2017/03/18 - 2017/03/21
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にこちゃんさん
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ついつい海外にばかり目が向いて、なかなか国内旅行をすることなく過ごしてきたけど、今回、長崎に行ってみたくなりました!
きっかけは、映画“沈黙”。
江戸時代初期、キリスト教は、繁栄が一転して禁教となり、たくさんのキリシタンの人たちが、厳しい弾圧、苦難な状況の中で信仰を貫き、ポルトガルから来た宣教師たちも、信仰を貫くべきか棄教した方がよいのか、苦悩した物語の“沈黙”。
その舞台になった長崎、特に外海地区。
たくさんのキリシタンの人たちが潜伏して、ひっそりと信仰を続けていた、そんな場所を辿ってみたい。
五島列島や平戸や雲仙の方も行ってみたいけど、今回、初の長崎、二日だけなので、一日外海地区巡り、もう一日市内巡り、をしよう。
同じく“沈黙”を観て、行ってみたい!と言う次女と、二人で行ってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JALグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
うちにあるJALのマイルを使っていくので、羽田発長崎行きの航空券を探したけど、空いている席がないので、福岡行きに変更。福岡行きは、成田発がある。
うちからは、成田便が都合いいのだけど、帰りはちょうどいいのがなく羽田着。
成田発は、18:40。
第二ターミナル内、セキュリティーを抜けて、ゲートまでかなり歩いていく。新しく出来たエリアなのかな、きれい、けど殺風景。 -
ボーイング737の機内は、とても新しく、黒い革張りシートがカッコいい。
飛行中、灯りがこんな風で綺麗。無料でwifiも使えた。
福岡行きは満席。 -
私は、福岡に来るのも初めてなんだけど、福岡空港から市内までが、地下鉄で10分もかからない、というのにびっくり。ほんとに、マンションや住宅の立ち並ぶ中を降りて行って、あっという間に着陸。
私のデジカメでは、動く夜景はきれいに撮れないけど、流れる景色もきれい。 -
福岡空港は、あちこち改修中でちょっとごちゃごちゃしてたけど、地下鉄の表示に従って進み、駅に着いて電車に乗ると、5~6分で博多駅に到着。なんて早い!
今日は、この、博多駅すぐ近くのホテルに一泊。
チェックインして、部屋に荷物だけ置いて、遅い夕食を食べに外へ。 -
福岡のうどんも美味しいらしい。
軽めに、ビールでうどんとおそば。ネギや天かすたっぷりの柔らかめうどん、美味しかった♪ -
夕食から帰って、FORZA ホテルフォルツァ福岡、の部屋には、エスプレッソマシンがあったけど、一階ロビーにコーヒーのサービスがあるので、こちらでいただいて部屋に持っていく。部屋には、加湿器もあり。
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そうして翌朝7時に、ホテルをチェックアウト。
博多駅の入り口に、ポストが三つも立ってる。ちゃんと見なかったけど、用途が違う?! -
長崎行きの、かもめ7号を、ネットで予約してたので、駅で、切符受け取り機を見つけ、やってみるに、予約がないと出て、え~と思い窓口へ行くと、こちらはJR西日本の窓口なので・・と言われ・・、そうか、博多駅には、JR西日本とJR九州があるんだ!と、改めて知る。
もう少し先の、JR九州の窓口へ行っても良かったのだけど、ここのところの、この機械だけは使えるそうなので、予約購入に使用したクレジットカードを入れると、あっという間に切符が出てきた。なんて簡単便利。
その上、長崎まで一人2300円って、当日買う切符の半額くらい。ネットで早く買うのは(一か月前から)とってもお得だ♪ -
ホテルは素泊まりだったので、かもめ7号の車内で朝ごはんを食べる予定で、探すに、美味しそうなものがたくさん!駅弁もバラエティー豊かにいっぱいある♪
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買い物をして、ホームに上がり、かもめが入ってくるのを待つ。
向かいの列車のグリーン車は、木の香りいっぱいで、シックで素敵。 -
7:54発のかもめ7号が入ってくる。
いよいよ、初めて、九州で列車に乗る~♪ -
この日は連休の日曜日で、すぐ後ろの、ドアを開けたところのトイレ前には、普通席で座れない人がたくさん立ってた。
指定席のこの座席は、だいぶ年季の入った黒い革張りだけど、床は寄木風で天井も明るく、ちょっとゆったり贅沢感。 -
さあ、発車したので朝ごはんにしよう(^^♪
