2017/03/07 - 2017/03/07
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keithforestさん
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13人のツアーは7日目に入りましてねぇ、何しろ昨日とんでもない郊外に泊まったものですからねぇ、どうなることかと思ったのですが、人口約14万人のラヴェンナ、世界遺産の宝庫でございますよ。といってもイタリアはめちゃくちゃ世界遺産ですからね。それにしても修学旅行の波に飲み込まれちゃいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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いや、昨日の夕食が夕食でしたからねぇ、心底心配しましたよ!マジで!でもま、普通のイタリアのホテルとしては標準的で安心しました。やれやれ。しかし、一ヶ月間ほぼ一緒。
ホテル キューブ ホテル
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どれほど郊外にいるのかと思ったのは何しろラヴェンナの街まで行くのにバスに乗ったことでわかるのですが、まず訪れたサンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂(Basilica di Sant'Apollinare in Classe)は街を通り過ぎましてね、クラッセという場所まで12kmほどあったのですよ。
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茶色い教会ですがね・・・つまり煉瓦造りですね。
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世界遺産なんですね。これが外観をこんな地味に見せておいて・・・あっと驚く為五郎!なんですね。(ふるいなぁ・・・)
6世紀中期の建設だってんですから、もはや気が遠くなりそう。 -
外の煉瓦だって、よく見る煉瓦っていうよりも、こりゃ積み上げるのに時間かかっただろうなぁって奴ですね。
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煉瓦の壁の上に何か絵が描かれているんですよ。
この辺、クラッシス(現クラッセ)というところなんですが、かつては港町だったんですって。それがどんどん海岸線が後退していっちゃったてことらしいですよ。 -
これが内部です。なんでもユリアヌスが金を出したといわれているんだそうです。
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あ、この聖水盤、銅ですよねぇ、良い感じですねぇ。
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まるで長持ちのようでございます。
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良い感じの大理石でございます。
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これが全部モザイクなんですよね。さぁこれから目白押しのモザイクを楽しむことができるんですよぉぉぉ、といわれてまず最初にこれを見ちゃって、驚愕です。
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この十字架の真ん中に・・・
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ほら、イエスの顔が描かれているわけです。
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モザイクで描かれているとフレスコに比べて誠に鮮やかに残りますから、時間による経過が感じられませんよねぇ。
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よりズームにしてみるとその細かさがわかるのですが、なかなか旨く撮れないです。なにしろ暗くて細かいんですから。
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有翼の獅子も描かれていますぞ。
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どういうわけか、ここに献金がこぼれているんですが、多分水に浸されていた場所なんではないでしょうか。
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外に掲示されていたのですが、一時は教会の壁を使ってそのまま普通のうちが建てられたりしていたのだそうです。
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あ、小さな、春かな?
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静かな街だなぁ・・・。
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casa famigliaっていうと「家族の家」ってことだろうけれど、上に書いてあるのはなに?
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おぉ~、やっぱりモザイクの街ってだけのことはありますなぁ。
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こうやって、街のあちこちにモザイクが飾ってあるだけじゃなくて、モザイクの様々なものを売る店も有り、なんとモザイク学校もあるんだそうです。
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ま、この季節ミモザの花が真っ盛りですよねぇ。ただそれで飾ってあるのかと思っていたら、実は翌日3月8日が国際女性デーで、この日、イタリアでは女性にこのミモザの花を贈る習慣にあるそうです。
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さて、ガッラ・プラチーディア廟堂(Mausoleo di Galla Placidia)という末期ローマ建築の霊廟でございます。
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見学は5分間だけと書いてあります。
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総身に彫り物ってのはありますが(あんまり良い例ではありませんけれど)、この中は全部が全部モザイクになってございます。
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すごいなぁ、これって、どうやって貼り付ける仕事をしたのでしょうねぇ。
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真ん中の赤い窓みたいなものは透過性のある大理石の板が張ってあるんだそうです。
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細かい!
