
頭の中で、スティングの「Englishman in New York」を勝手にBGMにして楽しんでいました。 -
そんな街並みの中にあるこちらのレストラン。
あの名優ロバート・デ・ニーロが経営する「トライベッカ・グリル」です。
デニーロはこのトライベッカにて数多くのレストランやホテルを経営していて、このお店はその代表格。
他にも、海外における日本食のトップクラスに位置する、松久信幸と共同経営する「Nobu」の本店がこのトライベッカにあります。
この日は朝も早くその辺のお店はあいていないので、また次回訪れた際にチャレンシしたいものです。トライベッカ グリル アメリカ料理
-
この辺から小雨が降り始めたので、とりあえず見たかった場所へ向けて足早に移動します。
トライベッカ地区の真ん中にあるこちらの建物。
改装中で防護ネットが張られていて外観がわかりにくいですが...
この建物、あの映画「ゴーストバスターズ」でバスターズたちが本拠点とした消防署なんです。
当然のように出発前に事前予習として観てきましたが、形は30年近くたった今でも映画に出た当時のまま。
ということはあの中にビル・マーレイだったりダン・エイクロイドだったり、はたまたお化けだったりがいるんですね(笑) -
建物の前にはこのように本部である事の証が記されていました。
30年経ってだいぶダイエットに成功したかな?w
昨年公開された女性たちを主人公としたリメイク版でも登場しましたし、この場所はまだまだこれからも映画ファンの注目する場所となりそうです。 -
トライベッカという地域を定義している「キャナル・ストリート」を渡り、通りの北側へと移動しました。
この地域が「ソーホー」。
70年代に栄え始めた、元祖芸術家の街。
このソーホーという名前自体も「SOuth of HOuston St.」(ヒューストン通りの南側)という意味。
アメリカ人はこういう名付け方が好きなんですかね。ソーホー 観光名所
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いよいよ雨が強くなってきたので速足で歩いていたのですが、こんな見慣れたロゴを発見!
このブランドはすっかり世界になじんだ感があります。ユニクロ (ソーホーニューヨーク店) 専門店
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まだ店も開いていなかったので、狙いすましていたのはただ1つ。
ソーホー地区のやや北側にあるこの建物です。
一見するとソーホーによくある、20世紀初頭のアールヌーボー建築の建物にしか映りませんが...
この建物の4階、左から2番目の窓のある部屋こそが、映画「ゴースト」で主人公のカップルが住んでいた部屋でした。
もちろんこちらも事前に鑑賞してしっかりと目に焼き付けてきましたが、映画撮影当時と寸分の違いもありません。
あそこでデミ・ムーアがろくろを回していたのか、など考えていたら「アンチェインド・メロディ」がエンドレスで頭の中で流れ始めました。 -
そこからほど近いこちらの路地。
ユニクロなどがある表通りの一本裏ですが、表通りには見向きもせずやってきました(笑)。
「ゴースト」で主人公の一人であるサム(パトリック・スウェイジ)が暴漢に刺され、やがて自分がゴーストになったことに気づく、という一連のくだりが撮影された場所です。
全然一般の観光をしていませんw -
ここでいよいよ雨が本降りになってきました。
だいたいソーホーで見たい場所も見られましたし(笑)、折り畳みをスーツケースに入れっぱなしにしてきたこともあったので、かなり速足でホテル方面へと引き返し、その途中のこちらのお店へ。
ここは、ダウンタウンの朝食の代表格である「バビーズ」。
最近は日本にも進出し、六本木一丁目のアークヒルズにもお店があります。バビーズ (トライベッカ店) アメリカ料理
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歴史は意外と浅くて、創業は1990年。
トライベッカが十分ににぎわい始めてからのお店です。
普段からとても混んでいるというのを聞いていたので多少待つことを覚悟していましたが、幸いにして隅っこの席があいていてすぐに座ることができました。
座るなり、非常に明るいいかにもアメリカンな店員さんが注文を聞きにきます。
平均点という意味では日本の接客の方が上だと思いますが、こうしてフランクに接してくれる「垣根の低い」接客はアメリカならではだなという気がしますね。バビーズ (トライベッカ店) アメリカ料理
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バビーズといえば、名物は何といってもパイ。
けっこうお腹もすいていたので、アップルパイとピーカンパイ、そしてチーズ入りのオートミール的なプレートを頼んで2人でシェアすることにしました。
手前のオートミール的なやつは見た目はそれほどよくありませんが(笑)、チーズとの相性がよく驚くほど食べやすいです。
そしてパイは、特にリンゴのみずみずしさが素晴らしく、きめ細やかな生クリームがとてもよく合う逸品。
朝からすっかり胃拡張モードです(笑)。バビーズ (トライベッカ店) アメリカ料理
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素晴らしい朝食を終え、土砂降りの中を近くの駅まで走り、地下鉄を使って何とかホテルまで戻りました。
歩いたら結構な距離でしたが、地下鉄で戻るとあっという間。
※いろいろ写真を撮っている途中でカメラを落としてしまい、この後どうもピントがおかしくなったので、多少甘いものがあることをお許しください -
戻ったら出発までの残り時間が1時間を切っていたので、シャワーを浴びたりして身支度を整え、雨が強いニューヨークをいったん後にします。
さっき落として本体に隙間があいてしまったデジカメの処理に困っていたのですが、フロントのお姉さんは気軽にセロテープを貸してくれました。ニューヨーク マリオット ダウンタウン ホテル
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ホテルの前でタクシーを拾い、ハドソン川をくぐって一路ニュージャージー側へ。
30分ほど走ると空港の大きなターミナルが見えてきました。
ニューヨーク近郊にある国際空港のうちの1つ、このニューアーク空港から南米の旅がスタートします。