私の“博多彩時記弁当”は、朝からボリューム満点だけど、どれも上品なお味で完食、美味しかった♪ 娘は、駅構内のパン屋で買ったパンでいいと。 -
かもめ7号は、佐賀を出て、有明海を左にして進む。
海に中にたくさん見える棒は、ノリ養殖のものなんだろうな。 -
そうして、一気に、ここは、長崎の外海地区、大野というところ。
向こうに見える大きな島は、池島。軍艦島のように、今は廃墟となった、九州最後の炭鉱の島。今でも住んでる人はいるらしい。 -
今回の長崎の旅の、一番の目的地の外海地区。
どうやって廻ろうか・・。
バスツアーもあるし、タクシーで廻るのもある。レンタカーもいいだろうけど、知らないところの運転は苦手だしな、と言うことで結局、地元の路線バスを乗り継いて、自分たちで廻ることにしました。
長崎バスのホームページで、最新の時間を確認し、日曜日のため、最終バスの時間が早いなどもあったけど、一時間に約一本のバスを利用して、スケジュールを組んで、結果的にうまく廻れました。春の陽気のいい天気で良かったし。 -
かもめ7号が、長崎駅に着いたのが、9:50分。
作った予定では、長崎駅10:06発のバスに乗るようにしていたのだけど、カモメの車内で、これ大丈夫かなぁ・・・初めての駅で、15分で、ロッカーに荷物を預け、バスに乗れるかな・・と心配になり、幸い次に10:26発のバスがあるので、それに乗るべく、予定を変えていたのですが、長崎駅で降りて、ロッカーを探して荷物を預け、それからバス停を探して行くと、やはり10:06のバスは行ってしまった様子・・と思ってたら、なんと少し遅れて、やってきた!ので、予定通りにバスめぐりが始められた!ラッキー♪
このバスは、桜の里での乗り換えがなく、11:16に大野に到着。
一時間ちょっとの各駅バスの旅。バスは、長崎市内を抜け、かなり標高の高いところまで上がり、また海の方へ下りてきて、地元住民の皆さんの貴重な足となってるようで、ほぼ席をいっぱいにして外海地区へ。 -
大野バス停で降りて少し行くと、幾つか標識があるので、山を上がっていく。
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すると、また、この案内があるので、大野教会堂の方へ。
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お~、大野教会が見えてきた。
外海地区のいくつかの教会は、中を見るには予約が必要、とネットに出てたので、バスの時間に合わせて、この、大野教会と出津教会を予約をしておきました。
先に来ていた、観光客の若い女の子たちが、この、黄色のジャンパーを着ていたおじさんと話をしていたので、私たちも、声をかけ予約の旨を伝える。
すると、「おたくらも、二階堂さんのあれで来たの?」と言われ、「??」と思ってると、「キスマイの・・」と言うので、娘が、あ~キスマイがなんかやってるね、と気が付き、私も、長崎を帰る日にしっかりと知ったわけですが、今、キスマイが、長崎の旅キャンペーンをやってて、メンバーの二階堂君が、外海地区担当で、この教会にも来たらしい。 -
私らは、“沈黙”を観て、と言うと、「お~そうですか」と、やはりそういう人達も来るみたい。
ご自分もキリシタンの、教会守の、この黄色いジャンバーの方が、教会の歴史や
建物の説明をしてくれるんだけど、ここは中は入れないみたい。
マリア像の前奥が教会入り口。 -
でも、この開いた窓から、ちゃんと中は見えます。
教会の建物は、ド・ロ神父が建てたもので、とても質素に見えるのだけど、地元の石を欧米風に積み重ね頑丈に出来ているのに驚き。半円の窓もちょっとおしゃれ。
だけど、木の部分や全体的にはだいぶ古い。 -
教会の祭壇側には、日本風家屋がくっついていて、(この写真側)ここは、神父さんが来たら寝泊りする部屋だったと。
教会守の皆さんはもうご高齢で、先のことを心配しておられる。この、外海の教会群が、世界遺産に登録されれば、ちゃんと補助金も出て、もっと維持管理されるのだろうけど、どうなっていくのやら、と。
教会群の中でも、大野教会は特に古いから、朽ちていったりしませんように・・。 -
教会を後に、1時間後のバスに乗るべく、来た道を降りていく。
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春の気配。
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半分くらい降りたところに、広い駐車場があるけど、車は一台もとまってない。
ド・ロ壁風ついたてのおしゃれなトイレは、最近できたのかな、新しい。
にゃんこが一匹、壁の角で奇妙な動きをしていた。 -
駐車場近くに、この辺唯一のレストランがある。ここは、レストランの駐車場。