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火で焼かれて殉死した聖ラウレンティウスですね。
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サン・ヴィターレ教会 548年。
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煉瓦の梁!面白い。
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とにかくすごいんだ。それしかいいようがないんだ。本当のことをいうと、こんなに次から次にモザイクかよ・・・と思い始めちゃったんだけれど、こうなったらとことんつきあわなきゃね。
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床の方がよく目につくし、何しろ見やすいからすぐさま目がいくんだなぁ。
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とにかくすごい。だんだん言葉が出なくなってくる。つうか、出すべき言葉が見当たらないわけよ。
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えっ!これってどういうこと・・・?修復できるところは修復したけれど、修復するってのは修復するべき根拠がわかってなくてはならないわけだからねぇ。
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フレスコ画がホッとするんだから。
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オリエンタルな感じしますよ。
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色が面白い。
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まるで絨毯じゃないか。
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え、これはなに?
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あれっ!まるでサン・フランシスコの小屋みたいだ!
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モザイクの床もどんどんすり減っていくんだよね、当然。
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主に捧げるものでございましょうか。
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テオドラ妃は皇帝ユスティニアヌス1世の奥様ざます。度胸の据わった苦労人ざます。
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赤シャツ隊長、ジュゼッペ・ガリバルディ(Giuseppe Garibaldi)の銅像がありましたです。
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ダンテの墓ってのもあるんですよ、これですが。
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次から次にひっきりなしに人が見に来ますよ、この墓。
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サン・フランチェスコ教会でございます。1321年9月に死んだダンテの葬式はここで行われたんだそうです。
サン フランチェスコ教会 寺院・教会
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格好良いです。こういうのすきです。モザイクっつうよりも象眼?
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この教会は沈んじゃっているんですよね。この写真の右の柱の基礎と、左の柱の基礎の位置がこんなに違っちゃっているんですよ。それだけ沈んじゃっていて、左の柱は水の中に浸かっています。
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ほぉ!ということはこの辺で万博参加計画があるのかな。大阪も万博に参加するんだといっているらしいですよねぇ。
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あ、郵便屋さんの自転車っすよね。黄色い自転車でこんなに荷物をがっちりと載っけているのはそれしかない。ところがイタリアの郵便ポストって、赤いんじゃん!?欧州では珍しいですよね。
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サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂(Basilica di Sant'Apollinare Nuovo)
490年頃に建設されたんだっていわれているそうです。新聖アポリネール教会 寺院・教会
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煉瓦の丸い塔というのは結構珍しいような気がします。
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こちらもまたモザイクでぎんぎんぎらぎらでございますが、歴史の長さがよくわかります。
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すっきりしていて、それでいて凝っているという祭壇ですねぇ。
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これまた、あんまり見ない造形ですよねぇ。でもいちいちこういうものを見て質問していたら、ここに何時間もいなくちゃならなくなりますよねぇ。日本人でこういうことを研究している人なんているものなんでしょうかねぇ。
そういえばわが母校には西洋美術史を講義している先生がおられたんですが、あの先生の授業はそんなに人気があるようには思えなかったけれど、一度とっておけば良かったなぁと悔やまれます。もう何年も前に他界されちゃいましたが。 -
びっしりとモザイクで描かれているのですが、本来アリウス派の聖堂として建てられたのに、その後の異教徒と戦った聖マルティヌスの聖堂とするんだってことになってしまったものだから、それまでのアリウス派の装飾を修正していったそうで、その痕跡が残っていて見ることができるんだそうです。
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そのひとつがこれ。本当はこの黒いところに人が描かれていたのに、これを黒くつぶしてしまったものの、こんな手だけが残っちゃっているんだそうです。え~!これくらいつぶせば良いのにねぇ、と思うけれど、これはこれで面白いですよねぇ。多分、当時は結構論議の的になったりしたんじゃないでしょうかねぇ。「あれでまさか終わりじゃないよね?」「あ、はい、とりあえずはこの状態ですが、そのうちなんとか・・・」なんちゃって。
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それがこの部分で、そういわれるとこうしたモザイクで黒いベタって、あんまり見ませんよねぇ。
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そういわれるとここらあたりも何か隠しちゃったんじゃないの?という気がしないでもありませぬなぁ。
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東方の三賢人ですよ。なんだか、リズムがありませんか、この構図。なんか軽薄なことをつぶやいて、ひんしゅくを買ってしまいそうな。
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あれ?この聖人もやっぱりあの「火」の人ですかね?あ、いや、祝福しているわけですから、これはやっぱりイエスなのかな?