ニューヨーク往復は特典航空券でしたので、ここからリマ経由ラパスまでの往復チケットを、南米に強い代理店を通じて別途確保。
ラパスに行く便自体が極端に少なく他に良い経路も見当たらなかったため、取れた選択肢はこの便ただ1択。
(他にはワシントンDCからボゴタ経由の直行便があり非常に面白そうでしたが、さすがに陸路移動が大変そうだったので断念)
格安チケットではなく正規割引に近い価格でしたが、まあ今回はNYまでの便がタダなんで目をつぶるしかない(笑)。ニューアーク リバティ国際空港 (EWR) 空港
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例によってベルトも靴もひっぺがされる非常に厳しい審査を受け、出発までの時間はユナイテッドのラウンジでのんびりくつろぎながらmixiの日記などを書いて過ごしました。
ニューアーク リバティ国際空港 (EWR) 空港
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搭乗前にペットボトルの水を買いにキオスクみたいなところに寄りましたが、店員がいるレジがなくすべてがセルフレジになっていました。
極端なカード社会だなあ。ニューアーク リバティ国際空港 (EWR) 空港
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ニューアークからリマまでは7時間あまり。
太平洋路線から比べるとだいぶ短いですが、それでも窮屈な座席で我慢するのには十分に長いと言わざるを得ません。
乗ってからも寝ようと思っていましたがいまひとつ寝付けず、ずっと映画を観て過ごしていました。ニューアーク リバティ国際空港 (EWR) 空港
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ユナイテッドの機内食に期待したことは一度もないので(笑)、一食めの微妙な味のチキンソテーと豆のサラダにもさして驚くことはありませんでしたが、さすがに2食めで出てきたこの「生のニンジン」には度肝を抜かれました。
馬かwww -
結局ほとんど休むこともできないまま、30分ほど遅れてリマへと到着。
今回は行きませんがマチュピチュが我々を迎えてくれました。
ペルーは2004年以来、これが2回目。
前回、マチュピチュ・クスコ・ナスカ・リマとかなり充実した周遊だったので、今回はトランジットで立ち寄るだけでした。ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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もう23時過ぎですがまだまだ空港には人がたくさんいます。
南米の空港は深夜発着の便も非常に多いですしね。ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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我々が乗ってきた便の出発地が「NUEVA YORK」になっているのを見て、スペイン語文化圏に来ている事を改めて実感。
入国審査もそれほど時間がかからずすんなりと行きましたが、ニューアークのラウンジで夜食用にと思って持ってきていたバナナが検疫で取り上げられたのが痛かった...ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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我々の最終目的地はラパスですが、ニューヨーク~リマ便の到着が22時半(実際の到着は23時過ぎ)、そしてリマ~ラパス便の出発が朝6時すぎ。
7時間程度なので、昼間であればラウンジとかに入ってやり過ごすところでしたが、さすがに齢40を超えて体力の衰えを痛感するようになってきたこともあり、より翌日が楽になるように宿を押さえていました。
空港の2階から直結する連絡道で、空港の前の道を一本渡ったその先に...ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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すぐにホテル「コスタ・デル・ソル」がありました。
検疫を終えてゲートを出てからわずか数分で到着です。
特に飾ったところはありませんが、まあこれだけ近ければ何はなくとも便利です。
ちなみに、便の最終目的地がラパスだったこと、そしてリマで荷物をピックアップするのが面倒だったので、荷物はラパスまでスルーチェックインし、必要最低限の着替えと荷物だけ機内持ち込みしていました。
ただ、これだけ近いのなら別に荷物引き取ってもよかったなあと思ったり(笑)。コスタ デル ソル ウィンダム リマ エアポート ホテル
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部屋の窓からはターミナルがよく見えます。
ものすごい数の出迎えですね。
ちょうど見えているところの右側が出発便のチェックインカウンターなので、明日は部屋に荷物を置いたままチェックインだけ済ませ、その後に朝食をとるという技も使えそうです。コスタ デル ソル ウィンダム リマ エアポート ホテル
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かなり眠かったのですが、ウェルカムドリンクのサービスがついていたので階下のレストランへと向かいました。
2人して頼んだのは、ペルーを代表するカクテル「ピスコサワー」。
ピスコと呼ばれるペルー伝統のお酒にライムや卵白を加えて作られるもので、前回ペルーに行った際に大変気に入り、日本でもペルー料理店で注文するのがすっかりルーティンになりました。
見た目は柔らかですが、ピスコ自体がもともと強いお酒のためこのわずかな量でも酔いがてきめんに回ります。
おつまみのマイズ(トウモロコシ)をポリポリかじりつつほどよく上機嫌になったところで、部屋に戻りつかの間の休息に入りました。
今の時間、日が替わって0時半、そして朝は3時半起き(笑)。
(3日目へ続く)コスタ デル ソル ウィンダム リマ エアポート ホテル
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