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袋を被せたビワの木。
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大野は、外海地区の教会群の中で一番遠くなので、今度は少しずつ戻っていきます。12:23発のバス待ち。
大野地区は、外海地区巡りのツアーに入ってないことも多いのですが、ド・ロ壁の平屋の古い大野教会は、是非足を伸ばして見るのをお勧め。 -
ほんの4分ほどで、出津文化村に到着。
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遠藤周作、「沈黙」の碑。
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向こうの山の上に見えるのが、道の駅と、遠藤周作記念館。
この辺の海岸にも、その昔、宣教師の乗った小舟が着いたのかなぁ。 -
まず、外海歴史民俗資料館へ入ってみました。貸し切り状態。
ここの入場券は、ド・ロ神父記念館でも使えます、共通。
キリシタン関係のものや、さっき遠くに見えた、炭鉱の島、池島の歴史資料も興味深かった。 -
旧出津救助院。りっぱな木造二階建て。
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ド・ロ神父記念館に入ってみる。
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ド・ロ神父像。
授産院で、マカロニやソーメンの生産をしたり、腸チフスの流行の時には、治療にあたったり、と功績が偲ばれる。 -
ド・ロ神父記念館から出津教会へ行く小道。
竹藪の中の朽ち果てた廃墟、昔キリシタン信者が隠れていたのかもしれない。
・・そんな古いわけないか・・。 -
出津教会が見えてきた。
桜?あれ、梅?ちらほら咲いて可愛い。 -
出津教会に到着。
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ネットで予約していた時間にまだ早いので、と周りをぶらっと一周。こちらは教会の入り口と反対側。
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でも、正面入口へ戻って中を覗くと、黄色いジャンバーの教会守の女性が、観光客に話をしていたので、私たちも入って一緒に話を聞く。
こちらの女性からも、ド・ロ様、と何度も名前が出て、地元の人が今でもド・ロ神父を敬愛している様子がよくわかった。 -
出津教会では、予約時間じゃなかったけど、中へ入って一人旅の女性と一緒に話を聞き、予約なんか必要なかったかなぁ、と思ったのだけど、教会を出るときに、予約のことを言うと、用意されてたリストの、名前に線を引いて、そのあと教会のドアを閉めていたので、予約の人が誰もいない時は、やはり、入り口ドアが閉められてて、中には入れないのかもしれない。
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もうとっくにお昼を過ぎているのでお昼ご飯にしたいのだけど、この辺では、ド・ロ神父記念館の近くに一軒レストランらしいものがあっただけ。
そこで、その、普通の一軒家風建物の呼び鈴を押して、扉を開けてみると、中では何人かが忙しくしてる様子で、素敵な奥様が、今日は行事があって、ここで食事の用意ができないんですよ、と申し訳なさそうに話してくださり、あっ、こちらこそ突然にすみません、とお店を後にする。
後で何かで見るに、この『ヴォスロール』と言うお店は、予約のみ、と書いてあった。 -
この出津には、ランチにするお店がないので、お昼時は、次に行く、道の駅にした方がいいですね。
なので、バスの時間まで、ブラブラ。
授産院のりっぱなきれいな建物は下から眺める。 -
近くの民家の車の周りで、にゃんこが4~5匹日向ぼっこ。
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ド・ロ壁だ。
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バス停まで来て、乗るバスの時間までまだ20分くらいあるのを確認。
すると、道路の脇に、海へ下りる小道を見つけたので、降りて行ってみることにする。 -
その昔、宣教師を乗せた小舟もここに着いて、この崖を、隠れるようにして、上がっていったのかもしれない、と思うと感慨深い。
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下りてきた~、穏やかな春の海♪
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透き通ったきれいな海!
