アドリア海はおらが海

2015/08/31 - 2015/09/12

夏になるとスイスの高速道路では荷物を満載した外国ナンバーの車やキャンピングカーが大挙出現します。その多くがスイスを通り過ぎてイタリア方面に向かうんで、ゴッタルド・トンネルは大渋滞、曜日や時間によっては完全に流れがストップしてしまいます。
今はもっと遠くのバカンス地（バリやらカリブ海やら）に行っちゃう人も多いようですが、「イタリアでまったりバカンス」は昔からアルプス以北のヨーロッパ人にとっては人気のバカンスの過ごし方です。

あ、我が家のは貧しいほう寄りのバカンスなんで、有名観光地なんかでは過ごしません。リーズナブルなホテルに泊まって海辺でまったり・・・という、まぁ一般的な過ごし方だとは思いますが。
今回私たちが二週間ほど過ごすのはミザーノ・アドリアーティコというアドリア海沿岸の小さな町。遠浅の海水浴場以外は特別なところはないのですが、こういうところでまったり過ごすのも、また一興ですよ。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.0

まずはイタリアに向かって高速を移動中～

スイスーイタリアの国境までやってきました

ろくにパスポートチェックもなく、イタリアに入国しました
目的地のミザーノまで退屈な高速道の旅が続きます
イタリアの他の地域は知りませんが、この辺りの高速は風景に変化がなくってホント退屈ｗ　運転手（ウチの夫）には悪いですが、私は車内で数独で暇つぶししてました

途中、休憩しようとサービスエリアに入ったんですが・・・

うへぇｗこりゃダメだ(*_*;　トイレを済ませてさっさと出ることに
なんだかイタリアの休憩所はいつも混雑している気がします

イタリアのサービスエリアはこういうものの販売は力入ってますねｗ

そんなこんなでミザーノ到着～　もう夕方なので海は明日からです

ミザーノ・アドリアーティコはエミーリア・ロマーニャ州にあるアドリア海に面した小さな町、リミニとペーザロの中間あたりに位置しています
このあたりの海岸はかなり遠浅の砂浜が広がっていて海水浴にはもってこい
砂浜なので水の色は砂混じりでちょっと褐色がかって見えますが、たまに小魚が泳いでいるのが見えてイイ水質ですよ

まずは宿のご紹介、我が家の定宿Hotel Tivoli/ホテル・ティボリです

創業者のパパ・ティノとママ・アンナ
長らくパパ・ティノがホテルを切り盛りし、ママ・アンナが食堂で宿泊客に料理をふるまっていました

今は息子のマッシモが跡を継いでいます
パパ・ティノはスイスで働いていた（そのお金で故郷にホテルを建てた）ので、パパ、マッシモともどもドイツ語が堪能で、宿泊客もドイツ語圏の人がとても多いんですよ～

部屋はテレビ・冷蔵庫・エアコン（重要！）付き
バスタブはなくシャワーのみです

部屋のセイフボックス
ウチの夫は昔、セイフのカギをなくしてしまい、扉を壊す羽目になったそうです
結構な額の金額を請求されたそうで、いまだに心の傷（自業自得じゃね？）になっているようです

この宿では朝・昼・晩飯を非常にリーズナブルに食べることができます
モチロン食事は三食付けなくてもOK
作っているのは近所のおばぁちゃんなんで、とっても美味しいんですがレストランのようなものを期待してはいけません

ここが食堂

朝はパン・シリアル・ハム・ヨーグルトなど、まぁよくある感じですかね
ちなみに、このクロワッサンは激甘です

ヨーグルトがぬるいのがちょっとなｗ

昼・夜はこんな雰囲気
メインが3種類ほどあるのですが、前日に用紙が配られるので、各自好きなものを選んで記入します
美味しいんだけどお代わりはできなかったなぁ・・・