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ランチはボロネーズパスタ
リストランテ マルケジーニ イタリアン
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そしてチーズケーキ。あ、サラダもありました。
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バスの駐車するスペースがなくてね、駅の向こうの広場に停まっているってんで駅の地下通路を通っていきます。駅の自転車置き場でございます。みんなちゃんと並べてます。えらい!
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これが地下通路に描かれていたものでございます。ちょっと不思議な雰囲気ですよね。植物人間?あ、全然意味が違っちゃうか!?
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なかなか良いじゃないの!
よく見ると「へようこそ」なんてひらがなで書いてあるじゃん!
これ、描き直すときにはそこが「歓(本当は異なる略漢字)迎光臨」ってなるのかな? -
おなかが落ち着いたところで80kmばかり突っ走りましてね、(当然ぐぅすか寝ちゃうわけですが)気がついたらなんとSan Marino公国に到着でございますよ。
国土面積、十和田湖とほぼ一緒といわれても想像つかないなぁ。人口3.2万人。ちゃんとW杯サッカーの予選にだって参加してます。もっともリヒテンシュタインが189位、サン・マリノ204位、最弱はジブラルタルの206位とともに欧州の最弱3チームだけど。Grand Hotel San Marino ホテル
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ホテル前から見下ろすと、あれあれ、この街、あ、いや国に暮らすのは嫌だなぁ、坂ばっかりじゃん。
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そんなところにこんなにがんばって建物建てるわけよ。人間ってすごいよねぇ。
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そうそう、この旗がサン・マリノの国旗でしょ?ここでパスポートに判子をついてもらえます。5ユーロだったかなぁ。
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サン・マリーノ公国の入国印、5ユーロでございます。たしかリヒテンシュタインでは3ユーロくらいであったのではなかったかという記憶でございます。
サンマリーノといえば、小生幼少のみぎり、切手を集めておったときに良くお目にかかった国名でございます。 -
これは良いアイディアですね!できることならこれで引っ張り上げてもらいたいくらい。どんどん上まで街が続いているんですよ。きりがない。
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ほうらぁ、こんな景色が広がってきましたよ!
これはこれで良いんだけれど、どんどん坂道ですからね。
皆さん、てくてく上がっていかれるんですよ。 -
こういう景色を見れるのは楽しいんだけれど、えっちらおっちらするのが嫌でねぇ。え?山登り?冗談じゃない。だからスイスだって、下りのハイキングしかしたことがない。そうだ、もう一度スイスへ行きたいねぇ・・・ってそんな話している場合じゃない。
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これはひょっとするとサンマリノの観光庁ですかね?
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サン・マリーノって国は平均寿命が男性が82歳で世界一、女性は84歳で世界2位の長寿国だってんですよ。ちなみに2016年7月発表で日本は男性が80.79歳(前年80.50歳)、女性が87.05歳(同86.83歳)だってんですから、男は哀しうございますなぁ。ひぃぃぃぃ・・・。
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石工マリヌス(聖マリーノ)が迫害を逃れて作った街ですから、ちゃんとカテードラルがございます。
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簡素ながらおしゃれにできておりますな。
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当時の磔刑って奴は、まず最初に向こうずねをたたき折るという残酷なことをしたと、物の本で読んだことがございます。しかし、多くの教会に掲げられるイエスキリストの磔刑図、スタッチュウではそれは再現してございません。
しかし、今回の旅で唯一、それをちゃんと描いている絵に出逢ったことがありました。向こうずねに三本の傷が描いてございました。実に痛々しい話でございますねぇ。もうそれを聞いただけで、本当に申し訳がないという気がして参りますよ。 -
ちゃんと入り口の上にパイプオルガン。
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「S」と「M」の組み合わせって奴ですかね。
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遙かに見える景色がよろしうございます。
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かなり上まで上がってきましたが、これ以上いくのは止めて景色を楽しんでいます・・・が他の人はがんがんもっともっと上まで上がっていきます。置いてきぼりの爺さんは通りかかるフランス語の若者たちから不審がられたに違いありませぬなぁ。
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やや!あれなるはアドリア海ではございませぬか! リミニ方向の街でございましょうや! 実は私、サン・マリーノがこんなに海に近いとは思ってもいなかったのでございます。
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う~む、いかにも山の国、サン・マリーノにやってきた感が迫って参ります。
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アレッツォ、シエナの方角でございましょうか!?
