2017/01/23 - 2017/01/30
30位(同エリア204件中)
ニッキさん
ヴェネツィアから海沿いに下がるとラベンナという小さな町があります。
古代ローマ時代から中世にかけて発展しましたがその後衰退して、今は
とても静かな田舎町になっています。
5、6世紀頃から初期キリスト教建造物が多数建てられました。
その内部は素晴らしいモザイク画で飾られ、現在世界遺産になっています。
数年前トラベラーさんの旅行記を読んでから、ラベンナに行きたくて行きたくて!
でも、ツアーに含まれる事はほとんど無く、個人旅行じゃないと無理かな?とあきらめかけた矢先、このHISのツアーを見つけました。
いやー、興奮しましたね。
やっぱり私は運で生きている。確信しました(笑)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
ラベンナに行くにはヴェネツィアから高速道路を使わない(一般道しか無い)為、旅行会社のツアーに含まれる事は稀です。
ラベンナは小さな町ですが、20もの教会や博物館が建造されています。
ツアーですから時間が限られていて、数か所しか見られませんでした。
始めにサン・タポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂で共通券9.5ユーロを購入しました。
5ヶ所見学できるようです。 -
聖堂内部は広い一室で、両壁にモザイク画がぎっしり。
壮大な空間です。 -
こちらの南壁は豪華な宮殿を出発して、キリストに向かって行進する殉教者たちの姿を描いています。
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26人の殉教者たちの行進のシーンです。
しゅろの木を背景に、手に冠を持っています。 -
殉教者たちは大天使に囲まれた玉座に座っているキリストに向かって歩きます。
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こちらは北壁で、行進の出発点クラシスの黄金壁から22人の殉教聖女たちが並びます。
終点はこちらも大天使に囲まれた玉座の聖母子です。 -
手に冠を持ち、こちらの背景もしゅろの木が描かれています。
とっても色鮮やかで美しいモザイク画です。 -
冠としゅろは死に打ち勝った殉教者たちの象徴だそうです.
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この聖堂の一番奥に祭壇があります。
両身廊のモザイク画が500年~540年と言われているので、なんか不釣り合いな空間です。 -
次は少し歩いて、サン・ヴィターレ聖堂に行きました。
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初期ビザンティン時代のモザイク画が一番美しい教会と言われています。
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イチオシ
キャー! 凄ーい!
息を呑む美しさってこういう事を言うんだわ! -
この天井も凄く細かいモザイク画で埋め尽くされています。
緻密で気が遠くなりそうな作業。 -
仔羊のメダイヨンを支える四天使です。
色鮮やかですね。 -
イチオシ
このモザイク画「アブラハムの饗応」は有名で、子供の出来ない老夫婦アブラハムと妻のサラのもとにやってきた3人の天使が「サラが男の子を身ごもる。」事をお告げにやってきました。
。 -
パンの置かれたテーブルについた天使たちに、アブラハムが捧げているのは子牛です。
3人の天使を丁重にもてなし、神は念願の男の子イサクを授けてくれました。 -
右にはアブラハムの神への信仰の深さを試された「イサクの犠牲」も描かれています。
547年の作品ですって。
今が2017年だから・・1470年前のモザイク画です。 -
最初のミラノで書いたけど、カメラの調子が悪くでピントが甘い。
ちょっと悔しいなぁ。
皇妃テオドラの向かいには、皇帝ユスティニアヌスのモザイク画がありますが、写真はボケボケ。 -
イチオシ
まぁ、写真でみるより自分の目でみると、何倍も何百倍も感動しますが。
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細かくてホント完成度が高い!
凄い芸術作品ですよ。 -
一部屋ちょっと違う感じの部屋がありました。
モザイクでは無く普通の天井画です。
内装は18世紀のものだそうです。 -
想像をはるかに超えたモザイク芸術に興奮冷めやらぬ・・です。
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キリストが座っているのは、青い地球ですって。
地球球体説はギリシアを起源としつつ、自然にローマ人にも伝わったようです。 -
ローマではたくさんのモザイク画を見てきたけれど、ここは本当に圧巻です。
ラベンナに行けて良かった!
このツアーに出会えてラッキー! -
サン・ヴィターレ聖堂の隣に建っているのが、ガッラ・プラチディア廟。
今なお、建設当時の姿で見る事ができます。
レンガでできた小さい建物ですが、見過ごさないでね。 -
イチオシ
聖ラウレンティウスの殉教。
ラベンナ最古の貴重なモザイク芸術が霊的な天上界を表し、質素な外観は現実の地上界を表します。 -
満天の星をイメージしているのでしょう。
とにかく青が綺麗。 -
泉に寄り添う二頭の鹿。
部屋は青を基調とした色ガラスと金箔を使ったガラスで覆い尽くされています。 -
天井は殉教者と唐草模様のようです。
明るい青、深みのある青。
5世紀の作品なんて想像も出来ない。
時空を超えた奇跡のモザイク芸術が目の前にあります。 -
ガッラ・プラチディア廟を出て、すぐ近くのグッズ売り場でマグネットを購入。
集合時間までに、各自必ずトイレを済ますように言われたので、グッズ売り場のお姉さんに聞いたら「隣の建物にあるわよ。」と教えてくれました。
入った建物が国立博物館でした。
たぶん、共通券で入ったと思いますが、券を出した記憶がありません。
もしかしたら、タダで入ったかも。 -
ちょっと、見学。
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ラベンナは昔ヴェネツィアのような干拓地だったそうです。
今のラベンナは土砂で埋まったり、埋め立てられたりして街が出来ているんですって。 -
いつの時代のものかしら。
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まるでギリシャ彫刻。
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石棺のようですね。
とてもきれいな模様が彫ってあります。 -
ビザンティン美術の絵画がたくさん展示されています。
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6世紀はイコン崇拝が高まり、たくさんの聖母子や聖人が描かれたそうですよ。
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ちいさいイコンなど、各家庭で祈りを捧げていたのでしょう。
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思いかけず、貴重な品物をみせていただきました。
私達は2時間で4ヶ所回りましたが、街は小さく教会群は徒歩で回れます。
ダンテのお墓もありますよ。
そうそう、個人でラベンナに行かれる方は、フィレンツェからも行けますよ。
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この旅行記へのコメント (1)
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- とし坊さん 2017/05/04 20:12:39
- ここです此処が良いのです
- 憧れのラベンナ
いいですね 行ってみたい場所ランク二位に(我が家の)いますネ・・
天井モザイク画いいな・・・ 当分の間は 旅行記で我慢しておきます
今後ともヨロシクです(^^♪
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