前菜はビュッフェスタイルなんで、自分で好きによそってきます
ワインは別料金、ボトルキープできるので一本頼んで何日も楽しむこともできます

この、グリルで焼いてオリーブオイルをかけただけのズッキーニとなすが何故か旨いのよねぇ

特に気に入ったのが野菜の上にパン粉をのせてオーブン焼きにしたもの
やっぱり大量に作るから旨いのかなぁ

この日はピアディーナが出ました
ピアディーナはエミーリアロマーニャではピザよりメジャーな食べ物で、薄いピタパンのような生地でハムなどを挟んで食べます
実はサラミ苦手なんだけど、イタリアのサラミは旨いんだよなぁ

海辺の町なんで魚料理はなかなか豪華

でも・・・あｗ醤油かけて食べたいｗ　(;´Д｀)

これはカルパッチヨって書いてあったけど実際のところローストビーフだね
モチロン旨い(^^♪

しかし何と言ってもパスタ！　パスタはどれもデラ旨です

クリームソースも旨いんですが・・・

トマトソースはどれもホントに美味しかったｗ( ;∀;)

レストランじゃないので食事は決まった時間にしか食べられませんよｗ

さて海に行くぞ

気を付けよう

町のいたるところでこのような海の必需品（サンダル・大きなバスタオル・海用バッグなど）が売られています
ホテルから海岸へは水着移動は禁止、Tシャツ一枚でもいいので何か上に着ましょう

海岸はとても広いんですが、各ホテルの縄張りがあって、宿泊客は決まった区画に割り振られます

砂浜雑魚寝ゾーンもありますが、ミサーノではホテル街からかなり離れた場所に追いやられてましたね

さて、ここが私たちに割り振られたゾーンです
5分ぐらい歩かされたなぁ

ホテル予約時に人数分の寝椅子（有料）も予約しました

ここの砂浜は小貝が拾えるんですよ～

何の足跡だろう・・・

海辺でのんべんたらり～としていると、時々売り子がやってきます
飲み物だったりバティック布みたいなものだったり・・・

みんなビキニなんだよなぁ・・・

この二人はね～なんかすっごい青春って感じがしたわ

も～おばちゃんには眩しいわ

お子様がせっせと砂を積み上げています

最終的にこちらの力作が完成しました

この人魚はコワイｗ

ある日のこと、水着のティーンエイジャーが一列に並んでいます

スタート！　競泳大会のようです

女子の部の後は男子が一斉に飛び込みました！

頑張ってね～(^^)/

ちゃんとこういう人たちが待機してましたよ

ゴール！

海岸にはカフェバーのような店もあります
アルコールを頼むとサービスでおつまみが付いてきます

観光に出かけない日は朝から夕方まで（昼は食事にホテルまで帰る）寝椅子でまったりしてましたね

さて、ミザーノにはちょっとした商店街もあります

小さいながらも観光地なので海岸沿いの道も綺麗に整備されていますね

街並みではお土産物屋やレストランなどが目につきます

こちらのお店ではエプロンやキッチンクロスなどにネーム刺繍を入れてくれます
割と昔からある定番お土産みたいですよ

イタリアではよく見かけるオート三輪

そうそうミザーノはサーキットのほうが有名かも

ところでミザーノでは週に一回フリーマーケットが開催されます

売られているのは衣料品がメインで、帽子や靴、アクセサリーに携帯ケースなんかもちらほら

もちろんハムやチーズも売っていますよ～

こういったぺらっとしたワンピース、海に行ったりホテルで過ごしたりするときに着るのに最適です
安いので質はアレですが、ここで買ってひと夏で使い切るくらいの感じにはいいですよ

アクセサリーは手ごろなのから、ちょっと高いハンドクラフト系のものまでいろいろでした

実はイタリアでマーケットに行くと食料品はイタリア人の店がまだまだ多いんですが、携帯ケースやアクセのような小物はアフリカ系、衣料品は中国人の店が多いんです
アフリカ系のやる気のなさもアレですが、中国人たちの愛想の悪さときたら・・・（全員とは言いませんが）

マーケットで買ったものの一部、ワンピースとサンダルです

イタリアでは特に靴はお勧め！安くても案外いい品が手に入ります

こちらは観光に行った先で買ったお土産と拾った貝殻
私はイタリアの絵付きのタイルが好きで、見つけると買ってしまいます

さて、ミザーノは気に入っていただけましたか？