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山並みが織りなす景色がいつまで見ていても飽きませぬなぁ。
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あ、あれが一番上の頂きでしょう。 私を平気で置いてきぼりにした、わがご一行様です。 「えぇ、自分が勝手に行かないっていったんでしょ!」という声が聞こえて参ります。
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そろそろ寒くなってきそうな夕暮れが迫ってきましたかな。
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じゃ、とろとろ下りましょう。こんな坂道になっているわけでございますよ。これで斜度がおわかりかと思いますが。
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なぜか、どこでも山奥の観光地というとこういうものを売ってございますが、これじゃ、まるで箱根の温泉かよ! だって「武士刀」ってかいてありますよ! どういうことでしょうね? 誰かわざわざ日本から仕入れたってことですか? 浅草の仲見世から買ってきた?
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なぜかミニチュア・カーのお店なんぞあったりするんですが、こういうところに遊びに来て買います? でも、永年探していたのがあった! といって喜ぶ爺さんがいそうですよね?
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そうかと思ったら、こんなおしゃれなお店だってあるんですが、さぞかしお金持ちがお買い求めになるんでしょうねぇ。私はお金持ちじゃないから縁がありませぬ。
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一番わからなかったのが、この辺の漫画みたいなフィギュアの店。彼らみんな西の空を見ていて、あたかも夕焼け見物隊。面白いとは思うけど、売れるの? どこかのテレビのシリーズものだったりする?
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もっとわからないのがこれ。
ここでこんなものを売っている奴も奴なら、(多分)買う奴がいるんだろうから、そんな奴もそんな奴。なんでここでgibson Les・Paulのダブルネックのミニチュアよ!? -
いよいよ、日が暮れようとしております。
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車の宣伝に使ってもらいたい。どうよ、このフォルム!
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寒いからホテルの中から夕焼けを待ってみる。
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さぁ、沈みます! くるよぉぉぉぉ!
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きたぁぁぁぁぁぁ!
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お月様も出ています。朧月でございますよ。
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さて夕食です。
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パスタ・・・
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サラダ付き、白身の魚。
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で、いつものパンナコッタ。
おやすみなさい・・・・。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sanaboさん 2017/04/10 17:46:06
- はじめまして
- keithforestさん、はじめまして
サン・ヴィターレ教会にいつか行きたいと思っておりましたが
今日初めてサンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂のモザイクを
keithforestさんの旅行記で拝見し、その見事さに圧倒されました。
keithforestさんのウィットに富んだコメントも
時々クスッとしながら楽しく拝読させていただきました。
またお邪魔させて下さいね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
sanabo
- keithforestさん からの返信 2017/04/11 03:58:51
- ご丁寧にありがとうございます
sanaboさま、
ご丁寧にありがとうございます。
いろいろお出かけのご様子ですね、しかも旅行記がすばらしい!
私は出かけるアレンジは大好きなのですが、出かける先の勉強を毎回怠っておりますので、いったいなにが重要で、なにが重要でないのかが全くわかっていないので、帰ってきて毎回書き起こすのをためらっています。
今回も途中で寝込んだりして、いろいろありすぎました。欧州はまだまだいきたいところがあちこちに残っているのですが、だんだん物騒になってきて、ちょっと逡巡してしまいそうです。
これからも楽しい旅をお続けになりますように。
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