最後の海外一人旅？　4.リスボン　今度は…

2017/01/04 - 2017/01/05

旅6日目、一旦リスボンに戻りました。
今回の旅程（計画段階）
12/30　伊丹空港→成田空港→ブリュッセル空港→リスボン
12/31　夕方までリスボン観光、ポルトガル鉄道でポルトへ移動
　　　　ドンルイスⅠ世橋に上がる花火を見ながら年越し　
1/1　ブラガ（ボンジェズス）観光後、ヴィアナドカステロのポウサダで宿泊
1/2　ポルトに移動し、ポルト観光　ポルト泊
1/3　アヴェイロで数時間観光後コインブラへ。コインブラ観光　コインブラ泊
1/4　ナザレをちょっとだけ観光後、更にオビドスへバス移動し観光。リスボン泊
1/5　ポルトガル鉄道でラゴスを経由し、バスでサグレスへ　サグレス泊
1/6　リスボンに戻り、リスボン観光　リスボン泊
1/7　シントラ観光　リスボン泊
1/8　リスボン空港→ドゥッセルドルフ空港
　　　　　　　　　　　8時間の乗り継ぎの間にケルン大聖堂か、ヴッパータール観光
1/9　→成田空港→伊丹空港

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ANA TAPポルトガル航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

本当だったらこの日はコインブラのホテルをチェックアウトした後、
バスでナザレに向かい、ケーブルカーで展望台に行き絶景観賞。
更にバスをカルダス・ダ・ライーニャで乗り継ぎオビドスへ。
数時間観光した後、夜、リスボンに到着する予定でした。

しかし、旅2日目に起きた事件のためこの日はリスボンにある日本大使館に行かなければならなくなり、コインブラから直接リスボンへ。
この日は1月4日、在ポルトガル日本大使館も1月3日まではお正月休みでこの日から開きました。

「事件のため大使館に」となると、まあスリや置き引きやひったくりにあって、パスポート盗られたのね、と思われるでしょうがもっと怖い思いをしたんです･･･。

被害届の提出と、渡航書の申請。もちろん写真が必要ですが、ポルトガルで3cm×4cmのサイズの写真が撮れる場所がわからなかったので職員さんに教えてもらって、また写真の提出に来ることになりました。

写真を撮りおわった頃にはちょうど日本大使館はお昼休（12:30～14:00）みに入っていたので

とりあえずスーツケースを置きにこの日の宿に向かいました。
この日はこんな事になるとは思わず、
リスボンには夜到着、翌朝早くチェックアウトする予定だったので
「寝るだけだから立地だけ重視して安いところでいいや」と予約した
ロシオ駅、レスタウラドーレス広場に近いレジデンシャル。

一応、階段にもアズレージョがあってポルトガルらしい？

Pensao Flor Da Baixa ホテル

スタッフが英語も通じない、というクチコミもありましたが、私もそんなに流暢に話せないので下手な英語同士、意思疎通は出来、私にはとてもフレンドリーで癒されるぐらい感じの良いスタッフさんでした。

チェックイン時間前でもチェックインさせてくれました。
しかも「バスルームは共同」の部屋だったのに部屋にシャワーは有りました。
（トイレは廊下の共同トイレを利用しなければいけませんでしたが）

ドライヤーもあるやん。

なによりこのレジデンシャルの良さは「エスプレッソが飲める」ことだと思います。
ポルトのインファンテサグレスや、リスボンのアヴェニーダパレスにも部屋に湯沸かしポットはありませんでした。ポルトガルではそれが普通なのかな？
まあ、高級ホテルではルームサービスを頼めば、ということなのかもしれませんが。
宿で自由にホットドリンクが飲めるというのは私的にはポイント高い。

大使館の午後の業務が始まった頃、写真を提出しに行きましたが前にちょっと時間のかかった人もいて、私の用事が終わったのは15時を過ぎていました。
今からアントレカンポスのバスターミナルに移動して、そこからバスで1時間かけてオビドスに行くかなあ。でも、このころの日の入りは17：30頃。城壁巡りは明るい時にしたいし、ちょっと厳しいか。