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しばし、五島列島の方を向いた海の眺めを堪能し、また、わっせわっせと、獣道のような道を上がって戻る。
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14:27発のバスで道の駅へ。
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バスは狭い坂道をぐんぐん上がり、5分で、道の駅、遠藤周作記念館へ。
人も車も多く賑わってる。初老ライダーの皆さんもバイクのそばでひと休み。 -
まずお昼~♪と道の駅のレストランをのぞくと、14:30~は、ドリンクのみ、になってる・・。あらら、遅い時間だからしょうがない・・。
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そこで、道の駅で何か買って、外のベンチで食べることに。
トンビに注意、と書かれた看板があちこちにあるとおり、上空を舞ってるトンビが襲ってきそうで、警戒しながらなんとか食べ終える。 -
それから、遠藤周作記念館へ。
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やはり、『沈黙』に関連したものがたくさん。
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ここには、レストランもあったんだ~、残念~。
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出津と同じく、ここでも二時間とっていたので、遠藤周作記念館をゆっくり堪能。
そろそろ夕方の日差しが海に美しい。
まさに夕陽が海に落ちる時は、それは美しいらしい、残念、今日はまだちょっと早い。 -
今日は日曜、バイクツーリングのおじいちゃんたちもいたし、同じ車仲間でツーリングのみなさん。赤に黄に白にぞろぞろ。
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最後に、道の駅をブラブラ。
長崎も、柑橘類が豊富。赤ん坊の頭くらいの、巨大な、ざぼんは、このへんならではだな。 -
この、かんころ餅は、長崎、特に外海の名産品なんだそう。
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なんだこれ・・? 子持ち高菜って初めて見たよ。
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道の駅、遠藤周作記念館に二時間いて、またバスに乗り、ほんの4分で黒崎教会へ。
ここでは、20分後に来るバスに乗る予定なのだけど、バス停から教会は、階段を上がるとすぐで、この教会しかないのでちょうど良いです、が、サン・ジワン枯松神社に行こうとすると、もっと時間が必要です。 -
教会に入ろうとすると、若い女の子の二人連れが出てきて、入れ違いで教会の中へ。
中は、ステンドグラスがとても美しい。 -
やってくる人を暖かく迎え入れてるマリア様。
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バス停脇の、インパクト大な看板。
さっきの女の子二人も一緒にバス待ち。 -
黒崎教会から、ちょうど一時間で長崎駅へ。
朝コインロッカーに預けた荷物を取り、タクシーで真っ直ぐホテルへ。
『ホテルモントレ長崎』は、オランダ坂の近く。
ホテルから稲佐山ロープウェイ乗り場まで、無料バスが出ているそうなので、
今日乗れるか聞いたら、もう一杯だと言われ、稲佐山へ行くのは明日にする。 -
大きなベッドとソファベッド二つのシンプルなツインの部屋。この部屋にも加湿器がある。
『モントレ』は、東京でも泊まったことがあるけど、フレンチテイストなインテリアで女子好み♪ -
夕食に出かけよう♪
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ホテルのすぐ近くに、おしゃれなケーキ屋さんがあり。
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ホテルを出て7~8分の、ちゃんぽんの老舗の『四海楼』に来てみました。
ホテルのような巨大な建物にびっくり。
最初、階段の上に、満席、の看板が見えたのだけど、すぐに撤去され、良かった・・。エレベーターで5階に上がる。 -
エレベーターを降りると、もうそこは店内で、窓側の席に案内してもらえ、ラッキー♪
ここからでも夜景が楽しめるよ~♪ -
閉店時間が近いのでは、と思うのだけど、まだお客さん入ってくる。けれど、だいぶ席は空いてきた。
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ちゃんぽんが食べたかったので、普通のちゃんぽんと、蓋つきの小さめちゃんぽんを注文。
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一番オーソドックスな、普通のちゃんぽんは、錦糸卵が乗っている。
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蓋つきの蓋を開けると、錦糸卵のない普通のちゃんぽん。
ちゃんぽんは、こしのある麺に、コクがあるけどあっさりめスープで美味しくて完食♪
餃子や紹興酒もいただく。 -
美味しかったね~とホテルへ歩いて戻る、と、ホテルの前に、ふんどしショップを発見。夜なので閉まってるけど、どんなお客さんが来るのかなぁ。
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