結局この日はリスボンのまだ見ていないところをうろちょろすることにしました。

まずは、まだお昼を食べていなかったので16時ごろに遅い昼ご飯兼早い晩御飯。
レスタウラドーレス広場に近い「Solar do Bacalhau」でバカリャウの卵とじを頼んだつもりだったのに、卵でとじてないバカリャウ料理が出てきた。
そんな食事を終えて、リスボン散策を開始。
まずはロシオ駅前を通過。この駅に入る馬蹄形の入口、やっぱり面白い。でも周囲から線路や電車が見えてないので、知らないで通ったらこの建物が駅と思わないかも。

ロシオ駅 駅

カルモ通りにさしかかったらかわいらしいアンブレラのライトアップ。
女の子が傘をさしてるポーズをとって、彼氏が写真を撮ってたりしてました。

一人旅じゃそういうことができないな。

カルモ通り 散歩・街歩き

もうクリスマスはとっくに過ぎていますが
ガレット通りの突き当りにあったこの建物、キラキラのライトアップで目立ってました。
小規模なショッピングセンターで、中に入ってみましたがこれと言って私の興味をそそるものはなく、

アルマゼンス ド シアード 百貨店・デパート

アウレリア通りのショップを見ながら通り抜け、アウグスタ通りへ。
写真はBenfica Official Store。
特にファンではないのでちらっと見ただけ。

アウグスタ通り 散歩・街歩き

勝利の凱旋門に行きたい、とアウレリア通りを南に向かって歩いているとこれまたきらびやかな電飾の立って物が。
チェックしていたバカリヤウ（干鱈）コロッケのお店でした。
コロッケ1個から、カウンターなんかで気軽に食べられるお店とのことで、食べてみたかったけどこの時はさっきご飯を食べたところだったので店の外観に圧倒されながら通り過ぎました。
Casa Portuguesa do Pastel de Bacalhau

1月でも通りにでてるテーブルで食事している人もいるのを見ながら歩いていくと、
馬が光ってる。

メリーゴーランドの中に入り込んだか？馬の電飾が続いていました。

勝利の門に到着。上に登れるらしいけど、どこから登れるんだろう…と疑問に思いながら
そのまま門の下を通り過ぎ、騎馬像が見えている広場へ。

勝利のアーチ (凱旋門) 建造物

コメルシオ広場にもまだ大きなクリスマスツリーがありました。
ここ、私がツーリストポリスにいた大晦日の晩、カウントダウンイベントが開催され花火がばんばんあがっていた場所のはず。

コメルシオ広場にあるジョゼ1世騎馬像の写真を撮っていたら、この写真に写りこんでいる男性が写真を撮ってくれとカメラを差し出してきた。
一人旅だと自分が入った写真が撮れないよね。
写真を撮ってあげたら、どこから来たのか等、会話が始まった。まあ、これも旅をしていたらあることなんだけど、この人はコーヒーを飲みに行こうとかFADOを聞きにいかないか、とか、かなりしつこく誘ってきた。

ちょっと、数日前に怖い思いしてるのに、もう勘弁して。
今回の旅はなんでこう変な目に遭うのかな。「リスボンには危険がいっぱい」なんていったらポルトガルファンの人々に怒られるだろうか。

結局その人を振り切ろうとしてたら勝利の門に登らずにまたアウグスタ通りに戻っていた。

勝利のアーチ (凱旋門) 建造物

その後もアウグスタ通りの土産物店をみたり、スイーツ店のウィンドウを楽しんだりしながら宿方面に歩いていたら、
なんとさっきの男性がやっぱり日本人女性に声をかけて、「もうホテルに帰るところだから」と断られているのが聞こえてきた。

日本人女性は引っかかりやすいとでも思われてるんだろうか。

写真はサンタジュスタのエレベーター。
事件でデジカメも盗られたので写真は無くなってしまったけど、このエレベーターはこの旅2日目に乗ったのでこの時は乗らず。

サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

アウグスタ通りの辺りは明るく人通りも多かったので比較的安心して歩けたのだけど、
コメルシオ広場まで行って帰ってきてもまだ宿に戻るには早い時間。
ロシオ駅の中に入ってみると長いエスカレータがあって登ってみるとそこにホームが有りました。
ホームの反対側のロータリーからは、サン・ジョルジェ城が見えていました。

旅６日目はそれで終了。

翌朝目が覚めて窓から外を見るとまだ暗いけどすごい霧がかかっていました。
この写真じゃそんな感じに見えないですが･･･。

旅7日目の予定はこの宿をチェックアウトしてサグレスに行き、サグレスで1泊。
翌日はリスボンに戻ってきますが戻ってきたときはこの宿で無く

ロシオ駅上にあるホテルアヴェニーダパレス。

サグレスには手荷物のみで行きたかったので、スーツケースを預けたかったのですが、戻ってきてその宿に泊まらなくても、24時間以上の荷物を預かってくれるだろうか、ちょっと心配していました。

1．6日目に泊まった宿で頼んでみる
2．断られたらリスボンに戻ってきた時に泊まる予約がしてある8日目のホテルに頼んでみる
3．それもダメならロシオ駅のコインロッカーに預けていこう
　駅のコインロッカーは24時間以上は無理という噂も聞いていたので最悪サグレスまでスーツケースを持って行くことも覚悟していましたが、チェックアウトした6日目のホテル(厳密に言うと、私がチェックアウトした時間は私が泊まったレジデンシャルはフロントが閉まっていたので、数件隣の系列ホテル「レジデンシャルフロレセンテ」)で快く預かってもらえました。

サグレスに行くために、まずはポルトガル鉄道でラゴスへ。
始発駅から2つめのアントレカンポス駅から乗りましたが、すでにその時点で20～30分遅れてました。この濃霧のせいだったのでしょうか。

出発してしばらくしたら電車は4月25日橋を通って、クリスト・レイが近くに見えるはずだったのでカメラを構えてスタンバっていたのに、この霧で橋桁しか見えませんでした。ああ、、、（涙）

4月25日橋 建造物

この旅行記へのコメント （4）

• binchanさん 2017/03/31 18:02:43

  私もコインブラに一票かな〜

  　先日はご丁寧な返信ありがとうございました。
  　大使館へ行くために再度リスボンだったのですね。それにしても三が日は大使館もお休みって、じゃあ元旦にスリにあってパスポート盗られて、二日に帰国っていう人とかはどうなるんでしょう？パスポートがない間ホテルのチェックインとかどうされてたのかとか、クレジットカードは予備があったのかとか、いろいろ気になっちゃってますが、今は嫌なことは思い出さずに旅行記を書いてくださいね。「予定ではこうするはずだった」から始まる旅行記。綿密な計画をたてて行かれるmarketaさんのことですから、さぞかし悔しかろう、と私も唇をかみしめながら読んでますよ〜。
  
  　さて、リスボンの回で書くのもなんですが、コインブラ、素敵でしたね。お昼間の写真が多いせいでしょうか？ほかのヨーロッパとは違うエキゾチックな建物が多くって。しかもファドを聞きに行かれたのもいいですね。あこがれちゃいます。でも、一番心を掴まれたのはサグレスビールかも(^^;。すっごくおいしそうに写真が撮れてますよ。ガラケー侮れないですね。
  
  binchan
  
  　
  　

  marketaさん からの返信 2017/04/02 20:18:46

  RE: 私もコインブラに一票かな〜

  binchan様
  
  コメントありがとうございます。
  返信遅くなってしまいごめんなさい。
  
  > じゃあ元旦にスリにあってパスポート盗られて、二日に帰国っていう人とかはどうなるんでしょう？
  
  そうですよね、帰国便を変更するしかないんでしょうかね？
  事件直後（12/31）に大使館に電話した時に帰国便を問われ、1/8だと答えると「じゃあ間に合いますね」とホットしたように言われました。
  
  旅行しょっぱなに事件に遭ったのは、その後の旅行が楽しめなかったのは残念ですが
  変更不可（だけど安い）の航空券で行っていたし、
  予定通り帰国でき、出勤も帰国翌日から予定通りできたので
  帰国直前に盗まれるよりはまだマシだったのかなと思っています。
  
  パスポートがない間ホテルのチェックインは
  1．警察署で発行された盗難届
  2．まだパスポートを持っていた、1泊目のホテルでもらった私のパスポート情報が記載された用紙のコピー
  でどこもＯＫでした。
  
  クレジットカードの予備は無かったんですよ。
  なので「緊急クレジットカード」が届くまで2日間、移動の交通費も無くリスボンに足止めになってしまいました。
  
  以前は旅行用腹巻き（キャッシュベルトって言うんですか？）に予備のクレジットカード、パスポートのコピー、多少の現金を入れてちゃんと装着してたんですけど、
  紙物は汗でしわしわになるし、
  ちょうどズボンのウェスト部でカードは何かの拍子に折れてしまいそうな気もするし、
  なによりそんな盗難にあうこともなかったので
  いつの間にかしなくなっていました。
  カード1枚有ればすぐに旅が再開出来たので、今後旅行が出来るようになったときにはカード1枚どこかに隠し持つようにしようと思います。
  
  ところでbinchanさんもコインブラ気に入られたんですね。
  なんとなく、binchanさんがコインブラを気に入られるのわかる気がします。
  ガラケーのカメラ機能はこれまであまり使っていなかったので四苦八苦しながら撮ったのですが、そう行っていただけて嬉しいです。
  ありがとうございます。
  
  marketa

• 尚美さん 2017/03/31 16:30:34

  やっぱり、ポルトガルに行きたいです

  marketa様
  
  marketaさんの旅行記を見て、増々ポルトガルに行きたくなったと言ったら複雑な気分になられるかなぁ。
  でも、そうなんです。
  前のコインブラなんて、え〜っ、ポルトやリスボンよりいいんじゃないの？！と驚きましたし。
  でも、リスボンの旅行記を見たら、やっぱり、リスボン！と思いました。
  変な男性にしつこくされたのは「いいかげんにして」と思いましたけど。
  
  泊まられたレジデンシャル フロール ダ バイシャ、階段のアズレージョがポルトガルらしいし、時間を気にせず暖かい飲み物がいただけるのはポイント高いです。
  バカリャウ召し上がったのですね。
  私はバカリャウのコロッケを狙います、Casa Portuguesa do Pastel de Bacalhauですね。
  ロシオ駅も立派で、テラスに上がれるのですね、いい眺め。
  カルモ通りのイルミネーションもロマンチックで、凱旋門近くのお馬さんも素敵。
  表紙写真にもされているアウグスタ通りのスイーツ、おいしそうです。
  
  こんなにすごいのに、多分一番行きたかった所は、先に周られたとか？
  やっぱり行きたい、ポルトガル。
  サグレスもきっと素敵なんでしょう。
  出来たら、続きも見たいな。
  
  尚美
  

  marketaさん からの返信 2017/04/02 19:20:07

  RE: やっぱり、ポルトガルに行きたいです

  尚美さん、
  
  返信遅くなってしまい、ごめんなさい。
  いつもありがとうございます。
  
  やっぱり！コインブラのFerreira Borges通りを歩いたとき、絶対尚美さん気に入る、と思ったんですよ。
  リスボンやポルトも良いんですけど、コインブラだけポルトガルだけど私たちが好きな中欧の建物に近い感じの建物が多かった気がします。
  
  でもやっぱりリスボンですかね。
  
  事件前に行って写真が無いのはベレンの塔、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院、ビッカのケーブルカー、リベイラ市場、サン ペドロ デ アルカンタラ展望台、サンタジュスタのエレベーター、という超ベタコースを済ませてたんですよ。
  
  Casa Portuguesa do Pastel de Bacalhauはグラスワインとコロッケをカウンターで気軽に食べるスタイルみたいなので、ワイン好きな尚美さんならこれもきっと気に入られそうです。
  
  ロシオ駅は、
  レスタウラドーレス広場から行くと日本で言う2階部分にホームとロータリーがあって、
  ホームから外に出たら普通に駅前の「ロータリー」のような道にでました。
  なんかちょっと上手く説明出来ないんですけど
  「テラス」という雰囲気のものではないんです。
  でも景色は綺麗に見えてました。
  
  ぜひポルトガルに行かれて、見て来てください。
  
  サグレスは「地の果て」で、
  建築好きな人からしたらそんなに見所が無い場所のように思いましたが
  そのうち旅行記投稿しますのでまたよろしくお願いします。
  
  marketa